センター通信より

ボランティア紹介


    私と点訳

点訳ボランティア佐世保ありの会 M.A.


 私は、お酒が好きです。
一人でちびちび飲むのも、お友達とわいわい飲むのも好きです。
 まだ、点字の「て」の字もできない頃、缶の飲み口に点々が打ってありました。
なんだろう?と思っていましたが、点字を勉強するようになって「お さ け」と書いてあることが分かり、点字を読めた!!と、
その日のお酒の味はとても美味しかったことを覚えています。

それからと言うもの、点々を見るとつい立ち止まってしまいます。
「何て読むんだろう…」

 私が、「点訳ボランティア佐世保ありの会」に参加するようになったきっかけは、4年前。
 仕事は好きだけど、何か仕事以外のことで色々な人と関わりたいと思っていた時、新聞で点訳講習の募集を見かけ、即応募しました。

 6個の点々からどうやって文字が完成するのか、まずは、「あ、い、う、え、お」からの勉強です。
文章はどこで区切るけど、こういう場合は続けるなど、点字ならではのルールがあり、もうちょっと学生の時勉強しておけば良かったと、反省の日々です。
それでも、少しずつ分かるようになりました。まだ、どなたかの役に立つには程遠いですが、私のライフワークのひとつになっています。

 20代30代の若手と言われる人の活躍が増えれば、もっと社会が活性化されるのではないかと思います。
仕事と家庭と自分の事と、「やらなければならないこと」が増える世代です。1日24時間では足りません。
しかし、色々な人と関わって人生を学ぶのにはもってこいの世代でもあります。

 障害があるないというだけで、壁を作ってしまうのはもったいない事だと思います。
点字は確かに難しいですが、誰かの役に立つためのツールだと思うと、人生がちょっと嬉しいものになるのではないかと思います。

 諸先輩方のお陰で、また改めて点字を続けたいと思っています。本当にありがとうございます。
先日、ライトブレーラーと言う機械で、点字を打つ課題に取り組み始めました。
「カチャーン、カチャーン」の音がしばらくなり響きます。
将来は、私の好きなウィスキーの本を点訳して、色んな人とお酒が酌み交わす事ができればと思います。