点字図書

１. アリスとテレスのまぼろし工場　　岡田　麿里　　全3冊
　製鉄所の爆発事故により出口を失い、時が止まった町で暮らす中学３年生の正宗。同級生の睦実に導かれ、製鉄所の第五高炉へと足を踏み入れる。そこにいたのは喋ることのできない少女…。

２．女王陛下の影法師　　君塚　直隆　　全6冊
　イギリスの歴代君主に仕えた君主秘書官たち。彼らが登場した歴史的経緯を踏まえつつ、手紙や日記などの史料を交えて、秘書官と君主との物語を描く。今も君主制が存続する謎にも迫る、ユニークなイギリス近現代政治史。

３．光をみつける　　穴澤　雄介　　全2冊
　見えなくなったら希望が見えた。心臓と目の障害をもって生まれ、高校時代に完全に失明。その困難に正面から立ち向かい、音楽家として人生を斬り拓いてきた著者が、生きる喜び、生きていく勇気を語る。

４．最強陰陽師の異世界転生記　　小鈴　危一　　全4冊
　最強の陰陽師ハルヨシが、異世界に転生。魔法学の権威の一族に生まれるも、魔力なしの判定。しかし、間近で目にした魔法は、陰陽術の足下にも及ばなくて…。

５．京都祇園もも吉庵のあまから帖　７　　志賀内　泰弘　　全5冊
　新入社員は仕事の本質を一粒の金平糖に教えられ…。甘味処「もも吉庵」の女将・もも吉の言葉は、悩みを抱えた人々の心の傷を癒していく。古都の風物詩と共に綴る人情物語。

６．ゆるコワ！　無敵のＪＫが心霊スポットに凸しまくる　　谷尾　銀　　全4冊
　最強女子高生の桜井梨沙は、悪魔的頭脳を持つ残念美人の茅野循に誘われてオカルト研究会を設立することに。心霊スポットを探索して会報をまとめるため、早速病院の廃墟に向かうが…。

７．小説ブルーロック　２　　金城宗幸原作　吉岡みつる文　　全2冊
　チームＹとの真剣勝負の末、おのれのゴールで勝利を収めた潔とチームＺはエゴをむきだしにした戦いと勝利の快感を味わう。続く第３試合、チームの前に敵のエース鰐間兄弟が立ちはだかり…。

８．さみしい夜にはペンを持て　　古賀　史健　　全3冊
　学校にも居場所がなく、自分のことが大嫌いなタコジロー。ある日、不思議なヤドカリおじさんが、ひとりの夜をどう過ごせばいいのかを教えてくれて…。自分との人間関係を築く本。

９．古い画の家　　小沼　丹　　全5冊
　江戸川乱歩の慫慂を受け『宝石』に発表した表題作をはじめ、私小説の名手が綴ったスリルとユーモアとペーソス溢れる物語の数々。

10．ぼけの壁　　和田　秀樹　　全2冊
　「ぼけの壁」を乗り越えて、最期のときまで、幸せで明るい老後を過ごそう。「ぼけ＝脳の老化」の２大原因である認知症と老人性うつについて、症状、治療法、予防法などを解説し、脳の健康寿命を延ばす心得を紹介する。

11．あなたも私も　　久生　十蘭　　全4冊
　知らぬ間に時価１３億円の鉱業権の相続人に指定されていた、売れないファッション・モデルのサト子。一攫千金のにおいを嗅ぎつけた実業家や弁護士らに囲まれることになるが…。運命に翻弄される女性の生を鮮やかに描く。

12．そんなに、変わった？　　酒井　順子　　全3冊
　同窓会での互助活動、消えゆく昭和のセクハラ芸、嫁力と姑力、看取られるという特権、キョンキョン世代の朝ドラ視聴。変わらぬ魅力のエッセイ全４６篇を収録。

13．徳川家康と三河家臣団　　野中　信二　　全5冊
　戦国最後の勝者、徳川家康。小領主からのし上がったその道のりは苦難の連続であった。時代の荒波を共に駆け抜けてきた多士済々な三河家臣団。家康と彼らの激動の日々を、男達の深い絆を軸に描いた長編小説。

14．上手にほめる技術　　斎藤　孝　　全2冊
　「人を励ます言葉」が求められる現代、人を上手にほめるには、ほめる語彙を増やすこと。日常的なフレーズから四字熟語、やまと言葉、文豪の言葉まで、ほめ言葉を豊富に紹介する。

15．青空そよかぜ深呼吸　　引田　かおり　　全2冊
　未来は過去を変えられる。死なないつもりで生きていこうよ。吉祥寺の人気パン店＆ギャラリーの店主が、生き方、暮らし方、働き方、愛し方について、自身がいつも考えていること、感じていることを綴る。

16．ひとっこひとり　　東　直子　　全3冊
　夫に抱えている秘密を言い出せない主婦、高校生の娘に弁当を作り続けるシングルファーザー、元担任教師に強引に家に誘われた教え子…。「言葉」がもたらす小さな奇跡を見せてくれる短編集。

17．小田原仁義　三河雑兵心得　１２　　井原　忠政　　全3冊
　秀吉による天下統一の総仕上げ、北条征伐が始まった。だが、北条氏の本拠・小田原城は天下の堅城。２０万人の秀吉軍は各個撃破を選択、徳川勢は箱根の山中城を攻略することに。家康から山中城の物見を命じられた茂兵衛は…。

18．気がつけば生保レディで地獄みた。　　忍足　みかん　　全4冊
　就活に疲れ果てた若者がたどり着いたのは保険の世界。洗練された大人な女性保険外交員に憧れ、いざ飛び込んでみると、あまりにも過酷な現実が待ち受けていた。

19．時計泥棒と悪人たち　　夕木　春央　　全7冊
　父が実業家・加右衛門氏へ売ったのは、贋物の置時計だと知った井口。泥棒に転職をした蓮野とともに、その置時計を盗むことを計画するが…。浪漫あふれる大正ミステリー連作。

20．北欧の幸せな社会のつくり方 あぶみ　あさき 全2冊
　選挙はお祭り！　楽しい北欧流選挙、選挙グッズコレクション、若者と考え作る民主主義、未来を担う若者たち、日常にあふれる政治…。グレタを生み出した自由で楽しい北欧民主主義を、写真とともに読み解く。

21．女ことばってなんなのかしら？　　平野　卿子　　全3冊
　日本語の「女ことば」、それは日本人に根付く「性別の美学」の申し子である。翻訳家として西洋語に長年接してきた著者が、女ことばを産んだ土壌と歴史的背景、およびそこから生じる日本の女と男の関係性を見つめ直す。

22．眠れないほど面白い『枕草子』　　岡本　梨奈　　全4冊
　「古典の女神」と名高い予備校講師・岡本梨奈が、まるで清少納言と「ガールズトーク」をしているかのように「枕草子」を超訳＆解説。千年前の宮廷生活の色や匂い、笑い声、生々しい息づかいを思う存分に味わえる。

23．星カフェ　３　やさしくて、せつない音　　倉橋　燿子　　全2冊
　あこがれのユウト君のとなりに華やかな女の子がいるのを見かけたココ。落ち込んでいると、不登校に悩む小６のノカちゃんが加わった「星カフェ」やクラスメイトのシュリが元気をくれた。ところが、思いがけないできごとが…。

24．腸内リセットで、便秘とサヨナラ。　　松生　恒夫　　全2冊
　便秘は腸によい生活術で治せる。これまで何をやってもよくならなかった人に向けて、正しい便秘対策を提案。便秘の理由を解説したうえで、便秘を改善し、痩せる食生活を紹介する。

25．尊敬する人はいません〈今のところ〉　　中山　聖子　　全3冊
　父親のことを、好きなのか嫌いなのかもわからない小６の若羽。自分の尊敬する人を発表することになった去年の春、「僕の尊敬する人は、父です」と言った慧のことを、幸せな子だなあ、と思ったのだが…。

26．死者の試写会へようこそ　怪異名所巡り　１２　　赤川　次郎　　全3冊
　何が上映されるかわからない試写会に誘われた藍。そこで流れた映画は、実際に過去に起きた殺人事件をモデルにしていて…。

27．エッフェル塔　創造者の愛　　ニコラ・デスティエンヌ・ドルヴ著　田中裕子訳　　全4冊
　１９世紀末。建築技師エッフェルは、パリ万博に向けてパリの中心地に３００メートルの鉄の塔を建設することに没頭し…。世界最大の鉄の塔の建設に挑んだ男の奮闘と秘められた愛と情熱の物語。

28．ＷＩＬＤＥＲＮＥＳＳ　ＡＮＤ　ＲＩＳＫ　　ジョン・クラカワー著　井上大剛訳　　全4冊
　ビルの高さの大波に乗るサーファー、北米大陸でもっとも深い洞窟に潜るＮＡＳＡの研究者、７０歳近くになっても未踏ルートに挑みつづける老登山家…。それぞれの理由を胸に、極限の自然に挑む人間たちのエピソードを紹介。

29．ミセス・マーチの果てしない猜疑心　　ヴァージニア・フェイト著　青木千鶴訳　　全6冊
　幸福な日々を送っていたミセス・マーチ。だが、夫の新作小説の主人公である醜い娼婦は自分をモデルにしているという不名誉な噂により精神のバランスを崩してしまう。疑心暗鬼に取りつかれたミセス・マーチが辿り着いた先は…。

30．姉妹の家　下　　シャルロッテ・リンク著　園田みどり訳　　全7冊
　現在と過去が交錯し、波乱の人生が展開。バルバラはフランシスの手記を夢中で読み続ける。やがて自分の運命を変えることになるとも知らずに…。大戦のさなか、フランシスを襲った一家の存続を脅かす悲劇とは？　緊張感あふれる恋愛巨編。

31．毛皮を着たヴィーナス　　ザッハー・マゾッホ著　許光俊訳　　全5冊
　保養地で出会った美しい寡婦ヴァンダと理想の男女関係を築こうとする夢見がちな青年ゼヴェリン。やがて２人は女王と奴隷の支配関係に行き着き、ゼヴェリンは彼女による残酷な扱いに身をゆだねていくが…。

32．マンアライヴ　　Ｇ．Ｋ．チェスタトン著　南條竹訳　　全4冊
　ロンドンの下宿屋を訪れ、出会ったばかりの女に求婚し、医師に向けて拳銃を発砲するという奇矯な行為に及んで消え失せた、謎の男イノセント・スミス。彼を巡る私的裁判が明かす眩惑的真相を描いた巨匠初期の傑作長編を新訳。

33．二度死んだ女　　レイフ・ＧＷ・ペーション著　久山葉子訳　　全8冊
　ベックストレーム警部を師と慕う少年が、人間の頭蓋骨を見つけた。骨の主はアジア系女性、死後数年が経過しているものと思われた。ところが警察の調べが進むうちにこの女性が１２年前にタイで死亡したという記録が見つかり…。

34．特捜部Ｑ　９　カールの罪状　　ユッシ・エーズラ・オールスン著　吉田奈保子訳　　全9冊
　自殺した女性は、３２年前に爆発事故に巻き込まれて亡くなった男の子の母親だった。それを発端に、事故や不審死が２年ごとに起こっていた。特捜部Ｑは必死で捜査を続ける。一方カールの自宅から大量の麻薬と現金が見つかり…。

35．公爵さま、いい質問です　行き遅れ令嬢の事件簿　２　　リン・メッシーナ著　箸本すみれ訳　　全4冊
　家族の目を盗んで１人で新聞社を訪れたベアトリス。ところが不運にも目の前で男性が刺殺されてしまう。かかわったら自分の立場が危うくなると知りつつも、真相を探ろうとする彼女に手を差し伸べたのは公爵さまで…！？

36．木曜殺人クラブ　２　二度死んだ男　　リチャード・オスマン著　羽田詩津子訳　　全7冊
　消えたダイヤとスパイ、凶悪な犯罪者たち…。老人探偵グループ〈木曜殺人クラブ〉のメンバーは、死んだはずの英国諜報員から受け取った手紙により、国際的な大事件に巻き込まれ…。謎解きミステリ。