2001年5月28日(第2・4月曜日発行)

News Source of Educational Audiology

聴能情報誌  みみだより  第3巻  第412号  通巻497号


編集・発行人:みみだより会、立入 哉 〒790−0833 愛媛県松山市祝谷5丁目2−25 FAX:089-946-5211
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立入 哉 :h-tachi@ma4.justnet.ne.jp


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【目次】第412号

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今年も 認定講習会 の情報を集めています。情報お寄せ願います。
各県からの情報をお待ちいたしております!。

県教委の開催要項をFAXでお送り願います。送信先FAX=089-946-5211。



愛媛大学公開講座「聴能学セミナー」のご案内

愛媛大学教育学部  

聴覚障害の教育においては,早期からの教育と聴覚の補償が重要であり,また,補聴器を装用した後に聴覚をいかに使い込んでいくかも大きな課題と言われています。これら諸問題の解決を指向して,講座名を「補聴器とその活用」「きこえとその活用」と変えつつ,今年で14年目の開講を迎えることができました。この14年間の歩みの中で,Educational Audiology=「教育聴能学」の整理を行うことができたと自負いたしております。
この講座は,「教育聴能学」の内容について,幅広い知識と現場で生かせる技能が学習できる内容を用意しています。講義「Educational Audiologyの指向」,講義「人工耳の医療と教育の展望」の他,Educational Audiologyに包含される内容を少人数での実習で学べる場を提供します。少人数実習では,補聴器のフィッティングと装用状態の評価,イヤモールドの評価,実耳での評価,人工内耳のマッピングとリハビリテーション,児童福祉法の解釈,早期発見・聴力健診,手話の併用など幅広い事項を取り上げたいと思っています。
本講座は,11月に開講予定のアドバンス講座「教育オーディオロジー実習」講習会につながる中級的講座とも位置付けています。
新たに聴能専門職に就いた方,Educational Audiologyを自分の専門領域とするために学び直したい方のご参加をお待ち申し上げます。

 開講日時   2001年8月24日(金)13時〜26日(日)15時

 会  場   愛媛大学教育学部 聴覚言語障害研究室 聴能実習室
         〒790-8577 松山市文京町3番地(電話&FAX 089-927-9513)

 対  象   聴覚障害の教育およびリハビリテーション,その他関連領域にかかわる学校
        ・学級・施設等の教職員,専門職員(※聴力測定の基本的技能を身につけ
        た者が望ましい)

 定  員   60人

 申込方法    8月10日(金)までに,現金書留で必要事項を記入した受講申込書と,
        80円切手および受講料 7,800円(国庫納付金)を添えて,教育学部学務係
        (〒790-8577 松山市文京町3 電話:089-927-9377)に申し込むか,直接おい
        で下さい。

 内容(講師の都合により一部変更になる場合があります)

24日(金)
 13:00-13:10
 13:10-14:50
 15:00-16:30
25日(土)
 9:00-10:55
 11:00-12:55
 13:45-15:40

 15:45-17:40
ガイダンス
講義「Educational Audiologyの指向立入 哉
講義「人工耳の医療と教育の展望講師交渉中
少人数実習&少人数講義   少人数体験学習の主な内容
少人数実習&少人数講義
ディスカッション
「教育オーディオロジーの課題」
少人数実習&少人数講義
 
・音とその物理 ・FM補聴器
・人工内耳のマッピングとリハビリ
・補聴器のフィッティング
・子どもの聴能の評価
・イヤモ−ルド ・幼児聴力測定
・実耳測定   ・児童福祉法
・集団補聴器  ・明瞭度指数
26日(日)
 9:00-10:55
 11:00-12:45
 13:45-15:15
少人数実習&少人数講義
少人数実習&少人数講義
講義「欧米の人工内耳装用児の教育」

  ご不明な点は,愛媛大学教育学部聴覚言語障害研究室
                (TEL:089-927-9513,FAX兼用)へお尋ね下さい。



愛媛大学教育学部公開講座受講申込書

2001年  月  日  
愛媛大学教育学部長殿

2001年度公開講座「聴能学セミナー」(8月)を受講したいので,受講料 7,800円を添えて,下記により申し込みます。
申込者氏名   性別  
 現住所  電話  
FAX  
 勤務先    電話  
勤務先所在地
期待する内容,情報補償(手話通訳等)の要・不要について,お書き願います。

【目次】



助聴器
 広がる「助聴器」市場

主にお年寄りの軽い難聴に対応した音声増幅器として,以前から「補聴器」とは別の種に通信販売ルートで「助聴器」「音声拡聴器」というものが市販されている。新聞の通信販売欄や,インターネットによる販売まで探すと,クリアーボイス,みみ太郎,きくちゃん,ヒアリット,ヒヤリングヘルプ,聴次郎,聴太郎,聴子,聴吾,もしもしフォンなど様々な器種が市販されている。価格は9800円〜3万円ほどの範囲に入っている(但し,きくちゃんは69800円)。補聴器の平均価格が上昇していく中で,買い求めやすい価格帯で,かつ40dBほどというそこそこの増幅度を持っていること,電話の受話器か携帯電話を思い起こすような形態,つまり日常生活での常用を目指してものではなく,ある特定の場面での使用を想定して作られていることに特徴がある。なお,「きくちゃん」「みみりん」は,骨伝導式というちょうど骨導補聴器と同じ原理の助聴器であり,そういう意味では,一線を画した商品である。
クリアーボイス
さて,この中の「クリアーボイス」を試聴する機会に恵まれた。こうした助聴器の中でも最もリーズナブルな1台である。まず,「押し(握り)スイッチを押さないと聞こえない」という機能に驚いた。窓口での応答など限られた場所での会話に用いるという目的から考えて実に良くできている。本器を握って,スピーカ部を耳にあてるように持つと自然と押しスイッチが握れるようになっていて,使い勝手はよい。ボリュームがなく,周波数特性は下記の通りである。この特性からして,対象となる難聴は60dB程度までと考えて良い。常時利用するためには,付属のイヤホンを用いる。イヤホンジャックにイヤホン端子を挿入すると,押し(握り)スイッチが常時オンとなる仕組みになっている。オープンタイプのレシーバで,音質はそこそこ。説明書によれば,A4アルカリ電池2本使用で,150時間使用可能というので,常時利用でなければ相当の期間,使用できると考えて良いかと思う。マイクの位置でスピーカとの位置を離す必要があったため(?)か,本器の下にマイク孔がある。ちょうど手に握ると手の甲が集音するような形になって好都合かとも思うが,一方,口に近くなる分,自分の声を拾いやすく自分の声が大きく聞こえすぎてしまうこと,マイクに風の進入を防ぐフィルターがなく,風切り音を拾いやすい点などが気になった。しかし,いわゆる介護用として,あるいは常時利用するほどでもない軽い難聴者がバッグに入れておくという目的に利用するのであれば,機能としてシンプルで,価格も十分にリーズナブルかと思われた。
クリアーボイス周波数特性
さて,アメリカでは,「ソングバード」という使い捨て耳あな形補聴器の登場が話題になっている。携帯電話用の小型マイク,レシーバを登載し,難聴の様態に合わせて設定されたいくつかの周波数特性のプログラムから1つを選択して使用する。電池は約40日間もつとされていて,かつ電池の交換ができない構造になっている。このため,メーカーはユーザーに40日ごとに予めプログラムをセットされた補聴器を送るシステムを取るという。
補聴器がデジタル化していく中で,補聴器単価が高騰し,「買いたくても買えない」人も多い。一方,デフレスパイラルの渦中,消費者は価格に敏感になっている。以前は見られなかったこととして,例えば,インターネットオークションでの「補聴器の中古市場」,あるいは「新品補聴器の割引販売」,補聴器用電池の安売りなども盛んになってきている。その他,補聴器にしても,従来の店舗対面販売に加えて,「O先生の開発による・・・」という補聴器の通信販売,R社OEMによるオムロンブランドの耳あな形,ポケット形補聴器の通信販売など補聴器の通信販売も盛んになりつつある。補聴器1台,9800円〜35万円という価格幅をどうユーザーは判断したらよいのだろうか。難聴者自身による主体的選択のためには,まだまだ十分な情報提供はなされていないと思わざるを得ない。

※骨伝導
耳介後部に振動子をつけると頭蓋骨を通して内耳に振動によって音を伝えることができる。聴力検査の際に骨導の検査を行うが,原理的にはこの骨導検査に使うレシーバに音を流すと思えばよい。気導レシーバによる閾値と骨導レシーバによる閾値の差をABGapと呼び,差がない場合は,骨導を用いても聞こえない=感音性の難聴が示唆される。つまり,先天性難聴や老人性難聴など感音性成分にも難聴がある場合は,骨導の閾値も難聴を示し,よって骨伝導によっても通常の気導の補聴器以上に聞き取れるようになるとはあまり考えにくい。しかし,例えばNTTのライブホン(音楽観賞用骨伝導レシーバ)や骨導式電話「シルバーホンひびきS」が感音性の一部の難聴者に受け入れられているのも事実である。おそらくハウリングが起こらない,音の増幅・出力過程の歪みが少なく音質が良いなどの理由があるのだろうが,あまり十分な説明はなされていない。一方,前述の「きくちゃん」以前にも,「ザ・響き」という同原理の充電式骨導助聴器が今から10年ほど前に一部で市販されたが,これはほとんどマーケットを得られず失敗に終わっている。現在,市場には,骨導式増幅電話として「ハートホン」「ふく耳ホン」という電話機も市販されており,それなりに知られる存在となっている。

クリアーボイス
http://ibuki.ktpc.or.jp/clearvoice.html
照会先 〒213-0013 川崎市高津末長236 TEL:044-888-3796 FAX:044-888-0256
e-mail:m-matsuda@mtf.biglobe.ne.jp

きくちゃん
http://www.temco-j.co.jp

シルバーホンひびきS
http://www.ntt-west.co.jp/kiki/catalog/10_fukusi/hibiki_S/hibikis.html

ハートホン・みみりん
http://www.vires.ne.jp/commun/index.html

ふく耳ホン
http://www.mmjp.or.jp/seconnd/ns2000panfu.htm

聴次郎,聴太郎,聴子,聴吾
http://www.kaigo-web.ne.jp/pic/com-jotyouki1.jpg
http://www.kiki.metro.tokyo.jp/db/kiki/details/01719.htm

ヒヤリングヘルプ
http://www.toyama-chemical.co.jp/products/hearing.html

もしもしフォン
http://www.tahira.co.jp/syouhin.html

ヒアリット:みみだより359号11ページ
http://www.fukushi.com/yougu/data/files/meditec/2.html

みみ太郎
http://www1.ocn.ne.jp/~smd/

【目次】



学会展示会
 トリプルエー
 AAA 今年の展示会のポイント

国際的にも有名なったオーディオロジー関連学会 AAAが4月19〜21日の間,アメリカ,サンディエゴで開催された。AAAとは,アメリカ オーディロジー学会(American Academy of Audiology)である。年に1回の学会は,コンベンションとしての側面と,世界の各メーカーの見本市としての側面も持つ。今年の展示での大きな流れは,1つは指向性マイクの進化,2つは重度難聴対応のデジタル補聴器の登場と言ったところだろう。前者はホナック社のクラロが口火を切った環境適応ポーラパターン(環境音の発生位置によって指向性の向きや性質を変える機能)を持つ補聴器が各社から出てきたこと。後者は,ワイデックス社の独壇場だったP37,P38といった重度難聴用フルデジタル補聴器に,GNReSoundCANTA-BTP,シーメンスのプリズマ2SP+などの器種が加わったことも注目点である。
一方,FM補聴器の分野でも,AVR社は,216〜217MHzを利用した耳かけ形FM補聴器を出し,従来のインパクト,周波数圧縮変換形補聴器の機能をミックスしたLogicomLD20,FM単機能のLogicom20,人工内耳プロセッサ専用のLogicomCi,ポケット形受信器LogicomDAIとラインナップを揃えた。使用周波数帯が日本ではそのままでは使用しにくい周波数帯であることが残念でならない。

AAAについて http://www.audiology.org/
Logicom20    http://www.avrsono.com/PDFs/Logicom-20%20Product%20Data.pdf
LogicomLD20   http://www.avrsono.com/PDFs/Logicom-LD-20%20Product%20Data.pdf

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聴能関連主要研究会日程

 第30回補聴器勉強会(奈良県橿原市)         6月16・17日(土・日)
 九州・中四国合同
    教育オーディオロジー研修会(初級該当)     6月23・24日(土・日)
 筑波技術短期大学公開講座「補聴器のフィッティング」 8月 2〜 4日(木〜土)
 近畿教育オーディオロジー研究協議会(初級該当)    8月21・22日(火・水)
 愛媛大学公開講座「聴能学セミナー」(中級該当)    8月24〜26日(金〜日)
 全日本聾教育研究大会(福井大会)           9月26〜28日(水〜金)
 フィッティング・フォーラム(福井)          9月29日(土)
 日本聴覚医学会(盛岡)               10月4・5日(木・金)
 教育オーディオロジー実習講習会(上級該当)     11月23〜25日(金〜日)
 International Forum 2002         2002年2月9・11日(金・日)

【目次】



福祉制度変更
 自動車税等の障害者減免制度の改正

1.限度額設定の趣旨
障害者や障害者と生計を一にする方が所有し,障害者のために専ら使用する自動車については,現在,自動車税・自動車取得税を全額減免されているが,減免制度の趣旨や税の負担者との均衡などを考慮し,平成15年度から自動車税について限度額(45,000円)を設けることとなった。自動車取得税についても,同様に課税標準額に300万円の限度額を設けることとなった(ただし,障害者の方が利用するために,構造変更された自動車のうち,障害者以外の方にも利用できるものについては,構造変更に要した金額を限度額に加算する)。

2.限度額設定後の自動車税について
区 分

自家乗用車の場合
平成15年度以降にご負担いただく税額
本来の
年税額A
限度額B
 =(A−B)
総排気量  1g以下 29,500 45,000 0
総排気量  1g超〜1.5g 34,500 0
総排気量  1.5g超〜2g 39,500 0
総排気量  2g超〜2.5g 45,000 0
総排気量  2.5g超〜3g 51,000 6,000
総排気量  3g超〜3.5g 58,000 19,000
総排気量  3.5超g〜4g 66,500 21,500
総排気量  4g超〜4.5g 76,500 31,500
総排気量  4.5g超〜6g 88,000 43,000
総排気量  6g超 111,000 64,000
   乗用車以外の自動車についても,45,000円が限度額となります。

3.自動車税のグリーン化税制と減免の限度額
環境に優しい自動車の開発・普及を促進するため,平成14年度から環境負荷の小さい自動車については税額をおおむね10%高くする特例措置(自動車税のグリーン化税制)が講じられることとなっている。この特例措置の適用のある場合の負担額は,適用後の税額と減免の限度額との差額になる。

4.構造上,障害者のための特別仕様自動車(8ナンバー)の場合
車いす用の昇降装置や,浴槽など特別な仕様がされた自動車のうち,自動車検査証の車体の形状欄に「身体障害者輸送車」または「入浴車」と表示されているものについては,今回の限度額の設定にかかわらず,平成15年度以降も自動車税・自動車取得税の全額が減免される。

5.月割減免制度の導入
納期限後に減免申請書が提出された場合,これまでは,その翌年度から自動車税を減免していたが,平成13年度からは,減免申請書が提出された年度についても,申請月の翌月以後の月数に応じ,月割りで計算した額を減免することとなる。

【目次】



学会開催
 日 本 聴 能 言 語 学 会


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講演会開催
 聴こえない、聴こえにくい子ども達に私達が今できること
      〜北欧のろう教育見聞報告から〜

北欧は世界でもろう教育の先進国といわれています。しかし、20年前は、北欧のろう教育も今の日本と同じ状態にあったということです。
今回、北欧のろう教育を視察し、私がなにを見て、なにを聴いて、感じ学んだかをお伝えしたいと思います。そして日本における私達が子ども達になにをすべきかの回答も示すことができればと考えております。ご両親、ろう教育、難聴児教育に関わる多くの方々に聞いていただきたいと思います。


【目次】



研究会開催
 J A N N E T 研 究 会

WHOはこれまで国際障害分類(ICIDH)により,Impairment,Disability,Handicapに分類してきました。しかし国際障害者年を契機とする,その後の障害分野での国際的動向を踏まえ,その改訂が行われることとなり,日本国内でもWHO国際障害分類日本協力センターを中心に,改訂に向けたフィールドトライアルがすすめられてきました。その改定案(ICIDH-2)は,今年の5月のWHO総会において提案・採択されることになっています。
今回のJANNET研究会では,ICIDH-2をテーマに,改訂のポイントおよびそれがどのような意味を持つのかなどについて,日本を代表してその改訂作業に参加された上田敏先生にわかりやすく解説していただくことにしました。


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ミニ・ニュース

愛知県のタクシー会社「つばめグループ」は,携帯電話のメールでタクシーを呼ぶことができる「メルタク・サービス」を始めた。これまで聴覚障害者のタクシー予約は,主にファックスによるものだった。しかし,外出先などからのタクシー呼び出しには不便で,携帯電話のメールでタクシーを呼ぶことができるシステムが期待されていた。このサービスでは携帯電話のメールで「場所,名前,予約時間」などを送信すれば良い。なお,聴覚障害者だけではなく,一般の利用者からの利用も歓迎とのこと。
タクシー予約先:tsubame-taxi@jp-c.ne.jp

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ビデオ紹介
 聴覚障害児のための言語訓練法「金沢方式」の文字指導編
 小児後天聾例の人工内耳装着の経過編

先に,金沢方式の初期段階で用いている手話のビデオを作成し,ご好評をえました。今回は,金沢方式の中核でもある,文字指導を中心としたビデオを作成しましたので,ご案内申し上げます。このビデオでは,文字指導の理論的根拠,手話や文字言語を併用しても話し言葉の発達が遅れないことなどが紹介されています。合わせて,実際の家庭での親子による訓練場面も収録されています。
また,後天聾例の人工内耳装着訓練経過編ビデオは,1歳2カ月で聾となり,その後金沢方式による訓練を受け,3歳5カ月で人工内耳を装着した1例の7年の経過を中心にまとめたものです。文字や手話を活用していた幼児が話し言葉を獲得してく様子がわかります。ぜひ,ご覧いただきたいと思います。

 価 格: 第2巻,3巻とも各1万円(約20分,送料込み)
 申込先: 金沢方式研究会事務局(金沢大学医学部耳鼻咽喉科学教室内)
FAX:076-234-4265 電話:076-265-2413



ビデオ注文書 聴覚障害児のための言語訓練法「金沢方式」の文字指導編(   )本

        小児後天聾例の人工内耳装着の経過編         (   )本

ふりがな
お名前:                     
連絡先:(郵便番号 □□□−□□□□
                                       

連絡先:電話                FAX              

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関連新刊図書紹介

ゆいちゃんのエアメール
★ゆいちゃんのエアメール
星川ひろ子著 小学館 1400円
4-09-747260-8
ゆいちゃんは耳が不自由な少女です。お友達とのおしゃべりは,口の動きを見ながらしています。そんな,ゆいちゃんは5年生。アメリカに転校していった仲良しの恵美子ちゃんへの手紙の中で,心の内を語り始めました。たがいに相手を気づかい,励ましあうふたり。不安や辛さ,悲しさ,そして願いや喜びがエアメールとなって行き交います。

★この手が僕らの歌声になる:きこえないけど歌いたい
南留花著 ヤマハミュージックメディア 1600円 4-636-20747-5

★21世紀耳鼻咽喉科領域の臨床 CLIENT21 9:顔面神経障害
野村恭也総編集 中山書店 31000円 4-521-59141-8

★音声言語とコミュニケーション 中村万里編 双文社出版 2000円 4-88164-076-3

★発達障害医学の進歩13 有馬正高編集 診断と治療社 3000円 4-7878-1180-0

★児童福祉論 松原康雄編著 ミネルヴァ書房 2600円 4-623-03403-8

★障害者福祉原論 植田章編著 高菅出版 2600円 4-9900758-1-1

★「障害者」を生きる:イギリス二十世紀の生活記録
スティーヴ・ハンフリーズ著 青弓社 2600円 4-7872-3185-5

★障害児の発達と保育 白石恵理子編著 かもがわ出版 2000円 4-87699-597-4

【目次】



関連学会誌,研究会誌 Contents

★AUDIOLOGY JAPAN 44(2)2001
「補聴器の過度のひずみの評価法と軽減に関する検討」
 泰地秀信,伊丹永一郎,鹿島卓也 87-94
「インサートイヤホン,SPLメータによるMCLを指標とした補聴器フィッティング」
 福元儀智,杉原三郎,友森 操,竹内裕美 95-100
「デジタル補聴器聴取能改善の検討」 河野 淳,加藤朗夫,清水朝子,米本 清,
 藤垣 均,高田章史,藤田和子,歌田 明,矢治弘基 101-106
「当科における補聴器フィッティングの現況−疑似音場検査システムを用いた評価法−」
 佐野 肇,竹内義夫,鈴木恵子,原 由紀,岡本朗子,松平登志正,新田光邦,
 鐵 田晃久,岡本牧人 107-113
「語音明瞭度が最大となるラウドネス」
 高田敬子,松平登志正,山下公一,友田幸一 114-121

★特殊教育学研究38(6)2001
「日本手話獲得における指さしの役割」竹居渡・鳥越義孝 51-64

★聴能言語学研究18(1)2001
「難聴児の四声識別に関する実験研究」王迎姿(白求恩医科大,中国長春)20-23

★聴覚障害56(4)2001
「聴覚補償と情報保障」大沼直紀 2
「人工内耳の医療と倫理」内藤泰 4-8
「医療と教育の連携のあり方について」佐々木繁 9-13
「人工内耳を装用している児童の指導から学んだこと」三浦康宏 14-18
「人工内耳の適応基準について」 19

★電子情報通信学会誌84(5)2001
「コミュニケーション障害者への情報保障技術と指点字」市川熹 312-315
「聴覚障害者のための字幕放送の拡充を目指した研究開発」江原暉将,安藤彰男 316-319
「手話のコンピュータ処理」長嶋祐二,神田和幸 320-324
「高齢難聴者のための音声情報交換方式」伊福部達 325-328
「障害者対応のマルチメディアシステムの研究開発」安村通晃 329-332

★音声言語医学 42(2)2001
「親による聴覚障害児の聞こえと音声表出の評価」中川辰雄 137-144

★ろう教育科学 43(1)2001
「聾学校高等部生の大学進学について」坂井美恵子 1-12
「伝え合う気持ちを育てながら−健聴児と共に過ごす中で−」西村則子 13-18
「手指サインを取り入れた高度難聴児の言語発達について」下司美奈 31-36
「子どもへのデジタル補聴器の適用
 −特にアナログ補聴器からデジタル補聴器への変更の事例から−」中瀬浩一 37-48

★EAR and HEARING 22(2)2001
Cochlear REceptor(Microphonic and Summating Potentials,Otoacoustic Emissions)and
 Auditory Pathway(Auditory Brain Stem Potentials)Activity in Auditory Neuropathy91-99
 A.starr,Y.Sininger,T.Nguyen,H.J.Michalewski,S.Oba,and C.Abdala
Cognitive Effects in Dichotic Speech Testing in Elderly Persons120-129
 Mathias Hallgren,Birgitta Larsby,Bjorn Lyxell,and Stig Arlinger
Fitting Low Ratio Compression to People with Severe and Profound Hearing Losses130-141
 Chris Barker,Isabel Lausberg,Martin Walger,and Hasso von Wedel
Validation of the SADL Questionnaire151-160
 Robyn M.Cox and Genevieve C.Alexander
High-Frequency(8 to16 kHz)Reference Thresholds and Intrasubject Threshold Variability
 Relative to Ototoxicity Criteria Using a Sennheiser HDA 200 Earphone161-172
 Tom Frank

★THE HEARING JOURNAL 54(3)2001
Recommended two-stage newborn screening can be accomplished with a single device46-55
 Gerald R.Popelka
Digital hearing aidsMagic,marketing,and clinical trials.Two perspectives56-64
 Mark Ross and Brian E.Walden
Into the mainstreamThe need for on-going support65-68
 Susan Chorost
keys to a successful CIC fitting82-85
 Robert L.Martin

★Language,Speech,and Hearing Services in Schools 32(2)2001
Hebrew-Speaking Children With HEaring Impairments79-89
 Hana Tur-Kaspa and Esther Doromi

★BRITISH JOURNAL OF AUDIOLOGY
Performance of neonatal and infant hearing screens:sensitivity and specificity3-16
 A.Davis,J.bamford and J.Stevens
A Study of the application of a frequency transposition hearing system in children17-30
 B.M.MacArdle,C.West,J.Bradley,S.Worth,J.mackenzie and S.C.Bellman
Profiles of AEVs for intra-and post-operative integrity test measurements in young children
 with the Nucleus mini 22 cochlear implant31-42
 J.Garnham,J.Marsden and S.M.Mason
The impact of information on maternal attitudes towards universal neonatal hearing
 screening59-66
 V.Weichbold,K.Welzl-Mueller and E.Mussbacher

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聾学校教員免許状をとろう!


現場の教員が聾学校教員免許状を取得するには大きく下記の方法があります。
@内地留学で大学院に入学する→修士の学位と聾学校専修免許状が取得可能
 (大学によっては取得できない場合もあるので大学選びが必要)
A内地留学で大学特別専攻科に入学する→聾学校一種または聾学校専修免許状が取得可能
 (大学によっては取得できない場合もあるので大学選びが必要)
B内地留学で国立特殊教育総合研究所に入学する→聾学校免許状が取得可能
 (派遣期間や既に取得している免許状によって取得免許状の種が変わる)
C認定講習会を受け、6単位を取得すると、聾学校二種免許状が取得可能
 さらに6単位の追加と聾学校経験3年以上で、一種免許状も取得可能
D特殊教育教員資格認定試験に合格する→聾学校養護訓練一種免許状が取得可能
 認定試験は2年に一回しか開催されない。今年は聾学校の年です!。


平成13年度特殊教育教員資格認定試験が行われます
「聾学校自立活動一種免許状」が取得できます。

受験願書等出願書類が6月より配布となります。
  郵便で請求する場合は封筒の表に「特殊教育認定試験願書請求」と朱書し・返信用
 封筒(角型2号封筒に200円分の切手をはり,あて先を明記したもの)を必ず同封
 してください。
  請求先:筑波大学学校教育事務部教務課
  〒112−0012 東京都文京区大塚3丁目29番1号 電話 03(3942)6816



認定講習情報

他県の認定講習を受講する場合は,各県ごとに揃えるべき書類が異なっていたり,申込要 項,所定の申込用紙などがある場合もあるので,締切に余裕を持って照会を行ってください。

★山形県
 科目名    日時       担当講師
 教育の基礎理論 7月24日〜7月26日 筑波技術短期大学教授 大沼直紀
 教育の基礎理論 8月1日〜8月3日 国立特殊教育研究所部長 宍戸和成
  ※会  場:山形県総合運動公園
   申 込 先:山形県教育庁義務教育課庶務係
        〒990-8570 山形市松波2-8-1 TEL:023-630-2868 FAX:023-630-2857
   申込締切:6月14日(木)(期日まで必着すること)

★茨城県
 科目名    開講期間     定員  担当講師  受講申込締切日
 聾心理    8月22日〜8月24日 70名  四日市章    6月12日
  ※空きがあれば他県教員受講可
   照会先:茨城県教育庁義務教育課 〒310-8588 茨城県水戸市笠原町978-6
       TEL:029-301-5215 FAX:029-301-5239

★栃木県
 科目名     開講期間     定員  担当講師  受講申込締切日
 障害児教育学  7月30日〜8月2日 50名  池本喜代正   5月31日
  ※空きがあれば他県教員受講可
   照会先:茨城県教育委員会事務局義務教育課学事担当
       〒320-8501 栃木県宇都宮市高田1−1−20
       TEL:028-623-3387 FAX:029-623-3393

★広島県
 科目名      日時        担当講師            定員
 ろう教育(第一欄)8月6日〜8月8日 広島大学教育学部教授 志水康雄 50名
 ろう心理(第二欄)8月1日〜8月3日 広島大学教育学部教授 谷本忠明 50名
  ※会  場:広島大学教育学部
   申 込 先:広島県教育委員会事務局教育部障害児教育室
        〒730-8514 広島市中区基町9-42 TEL:082-228-2111(内4982)
   申込締切:7月6日(金)(当日消印有効)

★東京都
 教育の基礎理論に関する科目    8月3・6日 加瀬 進
 社会的,制度的または経営的事項  8月22・23日 秋谷義一
 心理,生理および病理に関する科目 7月26・27日,30・31日
                  担当:前半=藤野博,後半=濱田豊彦
 教育課程および指導法に関する科目 7月24・25日,8月20・24日
                  担当:前半=澤隆史,後半=伊藤友彦
  ※照会先:東京都教育庁人事部選考課(〒163-8001 新宿区西新宿2-8-1)

★福島県
 聴覚音声生理及び病理 7月24〜26日 加藤靖佳 100名
  ※定員に満たない場合,他県教員受入可能
   申 込 先:福島県教育庁教育振興課免許・学校財務グループ
        〒960-8688(専用郵便番号)TEL:024-521-7770 FAX:024-521-7973

★静岡県
 聾心理         8月2・3日 定員60名
 言語指導の理論及び実際 8月9・10日 定員60名
  ※他県教員受入不可
   申込期限:5月28日
   照 会 先:静岡県教育委員会養護教育課人事班人事担当
        〒420-8601 静岡市追手町9-6 TEL:054-221-3150 FAX:054-221-3362

★宮城県
 聴覚障害児の心理・生理・病理 8月16・17・20日 宮城教育大学助教授 藤島省太 40名
 聴覚障害児の教育課程・指導法 8月22〜24日  宮城教育大学教授  長谷川茂 40名
  ※定員に満たない場合,他県教員受入可能
   申込期限:6月12日
   申 込 先:宮城県教育庁教職員課 〒980-8423 仙台市青葉区本町3-8-1
        TEL:022-211-3639 FAX:022-211-3698

★新潟県
 教育の基礎理論 7月25〜27日 上越教育大学教授 星名信昭・我妻敏博 40名
  ※申込期限:6月11日(必着)
   申 込 先:新潟県教育庁義務教育課管理企画課
        〒950-8570(専用郵便番号) TEL:025-285-5511(内3848)

★北海道
 聾学校教員課程 7月30〜8月23日 北海道教育大学教官等 30名
  ※他県教員受入不可,申込期限:6月4日
   照会先:教育庁企画総務部教職員課免許養成係
       〒060-8544 札幌市中央区北3条西7 TEL:011-231-4111(内35-211)

★青森県
 言語指導の理論と実際 7月31日〜8月1日 菅原廣一 80名
 聴覚障害児心理学   8月9・10日   吉野公喜 80名
  ※他県教員受入可能,申込期限:6月18日(必着)
   申込先:青森県教育庁義務教育課管理班 〒030-8540 青森市新町2-3-1
       TEL:017-734-9894 FAX:017-734-8274

★岩手県
 心理・生理及び病理 8月6〜8日 宮城教育大学教授 長谷川茂 40名
  ※申込期限:6月18日(必着)
   照会先:岩手県教育委員会事務局 教職員課 管理免許係
       〒020-8570 盛岡市内丸10-1 TEL:019-629-6121

★埼玉県
 聾心理 7月24・27・29・30日 前半:渡邊 研,後半 四日市章 100名
 障害児教育基礎理論 8月14〜17日 菅野敦,香川邦生,渡邊研,四日市章 100名
  ※照会先:〒336-0011 浦和市高砂3-15-1 埼玉県教育局指導部特別支援教育課

★山梨県
 聴覚音声生理及び病理 7月23〜25日 濱田豊彦 50名
 聴覚障害児の教育学  7月26〜28日 澤 隆史 50名
  ※定員に満たない場合は他県教員受入可能,申込期限:6月8日
   申込先:山梨県教育庁義務教育課免許助成担当
       〒400-8504(専用郵便番号) TEL:055-223-1755 FAX:055-223-1759

★岐阜県
 心理・生理及び病理 8月1〜3日 三牧孝至 40名
 教育課程及び指導法 8月8〜10日 廣嶌 忍 40名
  ※申込期限:6月8日(当日必着)
   申 込 先:岐阜県教育委員会学校人事課企画免許担当 〒500-8570(専用郵便番号)
        TEL:058-272-1111(3539)  FAX:058-271-7633

★長野県
 ろう心理 8月27〜29日 上越教育大学 我妻敏博 20名
  ※定員に満たない場合は他県教員受入可能,申込期限:6月19日
   申込先:長野県教育委員会特殊教育課指導係 〒380-8570(専用郵便番号)
       TEL:026-235-7432 FAX:026-235-7494

★愛知県
 心理・生理及び病理 8月7〜8日 45名
  ※他県教員受入不可,申込期限:6月8日
   申込先:愛知県教育委員会教職員課審査免許法グループ
       〒460-8534(専用郵便番号) TEL:052-961-2111(3857) FAX:052-953-7794

★大阪府
 聴覚障害教育U 7月26〜31日の午後 担当:大岩 徹  定員:70名
 音声生理及び病理 7月26〜31日の午後 担当:山本 晃 定員:70名
 聴覚障害教育教育課程 8月2〜7日の午後 担当:井坂行男 定員:70名
  ※他県教員受入可,申込期限:6月22日
   照会先:大阪府教育センター教育企画部障害教育室
       〒558-0011 大阪市住吉区苅田4-13-23 TEL:06-6692-1882 FAX:06-6692-1898

★広島県
 ろう教育(第一欄)8月6日〜8月8日 広島大学 志水康雄 50名
 ろう心理(第二欄)8月1日〜8月3日 広島大学 谷本忠明 50名
  ※定員に満たない場合は他県教員受入可能,申込締切:7月6日(金)(当日消印有効)
   申込先:広島県教育委員会事務局教育部障害児教育室
       〒730-8514(専用郵便番号)TEL:082-228-2111(内4982) FAX:082-228-5171

★福岡県
 教育の基礎理論(障害特性の理解と発達援助)8月8〜10日 J地勝人 90名
 教育の基礎理論(障害児教育学)8月22〜24日 木舩憲幸 90名
 聴覚障害児の言語指導と教科指導 8月28〜30日 南出好史 90名
  ※申込期限:6月7日(当日消印有効)
   照会先:福岡県教育庁教育企画部教職員課管理免許係
       〒812-8575(専用郵便番号) TEL:092-643-3891

★熊本県
 教育の基礎理論(障害児教育学)7月30〜8月1日 熊本大学 千川隆 100名
  ※定員に満たない場合は他県教員受入可能,申込期限:6月15日(当日消印有効)
   申込先:熊本県教育庁学校人事課小中学校人事班 〒862-8609 熊本市水前寺6-18-1
       TEL:096-383-1111(内6681) FAX:096-383-3915

★神奈川県:実施するが,要項は公表できない

実施計画なし 香川県,愛媛県,岡山県,石川県,富山県,鳥取県,奈良県
       和歌山県,宮崎県,三重県

【目次】



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