2000年8月14日(第2・4月曜日発行)

News Source of Educational Audiology

聴能情報誌  みみだより  第3巻  第395号  通巻480号


編集・発行人:みみだより会、立入 哉 〒790−0833 愛媛県松山市祝谷5丁目2−25 FAX:089-946-5211
購読料照会・新規購読申込・記事内容照会などは、郵便かFAXでお問い合わせいただくか、
下記のアドレスへメールをお送り下さい。

立入 哉 :h-tachi@ma4.justnet.ne.jp


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ペーパーメディアによる「みみだより」購読のお誘い



フィッティング・フォーラム開催予告

日 時: 10月21日(土:全日聾研終了後)
会 場: 福島県郡山市内
テーマ: 聴覚障害乳幼児の早期発見と早期補聴・早期教育
    −「いかに早く」:その後の補聴器フィッティングを含めて −

★ご参加の方に ホテルを確保しております。
 10月17日夜から21日朝までの4連泊で20000円程度でお泊まりになれます。
 宿泊ご希望の方は編集部までご連絡下さい。

【目次】第395号

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研究会開催
  第13回 フィッティング・フォーラム
     早期発見・早期補聴・早期教育

日 時: 2000年10月21日(土)9:00〜15:00(全日聾福島大会終了後)
内 容: 「早期発見・早期補聴・早期教育」
 AABR(自動ABR)やDPOAEを利用した新しい聴覚障害児の早期発見スクリーニングシステムが全国的に広まりつつあります。これらのスクリーニングシステムの概要,さらに0歳児の補聴をどのように考えるか,0歳児の教育に必要な事項などを限られた時間の中で講習いたします。
会 場: 郡山市民文化センター 第3会議室
定 員: 70名限定
参加費: 2500円(予定)当日,会場にてお支払い願います。
申込方法:必要事項を記入した下の申込書をFAXか郵便で下記にご送信願います。
※申込締切日:10月15日(日)但し,定員に達した時点で締め切ります。
※申込書送付先:〒790-8577 (住所不要) 愛媛大学教育学部
 立入 哉 TEL&FAX : 089-927-9513
講 師: 現在依頼中
「補聴の立場から」/「教育の立場から」/「早期発見のスクリーング体制」

※10月17日夜〜21日朝までの4連泊分の宿泊を市内ビジネスホテルに確保しています。
 大口予約で安くお泊まりいただけます(4泊で2万円程度)。併せて,お申し込み下さい。



申込書送信先=FAX:089-946-5211  
第13回 フィッティング・フォーラム参加申込書

 氏名:________________________________________  所属機関名:________________________________________________
 連絡先:( 郵便番号 □□□−□□□□ )______________________________________________________
            ___________________________________________________________________________________________________
         電話_____________________________________ FAX_________________________________________
 ※宿泊の要・不要( 要 ・ 不要 ),※情報保障の要・不要( 要 ・ 不要 )
     情報保障「要」の場合,その種類_____________________________________________________________

【目次】



冊子増刷紹介
  教育オーディオロジー実習テキスト

教育オーディオロジー実習テキスト
 愛媛大学などで開講されている「聴能学セミナー」などの講座で使用されていたテキストを暫定的に合本した冊子。あくまでも暫定版であって、収録されている項目・内容では、「教育オーディオロジー」全体をフォーローできないし、未完成・内容の未整理である。
 しかし、全体を完成させるまでには、それなりの時間が必要であろうし、また使っていって頂く中で、修正点も見えてくるだろうとの思いで、出版してきた。内容がやや古くなってきた箇所もあり,今回が最後の増刷
 含まれている項目は下記の通り。
 音場聴力測定/幼児聴力測定/補聴器の特性/補聴器の選択と調整/イヤモールドの選択と調整/実耳測定/AI(明瞭度指数)/集団補聴器/FM補聴システム/赤外線補聴システム/音素材の音響分析/noahとAurical/児童福祉法入門

 希望者は、残部限りで入手可能。送料込み1冊 1,000円。残部なくなり次第,打ち止め。申込期限=9月30日。発送は10月中旬の予定。
 入手申込先=FAX:089−946−5211。(公費購入はご遠慮下さい)




  教育オーディオロジー実習テキスト(暫定版)申込書

 お 名 前:_________________________________________
 送 付 先:(〒□□□−□□□□必ず7桁郵便番号をお書き願います。
       _____________________________________________________________________________________
 電話番号:__________________________________ FAX番号:___________________________________
 希望冊数:_____________________ 冊(職場などでとりまとめると送料が安くなります)

 (申込日に関わらず,9月30日取りまとめ→10月中旬お届けとなります)

【目次】



機器展示会
  第23回 文化祭のお知らせ

 日 時:2000年10月14日(土)9:00〜15:00
 会 場:愛知県立岡崎聾学校(岡崎市西阿知和町字御用田1−23)
 連絡先:TEL:0564-45-2830、FAX:0564-45-6248(筒井秀俊先生)
 内 容:発表会・機器展示・模擬店・バザー等

 聴覚障害者の生活に役立つ機器の展示会を開催します。

   機器展示
1.日常生活に役立つもの
 (1)多機能的機器
 (2)起床に役立つ機器(振動式時計等)
 (3)来客を告げる機器
 (4)難聴者用電話機・電話補助機器
 (5)音を楽しむ(聞く)のに役立つ機器
 (6)携帯型情報端末機
 (7)その他の機器
2.補聴器他

岡崎聾学校案内地図
岡崎聾学校:交通手段

 名鉄電車「東岡崎駅」下車
 駅前バスターミナルDE番より、
  「豊田市」「足助」「奥殿陣屋」
  「東名岩津」行きに乗車
  「東蔵前」にて下車
  (所用約20分),徒歩約10分

【目次】



研究会開催
  第38回東海地区聾教育研究大会

期 日 10月27日(金)
場 所 岐阜県立岐阜聾学校(JR 岐阜駅,名鉄 新岐阜駅下車 徒歩15分)
日 程 8:30〜 9:00  受付
9:00〜 9:50  公開授業
10:00〜10:30  開会式
10:30〜12:00  講演「今を生きる」講師:恕心館館長 松井弓夫氏
13:00〜15:50  分科会
15:50〜16:00  閉会式
分科会と分科会テーマ
1.幼稚部(早期教育)
  「自分らしさを発揮しながら伝え合い育ち合うための援助のあり方」
2.小学部「総合的な学習の時間をめぐる取り組み」
3.国語「新学習指導要領を踏まえた指導法を探る」
4.社会「生きる力と社会科〜主体的に判断し、問題解決する力を育む指導〜」
5.技術・家庭、家庭「一人ひとりが豊かな生活を築くための取り組み」
6.自立活動「自立活動のあり方・その意義」
7.重複障害児教育「心豊かに生きる力を育てる指導・支援のあり方」
申込み 申込用紙にご記入の上、前もって大会事務局宛お申込みください。
参加費 1,200円(会員外:当日,受付にてお支払い,研究集録代込み)
照会先 岐阜県立岐阜聾学校内 東海地区聾教育研究大会事務局
〒500-8488 岐阜県岐阜市加納西丸町1-74
TEL:058−271−3700 FAX:058−271−3705



     東海地区聾教育研究大会参加申込書

 所属機関名:_________________________________________
 所属先住所等:( 〒□□□−□□□□ )_______________________________________________________________
 電話_____________________________________ FAX______________________________________
参加者リスト
職名等 氏     名 担当学部等所属 参加分科会名 昼食 手話通訳
          要・不要
          要・不要

「昼食」欄は希望者のみ○印,1食1000円,当日,受付で食券を購入してください。
 
 

【目次】



冊子発刊
  「わたしにできること あなたにできること 1」

 このたび、トライアングル文庫7「わたしにできること あなたにできること −バリアフリー 体験談パート1−」ができあがりました。インテグレーションを選択した親とその子どもが、学校や園の生活を実りあるものにするためどのように行動し、学校や園ではどのような協力をしてくれたかなど、具体的に綴られた今までにない本です。
わたしにできること あなたにできること 1
 ※親は園や学校にどう働きかけたのか
 ※実際にはどんな援助がなされたか
 ※援助を受けた本人はどう感じたか
 ※親は先生との関係をどう紡いでいったか
 ※級友の反応や意見は?
 ※これからインテグレーションする人たちへ

 1冊1500円。一般の書店では取り扱っていませんので,ご注文は下記にFAXにてお申し込み下さい。
 トライアングル
 〒162-0051 新宿区西早稲田2−2−8
 FAX:03−3203−9938

監修 筑波大学心身障害学系 鷲尾純一
 本書は学校生活におけるバリアとそれを取り除く取り組みに焦点が当てられています。これまで聴覚障害児を育てた感動の記録や聴覚障害者自身による半生記は多くありますが、インテグレーションを選択した親とその選択にしたがった子どもが学校生活を実りあるものにするためにどのように行動してきたか、学校側は、どのような協力をしてくれたのかにねらいをさだめた著書はなかったと思います。



   「わたしにできること あなたにできること」注文書

 氏名:________________________________________________
 郵送先:( 郵便番号 □□□−□□□□ )_____________________________________________________
          ____________________________________________________________________________________________
          電話__________________________________ FAX____________________________________

    「わたしにできること あなたにできること」   (    )冊
    その他のトライアングル文庫本
      本名                         (     )冊
      その他の出版物については
      http://www.asahi-net.or.jp/~aq2t-ueym/matu/book1.htm でご覧いただけます。

【目次】



関連領域新刊図書

★いっしょにファイト!
 武田麻弓著 幻冬舎 1400円 4-344-00014-5

★中耳炎
 老木浩之著 保健同人社 1500円  4-8327-0615-2

★フジ子・ヘミング魂のピアニスト
 フジ子・ヘミング著 求竜堂 1600円 4-7630-0019-5

★21世紀耳鼻咽喉科領域の臨床 CLIENT21:6 聴覚
 野村恭也他編集 中山書店 31000円 4-521-59071-3

★新図説耳鼻咽喉科・頭頸部外科講座 3鼻・副鼻腔
 森山寛他編集 メジカルビュー社 18000円 4-89553-850-8

★いろんな音をさがしてあそぼう
 小泉恭子著 明治図書出版 1800円 4-18-950925-6

★聴脳力:耳博士がつづる「耳からうろこ」のメディカルエッセイ
 野村恭也著 ゾディアック 1600円 4-916069-04-8

★わかりやすい手話辞典:日常会話でよく使う約2000語の日本手話を収録  緒方英秋著 ナツメ社 2000円 4-8163-2844-0

★なつかしいメロディーを手話でうたおう:手話をマスター
 伊藤嘉子編著 ドレミ楽譜出版社 1500円 4-8108-9744-3

★話す力・聞く力を育てる国語の授業:総合的な学習へ広がる
 植松雅美編著 東洋館出版社 2700円 4-491-01658-5

★知覚心理学の基礎
 松田隆夫著 培風館 3500円 4-563-05643-X

★マンガでわかる関係障害論
 三好春樹著 雲母書房 2000円 4-87672-091-6

★音声コミュニケーションの教材開発・授業開発 1〜4
 高橋俊三編著 明治図書出版 2700〜2860円
 4-18-360738-8,4-18-360827-9,4-18-360921-6,4-18-361013-3

★障害教育方法の探究:課題と論点
 渡辺健治編著 田研出版 2000円 4-924339-77-6

★LD児サポートプログラム:LD児はどこでつまづくのか,どう教えるのか
 竹田契一監修 日本文化科学社 2900円 4-8210-7306-4

★保育実践・言葉と文字の教育:表現する楽しさを育てる
 今井和子著 小学館 1500円 4-09-837352-1

★からだの声を聞いてごらん:ダンスセラピーへの招待
 トゥルーディ・シュープ著 小学館スクウェア 1905円 4-7979-8602-6

★てんかん教室
 兼子直著 新興医学出版社 3800円 4-88002-426-0

★豊かな言語生活のために
 国立国語研究所編集 大蔵省印刷局 360円 4-17-196211-0

★共同作業所ショップ・工房ガイド:関西版
 藤田綾子編著 創元社 1500円 4-422-32024-6

★社会福祉法人ハンドブック:設立・会計・税務のすべて
 実藤秀志著 税務経理協会 1600円 4-419-03529-3

★社会リハビリテーションの課題:QOL向上を目指して
 井神隆憲他編集 中央法規出版 2800円 4-8058-1927-8

★遅れがちの子・自閉の子のための身近なものを教材に!!
 樋浦伸司著 田研出版 2000円 4-924339-79-2

★高等部の訪問教育:その制度・内容の在り方と運動の記録
 全国訪問教育研究会編著 文理閣 2000円 4-89259-365-6

★遊びと発達の心理学
 ピアジェ他著 黎明書房 2500円 4-654-00074-7

★心の生得性:言語・概念獲得に生得的制約は必要か
 今井むつみ編著 共立出版 3600円 4-320-09434-4

★みるよむ生涯発達心理学:バリアフリー時代の課題と援助
 塚野州一編著 北大路書房 2500円 4-7628-2189-6

★厚生白書(平成12年版)
 厚生省監修 ぎょうせい 2286円 4-324-06258-7

★「多動性障害」児:「落ち着きのない子」は病気か?
 榊原洋一著 講談社 700円 4-06-272028-0

★平衡機能検査スキルアップ
 梅田悦生著 ベクトル・コア 3800円 4-938372-75-4

★生きてます、15歳。:500gで生まれた全盲の女の子
 井上美由紀著 ポプラ社 1200円 4-591-06536-7

★統合教育へ一歩踏み出す:条約・規則・宣言を使って
 子どもの権利条約の趣旨を徹底する研究会編 現代書館 1600円 4-7684-3424-X

★車いすのヒューマンデザイン
 ロリィ A.クーパー著 医学書院 4500円 4-260-24386-1

★重症児のQOL:「医療的ケア」ガイド
 藤岡一郎著 かもがわ出版 2000円 4-87699-550-8

【目次】



学会誌・研究会誌抄録

★リハビリテーション 7月号,2000
 【特集・障害者と情報2】
・視聴覚障害者向け放送の充実のための行政の取り組みについて
 郵政省放送行政局放送政策課 放送番組流通促進室 12−15
・NHKの障害者向け放送の現状と今後の取り組み等について
 長野弘喜 16−19
・放送のバリアフリーの拡大のために
 高岡正 20−24
・障害者の情報保障
 清原慶子 26−29
 「リハビリテーション」は一般の書店では販売しておりませんので、購読をご希望の方は、鉄道身障者協会・編集部あてお申し込みください。鉄道身障者協会 〒102-0083 東京都千代田区麹町5-1 TEL:03-5276-0360 FAX:03-3264-4824

★音声言語医学 41(3),2000
 【特集(音痴)】
・Method for Curing Motor-Related Off-Key Singing
 −Is Tone Deafness Really Deafness?−,Toru Yuba 250−254
・視覚フィードバックによる音痴の治療
 −SINGADからVSG(trace)による方法へ−,村尾忠廣 255−259
・絶対音感と音痴,重野純 260−263
・聴覚と音痴,加我君孝 266−271

【目次】



衛星劇場
  日本語字幕入り映画放送

10月  やがて・・・春   ・・・・・・・・・・  1日(日)AM7時から
27日(金)PM1時から
 釣りバカ日誌8 ・・・・・・・・・・・・  9日(月)AM7時から
 男はつらいよ 寅次郎の告白 ・・・・・・ 15日(日)AM7時から
 家族 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 22日(日)AM7時から

 字幕入り放送へのご意見/リクエスト等は 衛星劇場編成部まで FAX:03-5250-2324
 受信に関する照会は、パーフェクTV FAX:03-5802-8438か、上記衛星劇場まで。
 詳しくは、〒104-0045 中央区築地4-1-1 東劇ビル5F 衛星劇場まで。

【目次】



ビデオ発売
  聴覚障害児のための
      言語訓練法「金沢方式」

 聴覚障害児のための「金沢方式」による指導法に関して,初期段階の指導内容を収録したビデオが完成しました。聴覚障害が発見されて間もない頃には、親子であっても意志の疎通が十分にとれず、言語訓練ができないばかりか、親子関係がくずれたり、頭脳の順調な発育を阻害したりすることがよくあります。とくに聴覚障害が重度であればあるほど、問題が大きくなります。
 金沢方式では、初期の段階においては手話を用いていますが、そのステップを家庭でも取り入れられる内容を具体的に紹介したビデオを作成しました。講習会に参加された方々がご覧になったように、実際の聴覚障害幼児と母親のやりとりも収録されています。そのビデオを下記により販売いたします。

 価 格  第1巻 1万円(約15分、送料込み)
 申込先  金沢方式研究会事務局(〒920-0934 金沢市宝町13-1)までFAXでお寄せください。FAX:076−234−4265。

 今後の発売予定
    第2巻  文字指導:金沢方式のノウハウを紹介します。
    第3巻  手話から口話へ
 手話から口話へのスムーズな移行が金沢方式の特徴です。



      「金沢方式」ビデオ注文書

 氏名:___________________________________________
 郵送先:( 郵便番号 □□□−□□□□ )________________________________________________
           _______________________________________________________________________________________
        電話___________________________________ FAX________________________________________
    「金沢方式」ビデオ 第1巻         (    )本
 
 

【目次】



部会開催
  日本聴覚障害・教育工学研究会 部会開催

・発音・発語部会
「デジタル補聴器の高度難聴児への適応の可能性」
 日時:9月16日(土)14:30〜16:00
 会場:東京都立品川聾学校
 講師:奥本彩(日本補聴器販売、発音・発語部会員)
 照会先:板橋安人 FAX:0471−371−6266

「発音指導の事例報告」講師:間根山祥行(品川聾学校、発音・発語部会員)
「発音機器ソフトSpeech Viewer デモ」講師:(日本IBM)
 期日:11月18日(土)14:30〜16:00
 会場:東京都立品川聾学校
 照会先:板橋安人 FAX:0471−371−6266

・マルチメディア部会
「マルチメディアと教育現場」
 期日:10月14日(土)13:00〜17:00
 会場:塩尻情報センターまたは松本聾学校
 照会先:高橋秀知 FAX:0298−51−2757

「モバイルと聴覚障害」
 期日:12月2日(土)13:00〜17:00
 会場:筑波または東京
 照会先:高橋秀知 FAX:0298−51−2757

・聴能部会
「教育オーディオロジー実習」講習会
 期日:9月15日(金)〜17日(日)
 会場:愛媛大学教育学部
 照会先:立入 哉 FAX:089−946−5211

「フィッティング・フォーラム」研究会
 期日:10月21日(土)
 会場:郡山市民文化センター
 照会先:立入 哉 FAX:089−946−5211

【目次】



冊子紹介
  A Sound Foundation through early Amplification

 ホナック社により昨年シカゴで行なわれました The first Phonak International Pediatric Conferenceの論文集(英語)ができあがり,一般販売を行うとのことです。理研産業で取次ぎをしていただけることになりました。この論文集には下記の目次のように,子どもの補聴に関する多数の研究が含まれ,貴重な冊子だと思います。
 なお,The2nd Phonak International Pediatric Conferenceは同じシカゴで2001年11月8日〜10日に開催を計画中で,まもなくホナック社から正式なアナウンスがあるとのことです。
  価格: ¥1,750(消費税込,送料別)
  購入方法: 理研産業(株)本社営業部へFAX,E-Mail,はがきで直接ご注文。
振込用紙と本をお送りいたします。
  注文先: 理研産業株式会社本社営業部
〒460-0011 名古屋市中区大須四丁目10−20
FAX:052−263−6000,E−Mail:master@rikensangyo.co.jp

Management of Hearing Loss in Children: No Simple Solutions
Frequency-Specific Evoked Potential Audiometry in Infants
Audiologic Assessment for the Fitting of Hearing Instruments: Big Challenges from Tiny Ears
Thresholds Are Not Enough: Understanding How Infants Process Speech Has a Role in How We Manage Hearing Loss
Fitting Preschool and Primary School Children with Hearing Instruments: An Evaluation of Hearing Instrument Prescription Rules
Fitting a Wide Dynamic Range of Speech into a Narrow Dynamic Range of Hearing
Matching Technology to the Needs of Infants
One Size Does Not Fit All: Rationale and Procedures for FM System Fitting
How Do We how We've Got It Right? Electroacoustic and Audiometric Measures
How Do We how We've Got It Right? Observing Performance with Amplification
Batteries Required: Instructing Families on the Use of Hearing Instruments
Evidence on Very Early Service Delivery: What Parents Want and Don't Always Get
Implementing Parent-Infant Services: Advice from Families
Stories of Parents of Children with Hearing Less: A Qualitative Analysis of Interview Narratives
Service Delivery for Children with Multiple Impairments: How Are We Doing?
Relationship Between Amplification Fitting Age and Speech Perception Performance in School-Age Children
Outcomes for Children with Permanent Hearing Impairment
Individualizing Hearing Instrument Fitting for Infants: A Case Study
Putting It All Together: A Case Study
Are We Adequately Assessing Hearing Instrument Benefit Before Cochlear Implantation?
Identification and Management of Auditory Neuropathy: A Case Study
Early Amplification for Children: Implementing Change
Pediatric Working Group(1996) Position Statement on Amplification for Infants and Children With Hearing Loss

【目次】



日本語字幕付き映画
  東映「長崎ぶらぶら節」

  映画の内容等は下記のホームページをご覧下さい。
  http://www.nagasaki-buraburabushi.com/

 上映劇場  日程  電話番号  FAX番号
 札幌東映
 丸の内東映
 横浜伊勢佐木町東映
 名古屋東映
 京都大宮東映
 梅田東映
 大阪枚方市民会館
 福岡東映
 10月20(金)21(土)
 10月14(土)15(日)
 10月9(祝)10(火)
 10月4(水)5(木)
  9月23(祝)24(日)
  9月29(金)30(土)
  9月27(水)
 10月25(水)26(木)
 011-231-2568
 03-3535-4741
 045-261-3800
 052-971-3440
 075-841-3714
 06-6345-7096
 
 092-281-0757
 011-231-2569
 03-3563-1777
 045-253-6838
 052-971-4012
 075-841-3059
 06-6345-7296
 
 092-281-0776

 ★枚方市民会館はホール上映です。
  照会は枚方文化振興事業団まで(TEL:072-843-1122 FAX:072-845-1896)
 ★日本語字幕付き映画の上映に関する照会等は
  東映(株)映画営業部 飯塚様まで(FAX:03−3535−7186)

【目次】



ホームページの移動・紹介

★兵庫県立こばと聾学校のURLが変更されました。
 http://www.hyogo-c.ed.jp/~kobato-ro/
★「ようこそ内耳の電顕・漢方治療のホームページ」
 http://members.hometown.aol.com/_ht_a/yamagazibika/pindex.html
★補聴器用空気電池通信販売
 http://www.iblue.co.jp
★FM電波を利用したセキュリティシステム
 http://www.ujrc.co.jp/products/security-system/
 (受信器の改造で聴覚障害者用に利用できる可能性がある)

【目次】



・・・ひとこと・・・

 このところ同じケースに二例続けて出逢った。
 今春の学校検診で難聴の疑いと言われ、病院を受診、五十〜六十デシベルの聴覚障害が指摘された。補聴器装用と教育的支援のためにお会いすることができたが、聞き直しが多く、発音に不明瞭さもある。早速、地域の難聴学級の紹介や補聴器の装用指導を開始した。このくらいの聴力であれば、両耳にWDRCアンプの耳あな形補聴器を推薦するのがごく当たり前の手法だと思う。WDRCのコントロールや調整可能幅を広く取っておきたいということで、プログラマブルタイプをお奨めする。営業努力?で両耳で二十五万円以下に収めることができる見通しになった。補聴器は高価で、学齢児をかかえる三十歳代の家庭には、余りに大きな負担になることが多い。まして、この聴力であると児童福祉法による補聴器交付の恩恵は受けられない。およそ二十五万円という価格をお知らせせずに補聴器の器種選定もできず、「割り切りも必要」と、補聴器の価格についてはサパッとお話しすることにしている。その時だ。

 「六年間貯めてきた学資保険を崩すしかないね」
 夫婦が小声で話し合うのを耳にしてしまった。私自身も二児のために学資保険を続けている。「貯金はできないけれど、学資保険があれば何とかなるか」と思い、毎月毎月払い込みを続けている。それを崩し、そして補聴器の寿命を考えれば、次の補聴器のための貯蓄も始めなければならない。痛いほどに、身を切られる思いが寒気のように全身を走り抜ける。
 補聴器ができあがり、夏休み、調整のために何度かおいでいただいた。松山の公園に遊びついでということで、その子の下の子も一緒に来ていた。そして、その妹の発音を聞いて、また何とも言えぬ複雑な気持ちになった。発音に不明瞭さがあるのである。この子のことを考えれば、早く気付き、対処や教育を早くしたら良いことはわかっている。ご家族も薄々気付き始めていたようだったので、とりあえず聴力測定をすることの同意を取り付けた。結果、四十〜五十デシベルの難聴が疑われた。一回では何も言えないと思い、再度おいでいただくことをお願いし、その日はお帰りいただいた。
 妹の補聴器のことを切り出せない。ご家族はもうわかっている。補聴器を装用すれば兄のように聞こえるようになることを知っている。そして、ご家族の経済的なことまで踏み入るだけに、未だ人間関係はできていない。
 一家庭あたりの子どもの数が二人を切って久しい。政府は一人あたり五千円程度の手当をめぐって子育て環境の向上とかと広告する。一家に二人も子どもがいて、子どもが難聴であったら、その子どもの補聴器代ぐらいどうして負担できないのか! 福祉法の七十デシベルは余りにハードルが高すぎる。オーストラリアやドイツなどには補聴器が必要な子どもには無償で補聴器が交付される制度がある。先進国といわれる諸国の中で補聴器交付の基準が七十デシベルなどというのは日本ぐらいなものだ。子育て環境の充実は単に極薄手当を広くばらまくことではないはずだ。
 この子の将来と未来に期待し、少しずつ積み立てをする。「学資保険を崩す」ことが、家族にとってどれだけ大きな決断であるかを思う気持ちは政治家や行政には伝わらない。難聴関連団体の運営メンバーの多くは福祉法の対象になる難聴に関係している場合が多く、福祉法の対象にならない難聴児の問題が難聴全体の問題になりにくい。しかし、同じ難聴なのに七十で線を引き、自己負担を求め、家族の運命と放り出して良いのだろうか。まずは第一関与者として我々が、せめて教育上の必要を認めるならば「補聴器費用全額行政負担」の道を拓いていかなくてはならないと考えている。

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