1999年8月9日・23日合併号(第2・4月曜日発行)

News Source of Educational Audiology

聴能情報誌 みみだより 第3巻 第373号 通巻458号


編集・発行人:みみだより会、立入 哉 〒790−0833 愛媛県松山市祝谷5丁目2−25 FAX:089-946-5211
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【目次】第373号

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今年の全日聾研は、松山で開催されます。
第12回 フィッティング・フォーラム
教育オーディオロジー実習講習会
補聴器のフィッティング,聴能評価を中心に

日 時: 10月22日(金)〜10月24日(日)松山での全日本聾教育研究大会終了後
10月22日は,「フィッティング・フォーラム」として開催します。

内 容: 「フィッティング・フォーラム」
 近年話題のデジタル補聴器について,そのシステムと原理,実際の操作法などを実器に触れながら学びます。子どもに適用した実例について検討する機会を設けます。
「教育オーディオロジー実習講習会」
 補聴器フィッティング・人工内耳の理論とその応用について実習を通して学び,聴覚障害児(者)に対して適切な補聴機器を適切に選択・調整し,効果的に活用させるための知識と技能を身につけることを目的とします。

22日 第12回フィッティング・フォーラム
9:45〜10:00  オリエンテーション
10:00〜11:00  講義:デジタル補聴器のシステムと原理
11:15〜15:45  中人数講義と実演「デジタル補聴器」(途中昼食休憩)
16:00〜17:00  実例報告「デジタル補聴器の適用例」
18:00〜  懇親会
23日
9:00〜17:00  終日,実習と少人数講義T〜V,中人数講義と実演
24日
9:00〜12:40  実習と少人数講義W,討議
12:40〜13:00  総括(高橋信雄)

会 場: 愛媛大学教育学部(〒790-8577 愛媛県松山市文京町3)
 TEL&FAX:089-927-9513
松山空港よりJR松山駅乗換,松山市内電車環状線「日赤前」電停下車徒歩5分

受講者: 聾学校・難聴学級・難聴幼児通園施設等職員および補聴器関係者
聴力測定・補聴器の調整の技術を身に付けている者が望ましい

定 員: 22日のフィッティング・フォーラムのみの参加者には定員を設けません。
22〜24日の3日間の講習会参加者は 50名限定

受講料: 22日のフィッティング・フォーラムのみの参加者 3,000円
22〜24日の3日間の講習会参加者 13,000円、講習会のみ参加者は 10,000円

申込方法: 必要事項を記入した受講申込書をFAXか郵便で下記にご送信願います。受講可能な方には,受講許可証をFAXで返信しますので,所定の手続きで受講料の前納をお願いします。前納された受講料はお返しできません(代理参加は認めます)。
 ※申込締切日:10月15日(定員に達した時点で締め切ります)
 ※申込書送付先:〒790-8577 (住所不要) 愛媛大学教育学部
   立入 哉 TEL:089−927-9513 FAX:089−946−5211

講 師: 現在依頼中

少人数・中人数講義・実習・実演で取り扱う項目:(予定)
23日
 9:00
T

10:40

明瞭度指数と
児童福祉法概説
補聴器の仕組みと
その修理
FM補聴器の利用
と開発
補聴援助システム
       
FM補聴システムの基礎と
フィッティング
補聴状態の評価
語音聴力検査
音響物理
 
       
FM補聴器の利用と
その評価
人工内耳のマッピ
ングとリハビリ
補聴器フィッティ
ングの熟達法
実耳挿入利得と
イヤモールドの評価
       
コマ内でできなかった実習の内容を個々で行って下さい
  人工内耳/イヤモールドの製造/補聴器の修理などの他、補習コマ

 
     
周波数圧縮変換形
補聴器 ImpaCt
ABRの原理
その適応と臨床
補聴器の仕組みと
その修理
 
       
noahと複合検査装置
・プログラマブル補聴器
補聴状態の評価
語音聴力検査
幼児の聴能の評価
赤外線補聴
システム

11:00
U

12:40
14:00
V

17:00
17:20
W

19:00
24日
 9:00
X

10:40
11:00
Y

12:40
※講師都合・受講生の要望等により,削除・追加することがあります

持ち物: 耳かけ形補聴器1台(できるだけ調整器が多く付いているもの)
補聴器調整用ミニドライバー,ステゾスコープまたは試聴用ロングチューブ
補聴器のフィッティングについて相談したいケースの資料概要(10部コピー要)

 参加されたい会の方の(参加する)に○をおつけ願います。

第12回 フィッティング・フォーラム参加(参加する 不参加)申込書
教育オーディオロジー実習講習会参加(参加する 不参加)申込書

氏名:                 所属機関名:                    
連絡先: ( 郵便番号  □□□−□□□□ )                
                                     
電話               FAX               

【目次】



受賞おめでとう
  『心のバリアフリーを求めて』

 「全国広報コンクール」といった賞が日本広報協会主催で行われている。このコンクールで、金沢市の広報番組「金沢散歩道:心のバリアフリーを求めて」が広報ビデオ部門で「特選」の自治大臣賞を受賞した。この番組は、1998年9月14日発行の「みみだより352号」で紹介した通り、構成・内容とも素晴らしい番組で、今回の受賞は本当にうれしい。審査にあたったNHKの松尾氏は、「障害者を扱った作品が30本の中に6本もあった。繰り返されるテーマという点では不利ではある。しかし、これを克服して最優秀と決まった。(中略)登場する二人の少女は、実に聡明で明るくさわやかだった。」と述べ、絶賛している。
 表彰は8月26〜27日に島根県松江市で行われる全国広報広聴研究大会で行われる。


以下「みみだより352号 13ページ」の転載  


番組紹介
   『心のバリアフリーを求めて』

心のバリアフリーを求めて
 今年3月15日、テレビ金沢で、金沢市の広報番組として『心のバリアフリーを求めて』が放映された。この番組には、映画「PiPi」に字幕を入れて欲しいと監督にお願いした金沢市在住の佐原郁代さんが登場する。佐原さんは双子の聴覚障害児を育てているお母さん。このお母さんが、「PiPi」の監督に字幕のことを話し、字幕付きの映画となって全国に広がっていった経緯や、字幕を通して障害を感じて欲しいとの思いなどが取り上げられている。
 30分番組という短い時間の中で、聴覚障害のことや、難聴学級での様子などを織り込んでおり、単純に字幕のことだけではなく、教育の現場での情報補償についても考え直させられる。全国放映されておらず、また市の広報番組という性格上、各地での放映は難しいかも知れない。

【目次】



交流会開催
  第8回聴覚障害者公務員交流会
    〜一緒に作っていこう!
       聞こえなくてもやっていける明るく楽しい職場を〜
     −初めての人でも大丈夫!ぜひ参加しましょう−

日 時: 11月20日(土)〜21日(日)1泊2日
会 場: オリンピック記念青少年センター
JR原宿駅徒歩10分 小田急線参宮橋駅徒歩5分
対象者: 国家公務員・地方公務員として働く聴覚障害を持つ職員と
この交流会の目的に賛同する者
主 催: 聴覚障害者公務員交流会(略称:聴公会)
内 容: 当日の事情により、一部変更することがあります.
20日(土)
 13:00〜13:30  受付
 13:30〜16:30  パネルディスカッション 仮テーマ「中堅職員の未来」
 18:00〜20:00  交流会
21日(日)
 9:00〜10:30  討論
 10:30〜11:30  総会
参加費: @会員 4,000円(非会員6,000円)
 9月末までに入会手続さをされた方は、「会員」扱いで参加でさます。
A親睦交流会6,000円
B宿泊費:新宿ワシントンホテル(朝食・税・サービス料込み)
 ツイン(一人あたり)10,500円、シングル(一人あたり)13,500円
申込締切: 10月15日(金)までに、すべての手続きが終わるようにして下さい。


専用の申込書がありますので、専用の申込用紙を請求して下さい。
   〒221−0015 横浜市神奈川区神之木町8番23−103
   日中映穂 FAX:045−430−1671(Fネット付)


聴公会では,入会希望者を募集中
  年会費 2,000円(1年分)
  会報が届くほか、大会参加費の割引があります。
  詳しくは下記(会計担当)まで、ご一報下さい.
  入会の申込先:〒336−0021 浦和市別所2−38−2−502
           茂木竜一 FAX:048−838−1214

【目次】



関連新刊図書

★新しいことばの指導法
 市村榮監修 日本特殊教育協会 3000円
 購入は TEL:0537-21-7522、または 〒436-0342 掛川市上西郷1010-20に。
 目次 ことばの指導史
    新しいことばの指導とその方向性
    幼児のコミュニケ−ションとその指導法
    小学部のコミュニケ−ションとその指導法
    重複障害児のコミュニケ−ションとその指導法
    口話を中心としたコミュニケ−ションとその指導法
    読書指導によるコミュニケ−ションとその指導法
    交流教育によるコミュニケ−ションとその指導法
    家庭におけるコミュニケ−ションとその指導法
    聴覚活用とこどばの指導
    キュードスピーチによるこどばの指導
    ウェーファ・メソッドによるこどばの指導
    同時法によるこどばの指導
    手話によるこどばの指導
    コンピュータ活用とこどばの指導
    手真似(手話)
    標準発音(口話)サイン
 
★新しい教育課程と学習活動Q&A特殊教育−知的障害教育−
 全国知的障害養護学校長会編著 東洋館出版社 1600円 4-491-01534-1
 
★福祉系学生のためのレポート&卒論の書き方
 川村匡由著 中央法規出版 1600円 4-8058-1809-3
 
★さよならサティルン:盲導犬の里親になった子どもたち
 滝田よしひろ著 小学館 1000円 4-09-290211-5
 
★ふれあいボランティア:障害をもつ子どもの幸せを願う
 秋田すずめの会編 学苑社 2200円 4-7614-9903-6
 
★障害者・家族・専門家の共働
 小松隆二他共編 慶応義塾大学出版会 2800円 4-7664-0759-8
 
★知的障害者の人権 松友了編著 明石書店 2200円 4-7503-1186-3
 
★重症心身障害児の認知発達とその援助:生理心理学的アプローチの展開
 片桐和雄・小池敏英・北島善夫共著 北大路書房 2900円 4-7628-2153-5
 
★発達障害医学の進歩
 有馬正高・太田昌孝編集 診断と治療社 3000円 4-7878-1051-0
 
★ボランティアの世界:私が変わる・社会が変わる
 吉村恭二著 築地書館 1500円 4-8067-1182-9

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