1998年10月12日発行(第2・4月曜日発行)


News Source of Educational Audiology

聴能情報誌 みみだより 第3巻 第354号 通巻439号


編集・発行人:みみだより会、立入 哉 〒790−0833 愛媛県松山市祝谷5丁目2−25 FAX:089-946-5211
購読料照会・新規購読申込・記事内容照会などは、郵便かFAXでお問い合わせいただくか、
下記のアドレスへメールをお送り下さい。

立入 哉 :h-tachi@ma4.justnet.ne.jp


「みみだより」ホームページ
ペーパーメディアによる「みみだより」購読のお誘い


【目次】第354号

| NEXT | BACK |「みみだより」ホームページ |



日本聴覚障害・教育工学研究会 秋季講習会
教育オーディオロジー実習
日 時:11月27日(金)〜11月29日(日)
定員に余裕があり、受講の追加募集を行っております。今からでもお申し込みできます。
詳しくは、「みみだより」352号14ページ参照

【目次】



 インパクト ワークショップ+トランソニック臨床検討会 日程変更
 開催日が変更となりました。会場の変更はございません。
 11月23日(月・休日)→ 1999年1月23日(土)9:00〜15:30

【目次】



字幕付き映画
  「パーフェクト・サークル」

あらすじは「みみだより」353号をご参照願います。

上映地 劇場名上映期間電話番号FAX番号

北海道苫小牧シネマトーラス 12月 0144-37-8182 0144-37-8182
北海道函館シネマアイリス 10/17〜10/23 0138-31-6761 0138-31-6761
神奈川横浜シネマ・ジャック&ベティ 11/ 7〜11/20 0120-198-009 045-252-0827
京 都

京都朝日シネマ 
中京区河原町三条上ル 
10/24〜11/ 6 
上映開始時間 
075-255-6760
12:30 14:35 
075-252-3583
16:40 18:45
http://www2p.meshnet.or.jp/~kt-home/asahi/
兵 庫神戸西灘シネマ 11/ 7〜11/20 078-871-2890 078-871-2890
大 分

大分シネマ5 
大分市府中町2−4−8 
11/ 7、11/ 8 097-536-4512 097-535-1149
上映開始時間  7日 10:00 12:05 14:15 16:20 20:45
8日 10:00 12:05 14:15 16:20

照会先:大映株式会社 営業部 伊橋達彦様 e-mail : t-ihashi@daiei.tokuma.com
〒105-8671 港区東新橋1-1-16 徳間書店ビル4階 Fax:03-3573-8720

【目次】



衛星劇場
  聴覚障害者向け字幕入り放送

11月  F(エフ)・・・・・・・・・・・・・  8日(日)・29日(日)ともに9時から
 続・男はつらいよ ・・・・・・・・・  15日(日)9時から
 釣りバカ日誌7 ・・・・・・・・・・  22日(日)9時から

12月  SADA・・・・・・  6日(日)・31日(木)ともに9時から
 「幸福の黄色いハンカチ」  ・・・・・・・  13日(日)9時から
 息子 「息子」には聴覚障害者が登場します  20日(日)9時から
 釣りバカ日誌8 ・・・・・・・・・・・・  27日(日)9時から
字幕入り放送へのご意見/リクエスト等は 衛星劇場編成部まで FAX:03-5250-2324
受信に関する照会は、パーフェクTV FAX:03-5802-8438か、上記衛星劇場まで。
詳しくは、〒104-0045 中央区築地4-1-1 東劇ビル5F 衛星劇場まで。

【目次】



お知らせ
  インパクト・ワークショップ+
      トランソニック臨床検討会 日程変更

 開催日が変更となりました。会場の変更はございません。
 今回は、昨年同様、トランソニックの適用上の問題や現在かかえている問題などの経験交流と、トランソニックを最新のデジタル技術により耳かけ形補聴器としたImpaCt(インパクト)のワークショップとを併せて行いたいと思います。
 
1.日 時:11月23日(月・休日)の予定でしたが、以下に変更されました。
1999年 1月23日(土)9:00〜15:30
 
2.場 所:大阪市中央区神崎町4-12 味覚糖UHA館(TEL:06-767-6040)
3.内 容:インパクトワークショップ
トランソニックの適用の実情
トランソニック,インパクト,人工内耳の適用について症例を中心に論議
4.定 員:80名
5.照会先:インパクトワークショップ+トランソニック臨床検討会事務局
ダナジャパン大和研究所・技術部 深見千穂 Fax:0462-60-3310
申込書送信先=FAX:0462−60−3310
 

  インパクトワークショップ+トランソニック臨床検討会出席希望

  お名前:               e-mail                  

  連絡先:(7ケタ郵便番号            )

                                        

  連絡先:電話               FAX                
 

【目次】


マーガレット・スキナー先生講演会
   公開パネルディスカッションのお知らせ

 聴覚障害者への補聴に関しては、これまでも様々な取り組みが行われてきました。近年、特に人工内耳に対する関心が寄せられてきております。人工内耳は、装用者それぞれに合った検査を必要とし、その測定データはプログラムとして作成されます。これらの一貫の作業をマッピングと呼び、言語聴覚士の重要な業務のひとつと規定されております。特に小児においては、このマッピングがその後のリハビリテーションに重要な要因となります。
 このたび、米国ワシントン大学 Margaret W.Skinner,Ph.D.(マーガレット・スキナー)教授をお迎えして、11月2l日(土)講演会「米国における人工内耳マッピンクの現状」、11月22日(日)公開パネルディスカッション「補聴器と人工内耳の接点−聴覚補聴とは?」を企画いたしましたので、ご案内させていただきます。
 マーガレット・スキナー先生は、マルチチャンネル型人工内耳が米国FDAの認可を取得した当初より、人工内耳対象者の選択、最適なマッピングや成人と幼児の聴能訓練を中心に、人工内耳の臨床評価の研究に関する世界の第一人者の一人として活躍されております。また補聴器の研究者としても高名な方です。先生の今までの豊富なご経験を通して、示唆に富んだわかりやすいご説明をしていただけるものと存じます。
 この講演会は英語で行われますが、日本語への通訳があります。また、講演内容の関連資料も和訳して準備される予定です。参加費は講演会が 3,000円(資料代含む)、公開パネルディスカッションが 1,000円です。なお、11月21日(土)5時30分から、マ−ガレット・スキナー先生をかこんで夕食懇親会があります。ご都合のつく方は是非ご参加ください。こちらは参加費 2,000円を予定しております。
 
日  時:11月21日(土)午前10時(午前9時30分開場)〜午後5時
懇親会(午後5時30分より)
11月22日(日)午前10時(午前9時30分開場)〜午後0時45分

場  所:上智大学中央図書館9階講堂(92l号室)

定  員:120名(定員になり次第、締め切らせていただきます)

交  通:JR中央線四谷駅麹町口、地下鉄丸の内線・南北線四谷駅下車
会場案内図
 右の地図をご参照の上、聖イグナチオ教会を目印に北門よりお入りください。ただし、日曜日は北門が閉鎖されますので正門をお通りください。

プログラム:
21日:講演「米国における人工内耳マッピングの現状」
人工内耳の歴史、補聴器と人工内耳の特性比較、患者適用基準
人工内耳マッピング、人工内耳のリハビリテーション
デモ:人工内耳マッピング・リハビリテーションの実際

22日:パネルディスカッション「補聴器と人工内耳の接点−聴覚補償とは?」
10:00〜12:00 各シンポジストによる講演(10分)&コメント(10分)
はじめに:上智大学言語障害研究センター教授飯高京子
「子どもの聴覚学習」筑波技術短期大学教授 大沼直紀
「最新の補聴器の動向」横浜国立大学教育人間科学部 助教授 中川辰雄
「医療サイドにおける聴覚補償」静岡県立総合病院耳鼻咽喉科部長 高木 明
「人工内耳のリハビリテーション」大阪大学耳鼻咽喉科 井脇貴子
「ろう学校における人工内耳」大宮ろう学校 加藤慶子
「難聴教室におけるコミュニケーション補償」横浜市立共進中学校 舞薗恭子

司会進行:国際医療福祉大学助教授城間将江

コメンテータ:ワシントン大学教授 M.Skinner
愛媛大学教育学部 教授 高橋信雄
東海大学健康科学部 助教授 北野庸子
 
12:00〜12:30 パネルディスカッションくパネラー&フロアー)
12:30〜12:45 まとめ ワシントン大学教授 M.Skinner

主  催:上智大学言語障害研究センター
申込書郵送先:〒102-8554 千代田区紀尾井町7−1 上智大学言語障害研究センター


  参加申込書(11月7日締め切り)      送信先FAX:03−5804−7856

  ふりがな
  お名前:             所属:                 

  連絡先:(7ケタ郵便番号          )

                                      

  連絡先:電話             FAX              

 (□にチェックをつけてください)
21日 □講演会 ¥3,000   □懇親会 ¥2,000  □弁当 ¥1,000
 22日 □パネルディスカッション ¥1,000   合計金額         円
                      (当日会場にて徴収させていただきます)

  領収書は必要ですか?  □必要  □不要
 

【目次】



新刊資料
  「資料・日本の聾学校V」

「資料・日本の聾学校V」
 元平塚聾学校長の島正三先生が、昭和23年から平成7年までの膨大な資料を1冊にまとめられた。
 Tは、北海道・東北・関東の聾学校。Uは、北陸・中部・近畿・中国の聾学校。今回のVは、四国・九州の聾学校と、全国の聾学校沿革(抄)が収録されている。
 1学級あたりの生徒の人数の変化、聾学校教員の免許状保有率などが県別に整理されており、貴重な教育統計資料となっている。おそらく、文部省をはじめ、他機関や他障害分野で、ここまで整理された細かな資料を出すに至ってはいないだろう。
 今回、資料として整理されているデータは、聾唖学校学校数・生徒数/盲・聾・養護学校数/聾学校生徒数・学級数・教員数/聾学校教諭免許状取得者の状況/聾学校教員の通算教育経験年数/聾学校での教育経験年数などである。
 ぜひ、各都道府県の教育委員会人事担当の方などにお贈りし、聾学校教員の人事異動について、思慮の材料としてお使いいただきたい資料である。

入手法:島正三先生に直接、注文する。1冊、1,840円(送料込み)
    〒254−0052 平塚市平塚4−15−20 島 正三先生

 なお、T・Uについても残部があるとのことなので、併せてご紹介したい。
 T:1冊1,840円 U:1冊1,540円(送料込み)

【目次】



シンポ開催
  聴覚障害者のキャプショニング
      字幕放送シンポジウム イン TOKYO'98

 これまでの字幕放送シンポジウムは聴覚障害者に対する啓蒙的な役割を果たしてまいりましたが、今年は聴覚障害者だけではなく、放送事業者、機器メーカー、著作権権利者等を交えて、問題の解決を探る場とする必要があります。そのために、聴覚障害者自身や幅広い専門的な知識を持つ方々、放送事業者の方々の積極的なご参加が必要になっております。
 今回は、1)字幕放送の拡充の指針の目標をどう達成するか。2)著作権法はどのように改定するか。3)生放送の字幕は実現できるか。4)デジタル放送の開始でキャプションはどう変わるか。など字幕放送を巡る問題を整理し、字幕放送の拡充の課題と問題点を引き出します。

日 時:11月28日(土)13:00〜29日(日)16:30まで
場 所:戸山サンライズ(新宿区)、インツビル(中野)
参加費:2000円
目 的:
   (1)字幕放送とキャプショニング(字幕)問題全体を理解できる場とする。
   (2)聴覚障害者と放送・メーカーなど関係者の相互の情報交換の場とする。
内 容:基調講演と分科会
    分科会[A:字幕制作体制の強化][B:著作権][C:デジタル放送と字幕]
    基調報告と基調講演「デジタル放送とは何か」、パネルディスカッション
申込先:FAX=03−3354−0046
照会先:東京都新宿区市谷台町14 MSビル2F 全日本難聴者・中途失聴者団体連合会

参加申込書

フリガナ
お名前:             e-mail                

連絡先:(7ケタ郵便番号          )

                                    

連絡先:電話             FAX              

参加希望分科会  □A. □B. □C.

レポート報告の希望 「           」について

28日の宿泊希望の有無( 有・無 )(ご紹介をしますので、ご自分でお申し込み下さい)

【目次】



字幕付き映画
  「風の歌が聴きたい」上映会日程

 映画「風の歌が聴きたい」は実在する聴覚障害者の夫婦、高島夫妻をモデルに描いた作品です。高島夫妻のことは、TBSの番組を通して、あるいは本を通してご存じの方も多いかと思います。各地の聾学校や聴覚障害関連行事に講師として呼ばれていますから、お話を直接、聞かれた方もいるかと思います。

11月21〜27日(祝) 松山シネマルナテック

上映に関しての詳細は下記の上映実行委員会にご照会願います。
「風の歌が聴きたい」上映実行委員会 TEL:03-5412-7777 FAX:03-5411-7778

【目次】


  「地球が動いた日」タイトル

字幕付き映画紹介
 

「地球が動いた日」字幕付きフィルム上映日程

12月11日(金) 京都外国語大学森田記念講堂
所在地:京都市右京区西院笠目町6
交通の案内:http://www.kufs.ac.jp/traffic.html
     (京都市右京区「講演と映画のつどい」にて上映)
      映画の内容は「みみだより」340号を参照して下さい。
      照会先:関西映像(株)高須賀様 FAX:0722-61-2892

【目次】



ビデオ紹介
  伊藤政雄の四字熟語

伊藤政雄の四字熟語
 「このビデオは・・・」
 本編は使用頻度の高い四字熟語を97語選びました。四字熟語をまず日本語対応手話で示し、次いで日本手話で表わしています。日本話対応手話では主に漢字を表現し、日本手話では熟語に含まれる意味、内容、状況を表現しています。ビデオは初めから順番にご覧頂くのが一般的ですが、少し高度なビデオ操作と手話知識があれば、最後から少しずつ巻き戻していただいて、日本手話の表現から、ぴったりの四字熟語を考えてもらうクイズ形式で見ることもできます。中途失聴者や手話入門の方でしたら、日本語対応手話で一時静止し、日本手話を工夫し表現したり、ちなんだ事例や体験を発表してもらうこともよいでしよう。また、本編には解説書がついていますので、先に四字熟講の手話を考えていただき、その後ビデオを見て、評するやり方もあります。戦前から伝わる先人達の優れた四字熟語表現を発掘し、それに伊藤政雄の独創性を加味し、洗練された表現となっています。まさに日本における「ろう文化の伝承」の一つの証しと言えます。学校や団体、サークルの皆様の間で、本編をきっかけに手話表現の話の輪を広げて、新たなご意見やご提案を事務局にお寄せください。
(解説書の案内より)

 解説書にあるように日本手話を見ていると「あ〜なるほど、こんな表現か!」と、その表現の豊かさや意味を伝える表現の発想に感服してしまう。トータルコミュニケ−ション研究会制作。
 1本 3,000円(送料1本につき500円:5本以上一括で送料割引あり)
 注文方法:下記をFAXする。代金はビデオ到着後、10日以内に同封の振込用紙で振り込む。照会先:TC研・通訳部 閏間様方(〒253-0012 茅ヶ崎市小和田 3-8-35)


   ビデオ「伊藤政雄の四字熟語」申込書    送信先FAX:0467−52−1442

   ふりがな
   お名前:               希望部数(     )本

   連絡先:(7ケタ郵便番号          )

                                       

   連絡先:電話             FAX              

 

【目次】


 文部省教育課程審議会は、「幼稚園、小学校、中学校、高等学校、盲学校、聾学校及び養護学校の教育課程の基準の改善について」との答申を出している。長文なので、すべてを紹介できないが、特に特殊教育4領域目が、「養護・訓練」から「自立活動」に変更となることが大きい。その他、重要な内容も含まれているので、全文を入手したい場合は、http://www.monbu.go.jp/singi/katei/00000206にアクセスのこと。


(3)盲学校、聾学校及び養護学校
 ア 幼稚部
 (ア)盲学校、聾学校及び養護学校幼稚部の5領域(健康、人間関係、環境、言葉及び表現)のねらい及び内容等については、基本的には幼稚園に準じた改善を図る。
 (イ)障害のある幼児に対し、できる限り早い時期から教育的な手だてを講ずることにより、その後の障害の状態の改善・克服等に大きな効果が見られることから、3歳未満の乳幼児を含む教育相談に関する事項を幼稚部教育要領に明記する。
 障害のある児童生徒に対する教育相談については、盲学校、聾学校及び養護学校の専門性を広く活用する観点から、小学部、中学部及び高等部の学習指導要領にも位置付けることとする。
 (ウ)幼児の障害の種類や程度、発達段階等に応じた指導を一層進める観点から、学校種別ごとの指導計画作成上の留意事項についてより具体的に示すよう見直しを行うとともに、重複障害の幼児に対して、より系統的な指導が行われるよう指導上の留意事項を新たに示す。

 イ 小学部、中学部及び高等部
 (ア)現在、盲学校、聾学校及び肢体不自由者又は病弱者を教育する養護学校の各教科の構成及び目標・内容等は、小学校、中学校等に準ずることとなっており、高等部について障害の特性に応じた職業に関する教科・科目が設けられることとなっている。
 各教科の目標及び内容等については、現行どおり、小学校、中学校及び高等学校に準じた改善を図ることとする。また、学校種ごとにそれぞれ示されている各教科の指導上の配慮事項については、児童生徒の障害の状態の重度・重複化、多様化の状況等を踏まえつつ、各教科の指導の一層の充実を図る観点から、例えば、盲学校においては、コンピュータ等の情報手段の活用に関すること、聾学校においては、音声や文字、手話等の多様なコミュニケーション手段の適切な選択と活用に関することなどについて明記することとする。
 (イ)知的障害者を教育する養護学校の各教科については、次のように改善する。(省略)
 (ウ)高等部の職業に関する教科・科目については、次のように改善する。
 a 盲学校、聾学校及び肢体不自由者又は病弱者を教育する養護学校においては、高等学校に準じて、情報や福祉に関する教科・科目を設置できるようにするなどの改善を図る。また、盲学校の理療科や聾学校の理容科などについて、各学校において、特色ある教育課程を編成できるよう、職業資格の取得要件との関係も考慮しつつ、関係科目の内容等の改善を図る。

 ウ 養護・訓練
 養護・訓練は、障害の状態を改善・克服するための特別の指導領域として、昭和46年に盲学校、聾学校及び養護学校共通に設けられた。その後の障害のある人々を取り巻く社会環境や障害についての考え方、幼児児童生徒の障害の重度・重複化、多様化等、実態が大きく変化してきて
いることを踏まえ、次のように改善する。
 (ア)名称については、この領域が一人一人の幼児児童生徒の実態に対応した活動であることや自立を目指した主体的な活動であることなどを一層明確にする観点から、「自立活動」と改める。
 (イ)目標については、個々の幼児児童生徒が自立を目指し、障害に基づく種々の困難を主体的に改善・克服する教育活動であることが一層明確になるようにする。また、学習指導要領総則の一般方針の養護・訓練に関する記述についても、教育活動全体を通じて養護・訓練の指導の充実を一層図る観点から見直すこととする。
 (ウ)内容については、現行では18の項目が五つに区分されて示されており、個々の児童生徒の実態に応じて、これらの内容の中から必要な事項を選定し、相互に関連付けて指導することとなっている。
 近年の幼児児童生徒の障害の状態の多様化に対応し、適切かつ効果的な指導を進めるため、具体的な指導事項を選定する際の観点がより明確になるよう、区分の名称について、「身体の健康」は「健康の保持」、「心理的適応」は「心理的な安定」、「環境の認知」は「環境の把握」、「運動・動作」は「身体の動き」、「意思の伝達」は「コミュニケーション」と改める。また、具体的な項目の内容等についても、同様の趣旨から見直すこととする。
 (エ)現行の幼稚部における養護・訓練のねらいや内容等については、幼稚部の領域の示し方に合わせて、小学部、中学部及び高等部とは異なった示し方となっているが、養護・訓練の指導の一貫性を考慮して、小学部、中学部及び高等部と同一の示し方とする。
 (オ)障害の状態の重度・重複化、多様化に対応した適切かつ効果的な指導を進めるため、医療、福祉等の関係諸機関等との連携協力の必要性についても一層明確に示すこととする。




【目次】



言語聴覚士にからんで以下の文書が出されています。



                         10初特第35号    
平成10年10月8日  

各都道府県教育委員会特殊教育主管課長
各指定都市教育委員会特殊教育主管課長 殿
付属学校を置く各国立大学長

文部省初等中等教育局特殊教育課長  
山 根 徹 夫  

言語聴覚士が行いうる診療の補助行為について(通知)

 標記について、厚生省健康政策局医事課長から各都道府県衛生主管部(局)長あてに別添のとおり通知されましたので、御了知いただきますようお願いします。
 ついては、貴職におかれましては、本件について、管内の市町村教育委員会及び学校への周知方よろしくお願いします。



医事第55号の2    
平成10年10月7日  

各都道府県衛生主管部(局)長 殿

厚生省健康政策局医事課長    


言語聴覚士法に係る疑義について

 標記について、広島県より別紙1のとおり照会があり、別紙2のとおり回答しましたので、御了知いただきたく通知いたします。



                  医    第143号  
平成10年10月1日  

厚生省健康政策局医事課長殿

広 島 県 福 祉 保 健 部 長  
〒730-8511広島市中区基町10−52  
医 療 対 策 課  

言語聴覚士が行いうる診療の補助行為について(照会)

 言語聴覚士法については、「言語聴覚士法の施行について」(平成10年9月1日 健政発第970号 厚生省健康政策局長通知)で通知されたとおり平成10年9月1日をもって施行されたところでありますが、言語聴覚士が行いうる診療の補助行為を定めた言語聴覚士法施行規則(平成10年厚生省令第74号。以下「規則」という。)第22条の解釈について疑義があるため、次の通り照会します。
 規則第22条第1号に規定する聴力検査及び同第6号に規定する補聴器装用訓練は、聾学校、難聴特殊学級及び難聴通級指導教室等において、聴覚に障害のある幼児児童生徒に対して現在行われている行為を含むものでないと解釈してよいでしょうか。



医 事 第 5 5 号  
平成10年10月7日  
広島県福祉保健部長 殿
厚生省健康政策局医事課長   

言語聴覚士が行いうる診療の補助行為について(回答)

 平成10年10月1日付け医第143号により照会のあった標記について、下記のとおり回答する。


 貴見のとおりと思料する。


【目次】



講座開催
  手話での聴覚障害者向けパソコン講座

 現在、パソコンがはやっている中、買った後に何をして使えばよいかと悩んでいませんか? 一人で学ぶより、この講座にきて一緒に学べば楽しく覚えられると思います。ぜひ、下記の講座をお申し込みください。お待ちしております。

 11月 7日(土)  13:30〜15:30 パソコンの基礎知識
 11月21日(日)   9:30〜11:30 インターネットの基礎知識T
 13:30〜15:30 インターネットの基礎知識U

受講条件:キーボード入力ができる(日本語作成ができるなど)。
Windows95が使えること。2回続けて受講できること。

定  員:14名

申 込 先:愛知県聴覚障害者協会 FAX:052−221−8154

照 会 先:(株)富士通中部システムズ FAX:052−239−1329
担当)渡辺、佐藤  

【目次】



字幕付き映画
  「もののけ姫」

日  時:11月23日(月)13:30〜16:00
 
場  所:大宮ソニックシティ大ホール《入場無料》大宮市桜木町1−7−5
 
応募方法: 住所・氏名・電話番号・ファックス番号・希望人数(5名様まで申し込み可)を明記の上、往復はがき・またはE−mailでNTT埼玉支店『もののけ姫』上映係までお申し込みください。耳のご不自由な方でライブホンをご利用になる場合はその旨お書きください。お申し込み多数の場合は抽選とします。
 
主  催: NTT埼玉支社 〒336-8655 浦和市太田窪1−26−20
TEL:048−883−0580、FAX:048−883−0132
E-mail:m-suzuki@bo.sai.knt.ntt.co.jp

【目次】


ミニ・ニュース

★「精神薄弱」から「知的障害」へ
 『精神薄弱』という言葉が差別や偏見を助長するおそれがあるとして、障害者基本法などの法律で使われていた「精神薄弱」という表現を「知的障害」に改める関係法改正案が成立した。施行は99年4月1日。
 
★臨時福祉特別給付金
 今年8月時点で、特別児童扶養手当や障害児福祉手当の受給を受けている場合(おおよそ身障手帳 2級・3級所持者)は、福祉給付金(1万円)。障害児福祉手当の受給を受けている場合(身障手帳 2級所持者の一部)は、介護福祉金(3万円)の至急を受けることができる。申請は11月30日(月)まで。詳しくは、市町村の民生担当まで。

【目次】


インターネット・URLの変更

 全日本難聴者・中途失聴者団体連合会 http://www1.normanet.ne.jp/~ww100090/
 理研産業株式会社  http://www.rikensangyo.co.jp

【目次】


学会誌目次

★「指点字表示のための最適刺激モードの検討」星野俊行・清澤徹・大竹勉・米澤義道
 電子情報通信学会論文誌 Vol.J81-A(9)1273-1279,1998
 
★「聾学校高等部生徒の補聴に関する意識調査とその一考察」大竹一成
 特殊教育学研究 36(2)73-80,1998
 

【目次】



■ペーパーメディアによる「みみだより」購読のお誘い■

 「みみだより」は月に2回の定期出版物です。印刷体の「みみだより」を購読希望の方は、上記のfaxかe-mailでお名前、ご住所をお教え下さい。折り返し、見本誌と購読料振込用紙をお送りいたします。購読料は、月300円です。 年度締めで、各年度とも、3月までの残月数×300円を前納していただきます 。なお、著作権の関係で、ホームページで閲覧できる記事は、印刷体の「みみだより」のうち、インターネットでの公開許諾を得られた記事内容に限ります。


【目次】 | NEXT | BACK |「みみだより」ホームページ