1997年8月25日/9月8日発行合併号(第2・4月曜日発行)


News Source of Educational Audiology

聴能情報誌 みみだより 第3巻 第329号 通巻414号


編集・発行人:みみだより会、立入 哉 〒790−0833 愛媛県松山市祝谷5丁目2−25 FAX:089-946-5211
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【目次】第329号

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研究会開催
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 第10回
 フィッティング・フォーラム'97 in 京都
メインテーマ「人工内耳、良く知り、良く使う」

 人工内耳装用児に対して「教育」という立場から、何ができるか?。そんな質問に答えるべく、今回の研究会を企画いたしました。午前中は、人工内耳のマッピングなど、人工内耳を知るための講習会(お持ちの知識に合わせて2コースを予定)、午後はハビリテ−ションを中心に講演とパネルディスカッションを企画しております。どうぞ、ご参加下さい。

日 時:10月18日(土)9:00〜16:00
会 場:ルビノ京都堀川(京都市上京区東堀川通下長者下る7−3)
交通=地下鉄丸太町駅下車徒歩10分
定 員:150人(先着順:混み合いますのでお早めにお申し込み願います)
参加費:2,500円(共催各会会員は2,000円)(資料代を別途、申し受ける場合があります)
内 容:AM=講習会 ビギナーズコース:人工内耳の基礎/人工内耳のマッピング
エキスパートコース:人工内耳のマッピング/新しい人工内耳
PM=講演「人工内耳ハビリテ−ション」
          ・・・・Ms.Mary(米国ABC社):日本語通訳付き
PM=パネルディスカッション「医療と教育とハビリテ−ション」
コーディネータ:大沼直紀先生(筑波技術短期大学教授)
高橋信雄先生(愛媛大学教育学部教授)
パネラー:井脇貴子先生(大阪大学医学部耳鼻咽喉科)
加藤慶子先生(埼玉県立大宮聾学校)
田中多賀子先生(人工内耳装用児のお母様)
参加申込方法: 下記の参加申込書に記入の上、FAXで送信して下さい。
主 催:フィッティング・フォーラム'97実行委員会、みみだより編集部
日本教育オージオロジスト連絡協議会
共 催:日本聴覚障害・教育工学研究会、京都聴覚障害研究会

 

講習会の内容

 午前の部では、会場を2分し、エキスパートグループと、ビギナーグループに分け、講習を行います。ビギナーコース受講の方には、人工内耳の基本的動作からマッピングまでをご紹介します。すでに人工内耳の基本動作をご存じの方には、エキスパートコースとして、マッピングの方法と、これからの人工内耳の方向についての講演を受講していただけます。

@内容A:人工内耳の基礎

Aビギナー内容B:人工内耳のマッピング

Bエキスパート内容B:人工内耳のマッピング

C内容C:新しい人工内耳

 


【目次】


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新刊図書
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  トンネルを抜ける日  中島かづ恵著
トンネルを抜ける日 推薦のことば
        トライアングル出版部 金山千代子

 豪斗(ひでと)君のご両親が養護学級を選ばれたのには、豪斗君の行動に自閉的傾向があったことも一つの理由のようです。しかし、大人が戸惑う豪斗君のその行動には、どの子供の心にも秘められている好奇心や、愛情への欲求がストレートに表現されているようで、手記を読みながら思わず納得する事もあります。しかし、子供の幸福や自立を願う母親のかづ恵さんとしては深く悩むことも多く、手記にもあるように、まさに「暗いトンネルに入り込んでいるような……」日々であったことでしょう。

 そして今年、豪斗君は養護学級から見事!地域の公立高校に入学しました。この手記は、またしても親の愛情のスゴサと、人の教育の可能性の素晴らしさを思い起こさせます。そしてまた、豪斗君親子に出合った教師や回りの人達が、共に手を繋ぎ一緒に暗いトンネルを駆け抜けようとした姿に、人の優しさ、豊かさが信じられます。そして、トンネルには出口があることも…………。菅原廣一先生にもご協力頂きました。障害児を育てる親だけでなく、一般の方々にも、専門家の先生方にもご一読頂きたい本です。



【目次】


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交流会開催
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  第6回  聴覚障害者公務員交流会
日時:11月29日(土)〜30日(日)1泊2日
会場:愛知県青年会館(愛知県名古屋市中区栄1丁目18番8号)
FAX:(052)204−3508 TEL:(052)221−6001
参加対象者:国家公務員・地方公務員として働く聴覚障害を持つ職員と
この交流会の目的に賛同する者
日程:29日:講演「聴公会設立の経緯とその歩み」
パネルディスカッション「一緒に作って行こう!
          聞こえなくてもやっていける明るく楽しい職場を!」
グループ討議/親睦交流会
30日:全体会
※3歳から小6までの幼児・小児の保育有り
参加費:会員3,000円、非会員4,000円、親睦交流会6,000円、宿泊費8,000円
申込期限:9月22日
主催:聴覚障害者公務員交流会(略称:聴公会)
主管:東海聴覚障害者公務員交流会(略称:東海聴公会)
第6回聴覚障害者公務員交流会実行委員会
照会先:長瀬毅泰(FAX:052−682−5825 F網)
聴公会への入会に関する照会先:佐野奈浦子(〒191 町田市相原町3190-7-610)

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衛星劇場
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  聴覚障害者向け字幕入り放送
9月 晩春・・・・・・・・・・・・・ 21日 9:00〜
 男はつらいよ/寅次郎の告白・・・ 7日/27日 9:00〜
 遙かなる走路・・・・・・・・・・ 14日 9:00〜
※「晩春」のみ手話解説(妹尾映美子)、手話解説ゲスト(西村知美)がつく

10月の予定
   男はつらいよ/葛飾立志篇、男はつらいよ/寅次郎の青春、釣りバカ日誌5

字幕入り放送へのご意見/リクエスト等は 衛星劇場編成部まで FAX:03-5250-2324
受信に関する照会は、パーフェクトTV FAX:03-5802-8438か、
             衛星劇場 FAX:03-5250-2324まで。

受信はCS(通信衛星)放送からの受信の他、ケーブル局を通じても受信できる。
詳しくは、〒104 中央区築地4-1-1 東劇ビル5F 衛星劇場まで。


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字幕付き映画
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  「私たちが好きだったこと」
     日本語字幕付きプリント上映のお知らせ

あらすじ

 倍率76倍の高層公団マンションに当たった二人の男が、入居祝で盛り上がった酒場で、二人の女と出会う。独立を目指す照明デザイナー与志とネパールにしか生息しない蝶を撮ることを夢見るカメラマン通称・ロバ。「不安神経症」をかかえ人生を恐る恐る歩むOL・愛子、愛に傷つきながらも懸命に都会を生きる優秀な美容師・曜子。2LDKを舞台に微妙に噛み合わない不思議な共同生活を始めた男女四人は、やがて二つの愛をゆっくり育ててゆくが‥‥

上 映 劇 場上映日程電話番号FAX番号
札 幌 東 映9/25(木)・26(金)011(231)2568011(231)2569
丸の内東映9/15(祝)・16(火)03(3535)474103(3563)1777
横浜伊勢佐木町東映9/20(土)・21(日)045(261)3800045(253)6838
名古屋グランド9/25(木)・26(金)052(584)7360052(584)7364
梅 田 東 映9/14(日)・15(祝)06(345)709606(345)7296
神戸三宮東映9/22(月)078(391)6758078(391)6758
小 倉 東 映9/16(火)・17(水)093(521)5250093(551)6080
鹿児島東映9/21(日)〜23(火)099(224)6358099(224)6358

次回は、「Lie lie Lie(ライ・ライ・ライ)」が字幕入りプリントで上映される予定。

尚,身体障害者手帳をご持参の方は,ご優待料金にてご入場いただけます。
(大人・大学生のみ 1000円、付添い一名まで1,000円にて入場可)
                 お問い合わせ先 東映株式会社映画営業部 飯塚
                        TEL:03(3535)7179 FAX:03(3535)7186


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学会誌紹介
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  日本音響学会誌 Vol.53 No.9,1997

小特集:聴覚の基礎研究が切り開く新たな展開

「音声工学と聴覚科学」  平原達也,714-719
「超音波聴覚を巡って」  細井裕司,726-730
「声を使って聴覚を探る」  河原英紀,731-737
「言語習得過程におけるプロソディ情報の役割」  林 安紀子,738-742

学会連絡先:日本音響学会 FAX:03-3379-1456 渋谷区代々木2-7-7 池田ビル4階


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新製品情報
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 松下から待望の2器種など新登場

 松下通信工業では、以前から、デジタル補聴器、FMワイヤレス補聴器の開発を進めてきて、日本聴覚医学会などで参考展示をしてきた。いよいよ、これらの補聴器の市販が始まる。デジタル補聴器 WH-AD200(12月から)、ワイヤレス補聴システム WH-AX100、WH-AX200(片耳用は9月から、両耳用は11月から)、WH-TX100、さらにプログラマブル補聴器 WH-CP200、WH-CP300(9月から)も発売となる。

 海外に行き、補聴器の話をすると、「どうして、日本のPanasonicやSONYは補聴器を作らないのか?」と尋ねられることがある。「輸出をしていないだけだ」と答えることがが多いが、デジタル補聴器など PanasonicやSONYが元気がいい。日本の補聴器が海外でも使われるようになるのではないかと予感する。

 紙面都合により、詳細は次号に掲載します。

  

★デジタル補聴器 WH-AD200(12月1日発売)

 

★FMワイヤレス補聴システム(片耳用9月1日発売、両耳用11月4日発売)

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