近畿教育オーディオロジー研究協議会
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飾り 会長挨拶
近畿教育オーディオロジー研究協議会
会長 三反田 多香子(和歌山県立和歌山ろう学校長)
   
 今年の春は桜が散るのが思 いの外、早く感じられました。 校門をくぐり、はらはらと桜 吹雪が舞う中、子どもたちが とても楽しそうに手話での会 話に花を咲かせていました。 眩しさと懐かしさとともに、 目に映る光景を眺めていまし た。そして、入学式では大き く明瞭な発声で校歌を堂々と 歌う子どもたちの姿に感動を 覚えました。子どもたちの成 長とは想像を超えていると。 この4月、聾学校に着任し、 9年ぶりに聴覚障害教育の現 場で子どもたちと過ごすこと となりました。奇しくも近畿 教育オーディオロジー研究協 議会は創立20周年を迎える という記念すべき年に会長を 仰せつかることとなり不思議 な縁(えにし)を感じずにはい られません。 20年前に「近畿は一つ」 を合い言葉に聴覚障害教育に 関わる仲間、特に聴能教育に携わる仲間とともに、会の発 足に微力ながら関わることが できたこと、そこから始まっ た先生方とのご縁は私にとっ ては何物にも代え難い財産と なっています。 本協議会が20年にわたっ て存続し、聴覚障害教育の専 門研修の場として根付いてい る大きな要因は聴能教育を通 じて巡り会った一人一人の先 生方が、学校は違えど目的を 同じくして聴覚障害の子ども たちのために、よりよい専門 家として在ることを第一に考 え、切磋琢磨してきたからだ と確信しています。 今年度も開催講座・研修会 等の内容は多岐にわたり、入 門者からベテランまでが学ぶ 事ができるように工夫し組ま れています。多くの方々の参 加により、学校、医療、福祉な ど様々な分野の専門性が織り なす協働の成果を少しでも子 どもたちとの教育実践にいかしていただくことが本協議会 の喜びであり、継続への力と なります。皆様の積極的な参 加をお待ちしております。 20年の間に聾学校の幼児 児童生徒の状況や学校のあり 方が変わりつつあることは誰 もが実感していることであり、 聴覚障害教育の専門性の維 持・継承・人材育成は喫緊の 課題です。改めて「近畿は一 つ」を掲げ、目的を同じくす る皆様方と本協議会の発展に 努める事が、私にとってのさ さやかではありますが本協議 会への恩返しになると信じ、 精一杯務めさせていただきた いと思っております。どうぞ、 よろしくお願いいたします。