JDF国際委員会ニュースレター |
JDF国際委員会 2011/10/15 第1号 |
JDF 国際委員長 寺島彰
2011年9月1日から9月2日まで、ソウル(韓国)のハイソウルユースホステルで開催されました。会議の目的は、「アジア太平洋障害者の十年」の新十年にむけて、障害者権利条約の批准と実施のためには、アジア太平洋地域におけるNGOの連携が重要であることから、NGOの連携に関する好事例についての情報交換をするということでした。そのために、日本、中国、パキスタン、フィージーから障害NGOの代表が招待されました。
日本からは、JDFの小川代表が招待されましたが、森政策委員長と寺島が代理で参加しました。また、アジア太平洋地域の8か国から若い障害者リーダーたち10人も招待されており、議論に参加していました。
プログラムは、下表の通りでした。その中でCRPD委員会委員長のロン・マッカラム氏(オーストラリア)による講演がありました。同氏は、自身全盲の視覚障害者で、委員長をされています。CRPD委員会は、国連にできた障害者権利条約(CRPD)の実施状況をモニタリングする組織で、加盟国が権利条約批准後2年以内(それ以降は4年毎)に実施状況に関するレポートを提出してきますので、それを参考に各国の権利条約の実施状況をモニタリングする役割を担っています。また、カルチャープログラムあり、ソウル宣言の採択もあり、国会議員による昼食会も開催されるなど、華やかな会議でした。
第2次アジア太平洋地域障害者の十年の実施に関する最終評価をおこなうハイレベル政府間会合が、韓国政府がホストとなり2012年10月に韓国・インチョンで開催される予定となっています。同会合では、アジア・太平洋地域の各国の社会的、経済的変化に影響を与える障害関連の取り組みの新たな局面に向けた戦略的なアジェンダが示されます。2011年5月19日、20日に行われた総会決議66/11によって、同会合に先駆けた準備作業において、アジア・太平洋地域の障害者支援団体を含めた全ての主要担当者の参加が求められました。この草案の準備の参考とするために、ESCAPからのアンケートがアジア太平洋地域のNGO宛に届きました。
JDFからは、次の団体から回答をいたしました。なお、英語への翻訳について、JDF事務局でお手伝いをさせていただきました。
日本障害フォーラム
日本盲人会連合
全日本ろうあ連盟
日本障害者協議会
DPI日本会議
全日本手をつなぐ育成会
全日本難聴者・中途失聴者団体連合会
2011年8月29日付けで、ESCAPから、「障害、生計と貧困」調査に関する調査に関してESCAPとJDFの同意書を交わしたいという連絡がありました。
同調査は、アジア太平洋地域の10か国を選び、障害者の生計に関するニーズを分析するための準備を行い、証拠に基づく調査の促進と政策策定へのプロセスに反映させることを目的としています。
調査結果は、2012年10月に開催が予定されているハイレベル政府間会合に反映されるように、次のような日程で実施されます。
調査は、参加型調査とのことで、各国の障害者が参加して実施され、ESCAPが、@参加型調査方法の開発、Aデータ収集を含む調査方法の国内団体のトレーニング、Bデータ分析、C各国レポートに関する各国団体の支援、D調査結果をまとめ、アジア太平洋地域での配布を支援するとのことです。調査に際して1万5000ドルが支払われることになっています。 今後、皆さまのご協力をお願いすることになると思われます。どうぞよろしくお願いいたします。