避難所等における視聴覚障害者等に対する情報・コミュニケーション支援について(例)
・避難所等において、視聴覚障害者への理解を求める。
・視聴覚障害者に対する情報・コミュニケーション支援への協力を呼びかける。

□安否の確認
被災地域の要援護者を確認
視覚障害
・放送やハンドマイク等を使用し、避難所及び周辺地区で、声をかけて確認。
聴覚障害
・プラカードを使用し、避難所及び周辺地区で確認。 
(「聞こえない人はいませんか? 」など)
・手話通訳者、要約筆記者などは腕章等を着用。
(「手話できます」『耳マーク』の活用」など)

□ニーズの把握
障害特性に応じた支援内容
視覚障害
・障害の程度(全盲・弱視など) や情報取得方法
( 点字・音声・拡大文字など) 等を確認し、必要な支援を把握する。
聴覚障害
・障害の程度(聞こえの状態など) や情報取得方法
(手話・文字・補聴器など) 等を確認し、必要な支援を把握する。

□関係者との連携
避雑所等における活動
視覚障害
・行政、視覚障害者協会、視覚障害者情報提供施設、
保健師等が連携し、ボランティアを効果的に活用する。
聴覚障害
・行政、聴覚障害者協会、聴覚障害者情報提供施設、
手話通訳者、要約筆記者、保健師等が連携し、
ボランティアを効果的に活用する。

□避難所の説明
トイレや風呂、配給場所など
視覚障害
・ボランティア等を活用し、場所や使用方法、状況の変化などを適切に伝える。
聴覚障害
・ボランティアやホワイトボード等を活用し、
場所や使用方法、状況の変化などを適切に伝える。

□情報の共有
食料・救援物資の配給など
視覚障害
・放送やハンドマイク等を使用し、必要に応じて個別に対応する等、
最新の情報を確実に伝える。
(悪い例: 「張り紙を見て下さい。」など)
聴覚障害
・プラカードやホワィトボード等を使用し、必要に
応じて個別に対応する等、最新の情報を確実に伝える。
(悪い例: 「1時の放送を聞いて下さい。」など)

□機材・物品
共用品・消耗品の手配など
視覚障害
・ラジオ
・テレビ(解説放送)
・乾電池(ラジオなど) 等
聴覚障害
・テレビ(字幕・手話放送)
・ホワイトボード(設置型、携帯型)
・補聴器用電池　等