JANNET障害分野NGO連絡会 メールマガジン 第93号 2011年4月26日発行 + このたびの東日本大地震におきまして被災された皆様、そのご家族様へ心よりお見舞い申し上げます。 JANNETの会員で、被災地にて支援活動を開始した団体もありますので、状況をお知らせします。 URL: http://www.normanet.ne.jp/~jannet + 目次 ++ トピックス 1. アクセシブル観光会議 (4月11日〜14日)およびNPOバリアフリー研究所について ++ インフォメーション 1. 総会の日程が6月5日(日)に変更になりました。 2.JANNETホームページ(日本語と英語)の一部を更新しました。 3.JDF東日本大震災被災障害者総合支援本部設置 4.国連障害者の権利条約批准国情報 5 .図書紹介『アクセシブル・ツーリズムガイドブック』 in Taipei 6. 論文紹介(個人会員) ++ トピック 1 アクセシブル観光会議(4月11日〜14日)およびNPO Japan Accessible Tourism Center について Japan Accessible Tourism Center                                 代表: 木島 英登(キジマ ヒデトウ) 初めまして、バリアフリー研究所の木島英登と申します。 http://www.kijikiji.com/consultant  2011年4月11日〜14日 台北にて、バリアフリー旅行の国際会議が開催されました。世界14カ国から、約150名の参加者がいました。言語は英語。地元台湾、香港、シンガポール、マレーシアなど中華系の人も多く、北京語も混じります。各国での観光バリアフリー事例、ユニバーサルツーリズムの推進、条例制度などが報告されました。世界的に観光バリアフリーへの取り組みが注目され、飛躍的に進んでいることは嬉しいことです。 しかし、日本人の参加者が少ない、存在感が薄いのが残念です。語学の壁でしょうか?発表はしなくても、仕事でなくても、旅行を兼ねて参加して欲しいもの。  私は、2009年の第3回シンガポール大会では、基調講演をしました。「Flying Wheelchair」 車いすで世界を旅した話をさせてもらいましたが、今回は、国際交流アドバイザーとして週2回勤務している大阪府堺市にある国際障害者交流センター「ビッグ・アイ」の宣伝と、論文「Japan Accessible Tourism Center」の発表、ネットワーク作りが参加目的でした。 Japan Accessible Tourism Center は、この4月に活動を開始したばかりのNPOです。訪日外国人に対してのバリアフリー旅行情報の提供を行っています。交通、宿泊、観光が情報の3本柱です。障害のある人、高齢者も、たくさん日本に来て欲しい。インバウンド観光促進だけでなく、人や文化の国際交流を通して平和の促進になります。また、開発途上国の人達には、進んだ日本のバリアフリーを体験することで、自分達の国の環境改善へのまちづくりのきっかけになると考えています。バリアフリー設備やサービスはあったとしても、情報が伝わらなければ意味がありません。ホームページなどで情報発信が行われるようになりましたが、日本語に限られています。施設の利用など、別問い合わせ、別予約も未だ多いのも現状です。運営費を確保し、よりよい活動をできるよう頑張りたいと思います。皆さま、ご指導、ご支援のほど、よろしくお願い致します。  サイト  http://www.japan-accessible.com/  日本語サイト  http://www.japan-accessible.com/japanese/ 次回ICAT(観光バリアフリー国際会議)は、2013年バンコクで開催されます。ご興味のある人は、私に声をかけてください。一緒に行きましょう。 ++ インフォメーション 1.総会の日程が変わりました.。開催日は6月5日(日)です。. 午後1時から2時半 総会(戸山サンライズ2階大研修室B)  休憩時間にはお茶とお菓子を用意します。交流の時間としてお使いください。 午後2時45分から5時 被災地での障害者支援活動報告会を開催します。 活動報告は会員を中心に行います。一団体約5〜7分でお願いします。 発表を希望する会員は事務局までお問い合わせください。 ++ 2.JANNETホームページ(日本語と英語)の一部を更新しました。 http://www.normanet.ne.jp/~jannet/ 会員の皆さまからの情報提供をお待ちしています。 ++ 3.JDF東日本大震災被災障害者総合支援本部設置 2011年3月18日(金)に「JDF東日本大震災被災障害者総合支援本部」が設置されました。 このたびの震災で大きな被害を受けた被災障害者を支援するため、構成団体の力を結集して取り組んでいきます。 総合支援本部を東京に置くとともに、当面、現地支援センターを宮城県仙台市内に設置します。 下記のホームページでは、日々の活動記録や速報、要望書等の公文書、その他を掲載していきます。  URL: http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/JDF_shienhonbu.html    また英語版の作成にあたっては、JANNETの有志が中心となって翻訳に協力していただいています。  URL : http://www.dinf.ne.jp/doc/english/index_e.html ++ 4.国連障害者の権利条約批准国情報 ( 関連サイト: http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/rights/right.html ) 1. アルジェリア 2. アルゼンチン 3. オーストラリア 4. オーストリア 5. アゼルバイジャン共和国 6. バングラディシュ 7. ベルギー 8. ボリビア 9. ボスニア・ヘルツェゴビナ 10. ブラジル 11. ブルキナファソ 12. カナダ 13. チリ 14. 中国 15. クック諸島  16. コスタリカ 17. クロアチア 18. キューバ 19. チェコ共和国 20. デンマーク 21. ドミニカ共和国 22. エクアドル 23. エジプト 24. エルサルバドル 25. フランス 26. ガボン 27. ドイツ 28. グアテマラ 29. ギニア 30. ハイチ 31. ホンジュラス 32. ハンガリー 33. インド 34. イラン 35. イタリア 36. ジャマイカ 37. ヨルダン 38. ケニア 39. ラオス 40. ラトビア 41. レソト 42. マラウイ 43. モルディブ 44. マリ共和国 45. モーリシャス 46. メキシコ 47. モンゴル 48. モンテネグロ 49. モロッコ 50. ナミビア 51. ネパール 52. ニュージーランド 53. ニカラグア 54. ニジェール共和国 55. オマーン 56. パナマ 57. パラグアイ 58. ペルー 59. フィリピン 60. ポルトガル 61. カタール 62. 韓国 63. ルワンダ 64. サンマリノ共和国 65. サウジアラビア 66. セルビア 67. セイシェル共和国 68. スロバキア 69. スロベニア 70. 南アフリカ 71. スペイン 72. スーダン 73. スウェーデン 74. シリア 75. タイ 76. チュニジア 77. トルクメニスタン 78. トルコ 79. ウガンダ 80. ウクライナ 81. イギリス 82. タンザニア連合共和国 83. ウルグアイ 84. バヌアツ共和国 85. イエメン 86. ザンビア 87. アラブ首長国連邦  88 エチオピア 89. マレーシア 90. リトアニア 91. アルメニア 92. ナイジェリア 93. モルドバ共和国 94. シエラレオネ共和国 95. セネガル 96. セントビンセント及びグレナディーン諸島 97. 欧州連合 EU 98. ルーマニア 99. トーゴ共和国 (2011年4月15日現在) 国連 批准国リスト(英語): http://www.un.org/disabilities/countries.asp?navid=12&pid=166 ++ 5 .図書紹介 『アクセシブル・ツーリズムガイドブック』in Taipei、松本大学出版会、2011年3月 監修:尻無浜博幸教授 (個人会員) 2008年に学生の主体的な活動グループとして「松本大学バリアフリー・アクション」が誕生しました。松本大学が台湾のNGOから障害のある人たちを受け入れたことがきっかけで交流に発展し、台北での学生による調査をもとにガイドブックが作られました。バリアフリー情報満載の台北ガイドブックです。お問いあわせ:松本大学出版会(電話:0263-48-7200、fax:0263-48-7290) ++ 6. 論文紹介  JANNET個人会員の高橋競さんが修士論文を発表されました。こちらから読むことができます。 “Social capital and life satisfaction: a cross-sectional study on persons with musculoskeletal impairments in Hanoi, Vietnam” http://www.biomedcentral.com/1471-2458/11/206/abstract ++ 編集後記  日本点字図書館(日点)では、登録利用者で岩手県、宮城県、福島県にお住まいの方に、全員電話で安否確認をしました。当初の電話で連絡できなかった約80人については、日本障害フォーラムの現地支援センターにお願いし確認してもらいました。その結果、393人中382人の安全が確認でき、本の貸出などサービスを再開しました。確認できなかった11人のうち、お一人は津波に流され行方不明です。悲しいことです。 田中 徹二 ++ JANNET事務局では、会員の皆様よりメールマガジンに掲載する国際活動に関する情報を募集しております。 団体会員様のイベント情報などありましたら事務局までご連絡ください。 JANNET障害分野NGO連絡会 〒162-0052 東京都新宿区戸山1-22-1財団法人日本障害者リハビリテーション協会内 【JANNET事務局直通】 TEL:03-5292-7628 FAX:03-5292-7630 URL: http://www.normanet.ne.jp/~jannet/