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   日本の“あんま”で自立をめざすカンボジアの視覚障害者
                 社会福祉法人日本ライトハウス 竹下 亘

 当法人では、NPO法人毎日新聞希望のネットワーク(毎日新聞大阪社会事業団の海外支援部門)の委託により2001年からカンボジアの視覚障害者支援事業を行っていま す。これは、「東南アジアの視覚障害 者を支援したい」という同事業団の意向を受けて、当館が調査した結果、視覚障害者13万2千人中、就学経験者は数百人、点字の識字者は百数十人足らず(当時)というカンボジアを選定。 日本式のあんまによる就労を中心に、視覚障害者の地位向上に打ち込むカンボジア盲人協会のブン・マオ代表と協力して、1年目:現地調査、2年目:日本研修と現地リハビリセミナー、3年目:現地マッサージセミナー、4年目:日本でのマッサージ、PC、図書館研修と支援を重ねてきました。同協会では、日本財団の助成で今年3月、プノンペンに「情報&訓練センター」を建設し、地方の視覚障害者の発見と支援、図書館、PC訓練、マッサージ訓練等を展開。当法人では、今年度もマッサージ技術の向上、図書館の整備、国民に視覚障害者理解を深めるための広報事業を支援する計画です。