日本障害者協議会(JD)


■障害者(児)の地域生活支援の在り方に関する検討会での議事運営に関する申し入れ

障害者(児)の地域生活支援の在り方に関する検討会には、日本障害者協議会から当事者団体を代表するひとりとして、政策委員長の太田修平氏が委員として参加しています。前回2月26日の検討会において、太田氏の発言を無視して議事が進行されるという事態がありました。この件に関し、当協議会は3月3日藤井常務理事と小野事務局長が下記の申し入れ書を厚労省障害保健福祉部高原障害福祉課長に手渡し抗議しました。課長からは「善処していきたい」との旨の発言がありましたので、今後を注視しているところです。
                                              

2004年3月3日
障害者(児)の地域生活支援の在り方に関する検討会
座長 江草 安彦 様

   日本障害者協議会
   代表 河端 静子

検討会での議事運営に関する申し入れ

 貴職におかれましては、障害者(児)の地域生活支援の在り方に関する検討会において座長を務められ、ノーマライゼーションの実現にご尽力されていることに敬意を表する次第です。
 去る2月26日に行われました第15回検討会において、貴職の議事運営に不公正でしかも非民主的と思われる面がありました。ここに、本協議会として遺憾の意を表明し、今後の議事運営について、こうした事態が2度と起こらないよう強く申し入れる次第です。
 当日は「支援費制度の施行状況と平成16年度以降の事業運営について」が主たる議題でした。事務局の障害保健福祉部高原障害福祉課長から「今年度のホームヘルプの補助金が、最新の試算に基づくと約20億円不足する見通しである」との見解が示され、第13回検討会での塩田部長の発言を軌道修正するものでした。これをめぐって各委員から様々な観点からの活発な意見が出されました。塩田部長より総括的な回答があった時点で、本協議会の太田委員が「座長、発言を求めます」と発言を求めたにも関わらず、それを無視する形で「平成16年度の事業運営について」に議事を強引に移してしまいました。
 太田委員はその対応に抗議する意味で、「退席します」と告げ、席を立ちました。その時点で午前11時35分を過ぎており、当日予定していた議事の消化が難しくなるという判断があったのかもしれませんが、太田委員はこの時点以前にも3度にわたって挙手を続けていました。それにも関わらず発言を認めなかったのは、座長としての越権行為であり、不公正な議事運営と言わざるを得ません。
 同種の発言をいたずらに繰り返し、議事運営に非協力的な態度であったならばいざ知らず、太田委員はこの日1度しか発言していません。この検討会は当事者団体の代表者を含めた形で実のある議論をしていくというのが、基本的コンセプトであるはずです。地域生活を求める障害者にとって、まさに重要な議論であったからこそ本協議会を代表する太田委員が再度発言を求めていたわけです。
 時間がないという理由で仮に発言を抑制する場合があったとしても、座長は議論の全体状況を見極め、できるかぎり公平に発言の場を確保する責務があると考えます。 
 本協議会を構成する70団体の会員は、現在の支援費制度の状況、介護保険との統合論議を厳しく受け止めながら、それぞれの立場で不安な毎日を送っているところです。
 以上の認識に立ち、下記のことを強く申し入れる次第です。



1. 今後の議事運営については、細心の注意を払い民主的・公正なものにして下さい。
2. 第16回検討会におきまして、この申し入れに対する座長としての見解並びに議事運営の基本方針を明示して下さい。

以上

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