社保審障害者部会第27回概要メモ  投稿者: 金ベエ  投稿日: 7月12日(火)17時45分19秒


社会保障審議会障害者部会第27回は、7月12日、10:05〜11:35、
霞ヶ関ビルにある東海大学校友会館・阿蘇の間で開かれました。
個人メモですが概要をお知らせします。

衆議院・厚生労働委員会の鴨下委員長(自民党)、五島正則(民主党筆頭理事)、
福島豊(公明党)、阿部知子(社民党)、山井和則(民主党)議員などが
厚労省幹部席の後ろに着席して傍聴しています。
テレビカメラ多数。
京極部会長はまちがえて厚労省に行ってしまったとかで5分遅れて開会しました。

冒頭の、「資料のあやまりについて事務局説明」では、
塩田部長が
「急なお願いであつまっていただき、ありがとうございます。非礼をお詫び」
しながら
「データのなかにいくつかのまちがいがあった」「ミスは弁解の余地ない私の責任」
と述べ、
つづいて、村木企画課長は、
「グランドデザイン」後の第18回以降の資料を再点検し、
間違いがたくさん見つかったので訂正するとして約25分間説明。
「これだけたくさんの間違いがあったのはいいわけのしようのない間違い」
「おわびして、たいへん申し訳ございませんでした」と述べました。

委員からの質問、意見では、
全日本ろうあ連盟の安藤理事長が、
・この問題については事務方だけでなく部会の反省も必要ではないか
・十分に精査できなかった部会の責任も考えなければ
・歴史的な改革の法案であり、きちんとした仕切り直しが必要
・支援法は障害者のためにあるのであって、障害者がきちんと理解し、
 受け入れられる条件があってこそ実現されるもの。このままの状態での採決は避けるべき。
・国会にまかせるのではなく、部会に差し戻してもらって十分な検討をすることはできないか
・いまの時点では、部会の基本的な姿勢が問われる。みなさんに提起し、意見聞きたい
と述べました。

それぞれの委員からは
○山間僻地でも夢を実現する後押しになる法案。都市部や一部の障害者のことの報道に
 疑問がある。新法案の悪い点だけが強調されている。
 走り出してまずければ数年かけて変えていけばよい。
○制度の複雑さがミスのもと。あやまりの問題と自立支援法の問題はレベルがちがう問題。
 国会の議論は国会でやってほしい。われわれは了としたい。
○廃案、継続の意見もあるが基本的には議論してきちっと担保をとるような前向きの
 議論をしてほしい。政争の具にするのは腹立たしくおもっている。
○データ上のあやまりはあやまりとして、もうよろしい。
 今日、これ以上のデータについて議論の余地無い。
○自立支援法には賛成。データミスはここで終わりに。
○ミスは許容の範囲。政争の具があってはならない。格調高い論議を
などが発言され、

京極部会長は
・委員は事務局からの資料をもとに、意見具申している。
・前提となる資料にあやまりは不適切。
・今後なきよう十分留意を。
・誤りは審議に実質的な影響はなかった
とまとめました。

その後、与党の修正提案(事務局説明)があり
「利用者負担にかかわる配慮措置」で
定率負担の個別減免について、グループホーム入所者の場合の定率負担について
などを解説しました

委員からの発言では、
○育成医療の4分の3は課税世帯、1割負担の見直しを検討課題に
○利用者負担にはきめこまかい対応を。
○移動介護でも、義務的な事業で位置付け、十分な予算を
○重度の障害者の地域生活の生活の実現も財政の十分な措置を、
 国会で議論して成立することを希望
○「1000円」は当事者にはおもく生命線にかかわる人もいる。
 誤差の範囲ですまさないで、実際の生活がどうあるか検討していくべきでは
などが出されました。

最後に途中から出席していた尾辻厚生労働大臣は
・単純な、もうしわけなく思っているミスで、委員のみなさまにお集まりいただいたことに
 、もうしわけなく、たいへんなご迷惑をおかけしたことに、こころからのおわび。
・集まりいただきご審議いただいていることにお礼申し上げたい。
・「ていねいに対応」「ていねいに説明」、
 この二つの「ていねい」がきわめて重要であるとおもう。
と挨拶していました。


●社会保障審議会障害者部会(第27回)の議事録(厚生労働省 8.23掲載)