難聴者支援の施設完成 県協会が小松市に  
専門スタッフが相談業務 会合にも活用 NPO認証機に設置  
   
  難聴者の生活支援や地位向上を図るNPO法人(特定非営利活動法人)の石川県難聴者協会の事務所棟が小松市相生町に完成した。耳が不自由な人たちのために、補聴器や行政の助成金制度の相談を受けるほか、会合所として使われる。23日は事務所近くの同市芦城センターで、「耳の相談・講演・交流会」(北国新聞社など後援)を開いた。  
   
 事務所は、建床面積約66平方メートルのプレハブ2階建てで、昨年のNPO認証を機に、山口力松副理事長の所有地に建設が進められていた。完成後は、専門スタッフも配置され、難聴者の相談業務を行っている。  
 この日の交流会は、事務所が完成して初めて開かれた。鍛冶野豊信理事長が「耳の不自由さから、難聴者は引きこもる傾向にある。協会事務所を相談業務に活用してほしい」とあいさつ。同市竜助町の耳鼻科医勝木育夫氏が「難聴の症状別治療と展望」と題して後援した。会場では、補聴器の試聴や、電磁波装置によって講演の補聴補助が行われ、県内の約30人が難聴に関する知識を習得し、連携していくことを誓った。  
 同協会はこれまで、全国難聴者協会との共同事業を展開したほか、山中町で全国高年難聴者の集いも開催した。今後は、難聴者であることを示す「耳マーク」の行政機関、病院などへの普及を図る。  
 鍛冶野理事長は「難聴への社会の認知と理解を深めるとともに、難聴者の社会参加意欲増進に寄与したい」と話した。 
    
  
完成した県難聴者協会の事務所棟 =小松市相生町
  
  
<平成14年9月24日付、北国新聞>
  
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