ICTサポート福岡

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ICTサポート福岡・グループ紹介

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いろいろな障害を持つ方々のパソコン利用を支援する活動を通して、情報・通信のバリアフリーを実現すると共に、社会参加と自立の促進に寄与することを目的として、それまで福岡県内で活動してきたメンバーが集まり、2010年4月にボランティアグループとして福岡市に登録しました。

活動
1.マルチメディアDAISY図書の編集と普及活動
2.情報交換及び情報収集のための例会や技術講習・研修会の開催
3.障害者のパソコン利用のための支援活動
4.障害者のパソコン及びインターネット利用の普及・広報活動
5.その他

2010年の著作権法改正を期に、パソコン技術の必要なマルチメディアDAISY図書の編集と普及活動に重点をおいています。

会員数は約20名。九州内では唯一のマルチメディアDAISY絵本編集グループです。原則、第2土曜日と第4火曜日に福岡市市民福祉会館(ふくふくプラザ)で研修会を開いています。パソコンのエキスパートから初心者まで、おたがい助け合ってなごやかに作業しています。年会費1,000円、ボランティア保険加入350円。HTMLプログラミングだけではなく、画像編集やオーディオ編集などいろいろなパソコン技術が習得できます。新人の参加、大歓迎です。

<グループメンバーの声>

・ 福岡市立照葉小学校特別支援学級訪問
・ 東京の財団、協会、図書館を訪問
・ 立派な図書館!!
・ 一緒に楽しむ
・ ああ、ルビタグ
・ こどもたちのために

福岡市立照葉小特別支援学級訪問

照葉小学校

 3月、福岡市立照葉小学校訪問。特別支援学級、院内学級担当者と面談。サンプルDAISYの入ったiPadを持参し説明。授業で使いたいとの要望を得 9月、照葉小学校特別支援学級担当教師から学級児童7人に使わせたいので7台のiPadを貸して欲しいとの要望。大和証券福祉財団からの助成金で購入した4台を含め、iPad6台を持参。使用法を説明。子供達は目を輝かせて見入っていた。

2学期中の貸し出しを実施。
11月、照葉小学校特別支援学級訪問。担当教師から実際に利用した結果をもとに、子供たちの反応、効果や問題点、今後の方針などをうかがった。

12月、貸し出していた照葉小訪問、iPad回収。 子供たちには非常に好評であるが、学校でiPadを複数購入するには現実には予算上困難であ り、もっと多数、長期間貸し出して欲しいとの要望があった。
 iPadで見る絵本は、文字認識の出来ない児童、学習障害児などにとって、操作の楽しさと美し い画像が魅力的で、ハイライトされた文字が目から入り自然に認識していく。 子供たちはタブレット利用をたいへん楽しみにしているとのことであった。(KI・2017/12/22)   「写真は照葉小学校」

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東京の財団、協会、図書館などを訪問しました。

私はグループメンバーとしては新人ですが、東京へ行く機会がありましたので、マルチメディアDAISY関係の財団、協会、図書館などを訪問・見学させていただきました。

6月16日、以前からお世話になっている、伊藤忠記念財団電子図書事業部を訪問しました。
こちらでは、読書支援事業としてマルチメディアDAISY図書「わいわい文庫」を全国の特別支援学校や公共図書館へ無償で提供しています。また、全国各地で「読書バリアフリー研究会」や「福祉・教育機器展」などのイベントを開催しており、参加した学校の先生を通じてマルチメディアDAISY図書が広まりつつあるとのことです。また、「わいわい文庫」の新作を紹介していただきました。「日本昔話の旅」という全国の民話や昔話を集めたDAISYは、標準語テキストと方言テキスト、方言ナレーションなどを組み合わせた電子図書ならではの読み応えのある本になっているのに感心しました。最後に、電子図書の普及に関して埼玉県立久喜図書館を紹介してくださいました。

翌日さっそく、久喜図書館を訪問しました。 紹介していただいた司書の方は全盲の方で、障がい者からみた図書館利用サービスの問題点について話されました。たとえば、図書館側のサービスについて、なかなか満足したサービスを提供できないこと、いわゆるマイノリティでも受けることのできる図書利用の実施にむけての動きはあるが、実施も利用もなかなか広まらないこと。図書館側も日々の業務が忙しく、独自の図書資料や電子図書の編集などの活動が十分できないこと。ボランティア団体のサポートを受けて編集することもあるが、電子教科書の導入に伴い、ボランティアの人手も教科書の編集にとられがちなどの問題です。教科書の編集は行政がすべきではないか…このような状態では図書館の本来の目的が果たせないのではないかということでした。

6月20日、日本障害者リハビリテーション協会を訪問しました。私共は、こちらの協会から業務委託を受けて、マルチメディアDAISY絵本の編集を行っています。現状をお伺いしますと、今、教科書の編集に追われて、絵本までなかなか手が回らないということでたいへん忙しそうでした。

訪問させていただいた3か所では、共通して、「人手が足りない」という話がでました。マルチメディアDAISY図書の社会的認知度はまだ高くありませんが、このような活動をできるだけたくさんの人に知っていただいて、活動の輪が広がれば…と思います。

6月19日には国立国会図書館を訪問しました。
電子図書の貸し出しはしてはいませんが、蔵書はあり、音楽・映像資料室でDASY図書を視聴できるそうです。日本障害者リハビリテーション協会から業務委託を受けて私たちが編集したマルチメディアDAISY絵本は国会図書館の蔵書になっています。もっとたくさん蔵書に加えていただきたいと思いました。

たいへん勉強になりましたので、秋には再度訪問したいと考えています。(KT・2017/07/13)

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立派な図書館!!

『山口県立図書館』 マルチメディアデイジー室

 グループの定例研修会で山口県立図書館にマルチメディアデイジー室があると話題になっていたので、4月21日、メンバー3人で山口観光を兼ねて見学に行ってきました。

 博多から新幹線で新山口まで、駅前でレンタカーを借り約30分程度で図書館に到着。館内は空間が広くとられていて落ち着いた雰囲気。司書の案内でマルチメディアデイジー室へ。広い部屋に閲覧専用パソコンが10台、周りが気になる人向けにパーテーションで囲まれた部屋が2箇所、棚にはマルチメディアデイジー図書が数多く並んでいました。ご父兄や、教師、関連した方々が見学にきたり、デイジー研修会を行ったりしているそうです。こんなに素敵な部屋があるなんて羨ましい。福岡にもこのような部屋があったら、障害のある子供達にマルチメディアDAISY絵本をたくさん見せてあげたいと思いました。

 司書の方からマルチメディアデイジー図書を作成している山陽小野田デイジーの会を紹介して頂き、ランチを済ませ、約1時間ほど走り小野田市へ。

『山陽小野田市立図書館』

共生のまちづくり〜障がい者とともに〜

 山陽小野田デイジーの会はちょうど山陽小野田市立図書館で研修会中で、代表の方が玄関で迎えてくれ、図書館内も案内してくださいました。静かで利用者がのんびり読書できるゆったりした空間があり、勿論、障害のある子供達向けのマルチメディアデイジー図書もありました。中2階の踊り場には「市民ギャラリー」があり、創作作品が壁に展示されていました。

 その後、小野田デイジーの会の研修会に参加させていただき、会を発足させたきっかけや、会のみなさんが熱心に取り組み、楽しんでいる姿を伺うことができました。主に、冊子や図などが入った資料を作成していて、絵本を主体に取り組んでいるICTサポート福岡との違いを感じました。これからも情報交換をしながら、マルチメディアデイジーが普及していくように楽しく活動しましょう!と会を後にしました。すでに16時過ぎ、新下関まで約1時間少々、車を走らせ新幹線で帰途に着きました。

 訪問した3ケ所で耳にしたことは、「福岡はマルチメディアデイジー図書の普及がもっと進んでいると思った。まだ認知度が低いとは意外ですね」です。読みに障がいをもつ人に、合理的配慮のある教育の一環として、マルチメディアデイジー図書を普及させるべきだと思うのですが、私達ボランティアだけでは広がりません。もっと教育機関や行政にも訴えていく必要性を感じています。

最後に、今回は史跡・名所が沢山ある山口の観光も目的に自費で行ったのですが、観光の時間がまったくなかったので、機会があればまた訪問したいと思っています。(KI・2017/07/03 )

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一緒に楽しむ

 旅先で白杖を持った男性が、何かを探しているのを見かけたのが最初に出会った障害者だった。どのように声をかけるべきか迷っているうちに近くにいた女性が声をかけ、タクシーのいるところまで案内していた。迷うことなく素早く行動をしたその女性のことが数年たっても頭から離れず、仕事の傍ら、好きな旅行や、映画鑑賞、パソコンを楽しむ日々を送りながらもこのような毎日で良いのだろうか?と考えていた時、友人から勧められ、紹介されて行ったのが、パソコンボランティアのグループでした。  多くの方達が指導を受けながら楽しそうにパソコンに向かっていて、視力に障害があってもキーボードを打てることにびっくりしたのと同時に、私も一緒に楽しみたい!と思い、すぐに入会し、音声パソコンを学んだ。
 2年後には、自分たちのグループを立ち上げ10年目になります。 その間、多くの障害のある方々と出会い、中途失明した方が、職を失い2年間ひきこもっていたことや、光を失い絶望感しかなかったなど、いろいろな話をされていました。「こうして元気で楽しんで居られるのも皆さんの優しさがあるからです。」と言われると、「自分も一緒に楽しんでいるのです」と答えます。
 ある方の、「自分に必要なことは「きょういく」と「きょうよう」だ。 「今日行く」ところがあって、「今日用事」があるということは、社会に参加していると感じる。」という言葉が今でも心に残っています。

仲間たち

 又、2010年にはICTサポート福岡の発足に参画し、身体の障害、学習障害、ディスレクシアなどで文字認識が困難な方向けに、iPadで簡単に操作できるマルチメディアDAISY図書を作成しています。 タブレット端末操作のインストラクター養成講座を受け、多くのことを学ばせていただきました。障害のある方々に少しでも役立てることが出来るように、スキルアップを重ね、「今日行く場所」で多くの方々と楽しみたいと思っています。(KI・2017/03/13)

「左の写真はグループの仲間達」

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ああ、ルビタグ

作業机

「かあちゃん取扱説明書」を編集してみました。150ページ。
PRODUCERを購入する半年前の2015年10月に手をつけ始めたので、 今となっては無駄な苦労だったと嘆いています。

AMISやVODでは再生できるのにeRでは再生不能部分発生。
これまでの経験で原因はルビタグエラーと予想。
ルビタグエラーはHTML-LINTでもCresent Eveでも検出できません。
方法は目で見て捜し出すのみ。
ルビが多分全部で3,000個所ぐらいあり、問題部分を何度も見なおした結果、エラーを3個所見つけました。
1,000個に1個はさすがと自画自賛すべきか、相変わらずのズサンさをぼやくべきか・・・。
修正したら見事にeRで再生できました。が、もう限界!!

教訓は、物語・童話などはPRODUCERで編集!!!!
このままではSigtunaでの苦労は空しい。

Sigtuna用には有料でもルビ振りソフトを探してみます。(NM・2017/04/04)

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こどもたちのために

特別支援学級にて

青 特別支援学級サポートの経験から
私たちのグループは、著作権上、いわゆる文科省の認可団体ではありませんので、学校や図書館などによるマルチメディアDAISY図書の製作や利用をサポートする立場にあります。そのため、利用する子どもたちの声を直接聞くことができないというのが私たちの最大の悩みです。
  2016年の夏、福岡市のボランティアセンターの広報誌で、市内のいくつかの小学校の特別支援学級で見守り役ボランティアを募集していることを知り、特別支援学級とはどのようなものか実際に見てみたいと考え申込みました。まず、校長・教頭先生の面接を受けましたが、その際、自己紹介をかねてマルチメディアDAISY絵本を見ていただいたところ、早速、担当の先生に連絡され、国語の時間に使っていただけることになりました。毎週1回、13週間サポートさせていただきましたが、子どもたちの反応は想定以上。これほど興味を持って熱心に見てくれるとは考えてもいませんでした。マルチメディアDAISYの魅力・有用性を確信しました。

特別支援学級は2クラスあり児童数は12名、当然学年も混在、交流学級へも行くので時間表はばらばら。マルチメディアDAISYを使う国語の時間の参加者は8〜10名程度。最初はテレビに写して一斉授業形式。その後、タブレットに移り個別学習形式。伊藤忠記念財団にご協力いただき、1台に400タイトル以上インストールしたiPadを4台準備しました。1人に1台、2人、3人に1台の組に分け、毎回組み合わせを変え、お互いで順番を決め、協力して見るように仕向けるのも教育的配慮のようでした。時間内に見終わるとは限りませんから休憩時間に見ていることもしばしばです。文字認識の苦手な子どもさえ毎回熱心に見ているので、週1回ではなく、もっと頻繁に、しかも各々の個性に合わせて編集したDAISYを使うことができたらもっともっと効果が出ると思われました。

編集上の悩み
ほとんどの子どもたちは編集などあまり気にしないで貪欲にばりばり読んでくれますが、編集ボランティアとしては、利用する子どもだけではなく、先生方にも保護者の方にも魅力的な電子絵本にすることをめざしています。また、きめこまかな配慮の必要な子どもたちもたくさんいるはずです。マルチメディアDAISY絵本には編集上設定できる因子はいろいろありますが、電子図書ならではの欠点もあります。文字・テキストが中心の図書と異なり、絵本は「絵が主役」なので、編集は画像中心に考えなければなりません。紙の絵本なら絵の見えない絵本などありませんが、電子絵本ではテキストが多いと絵は画面の外に出て見えなくなってしまいます。できるだけいつも絵が見えるよう、しかもなるべく大きな画像で表示するよう工夫しなければなりませんので画像とテキストの関係で悩みます。また、再生時のタブレットの向きは縦置き横置きを気にしなくて良いか、ハイライトの間隔はどの程度の長さに設定したら良いかなど専門家からの具体的な情報や提案が私どもまで届かないのが悩みです。

まだまだ冊数が少ない、編集ボランティアが少ない
点訳や音訳DAISY図書はそれぞれ数万冊あるそうですが、マルチメディアDAISY図書の出版数は比較にならないほど少ないのが現状です。2016年時点ではまだ1000冊に達しないようです。400冊入れたタブレットでも、最終回の13回目には「他にないの?」という要望が子どもたちから出てきました。読みたい本が少なくては普及するはずがありません。ICTサポート福岡の活動の第1目標は、「継続はチカラ」を信じて、地道に冊数を増やしていくことです。   また現在、DAISY教科書編集に携わっているボランティアでさえ18団体140名ほどしかいないそうです。各々数万人いると見られている点訳や音訳ボランティアとは比較になりません。その原因は編集の技術的な難しさに加えて、パソコンやタブレット、録音機材、いろいろなソフトが必要な上、技術研修には東京まで行かなければなりません。これではボランティアが増えないのは当然でしょう。私たちのグループには、障害者のパソコン利用を支援する福岡県の事業のサポーターや指導者など他のボランティア活動との掛け持ちの忙しいメンバーが多いので、期限に追われる教科書編集のお手伝いは2年間ほどで辞退せざるを得ませんでした。みなさん本当に良く頑張っています。ICTサポート福岡では可能な範囲で新人研修も実施しています。

DAISY定例研修会02

利用上の壁が多い
平成28年10月3日に福岡で開催された文部科学省主催の「音声教材普及推進会議」で高知市の教育委員会の講師の先生が、「パソコンが苦手の先生は意外に多いし忙しい。教育委員会から各学校に音声教材利用の通知を出して研修会を開くだけでは普及は決して進まない。教育委員会が申請やダウンロードを一括して引き受けたり、個々の学校への直接的なサポートなどが必要」とのお話しがありました。要は、再生ソフトやデータをインストールしたパソコンやタブレットを準備するぐらいでなければ普及しないとのご意見でした。予算がない、技術がない、パソコン利用の制約が多い、情報が共有されない、教職員の異動が多い、忙しいなどの壁があるのは認めるとしても、実際に子どもたちがどれだけ喜ぶかを見て、子どもたちの視点での考慮がまだ不足していると感じざるをえませんでした。子どもたちには 「今が大切」 なのです。明日では遅すぎるのです。学習障害児(者)の助けになることは国際的にも国内的にも証明されていますので、一日でも早く、できる限り多くの児童生徒が気軽に利用できるようになって欲しいと願っています。特別支援学級でのサポートの経験から、先生方はとても忙しくて時間がないことを強く実感しました。子どもたちのために、ボランティアをもっと積極的に利用していただきたい。マルチメディアDAISY絵本で読書の楽しみを身につけておけば、DAISY教科書の利用もスムースに進むに違いないと思います。読書好き・勉強好きにするのがもっとも大切な教育ですから。(NM・2017/02/25)

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