兵庫手話通訳問題研究会 長期ビジョン(2006年〜2015年)


(1)運営体制

 <10年後の目標>

 兵通研運営委員会を強化していくために、各地域半でも運営委員会が開催できるよう事務局体制を含めて見直し、他団体との連携を強め安定した財政基盤のもと、手話に関するさまざまな提言作りが行える組織作りを目指す。

 <具体策>
 1.運営委員会のあり方
  ・運営委員一人一人の力量を高め、IT機能の活用も含め、十分に議論できる運営委員会を開催する

 2.事務局体制
  ・迅速で的確な事務処理ができるよう専従職員を配置し、IT化を進める
  ・活動の拠点となる事務所スペースを確保し、事務機能を円滑に行う

 3.他団体との連携
  ・三団体会議やけんかのネットワーク組織との会議を継続的に開催し、連携を密にすることで、社会への発進力(兵庫の福祉向上を目指す)を高める

 4.安定した財政基盤
  ・会員拡大による会費の増収、収益事業(学習会の開催・学習教材の出版など)の充実、運営の効率化(経費節減)をはかり、安定した財政運用により、兵通研活動を活発に行う


(2)組織活動

 <10年後の目標>

 1,000人会員にふさわしい組織体制を確立し、民主的な兵通研運営を進める
  ・会員拡大…兵通研1,000人会員を目指す
  ・班体制…全通研との支部の関係(運営委員の選出や代議員による総会)を兵通研と地域班との間で確立させる

 <具体策>
 1.会員拡大
  ・現在の会員数を1,000人会員にするための地域目標を設定する
  ・会員数の地域的なばらつきをなくし、全手話サークルで複数の通研会員を有する

 2.班体制
  ・組織委員・連絡員で班の運営委員会を組織し、地域班ごとに運営委員会を定例化する
  ・班の運営委員会により選出された者等で支部(兵通研)の運営委員会を構成する
  ・会員数に応じて班の運営委員会で代議員を選び、代議員製による兵通研総会を開催する

【地域(県内ろうあ協会)別 兵通研会員目標数】

豊岡

30人 

明石

45人

芦屋 

15人 

姫路

75人 

加古川

60人

伊丹

25人

たつの

35人 

高砂

20人

宝塚

30人 

宍粟

20人

稲美

10人 

川西

20人

中播磨

20人 

播磨

10人

猪名川

10人

三木

20人 

淡路

40人

神戸

270人

小野

10人

丹波

20人

県外

 

加西

20人 

三田

20人

 

 

西脇

10人 

尼崎

65人 

合計

1,000人

加東

10人 

西宮

80人

 

 



(3)情報提供

<10年後の目標>

インターネットを利用して、リアルタイムに情報伝達をする。また、双方向の情報交換・発信をすることにより、会員の参加意識を高める
※資料の郵送やFAX通信の経費削減が期待できる
※インターネット接続環境のない会員には、紙媒体による情報提供を継続する
・ホームページの活用により、兵通研の存在を一般社会に認知してもらう
・全会員が情報交換できる環境を作る
・全通研、兵通研と各会員で相互に情報交換をすることにより、兵通研の活動の充実をはかる

<具体策>
1.ホームページ(最新情報の提供)
・定期的な更新体制の確保
・ひょう通研ニュースをホームページに移行
・一般社会へのPR (例:一般に公開するページと会員限定のページを作る)
・掲載する内容例:情報の発信(全国からの情報・県内の情報)、入会手続き、地域版・学習会・行事のPRおよび申し込み、書籍販売、掲示板

2.メーリングリスト(携帯電話でも登録可)
・兵通研から会員への連絡
・会員が利用しやすい方法を開発し、会員相互の情報交換を活発にする


(4)人材育成

<10年後の目標>
・兵庫県下の全市町で、聴覚障害者組織とともに「聴覚障害者の福祉向上」「手話通訳者の社会的地位の向上」をめざす兵通研会員が存在する状況をつくる
・社会情勢をベースに、会員に合わせたきめ細かい学習会を実施し、兵通研として運営委員の活動の力を高め、各地域で運動の中核を担う人材の養成を図る

<人材育成が必要な理由>
「外部環境の変化」
・障害者自立支援法による大幅な手話通訳制度の改革(※全市町での手話通訳派遣制度の実施)
・大量の手話通訳者とコーディネーターの養成・確保の必要性
・「官」の役割縮小の加速化(民間活用の分野が拡大)…手話通訳事業等の聴覚障害者福祉関連事業に役所以外の事業者の登用

「内部環境の変化」
・会員の増加にともなう人材の多様性と専門性を生かす

<具体策>
1.活動や研究に取り組む人材の育成
・「聴覚障害者の暮らし」を考え方の基本とする会員
・障害者自立支援法により中心となる各地域で、ろうあ協会等と協働が実践できる会員
・専門家(例:福祉、医療、教育、労働)との連携体制の確立
・日々の実践から課題を発掘し、提起できる会員

2.現場で働く有資格手話通訳者の養成
・有資格手話通訳者の養成を支援する(例…企画への参画)
・手話通訳者の専門性を高める(例:制度についての知識学習等の現任研修)

3.提案力のある人材の養成
・変動の激しい福祉制度が的確に把握できる会員
・聴覚障害者福祉関連事業の企画・提案ができる会員
・行政交渉(例:予算、障害福祉計画)で要望を提案できる会員
・提案に結びつくような「研究成果のとりまとめ」ができる会員