はがき通信ホームページへもどる No.83 2003.9.25.
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 ひとくちインフォメーション 


◆「在宅呼吸療法講演会」開催のお知らせ

 NPO法人 日本せきずい基金では、みずほ福祉助成財団の後援を得て、11月16日(日)、東京・代々木のオリンピック記念青少年センター・国際交流棟にて講演会を開催します。
 ニュージャージー医科歯科大学のジョン・バック教授が、安全で簡便な在宅呼吸療法 (非侵襲的呼吸補助療法:NIPPV)について講演するとともに、家族・当事者との交流を予定しております。(通訳あり)

[問い合わせ先]日本せきずい基金事務局
〒183-0034東京都府中市住吉町4-17-16
 TEL: 042-366-5153, Fax: 042-314-2753
 E-mail: jscf2@ybb.ne.jp
 http://www.normanet.ne.jp/~JSCF/

 ◆携帯電話・全4社が障害者向け割引プランを開始

 障害を持つユーザー向け割り引きを、NTTドコモが9月からの実施に続き、「au」・「ボーダフォン(旧J- フォン)」・「ツーカー」の3社も割引プランを開始する。
 対象者は、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保険福祉手帳の受給者(1契約者1回線まで)。
 割引内容、他の割引との併用、年間継続利用契約の条件について各社で異なり、詳しくは各社最寄りのお客さまセンター、ショップ、取扱店にお問い合せ下さい。

割引内容/
[au「スマイルハート割引」]基本使用料50%割引、au電話・一般電話への通話料50%割引、他社携帯電話・PHSへの通話20%割引、Cメール送信料50%割引

[ボーダフォン「プライオリティサポート」]基本使用料50%割引、ボーダフォン、一般電話への通話料 50 %割引、メール送受信料 50 %割引
受付開始時期/11月1日より(ボーダフォンのみ10月1日)

[ツーカー「エール17(35)」]基本使用料1,700円(3,500円)、無料通話1,700円(7,000円)の2プラン



 ◆窓、玄関の自動開閉システム

 『リムロック』窓、玄関に取り付ければ、リモコンで室内外から開閉、施錠・開錠できる装置。引戸とスイングドアに対応している数タイプあり。価格:170,000円〜(窓・引戸用)、オープン価格(玄関用)

[問い合わせ先]リムロック株式会社
 〒459-8001
 名古屋市緑区大高町大根山14-150
 TEL: 052-621-5111 FAX: 052-623-3208
 http://www.remlock.co.jp/
 E-mail: information@remlock.co.jp


 ◆25万人の障害者の投票が可能に…改正公選法が成立

 在宅の重度身体障害者らに代筆による郵便投票を認めることなどを盛りこんだ改正公職選挙法が18日昼の参院本会議で全会一致で可決、成立した。これにより、約25万人の障害者らに投票の機会が広がる。
 国政選挙では、来年夏の参院選から適用される予定だ。
 改正公選法は、〈1〉運動神経が侵されて体が不自由になる「筋委縮性側索硬化症」(ALS)患者、両腕や目が不自由な在宅の身体障害者ら(約13万人)に代筆投票を認める〈2〉介護保険で最も症状が重い「要介護度5」に認定された在宅の寝たきり患者(約12万人)を郵便投票の対象に追加する——ことが柱だ。

(情報提供:読売新聞 平成15年7月18日)


 ◆重度障害者が「SOHO」事業の法人格取得
  障害者や高齢者 自立支援を夢に
  静岡の勝亦さん

 インターネットを活用して自宅などで働けるSOHO(スモール・オフィス・ホーム・オフィス)の事業者として、障害者の自立を支援してきた重度障害者の男性がNPO法人の認証を申請し、同事業所が法人格を取得した。この男性は静岡市若松町の勝亦威光(いこう)さん(28)。法人格の取得で社会的な信用を高め、企業との交渉を円滑にするのが狙い。企業や行政との連携を深め、より公益性の高い事業展開が期待されている。
 勝亦さんは、県のSOHO支援施設「SOHOしずおか」(静岡市紺屋町)に入居する「ユニバーサルデザイン・リサーチプロジェクト」の理事長。システム開発や障害者・高齢者向けのパソコン教室のほか、企業や自治体への障害者の雇用促進などを事業の中心に据える。
 「障害者と企業の橋渡し役になりたい」という勝亦さんは11年前、交通事故が原因で首から下の自由を失った。事故後、人生に対する目標を見失い、自暴自棄になったことも。21歳の時、次々と就職していく学生時代の友人に刺激を受け一念発起。電話帳を繰り1800社近くに接触した。ようやく得られた仕事が在宅でできるパソコンを使った仕事だった。
 棒を口にくわえてキーボードを打つ。2年間仕事に取り組んだ後、「障害者のために提供できるサービスを」と、外出困難な障害者向けの訪問美容院を始めた。
 経営者として自身の自立は果たせたものの、障害者の多くは就労機会に恵まれない。「能力さえあれば在宅でも仕事はできるはず」と01年12月、自身の経験を元に「ユニバーサルデザイン・リサーチプロジェクト」の前身を立ち上げた。
 10人のスタッフとともにこれまで100人以上の障害者と向き合ってきた。勝亦さんは「就労については障害者自身にも甘えがある」と自戒を込めて話し、企業が必要とする人材育成に徹底して取り組みたいという。問い合わせは(電話054・221・8228)へ。

(情報提供:朝日新聞 平成15年9月3日)


 ◆痛覚過敏の関連物質発見 神経因性疼痛の治療に光

 神経細胞が傷つき痛みの感覚が過敏になる慢性疾患「神経因性疼痛(とうつう)」の発症に、脊髄(せきずい)の細胞にあるタンパク質がかかわっていることを国立医薬品食品衛生研究所などの研究チームが突き止め、14日付の英科学誌ネイチャーに発表した。治療薬開発につながる成果として注目される。
 神経因性疼痛は、がんや脊髄損傷、手術の後遺症などで発症。弱い刺激でも痛みを感じるようになり、激痛を伴うこともある。発症の仕組みは不明で有効な治療法もない。
 井上和秀・同研究所代謝生化学部長らはラットの腰の神経を切断し、足の裏を軽く刺激するだけで痛みを表す動作をするラットをつくった。
 このラットの脊髄を調べると、中枢神経で免疫機能を担う細胞「ミクログリア」が活性化していた。一方、正常なラットの脊髄に活性化したミクログリアを注入すると、軽い刺激で痛みを表す反応をするようになった。
 活性化したミクログリアでは、細胞表面で情報伝達にかかわるタンパク質「P2X4」が増えていた。P2X4の働きを薬で抑えると、痛みの動作が減ったことから、P2X4が痛みにかかわっていると判断した。

(情報提供:共同通信 平成15年8月14日)




【編集後記】


 手元に靴店の期限付き(8月まで)1000円割引券があり、割引券を流してしまうのはもったいないので、サンダルを買い換えました。1時間の熟慮の末に購入したサンダルに履き替えて4日後に小指の横に褥瘡を作ってしまいました。一見厚みもあり堅そうに見えた靴底がねじれに弱かったのが原因だと思います。褥瘡には注意していたのにあっという間の出来事でした。
 次号の編集も、藤田が担当させていただきます。
(編集委員・藤田 忠)


………………《編集委員》………………
◇ 藤田 忠  福岡県 E-mail:fujitata@aioros.ocn.ne.jp
◇ 瀬出井弘美  神奈川県 E-mail:h-sedei@ma4.justnet.ne.jp

………………《広報委員》………………
◇ 麸澤 孝 東京都 E-mail:fzw@nifty.com

………………《編集顧問》………………
◇ 松井和子 東京都清瀬市国立看護大学校 E-mail:zmatsui@mb.infoweb.ne.jp
◇ 向坊弘道 福岡県 E-mail:zi5h-mkib@asahi-net.or.jp

(2003.1.25.時点での連絡先です)

発行:九州障害者定期刊行物協会
〒822-0034 福岡県直方市大字山部 887−50
  TEL&FAX:0949-24-8963

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