はがき通信ホームページへもどる No.71 2001.9.25.
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カウンター
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も く じ
ball ごあいさつ 編集顧問:松井
ball 第6回「はがき通信」横浜懇親会参加者リスト 実行委員長:伊藤+瀬出井
ball 父の身に起こったことを理解したい 長野県:KA
ball 引っ越して2ヶ月後に… YO
ball 患者、家族の方に読んでもらいたい 愛媛県:KH
ball お願いごと 福岡県:TH
ball キム チングさん、がんばれ! 福岡県:向坊弘道
ball どうも8月が苦手な、独居老人です 鳥取県:HY
ball 一人暮らしを始めました 広島県:O
ball わたしの排便コントロールの工夫 宮崎県:RS
ball まだまだ捨てたもんじゃないよ、日本も 山口県:ミカリン
ball 主人と子猫 埼玉県:HS
ball 第一回在宅リハビリ研修会へのお誘い 兵庫県:西村みどり
ball 海水浴はお勧め 佐賀県:中島虎彦
ball ひどい痙性と発熱 千葉県:HK
ball 萎え萎え→腐臭→腐朽 玉葱の愚行記 広島県:玉葱おやじ
ball 石川美智子さんの書、第18回読売書法展で特選となる 編集顧問:松井
ball デュシャーム博士の来日 福岡県:向坊弘道
ball 息抜きに、馬鹿話を…(西方見聞録)−後編− 福岡県:MH
ball ひとくちインフォメーション


ごあいさつ

 この夏、炎天下の外出は、熱風の中を突入するような気分でした。鬱熱、熱中症の予防対策が切実な猛暑でした。皆さん、この猛暑をどのように過ごされたでしょうか。
 間もなく「はがき通信」の交流会、横浜集会です。5年前、向坊さんの発案で通信仲間が直接交流する機会を持とうと、浜松で最初の集会を開きました。その交流会は、浜松で翌年、翌々年と開催し、さらに一昨年広島、昨年博多とつなぎ、今年は伊藤道和さんと瀬出井弘美さんが役員を引き受けられ、横浜集会となりました。特定の資金源もなく、しかも物価高の横浜で頸損者の集会を準備するお2人の苦労は並大抵ではなかったようです。
 過去の集会では人工呼吸器使用の故・MUさん、SKさん、MTさん、KKさんがご家族や介助者のサポートで参加され、貴重な交流の場となりました。昨年は電動ストレッチャー使用のKさんが小倉から博多駅まで来られながら、地下鉄ホームのエレベータに乗れず、会場への参加を断念されましたが、翌日ご自宅から電話で交流会に参加されました。そのキムさんが体調を崩し、この夏を無事、越せるかどうかとたいへん心配な状況だそうです。さらに案じられるのは、毎回、長距離運転をいとわず、ご子息の参加をサポートされていたKMさんのお母さんです。来年は横浜でと楽しみにされていましたのに、骨折で療養中だそうです。反対に今年は無理かと危惧していた向坊さん、体調を回復され、参加が可能となり、ほっとしました。
 過去5回の交流集会を振り返ってみますと、参加者にとって毎回、貴重な出会いと交流の場であったと思いますが、いかがでしょうか。今回の横浜集会でもさらに交流の積み重ねとなっていくよう、皆さんの積極的な参加を期待しています。

編集顧問:松井

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第6回「はがき通信」横浜懇親会参加者リスト

【日時】9月28日(金)〜30日(日)2泊3日

 参加者リストには全参加者の実名と電話番号が掲載されているため、プライバシー保護の観点からホームページ上での掲載は致しません。詳細な情報を知りたい方は情報交換誌「はがき通信」p2〜p4をご覧ください。(インターネットはがき通信編集部:楽元)

実行委員長 伊藤道和 E-mail:POSTgolira@super.win.ne.jp
実行委員 瀬出井弘美 E-mail:POSTh-sedei@ma4.justnet.ne.jp

      実行委員長 伊藤道和・瀬出井弘美




父の身に起こったことを理解したい


 はじめまして。6月に突然、父が頸椎損傷。外傷によるものではなく(!)原因不明。現在も呼吸器をつけ、肩から下の感覚はなく、点滴の栄養に頼って入院中です。
 父の身に起こったことを理解したいし、何か良い方法はないかと私を含めた家族で考えている毎日です。
 ぜひ購読したいと思いますので宜しくお願いいたします。

長野県:KAn-aracha@xf6.so-net.ne.jp

    



引っ越して2ヶ月後に… 


 「はがき通信」の会員の皆様はじめまして。私の父は7月21日、孫(姉の子)と散歩に出かけ、走りだした孫を追いかけた際に転倒し頸髄を損傷してしまいました。記憶に新しいあの東海豪雨で50センチの床上浸水となった家を建て直し引っ越して、たった2ヶ月の出来事です。損傷箇所はC−4・5・6の辺りだそうです。
 「はがき通信」のことは、初めて聞く頸髄損傷のことをインターネットでいろいろ調べる中で知りました。今回のことですっかり落ち込んでしまった母に読ませたいと思い先日さっそく数冊送っていただきました。今後、数ヶ月(?)の入院の後、おそらく自宅に戻ることになると思いますが、その時はぜひ先輩方のアドバイスをいただきたいと考えております。
 また、父の性格からして、皆さんと交流はあまり望めませんけれど、まずは母と私を皆さんの仲間に入れていただければと思っています。よろしくお願いいたします。

YO:mame@ac3.mopera.ne.jp




患者、家族の方に読んでもらいたい 


 私は愛媛県立中央病院の整形外科病棟に勤務する看護婦です。整形外科病棟に配属になり2年が過ぎます。私の勤務する病棟には年間約10人前後の頸損患者さんが入院してきます。入院患者さんは急性期を脱するとリハビリ病院に転院していきます。転院するとき患者、家族たちは「自分たちは今後どうなるのか?」と不安な思いを抱かれたままいかれることが多くあります。その時、何も力になれないことで患者、それを支える家族の方に申し訳なく思っています。
 最近、インターネットに接するようになり「はがき通信」のことを知りました。「はがき通信」を患者、家族の方に読んでもらいたいと思い購読を申し込みたいと思います。よろしくお願いします。

愛媛県:KHmasa-kiyo@ehm.enjoy.ne.jp




  お願いごと


 「はがき通信」の皆様こんにちは、「はがき通信」を愛読させていただき早や5年になります。皆様のご活躍や、生活上のアイデアや旅行記などを毎回楽しく読まさせていただきありがとうございます。ご愛読者の皆様にお願いがあります。フィリピンのルセナ市で知り合った介助者のMちゃんが、2年半私の家で共同生活していましたが、このたび神奈川県に帰ることになりました。共同生活しながら介助してくれる女性の方さがしています。もしお知りあいの方がおりましたらご紹介ください。おねがいします。
 私はC損傷[4番−5番]で頸損歴16年になります、60歳1人ぐらしです、家は完全バリアフリーです。
 また、神奈川県の近くの方ご希望がございましたら、短期間のMちゃんが介助の仕事をして行きますのでよろしくお願いします。 
(問い合わせは、藤田編集委員fujitata@aioros.ocn.ne.jpまでお願いします。投稿者のTHさんに伝えさせていただきます。)

     福岡県:TH



 キム チングさん、がんばれ!

63歳、20歳で交通事故によりC−4.5になる。独居の自立生活30年。リクライニング式電動車イス。天井走行リフター。私的ヘルパー雇用

 キムチングさんは18歳の時の飛び込み事故でC−6の頸損になった古い友人です。彼は24時間ストレッチャーの上にうつぶせになったまま、食事、排便、排尿など、すべてをやります。去年、福岡での「はがき通信」懇親会にも、みなさんに挨拶だけでもと、ストレッチャーのままJRで博多駅までこられました。68歳の今年、急に喉頭部が腫れて、癌と診断されたときは手術も手遅れの状態でした。彼はせめて自宅で最後を迎えようと言うので、私も手伝ってターミナル・ケアーの専門医を捜しましたが、なかなか見つからず、ほとんど諦めかけていたときに、Mさんというボランティアのおかげで、1人の内科医が見つかりました。
 先日、キムさんの自宅に見舞いに行ったら、「そのお医者さんはバスで近くまできて、この35度の炎天下を汗を拭きながら歩いてこられるんですよ」と感激していました。「そして、最後までがんばろうね」と言って励ましてくれるらしいので、患者と医師の呼吸はピッタリと合っている点を喜びながら、安心して帰路につきました。
 その3日後、Mボランティアが彼を訪問してくれた報告が次のE-mailです。

 「猛暑が続いておりますがお元気でしょうか? 昨日キムさんの近くまで用事で出ましたのでお伺いしました。先日お伺いして数日なのに声が出にくく、本当にとても弱っておられるのに驚きました。さっそく伝言をお読みしましたら、しばらく無言でした。お母さんも傍で目を赤くして泣かれるし、戸惑いましたが、お話しているうちに少し元気になられ、お話できました。お母さんはキムさんの話される言葉が低くて聞き取れないといわれ、私が間に入って通訳をしました。
 “50年間一緒に苦労してきて喧嘩ばかりしてきた”(お母さん)
 “それでも、とても幸せだったよ” (キムさん)
 親子の会話に感動しました。私も堪えていましたが一緒に泣いてしまいました。最後はキムさんもにっこり笑顔になられ、 “頑張る”と言って手で合図されました。また出かけたいと思います。ありがとうございました。お体お気をつけください。
  ☆∽ぽっぽより(^。^)∽☆」

 今は、流動食さえ喉を通らず、言葉も出せなくなって、さぞ苦しいだろうと思います。どうか、頑張って下さい、キムさん、と言うしかありません。
 なお、文中、宮村ボランティアに読んでもらったという私からの伝言は次の通りです。
 「今日、キムさんの見舞いに行って来ました。そうとう弱っていました。いい医者を紹介していただき、ありがとうございました。キムさん親子もこれには感激しています。次回の訪問時には次の文をキムさんに読んでやって下さい。」
〈キムさんへの伝言文〉
『今日はお邪魔しました。言い足りなかったことをちょっとだけ書きます。私は危機に陥るたびに、人の一生とは何だろうとよく考えます。例えば、海の白い波が人の生命としますと、波は消えて大洋に吸い込まれます。この大洋からまた無数の波が発生します。大洋は生命のサイクルの中心です。だから、大洋は生命の故郷、生命の源です。この大洋を浄土と言っています。私は一生を終えれば生命の源の浄土に帰ります。その原理がのみこめたら、私の生命のありったけを全て任せる気持ちになります。任せると気楽です。私は今年も2度手術して危なかった時に、希望を失いかけましたが、生命はお任せという気持ちで闘病していましたら、わりあい冷静に、生死に関わらず、やってみよう、という気になりました。どうか、キムさんもって下さい。合掌』
 だいぶ深刻な話になりましたが、誰でもターミナルケアーは大切です。それは安楽死のようなものとは違います。つまり、生死という事実を知った上で、怖れず、ひるまず、最後の一瞬まで全力を尽くすことではないでしょうか。キム チングさん、がんばれ!

追伸:以上の原稿を書いて1週間目の8月17日夜11時に、願いも空しくキムさんは他界されました。あとには、頸損の息子の介護のために枯れ木のように痩せながらも、心臓にペースメーカーを2度も埋め込んでがんばってきた84歳のお母さんが一人残されました。どうか、希望を失わないで長生きしてほしいと願っています。

     福岡県:向坊弘道

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