はがき通信ホームページへもどる No.61 2000.1.25.
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世紀末は良い年でありますように…!


編集委員になって初めての投稿になりますね。
ごあいさつでもちょっと触れましたが、昨年の秋は車いすになって11年目、心身とも最悪で救急車騒ぎまで起こしてしまいました。今までがけっこう順調だっただけに、この体も10年も経つといろいろなことが起こってくるということなのでしょうか?身体的には痛みとしびれの増大が主でしたが、胃まで痛くなったのには正に青天のへきれき状態!(結局、ただただ痛いだけで約1ケ月あまり…)それに、精神的落ち込みとひどい情緒不安定が追い討ちをかける形となり、とにかく身も心もヘコタレました。
○○○県警元職員としましては、薬(ヤク)でも打ってハイになりたい気分でありました。こう見えても私、決して楽天家ではありません。

「10年以上も経って今、短期間にこうなっている状況を誰が説明できるんだ。ハッキリと病名を告げられた方がましだ」と正直思いましたもの。結局、自分の体は自分一人で引き受けていくしかないのですが…。心細かったです。でも、このようになってしまった体を、一度も憎いとか恨んだりした気持ちは湧かなかったです。何とか「いい子」になってくれるように祈り続けました。

実は今回、かなりマジに「自分はもうじき死ぬかもしれない」と思ったほど。傍目から見たら考え過ぎとか、きっと滑稽に思われるかもしれませんが。30代後半…おばあちゃん、呼んでくれるのはまだチト早いよとお願いしつつ、愛する人を見送るよりは、見送られた方がいいカナーと思ったりもしたり…。短い人生でもいいから癒されて死にたいヨーとか、グシャグシャ考えておりました。皆さんさんのように悟りが開けるでしょうか…?ああ…せでいひろみ、これしきのことで情けなや!の心境でありまする。。。秋の最悪の台風は何とか過ぎ去ってくれたようですが、不安はこびりつき、痛みも客観的に見られるようにはどうにかなったものの、やはり以前よりも場所的に増しました。元気だけが取り柄のようだった「体育会系頸損」の私めも、何だかどこか弱気になってしまいました。

60号は、「はがき通信」の初編集でしたのに仕上げまでできなくなってしまい、急きょ向坊さんにお願いいたしました。ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。ダウンする前に書いておいた「編集後記」(予感があった?) を、そのまま使って下さってありがとうございました。当の本人がびっくりしました。広島の懇親会でごあいさつした通り、コケてしまったバカなヤツ!松井先生にもご心配頂きました。
その他お電話、メール等で励まし、ご心配頂いた方々本当にありがとうございました。
心から感謝申し上げます。

今回、松井先生のご著書や「はがき通信」のバックナンバーを読み返し、改めて大変なのは私一人じゃないと勇気づけられました。購読者の皆さんにも、心からお礼申し上げます。最初、たまげるほどの長文を書いたのですが、書いてしまったら気持ちの整理がついてしまったので、ボツにしました。(全文が一度に掲載されたら、 いくら何でも編集委員として図々しい!(^^;;) この体を、コントロールして生きてゆくことの難しさを今回痛感しましたが、日はまた昇る!
やっぱり、結論は毎日毎日を大切に生きるってことですよね!2000年はいい年にするゾォー!!

『追伸』:夢運び人さん、ビデオ拝見しました。
いつもありがとうございます。有用な情報であると思いますので、お薬を試されてみた結果をもしできましたら、「はがき通信」上でレポートして頂けると幸いです。いかがでしょうか?

横須賀市 : 瀬出井(編集委員) h-sedei@ma4.justnet.ne.jp



来年の懇親会を楽しみに


1999年も残り僅かになりました。街はクリスマスのイルミネーションに輝き、行き交う人達の顔にも笑顔がほころびます。子供達は優しい親の手に引かれ、恋人達は腕を組…あっ!抱き合っていますねぇー、おおおっー接吻を…いかんいかん、覗きをするために来たのではなかったなぁー。毎年この時期に、街の灯りをカメラに収めに来ています。本当です!一年中で今が一番美しく街が輝いて見えます。

今年は色んな事がありました。その中でも広島アステールプラザで開かれた「はがき通信」懇親会…行ってよかったなぁ。<アステール>=ギリシャ語で“星”。[星の広場]での3日間は、1000年代最後の秋の心温まる思い出に。今回、参加して本当によかったです。福岡に住む私の家からは車で往復530㎞、66歳になるおふくろの運転、高速道路では時速100㎞を越え…ちょっとドキドキでも無事に帰り着く事ができました。おふくろ、御苦労さまでした。広島頸損ネットワークと御家族の皆さん、そしてサポートして下さったボランティアの皆さん、本当にお世話になりました。友達もたくさんできましたし、暖かい真心に触れることもできました。

私は20歳の時、交通事故で身体の自由を奪われ、そして全てを失ったものと…投げやりな日々を過ごしていました。身体の自由を奪われた事が、大きな心の障害にもなったのです。魂が抜けてしまったような日々を繰り返していました。今は、そんな無駄に過ごした時間が悔やまれてなりません。しかし、あの日々があったからこそ、今を大切に生きなければと思うようになれたのかも?不自由な身体は、自分にとってどうにもならないマイナス1の不運な現実、ただそれだけの事なんだと!今では言えます。

懇親会に集まって来られた仲間達の、ぎりぎりまで自分の残された力を出し切って努力されていた姿は、新たな勇気を沸き立たせてくれました。そして、まだまだ努力が足らない事も気づかせてくれました。
心の問題は誰も踏み込む事はできませんが、優しく見守る事は大切です。受傷して間もない方の家族から、悩みの投稿が寄せられる事があります。本人にやる気がないのならば、ほっといたら—と思っていました。しかし、立ち上がって周りを見渡した時、そこに同じ苦しみを乗り越えようとしている仲間がいれば…古ダヌキの私も失敗談や生活の工夫、これからは積極的に投稿させてもらいます。

前号で「障害の程度によってグループを作って集まるのも、お互い励まし合ったりするのも大切な事ですが、それを超えた集まりはもっと大切だ」と言われる人もおられるようですが、人と人とのふれあいに障害者も健常者もあるのかなぁ?何をその中から得るか!自分自身の心のあり方で決まるのでは。私は写真を撮る技術を、心を磨いて行こうと思っています。自分の心に写る景色がつまらないものにならないように。
どうにもならないマイナス1の現実に、悩ませられる時もあります。修行が足りません、まだまだ。その時はまた、仲間達の顔を見に行きます。来年は福岡で懇親会が開かれますが、楽しみに待っています。
福岡県 : KM



平成11年を振り返って

C3不全、50歳男性、頸損歴4年

あけましておめでとうございます。(今はまだ12月ですが)これが掲載されるときは年が変わっていますので……。
5月より購読させてもらっていますが、初めて投稿させてもらいます。

はじめに自己紹介します。私は昭和24年生まれの50歳になる男性です。
平成8年6月6日にバイクの自損事故で頸髄損傷になり(C3不全)肩より下はまったくやくにたちません。在宅で妻の介護で生活しています。投稿しようと思ったきっかけは、2000年という区切りの年であるとともに、私にとってもいろいろ変化のあった年だったからです。
平成10年6月に退院し家でなにもせず、ただテレビをみるだけの生活であったのですがこれではいけないと思い、秋に入る頃パソコンを購入しました。いかんせん50の手習いで四苦八苦 しながら何とか操作を出来るようになったのは今年(平成11年)にはいってでした。
おかげでインターネットで「はがき通信」を知り、また坂上氏のSQメーリングリストにも参加させてもらい、また大阪頸損連にも入り、と自分の周りが大きく広がりまた同じような境遇の仲間との出会いと、私にとっては非常に有意義な年でした。ホームページ上の過去の通信も非常に参考になったり、また自己啓発になったり、と私にはとてもありがたいものでした。
ただ一つ残念なのが、広島で開かれた親睦会に行けなかったことです。
今年(平成12年)の福岡には行きたいと思っています。
長々と訳の分からないような文を書きましたがお許しください。
皆様におきましてはこれから寒さの厳しくなる折風邪など引かれないよう

お体を大切にして過ごされることをお祈りして筆を置きます。
奈良県 : MA nijyosan@pop16.odn.ne.jp



呼吸筋を鍛えるためのリハビリ

C5

だんだん寒くなってきましたが、お体の調子はいかがでしょうか。
さて、この度、「はがき通信」に投稿したいと思い、手紙を書きました。よろしくお願いします。はじめてお便りします。
私は、C5の頸損です。8月から口すぼめ呼吸をしています。これは、呼吸筋を鍛えるためのリハビリです。
口すぼめ呼吸とは鼻から息を吸って口をすぼめて細く長く息をはき出すことです。
現在は開始してから3か月経ち、回数も多くできるようになり、肺活量も少し増えました。
また、数日前にかぜをひいたのですが、この呼吸法のおかげか、回復が早く、効果を実感しています。特に、咳を出す力がついて、痰を出しやすくなったように思います。これから先も続けていきたいと思っています。

静岡県 : TY



電極を埋め込んだにもかかわらず

不全マヒ、受傷1年半

夜は虫の声も聞こえますが、昼間はとてもムシ暑い日々ですが大丈夫でしょうか。
今年は特別暑く、又気圧も不安定で、各地で雷雨をもたらしました。暑いフィリピンの生活は私の想像を超えているようです。
さて、いつも「はがき通信」ありがとうございます。そろそろ1年かと思いますので切手を同封いたします。また、あとの1000円は会の不足分の足しにしてください。(少しばかりですが…)

不全マヒの兄(YW)は、電極を埋め込んだにもかかわらず、上肢、胸の締め付けが厳しく毎日苦しんでおります。
皆様の四肢マヒとは違い動けますが、動くとどんどん苦しくなるようです。
不安と、残念さで、まだ(受傷1年半)とても自分を認めてない状態です。
みなさんのご活躍には、驚きでいっぱいです。
どうぞご無理なさらないで、ご自愛ください。

横浜市 : YW(代理)
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