は が き 通 信 Number.51---P.2
POST CARD CORRESPONDENCE 1998.5.25

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私のスズキワゴンR・車椅子送迎車


みなさんこんにちは。盛岡市在住のTOと申します。頸損レベルはC4、年齢は35歳です。
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10月下旬に神奈川のYさんからお電話をいただき、話の中で今年購入したスズキワゴンR・車椅子送迎車について使用感などみなさんにお伝えしようということになりました。
今後、車椅子送迎車を購入される方の車種選定の1つの情報としてお役に立てばと思います。


このスズキワゴンR・車椅子送迎車は、型式としては、3輪電動車椅子用も含めて8種類ほど発売されています。

頸損者の場合は4輪車椅子用の電動固定または手動固定の選択肢になると思われます。

上の写真はMさんの提供


私が購入したのは、4輪車椅子用の手動固定タイプで、こちらは車椅子搭乗スペースの床から天井までの高さが、電動固定タイプよりも5センチほど高く設計されています(145cm)。

電動固定タイプは手動固定タイプより5センチ低くなっていますが、そこに車椅子をボタン1つの操作で固定するための装置が収められています。こちらは床面がフラットになっており、見た目がすっきりしています。

私は、これまでも軽自動車タイプのこの手の車の購入を検討したことはありましたが、電動車椅子にすわった状態で140センチ近くあるため、ほとんどの車種で頭がぶつかってしまうという問題がありました。

その点この車は145センチありますから高さの問題がクリアされ、乗り込んだ状態で窓から普通に外の景色を見ることもできます。

ちょっと気になる点としては、車椅子搭乗スペースの幅は車椅子が乗り込めばほとんど余裕はありません。そのため、乗り込む時はいいのですが、降りる際に、前輪キャスターが回転し、どうしても脇にぶつかってすんなりと降りることはできないようです。

降りる際は安全のためスロープから脱輪しないように、介助者が後ろに付く必要があると思います。

私の電動車椅子は、スズキの時速6㎞タイプですが、電動車椅子もメーカーや機種により幅が違うと思いますので、購入する場合は、自分の車椅子で乗り降りが可能か試乗してみてからのほうがいいと思います。

値段は、私が購入した時点で、

・電動固定タイプ:1,958,000円(エアバッグ装着車 +3万円)
・手動固定タイプ:1,818,000円(エアバッグ装着車 +3万円)

※オートマチック車のみ色はシルバーとなっています。車検は特殊用途自動車に該当するため、新車で購入しても1度めが2年後になるようです。

私はこの車を主に週に1度の出社に使っています。遠乗りには不向きですが、近距離利用するだけとか、車庫証明が取れない、駐車スペースが小さいというような方にはお奨めです。
写真を押すとダイハツのページへ

なお上記原稿は昨年11月ごろに書いたものです。その後新聞広告でダイハツのMOVEという同じような仕様車で、150万円台で発売されていることを知りました。


電動車椅子で乗れるかどうかなど詳しいところはわかりませんが、購入される場合はスズキのものと見比べてからがいいと思います。




インターネット版「はがき通信」編集部より

KMさんのページにもワゴンRの詳しい情報が掲載中です(1998.7.30現在)。
車体の詳しいサイズの記された写真は、KMさんにお願いして使わせていただきました。
KMさんのページへ インターネット版「はがき通信」編集部



頸損の低血糖


Q. 頸損者の私たちに不意に訪れる低血糖にはとても辛い目にあわされます。頸損者の中には、この辛い低血糖を経験されたことのない方もいらっしゃいますし、症状の重さや頻度も人によって違うように感じます。

そこで、頸損者特有の低血糖について『頸髄損傷』(医学書院)の著者でもある松井和子先生にお尋ねしてみます。

福井E-Mail: heki@okym.enjoy.ne.jp

A. 専門書によると、頸損者の低血糖はショックの一種のようです。ショックとは、「出血、感染、心臓疾患などさまざまな原因によって心機能障害により生体を維持するのに必要な心拍出量が減少、その結果生じる体液の循環不全」です。頸髄を損傷すると、心臓や血管筋を支配する自律神経・交感神経の機能も麻痺します。

なんらかの原因が引き金となって、交感神経機能が麻痺すると、心拍出量が減少したり、血管の拡張で血圧が低下、その結果、身体組織の血液が不足し、酸素不足の状態になることが神経性のショックと分類されています。このショックに血糖値の低下が伴うことがあるようです。血糖値を調整する内分泌系は自律神経によって支配されているからです。

血糖値が異常に低下すると体内循環の均衡が維持できず、生体の防御反応が作動し、交感神経が興奮する。その結果、不安、動悸、頻脈、発汗など交感神経興奮症状が出現する。この段階で緊急の糖の補給があれば、その興奮症状は治まりますが、補給が間に合わないと脳に影響が波及、頭痛、視力障害、痙攣、昏睡などの症状が出現してきます。

この種の低血糖は一般に良性、つまり緊急に 糖分を補給すれば快復するタイプに分類されています。ただし、低血糖は不意に発生することから緊急の対応策を本人、家族が衆知していることが重要です。アルコール、コーヒーが引き金になることもあるそうです。

また心理的、とくに不安要因、欝熱などもトリガーになると記載されています。ただ、はっきりとこれがトリガーと特定しにくいので、予防的対応が重要になってきます。
平常時の血糖値も把握しておいたほうが良いようです。血糖値が比較的高い人は血糖値の低下に耐性が低いからのようです。

「ショックのゴールデンアワー」とは、ショック後、脳に不可逆的な損傷を与えないよう、緊急に対応すべき時間です。「できるだけ早く」が原則ですが、ショックから1時間までの3角形をゴールデンアワーと呼んでいます。
ショックから30分後なら50%、60分では10%の生存率ということですが、ショックの重症度によってもこの時間は変わってくると推測されます。

急性期の脊髄(神経)性ショックは、脊髄損傷の専門書に必ず記載されています。福井さんたちのように「慢性期」のショックは私が持っている脊髄専門書のどれにも出ていません。

専門書の著者は脊損専門医、そのほとんどが急性期、せいぜいリハビリテーションセンターまでの頸損までしか診ていないからでしょう。

いずれにしても頸損者の低血糖を引き起こすトリガーを見つけていくことが予防的対処に非常に重要です。以前、福井さんが問題提起されたとき、坂上さんがご自分の体験を分析されていましたね。


皆さんに協力してもらってあの作業をしてみましょうか。調査票は皆さんと相談しながら作ってみます。まずはメーリングリストや「はがき通信」のメンバーに協力していただきましょうか。

編集委員 松井


三浦綾子様 1日も早いご回復を!


平成10年1月24日、夢運び人さんのご紹介により、小説『氷点』の作者として一躍有名になられた作家三浦綾子様と『あの子の笑顔は永遠に』の本を通し、素晴らしい出会いがありました。
現在三浦先生は、北海道旭川市に在住されています。お年は70歳を越えていらっしゃいます。今、先生はお身体の具合が悪く、闘病中のご様子です。
2月12日、ご主人、三浦光世様代筆の1通のお手紙が届きました。お手紙の内容は、6年前に難病パーキンソン病と診断され、目薬を使用したところ、何百人に1人という思わぬ大変な副作用にみまわれ、視力に大きな影響が出たりと、辛い毎日を送られているご様子にびっくりいたしました。

年前までは、なんとか自力で寝起きもできたそうですが、一昨年あたりからは、それもできず、着替えも自分ではできなくなってしまいました。お送りした本も読むことができません。光世様は、毎日少しずつ代読してくださることも考えてくださいましたが、昼夜の介護に疲れ、読むこともままならないご様子です。

昨年は5ヶ月も入院されたり、お仕事のほうも全面的に休まれ、介護に追われる日々をお過ごしでした。今年になり少し体重が増え、いくらか体調も良くなってきているようですが、まだまだ厳しい日常生活をおくられています。
私は、このような難病と闘っていらっしゃるとは少しも知らず、本やお手紙をお送りしたことをお詫びし、3月18日お見舞いのお手紙を出しました。
昼夜ご家族で介護されることの大変さは、身をもって体験した人でなければ分かりません。私も、スポーツ事故で頸髄損傷となり、呼吸器を付けた息子建二の6年間にわたる全面介護をした経験から、光世様の日々の大変さ、辛さは十分に理解できます。心静かに身体を休めることも、ゆっくり食事を楽しむこともできない毎日は、お察し申し上げます。本当に大変なこととは思いますが、深い愛のお心で接していただければ、きっと綾子様もお喜びになられると思います。どうぞお身体には十分気をつけ、一日も早くお元気になられますようお祈り申し上げます。

3月24日、三浦光世様代筆によるお葉書が届きました。北海道もやっと春らしく暖かくなってまいりました。綾子様のお身体もいくらか良い方向へ向かわれていますと、嬉しいお便りでした。私は、何かわがことのように嬉しく、思わず微笑んでいました。
寒さの厳しい北海道の地も、これからは美しい自然と共に過ごしやすい季節になります。きっと苦しかったお身体も少しずつ楽になられることと思います。
この1冊の本により、三浦綾子様ご一家とお手紙を交わすことができましたことは大きな喜びです。お互いに介護を経験し、大変さ、辛さをお話しできたことは、少しでも今後の介護に対して、励みとしていただけたらと思います。今はただ一日も早いお身体の回復をお祈りしている私です。これからもときどきお見舞いのお便りをと思っております。光世様の手厚い介護に心を打たれました。

埼玉県 HS

はじめての講演


皆さんはもうスピーチや講演をなさったでしょうが、私にもとうとうお鉢が回ってきました。
町の婦人会の総会で話さなければならないのです。会長さんが小学校時代の恩師(張り切り屋さん)である上、私の出版の記事もからんでいるので、断りきれなかったのです。あーあ、今までは「人様にお話できるようなことではありませんから」とのらりくらり断ってきたのですが、もう逃げられません。これでまた一つハードルを乗り越えることができそうです。有り難や、有り難や(?)とは言いながら、もうちゃっかり原稿も下書きしてしまいました。

病生活の修羅場について実体験を語るのは、身近な聴衆にはあまりに生々しくなりそうで、藤川景さんの『五秒間ほどの青空』から少し引用させてもらおうと、虫のいいことを考えています。それで10分ぐらいは稼げるでしょう。鈴木郁子さんの大学でのスピーチなども参考にさせてもらっています。

ところで、「ざぶん」と「どぼん」には笑ってしまいましたね。「焼き鳥」というのもあるそうですよ。さっそく「かたえくぼ」で皮肉の一つも投げつけてやりたいところですが、皆考えることは同じらしくすでに投稿がありました。しかしそんなことよりも、私にはこの居心地の悪さがぬぐえません。

世論の風潮として「パラリンピックなどで障害者たちは無垢でけなげに頑張っているのに、官僚や金融界は何と卑らしいことか」とダシに使われるからです。個人的な手紙の中にも似たような言辞は見受けられます。そのたびに「官僚たちの醜聞は確かに容赦できないが、かといって障害者たちがそれほど無垢だとも思えないがなあ」と申し訳ない気持ちになります。
たとえば私が受傷せずに大学を卒業し、金融業界かどこかに就職していたら、おそらく今じぶん官僚を接待する側に回っていたのではないだろうかと想像されます。実際にそういう同級生もいますしね。業界の大きな流れに一人逆らって正義を叫び続けることは、私にはできなかったでしょう。官僚になっていたらノーパンしゃぶしゃぶに接待されていたに違いありません。
私は好色で小心者だからです。たまたまあちらが官僚の立場で、こちらがケイソンの立場になっているだけで、本質はたいして違わないと思います。あの官僚たちももしケイソンになっていたら、障害者運動ボランティアなんかに精をだして案外感心されていたのかもしれません。だから必要以上に障害者のイノセントが強調されると、なにやら「誉め殺し」を連想してしまいます。あとでしっぺ返しがこなければいいがなあ。
とまあ、これは考え過ぎでしょうが、日本の世論というのは何かにつけて極端から極端に走りがちですから、あまり当てにはなりませんね。ところでもう一つ、パラリンピック関係者の回顧談というのに首をかしげてしまいました。「昔のパラリンピックを思えば夢のようだ。西欧の選手たちから『日本の選手たちが家庭や仕事を持たず、趣味としてスポーツを楽しんでいるのでないことは信じられない』と驚かれて肩身の狭い思いをした」と言っているのです。

一見もっともらしい話ですが、よく考えれば西欧人たちのほうも信じられません。つまり自分たちの常識が世界中で通用すると思いこんでいるところが、おめでたいからです。東京五輪当時の世界なんてまだほとんどが開発途上国で、西欧のように恵まれていたのはごく一部だったでしょうからね。だから先の関係者には気後れせずに「これが世界の大勢だ」と抗弁してほしかったですね。
とんだおしゃべりをしてしまいました。もうすぐお花見です。お元気で。

佐賀県 TN


広島県頸損ネットワークが誕生!


陽射しも暖かく(時には暑いくらい)過ごしやすい季節になりましたが、皆さんお変わりありませんか?
広島は変わりつつあります。前々号からK君のお母さんや、トドのおっさんことSさんの通信に書かれていましたが、昨年12月に頸損者が集まって、会を作ろうと盛り上がり、このたび正式に「広島県頸損ネットワーク」という名称でスタートすることになりました。
「はがき通信」の皆さん、これからもよろしくお願いします。先日、「はがき通信」編集委員より祝メールをいただき、一同感激しました。また期待もされていると知り、頑張らねばと元気がでました。ありがとうございます。
思えば、昨年の浜松懇親会に広島から6人参加し、その盛り上がりとノリで、できたようですが、皆の中では「広島に頸損者中心の会がないから」との想いが熟していた時だったと思います。また、トドさんが数年前より「はがき通信」を通じて知り合った人たちに呼びかけ、交流を重ね、会発足への道を拓いてくださり、発起人としてTOさん、K(母)さんも努力してくださいました。
その他、幹事はOさん・Kさん・Kさん・Tさん・Nさん・Hさん・Hさんと「はがき通信」以外のTさん・Fさんが一緒に活動しています。
会は頸損者だけでなくボランティアや福祉・医療関係者からも参加希望があり、広島ならではの情報交換や、お互い顔が見える交流をしていければと話し合いました。

今、編集部が(福山のTさんが編集長)会報(準備号)を作成中です。皆が知恵と力を出し合って頑張っています。
近県では島根のTさん、岡山のFさんも参加してくださり心強いです。生みの親であり、会として先輩でもある「はがき通信」の皆さん、誕生したての「広頸ネット」にいろいろご指導ください。お願いします。
P.S. 白木の郷に北真利さんと林修壮さんが転所して来られましたが、想像したより平和なのでチョット不気味です。本当は私が一番うるさかったりして……。ながーい目で観察していきたいと思います。

広島市 MH


おっトドっこい泣きペソ比行記


この文を書けるのも、同伴してくれた好青年・藤村君のおかげと感謝しながら。
いきなり朝が来て無理やり夜が落ちて来る。朝夕に余韻の感じられないまま明暗の繰り返す南国フィリピンに1ヶ月滞在した。G.L.I.P.なる聞きなれない怪しげな(?)所を訪ねた。先に帰国された諸兄のアドバイスに準備万端(?)の出発。空港で長野五輪を見ながら寒い思いで機上のトドとなり。
他人の楽しんできた話なんぞ聞いても面白くも興味もない諸氏も多かろう。回りの人に比国の感動をと力んでみても反応は薄味。観光も体験談も別の機会に譲れば、書くこともアリマセン。頸損者の旅で一番の関心事は「Haisetsu」であろう。身近な同伴者なら排泄に不安もなかろうが、食わせば出るのが当たり前。異国の地ではトドのヨットハーバード仕込みの流暢なブリティッシュイングリッシュでは排泄など頼めません。
G.L.I.P.の介助の人は英語とタガログ語を自在に操る妙齢の女性。何人もの頸損者の排泄介助をしていると聞き一安心。でも、でも、どう切り出したらエエンかいのうと悩みつつ。腹を叩いて単語の羅列。ヒップ、ホール、アウトプット、スメル……エ〜ット、エ〜ット……。弱っちゃったなー。通じないよ! 持参の無花果浣腸を見せたら彼女は「あ〜unkoねっ」とのたまわく。Tekiben、Kancho、Inbu、等々排泄介助は日本語でツーカーなのだ。しかもていねいでよいコミュニケーションタイムとなった。先輩の足跡と実践が嬉しい体験。
G.L.I.P.はエグゼクティヴビレッジと名付けられた地区にあり、通りに宝石の名が表示されているのだ。だが、しかし、ダイヤモンド、パール、クォーツ等々名に違わず(?)悪路の代名詞。日本には登山道にもこんな悪路はないよと腹に飲み込んで食後の腹ごなしに電動で散歩の心。狭い、段差、悪路、犬猫の糞……もう福祉も行政も云々と議論の段ではない。せめて1日3度の食事ができればという世帯も多い中で福祉ボケのトドちゃん、福祉は物だけじゃナイ、心とカネなのだっ!とつぶやく
観光ではマニラ港からなぜか明石丸と書かれたフェリーで20時間、小説か何かで有名という天国に一番近い島とかのボラカイ島にも出かけた。8泊10日ではあったが、電気のない家にも2泊。自然に染まりつつもプラスティック製品や化学洗剤、ミニ四駆や手のひらサイズの電子ゲーム等々、環境汚染につながる生活の芽が散在しており小さな胸が痛む。島々の移動に使う小船に電動に乗ったままのトドを持ち上げorスロープを渡し船上に乗せてくれた。灼熱の炎天下に汗しての介護に感謝と敬意のサンキューを連発した。
思えばハローとサンキューに世界の標準語「Hiroshimaben」とトドちゃんスマイルで難関突破と親善大使気分。ホット、ハングリー、ウォーターは介護の人にしっかり伝えて美貌の衰え防止に必死の態。帰国したら「迷惑と傲慢さを振りまいただけよっ」と妻の厳しい一言に、 円の威力に乗っかった部分がなかったか と自省しつつ、超大真面目な比国民(非国民と読まないでネ)との交流記とし次号にバイ・バ〜イ。
参考——1ペソ約3・4円、飛行機往復約10万円(保険含む)、10日間の観光費用約6万円(介護費用含む)、20日滞在(食費、介護、近辺観光)6万円、土産代2万円、その他雑費3万円、合計27万円+福岡空港への往復代金。住むのと一時の滞在は異なる!

☆重いは思い☆
フィリピンへ行った。電動車椅子で行った。体重60kg、電動車椅子80kg。
飛行機も、船も、車も 1人で、2人で、4・5人で人間の腕に抱えられた。人間の心に抱えられた。彼の国の人は重いとは言わなかった。タガログの言葉は分からないが、重いとは言わなかった。
段差も、悪路も、階段も 1人で無理なら人を呼び、女で無理なら男を呼び、私の思いをかなえるために幾十人が関わってくれたろうか? マングローブの海峡へ、椰子の林に分け入り、浜の砂にも船の甲板にも人の力で、人の心で……フィリピンに行ったよ。

広島県 YS


100日間・アジア周遊の旅


【終着点ネパールからのレポート】

インドの後、2月14日にネパールに入り、3週間、あまりの寒さと栄養失調で体調をこわし、下痢と熱でベッドに寝たきりとなりました。肺炎になれば日本に帰れないだろうと、一応の覚悟は決めました。
ネパールに来てみると人々はやさしく、だます人も少なく、インドとは天地の差があると感じました。

懸案の車イスについては、3月3日にネパール国産第1号車を製作し、ほかに2車種が2日後に完成しました。特にこれら3種類のうちの1種類は、1本のパイプを折りまげて作る方法で、溶接部分がありません。これにマウンテンバイクのタイヤを取りつけて、ヒマラヤ山中を走っても壊れない構造にしました。


値段も1台5千円〜8千円の間ですから、これからフィリピン並に120台を無料配布する目標を立てました。このような福祉活動は“いい格好”に終わりがちですが、地道に取りくんで行くよう、皆で話し合っています。
今後のネパール・グリーンライフ研究所の事業内容としては、車イスとシビンの無料配布、土曜日ごとの地元仏教青年会と小学生の仏教学習と市内の清掃活動。学習を目的とする人の無料宿泊、などを決定しました。
以前の管理人モンゴには2月末日に退職金を与え、円満に解雇しました。かわりに新所長のソナム師(25歳・ラマ僧)、副所長のスシル氏(27歳・会計士の卵)の若いスタッフ2人は仏教と福祉の間を漂いながらも、興味ある成果をなしとげてくれるものと期待しています。
私が寝込んでいる間は電話で各方面にコンタクトし、太田ヘルパーと2人の新任スタッフが新しい理事の獲得に走り回ってくれました。

私たちの熱意が通じたのか、新しい理事として、市長、区長2名、近隣3小学校の校長先生たち、全ネパール身障者協会会長、全ネパールリハビリテーション協会会長、その他総勢20数名が加わってくれて、強力な福祉活動のサポート体制ができあがりました。
帰国を前に最後のお便りとしますが、またお会いして詳しくお話しできる日を楽しみにしています。

【頸髄損傷者(C4・5)の問題点】

● 排尿・・・尿量は旅行日でも1日2,500cc出ているか、濁りはどうか、常に神経を使います。私の場合、尿が非常に濁っているのが普通で、時には牛乳のような尿も出ます。
こんな時は抗生物質を10日間くらい服用します。
バルーン排尿や膀胱ろうの頸損はすわった姿勢でもコンスタントに排尿できるので、旅行には望ましい方式だと思います。

● 車イス・・・道路の悪い所は電動車イス、道路のいい都会や建物、飛行機の中は4㎏の超軽量の車イスというふうに2台を使い分けました。
今シーズンから登れるようになった釈尊修行の地、前正覚山は超軽量車イスにすわったまま、4人のポーターに担がれて登山しました。
今後の課題は電動車イスと手押し車イスの両方の機能を持った超軽量の折り畳み式電動車イスを開発して、1台の車イスですむように工夫することです。

● 宿泊・・・事前に予約を入れると、階段の多いホテルに泊まる羽目に陥ることもあります。ホテルは場所、値段、シャワー、ベッドの柔らかさ、トイレ、車イスのスペースがあるかどうかも、その時に見てからチェック・インしたほうがいいようです。
今回の旅行のホテル代は平均1人1泊500円で、3つ星クラスです。それでもホット・シャワー、トイレつきです。

● 食事・・・インド、ネパールでは10億の民が菜食主義者ですから野菜カレーと豆のスープです。
1週間続ければ食事の臭いだけでも吐き気を催すようになりました。
携帯用の日本食を持って行ったので、はじめの2ヶ月は助かりました。海苔、梅干し、ラッキョウ、漬け物は貴重品です。
ネパールで下痢のあと風邪を引き、肺炎になるだろうと観念していたのに、立ち直ったのはお粥と梅干しのおかげでした。

● 交通手段・・・頸損の車イスの移動形態は、各国の発展の度合いによる法規制の違いによります。
ホンコンやシンガポールのように発展した国では規制が厳しく、大きい電動車イスのようにタクシーに乗せられない場合はお手上げです。空港に預けたままです。
インドやタイでは規制も緩く、電動車イスにすわったまま野菜用トラックに乗せてもらって、空港や駅に乗りつけることができます。

● 医者と医薬品・・・旅行では日本の使い慣れた薬を持参するのがベストです。知らない国の薬は冒険をともないます。
インドの薬は半分でもよく効くかわりに胃を悪くするので、胃薬を併用する必要があります。あらかじめホテルか知り合いに十分に相談するのがいいようです。

● 服装・・・頸損は体温調整ができないので、8時間以上も飛行機に乗るときには北極に行くような服装が必要です。
寒いネパールを早朝出発したとき、バンコクに正午ごろ着いて、気温が45度もありました。マゴマゴしていると15分でタクシーに乗る前に焼け死んでしまうのでは、と心配しました。

● 金銭管理・・・誰かに買い物を頼んだ場合、代金がいくらでオツリがいくらと目の前で財布にお金を入れさせる必要があります。
人目があるところで財布を持ち出したり、開いたりしない、お金はポケット数カ所に分散して入れる、大銭は腹巻きに、小銭は財布やポケットに分散する、などを知っておくことです。カードは頸損の場合は持たないほうが無難です。

● 通信手段・・・ネパールでお金を使い果たし、緊急に日本からの送金が必要になりました。その時、ネパール人の日本留学生が日本でお金を必要としている情報を得ました。ファックスで話し合って、送金なしの相殺方法がまとまりました。
海外から日本への連絡はA4サイズの用紙半分の用件を伝達するのに、電話で1,500円、ファックスで300円、電子メールで40円という率です。どの国も街のファックス屋さん、E-Mail屋さんが急増しています。

● アテンダント(ヘルパー)・・・外国では緊張が続くので、ふだんおとなしい人がケンカ早くなったり、食欲が全くなくなったり、逆に食べ通しに食べたり、という妙な癖が出てきます。旅の途中で頸損もヘルパーもケンカしながら譲り合い、理解を深めあう必要があります。

● スケジュール・・・身障者は健常者に混じっての団体旅行より、旅行日程が障害の程度に応じてゆるく設定できる個人旅行が一番です。最近はこれを可能にする優秀なガイドブックが出回っています。また、安売り航空券などを利用すれば、団体で行くより個人のほうが安くつくような時代になりました。

● 言葉・・・英語も国によって癖があります。車イスの私がアクセスできないホテルのカウンターや写真撮影の現場で太田ヘルパーが1人で英語を使わざるを得なかったので、旅の途中で英会話の勉強までするというプレッシャーがかかりました。
ふだんはしゃべるより聞くことに重点を置いて英語の勉強をしておく必要がありそうです。

● 保険・・・今回の風邪など、少額の補償請求は放棄するつもりです。というのは、少しの保険請求を繰り返していると、名前がブラックリストに載ります。いざというときに満額を
受け取るにはふだんの掛け捨てが必要です。

● 衛生・・・頸損はミネラル・ウォーターを買ってでも2,500ccの尿を出さねばならず、国によりますが1日100円くらいかかりそうです。冬のインドは町も村もウンコ、ホコリでいっぱいですから、喉飴、マスクは必需品です。

北九州市 向坊 BXE06432@niftyserve.or.jp


アメリカ留学レポート Part 3


みなさん、お元気でしょうか。研修先のセントルイスのバラクォードは昨日のクリスマスイブから休職に入り、仕事始めは来年の1月2日からです。
今日、クリスマスの日はさすがにどこも閉まっています。私はというと、テレビをちょこちょこ見ながら、こうして手紙を書いています。前回の手紙では、それまでのトラブル続きの私の生活ぶりをご報告しましたが、今回は私のアテンダントやルームメイト、バラクォードでの研修、そこのスタッフ、そしてセントルイスのことなどを書きたいと思います。

現在私はバラクォードへは月曜から金曜まで行っています。1日の生活は決まって朝6時にアテンダントのミルトンが「オハヨーゴザイマス」といいながら部屋のドアを開けることから始まり、着替え、朝食、弁当作りなどをします。大体8時すぎにコール・ア・ライド(リフト付きバン、片道2ドル)が迎えにきてバラクォードヘ向かい、帰りもやはりそれを利用します。

バラクォードを出るのは大体5時ごろで、アパートに着くのは5時半くらいです。6時半にはミルトンがやってきて、入浴か排便をすることになっており、彼が帰るのは毎日9時で「オヤスミナサイ」と必ず言ってドアを出て行きます。
ミルトンは身長は約175センチ、年齢は62歳です。白髪で、太ってもやせてもなく、性格は几帳面で、よく気がついて、陽気で、親切で、ほんとにアテンダントとして申し分のない人です。彼は私のことをメイン・マン(親友)と言ってくれ、私も彼のことが大好きで、とても信頼しています。

夜の介助はロバートという22歳の白人も雇っていたのですが、OT(オキュペイショナル・セラピスト)として仕事を始めるために1週間ほど前に辞めました。新しいアテンダントが見つかるまで、ミルトンが毎朝毎晩くることになっています。

さて、バラクォードでの仕事は、以前までは資料を読んだり、バラクォードのサービスを利用している障害者に会って話を聞いたり、会議に参加したりすることでした。最近は責任ある仕事をいいわたされ、今はそれで忙しくしています。

バラクォードは介助者派遣サービスを行っているのですが、それを利用している障害者は58人だけで、利用の順番待ちをしている人は200人近くいます。それは州からそのサービスに降りる予算の関係によるものですが、バラクォードは予算増加のために、ロビー(議員に対して議案や予算などを働きかけること)を予定しており、サービスの順番待ちをしている障害者の写真と説明文を彼らに見せることを計画しています。(中略)

バラクォードのスタッフはみんなよい人たちばかりで、とても親切にしてくれます。35人いるスタッフの半数は障害者で、頸損、脊損、脳性麻痺、ポリオ、筋ジス、聾唖、弱視、小人症と、ほんとにさまざまな障害を持った人たちがいます。バラクォードは最初の自立生活センターであるカリフォルニアのパークレーCILとほぽ同じくらい古く、設立されて25年以上になります。

設立者のマックスは現在約60歳ですが、21歳のとき交通事故で頸損の障害者になり、以後10年以上養護施設での生活を余儀なくされました。PT(フィジカル・セラピスト)だったコリーンと結婚した後、施設を出てアバート暮らしを姑めました。以後3人の養子、養女をもらい、今では3階建てでエレベーター付きの大きな家に住んでいます。

マックスがバラクォードを作ったころは重度の障害者が施設で暮らすのは当たり前で、建物の入り口や歩道は段差だらけ、交通機関も車椅子ではどれも利用できなかったに違いなく、それに比べれば、障害者向けに改善された交通機関、住宅、介助者派遣サービスなどが存在する現在の障害者をとりまく環境というのは、夢のようだといえるかもしれません。

コリーンという妻、3人の子供たち、車椅子で利用可能な家・車、そして障害者がずっと住みやすくなった現在のセントルイスというのはマックスの一つの夢の形であったのではないかという気がします。
それは人間が望むごく当たり前のものです。しかし、それを手に入れるために、彼がどれほどの努力をしてきたかは察して余りあるものがあります。研修先の所長であるからというのではなく、私は彼をほんとうに立派だと思うのです。

さて、ルームメイトのスチェアー卜もパラクォードのスタッフだったのですが、5月に辞めて、今は大学院で勉強をしています。彼は白人で、年は35歳、ユダヤ教徒で電動車椅子に乗っています。障害はマルティプル・スクラローシス(Multiple Sclerosis)といって日本名は何と言うのか知りませんが、脊髄を侵す進行性の病気だとか言っていました。今のところ両手はなんとか動かすことができ、物を取ったりすることもできるのですが、手動の車椅子をこぐことは無理という状態です。少しだらしないところもある人ですが、ユニークで楽しい人です。

(中略)

さて、アメリカでの生活の中で一番感じることは、この国の「国土の広さ」「資源の豊かさ」といったものでしょうか。私のアパートも含め、建物の部屋や廊下は日本のものに比べてかなり広いです。歩道、車道なども広く、無料の駐車場も至るところにあります。また、食料品、衣類などの物価は安く、地価、賃貸料などもずっと安いように思えます。

「国土の広さ」「資源の豊かさ」などの良い面がある一方で、「犯罪の多さ」という悪い面もあります。お金を盗んだことでアテンダントを解雇したというのは前回の手紙で書きましたが、スチェアートもまた同じ理由で9月にアテンダントを解雇しました。そのアテンダントは財布から現金を抜き取るだけでなく、小切手を盗みスチェアートのサインをまねて換金までしていました。「道を歩いてても、用心しなくちゃいけない。障害者だからバッグをひったくられないなんてことはない」友達の一人はそう言っていました。

さて、残りのアメリカ生活も3か月足らずとなりました。ここに至って思うのですが、やはりアメリカは障害者にとってとても住みやすいところです。電車、バス、コール・ア・ライドなどの公共交通機関はどれも車椅子の障害者が利用できます。また、スーパーマーケット、レストラン、書店、美術館、図書館などは、ほとんどといっていいほど入り口の段差はありませんし、それが大きめの建物であれば、自動ドア、身障者向けトイレなども完備されています。さらに日本人の私からしてみれば、安い物価という大きなメリットがあり、広いアパートとというのも、車椅子利用者の私にとってはかなりのメリットです。言葉や習慣の違い、犯罪のことを除いても、これらのメリットはかなりのものだといわなければなりません。

では、もし可能ならここにずっと住みたいかというと、やはり「ノー」なのです。家族、友達がいないことが一つの大きな理由ですが、一番の理由は、私のやりたいことがアメリカではなく日本にあるということです。日々の生活の中でよく考えることというのは、日本に帰った後、北九州自立生活推進センターのことを、また自分自身のことをどう変えていくかということです。25年前、マックスの夢がセントルイスにあったように、私の夢は北九州にあります。いつかマックスのように自分の夢をかなえるのだと、心の奥で強く思っていたりするのです。

今年の日本の冬は今のところさほど寒くないと聞きました。しかし、どうぞお体にはお気をつけください。お元気でいることを願っております。敬具。平成9年12月25日

北九州市 RK


ひとくちインフォメーション


● NTTの104番号案内が無料に
NTTの104番が四肢マヒ者は無料になるそうです。詳しくは、ふれあい案内TEL:0120-104-174に電話で申し込んでください。

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往復券でホンコン5.2万円、バンコク4.9万円、上海4.5万円、ハワイ5.2万円ほか、アメリカ、ヨーロッパ、国内を網羅。
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TEL:03-5244-7859, FAX:03-5244-7855

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プロバイダーへの支払いは一切不要。NTTドコモと小さな端末(\12、800)をつなぎ、日本語1,000字まで10円で送信。

● 福祉レンタカー、最大47%割引
ニッポンレンタカーは体の不自由な身障者や高齢者向けに改造した福祉車両3台を導入、レンタルを開始した。最大47%を割り引く。地方から上京した人が利用しやすいように、東京駅八重洲営業所に3台を配置したが、予約すれば、都内の102の営業所からの発着が可能だ。
ただ、いずれの車両も運転席は改造していないため、健常者が運転する。
同業他社では、トヨタレンタリースグループも同車両を導入している。 (3月26日、日経産業新聞より)

● 音声による住宅設備の制御
ミサワホームは住宅内の設備機器を音声でコントロールする技術を開発しました。
今回開発された音声認識制御装置は、リモコンの信号を一元化し、日常の話し言葉を判断することで、音声による制御が可能、不特定話者に対応するため音声の登録は不要です。現在認識される音声登録語は約300語ですが、今後は各地方の方言にも範囲を広げ最大500語までを可能とします。

お問い合わせ先: ミサワホーム TEL:03-3345-1111(3月23日、毎日新聞より)

● ユニバーサルタクシー登場
いわゆる「ハンディキャブ」を中型タクシーとして運用する「ユニバーサルタクシー」が、いよいよ東京地区で走り始めた。大田区に本社をおく京浜運送が導入したもので、同社が運行する48台のうち30台がこのタイプである。行政との提携で「福祉タクシー」を運行している会社は従来もあったが、いわゆる「流し」で利用できるのは初めてのものである。    
お問い合わせ先:京浜運送 TEL:03-3790-0117

● インターネットの割引サービス
「人にやさしいインターネット」を目指すインターネットプロバイダーのベッコアメでは入会時等に障害者手帳のコピーを提示すれば、すべてのダイアルアップ接続サービスを割引価格で契約ができる。また日本高速通信との提携の「0070データオンデマンドIP接続サービス」に障害者手帳のコピーを提示して入会すると、初年度加入料を支払うだけで永続的にインターネット接続を利用できるサービスも受けられる。

お問い合わせ先:サービス案内

http://www.bekkoame.or.jp/etc/bekkoame/fee2.html"

● ソファーのような車いすを開発
車いすユーザーの自立性と快適性を重視し、そして環境に配慮したリサイクル素材を活用した「車いすエコチェア」を開発した。流麗なデザイン、快適な乗り心地と共に、小回りが利くことを重視しているため、家屋の中の移動に便利なデザインとなっている。また、ポリエチレン樹脂を利用しており、軽量で90%以上の部品がリサイクル可能なのも特徴だ。
お問い合わせ先:KKジャパン・トラスト・アソシエイション 、ヘルスケア事業本部お客様相談室 TEL:0120-508-408

● ホームバンキングが身近に!
自宅と金融機関を電話回線で結び、振込などが行えるパソコンソフトが発売されている。NTTの「ビデオテックス」という、以前から「キャプテンシステム」として知られるサービスを利用するためのソフトで、郵便局をはじめ全国の100以上の銀行・信用金庫でこのサービスが利用できる。
資料の請求先:kkランワールド TEL:03-5390-6738, FAX:03-5390-6639

● 名前を呼べば自動ダイヤル
ユニデンは声だけでダイヤルできる音声確認機能が付いたコードレス電話機を4月に発売。商品名は「ダイヤレスホン」 あらかじめ相手先の電話番号を登録しておけば、発信ボタンを押して名前を呼ぶだけで自動的にダイヤルする。電話番号は30件まで登録できる。価格35,000円。(3月18日、日経産業新聞)

● 車イスにも賠償保険・1億円
車イス安心保証プランという商品名で売り出された車イス保険、月々わずか600円の掛け金です。
お問い合わせ先:日本火災海上保険・大阪専業開発課、本田勝基さんへ。TEL:06-399-3271


編集後記

おかげさまで「はがき通信」は去る3月に第50号を出すことができました。みなさんのご協力、ご鞭撻の賜です。深くお礼を申し上げます。
第50号発送直後の3月末現在で、「はがき通信」購読者数は416人、購読料収入残高は\165,429となっていて、会計は遠藤睦子さんの奉仕活動としてお願いしています。



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