はがき通信ホームページへもどる No.149 2014.10.25.
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も く じ
ballごあいさつ 編集担当:藤田 忠
ball環境制御装置(ECS)の情報を探しています 熊本市:K.I.
ball新幹線の多目的室は誰のもの? 埼玉県:K.E.
ball箱根人気ホテルは超快適 山梨県:H.N.
ball全員参加企画『いいモノ見つけた!』〜13〜 Hさんママ
ball『臥龍窟日乗』 ―霧笛海峡〈1〉― 千葉県:出口 臥龍
ball生理をコントロールする方法 東京都:ai
ballお父さんの道 匿名希望
ball五平餅を作る《海外通信》 ルセナの隠居
ballJAL成田⇔マニラ線 電動車イスでの利用レポート 東京都:T.S.
ball盲腸ポート造設経過報告(続編)〜初めてのガストロボタン交換〜 福島県:T.S.
ball車いすでけん玉をすること 広島県:K.T.
ballピンチはチャンス! 福岡市:E.U.
ball心癒されるプリザーブドフラワー 福岡市:M.U.
ballトランスファーについて 神奈川県:M.I.
ball後付け回転シート 編集担当:瀬出井 弘美


ごあいさつ

 次号は、おかげさまで150号をむかえることになりました。皆さんからご投稿していただいて、はじめて「はがき通信」は成り立つことから、これもひとえにご投稿者ならびにご購読者の方々に支えられてのことと心から感謝申し上げます。「はがき通信」が10年後、20年後にも安定して定期発行を続けていることを願ってやみません。
 また次の区切りの200記念号の発行に思いをはせると(順調に年6回定期発行されたとして)、8年半後の2022年になります。私は、編集担当として65号(2000年9月)からおかげさまで10年以上関わらせていただいておりますが、200号の頃まで、はたして体力・気力が続いているのかなぁと気がかりです。
 スタッフの中の編集担当者でいえば、第1世代が向坊さん・松井先生・麸澤さんだとしたら、第2世代が瀬出井さんと藤田になるのではと考えています。何とかこれからも第3、4、5世代と編集発行に支障がないように、バトンタッチされ続けていければと思います。そのためにもつねづね編集担当者を募集していますが、手を挙げられた方に「それじゃあ、次号からすべておまかせ」というわけでなく、練習などご本人が納得がいくまで全面的にご協力させていただきますので、まずはお気軽にご連絡をよろしくお願いいたします。

編集担当:藤田 忠



 【特集! 「はがき通信」懇親会 in 福島2014原稿募集!】 


 4都県 頸損・はがき通信 福島合同交流会に参加された皆さん、交流会や夕食交流会でのことはもとより、福島観光のこと(アクセスやバリアフリーのことも)、被災地で感じたこと、福島までの道中でのこと、準備段階でのこと、ハプニング等々、懇親会にまつわることなら何でもかまいませんので、情報交換のためにハガキ1枚や写真にひと言でもかまいませんので、ぜひドシドシご投稿ください。
 写真も多めにお待ちしております。どうぞよろしくお願いいたします。


 締め切り:11月30日まで!






 環境制御装置(ECS)の情報を探しています 

C4

 こんにちは。熊本市のIです。
 今年は夏らしい夏がなく猛暑の影響もなく、台風も今のところ来なくてホッとしているところです。しかし、日本全国の局所的には、被害を受けられた方もおられお見舞い申し上げます。
 台風、雷があるたびに、電気製品の故障にビクビクしています。特にECSやパートナー(天井走行リフター)に関しては、故障すると日常生活が麻痺してしまいます。
 現在、アイホン製の「ECS-65X」65チャンネル制御装置にて、テレビ制御、エアコン制御、インターホン、玄関電子錠、ベッド制御を使っています。
 ところが、アイホンが2012年12月にてECSの製造、販売を終了してしまいました。7年間(2019年まで)は部品を供給するということですが、それ以後は修理に支障をきたします。
 なお、今使用中のECSは、2007年6月に2台目として買い換えたもので7年目になります。あと5年間くらいは、使用できると思っていますが……。現在の機器にしても、修理のため取り付けてくれた会社(福岡市)に電話しましたが、担当していた方が辞められていて、部分手配等に苦慮いたしました。
 念には念のため、替りのECSはないかとインターネットで調べましたが、多くはテレビ等のような赤外線リモコンに対応している機械だけで、ベッド制御やインターホン制御するリレーがついた機器はほとんど見当たりません。
 ただ、「みてら」(三菱電機コントロールソフトウェア株式会社)もしくは(アクセスインターナショナル株式会社)という製品は、赤外線やリレー制御に対応している旨、書いてありました。
 「みてら」を使用している方やその情報、他に良い情報がありましたら、是非ご紹介下さればと投稿しました。
 また、私と同じアイホン製ECSをご使用の方の意見もありましたら教えて下さい。よろしくお願いいたします。

 E-mail: isikawa@pa2.so-net.ne.jp 

熊本市:K.I.



 新幹線の多目的室は誰のもの? 

C6レベル、手動車イス・在宅時や近隣外出時/簡易電動車イス・外出時

 少し前、新幹線のぞみ(上り)に一人で乗車したときのことです。
 私が持っていたのは自由席券でした。皆さんご存知の通り、自由席の号車に車イスが入れるスペースはなく、一般のデッキも狭いため、いつも通り11号車後方の広いデッキに乗っていました。多目的室は目の前です。
 名古屋を出て少し経った頃、急に車内に「お客様の中にお医者さまは……」という、飛行機のドラマでしか聞いたことのないようなアナウンスが流れました。乗務員が私の前を慌ただしく往来し、デッキ脇の収納庫から臨時の車イスを取り出し(そんなところにあるとは知らなかった……)、急病人がいると思われる号車に向かって行きました。
 程なく二十歳くらいと思われる若い女性が車イスで運ばれて来て、彼氏らしき同年代の男性がしきりに励ましの声をかけながら、他の付添いの女性2、3名と共に多目的室に入っていきました。女性は、辛そうな顔で目を閉じています。もちろん詳細は分かりませんが、一刻を争うような状態ではないものの、何らかの手当ては必要、という感じ。室外の乗務員らと連絡を取るためかドアは半開きだったので、無礼ながら中を一瞬覗(のぞ)いたところ、長椅子を簡易ベッド状にして女性は休んでいました。まだ医師は見つからないのか? その後も乗務員は慌ただしそうで、次の停車駅である新横浜に救急車を待機させておくか、といった会話が丸聞こえでした。
 しかし、幸いにもすぐに容体は安定したらしく、救急車は不要、予定通り東京駅まで乗っていくことになったようです。実は、私が彼氏と思い込んでいた男性が医師で(ラフな格好に騙されました。笑)、アナウンスを聞きつけ即座に駆けつけたそうです。また、付添いの女性の一人も看護師で、これも同様でした。迅速に処置してしばらく様子見した後、大丈夫と判断し颯爽(さっそう)と自席に戻っていく若き医師に、母親らしき女性が何度もお礼を言っていました。私が品川で下車する際には、全く関係ないのに「お騒がせしてすみませんでした」と笑顔で頭を下げてくださいました。
 見知らぬ他人同士が乗り合わせる新幹線内で、家族、医師・看護師、乗務員らが相手を思いやり、おのおのの役割を懸命に務めた結果だったと思います。もちろんきっかけは不幸なアクシデントでしたが、その見事な連係プレーを間近に目撃できたのは、車イスゆえに11号車デッキにいた私の「特権」でした。
 本来ならこれで一件落着ですが、車イスユーザーとしては一つ疑問が残ります。
 ……もし多目的室に先客がいたら?
 状況から考えて、「先客」が例えば元気ですぐに移動可能な車イスユーザーなら、急病人発生という非常事態ゆえ、部屋を(一時的でも)空けてもらうのが妥当でしょうし、それが困難なユーザーだったなら、デッキ中央にいた私を端にでも(あるいは11号車の車イススペースが空いていればそこに)追いやって、デッキで車イスのまま処置せざるを得ないかと思います。しかし、実際にはどう対処するのでしょうか?
 こんな話を持ち出したのは、冒頭のような経験などから、「多目的室」の運用にいま一つ曖昧な部分があるのではないか、と思ったからです。本当に必要としている人が遠慮や無知、タイミングの悪さ等から利用できなかったり、その逆だったり。
 多目的室の前には「お体の不自由な方優先です。ご利用がない場合には、授乳や、お客様の体調が思わしくないときにもご利用できます。乗務員までお申し付け下さい」(N700系全部?)と表示があります。一方、「お体の不自由な方、授乳や、お客様の体調が思わしくないときにご利用できます。(以下同)」という表示も見たことがあります。この2つ、似ているようで、「お体の不自由な方」≒我々車イスユーザー、のプライオリティーが違います。ちなみにJR東海のホームページを確認したところ、あくまで前者の「お体の不自由な方」優先のようで、一応、「先約等によりご利用いただけない場合もあります」という記述もありましたが、それ以上具体的なことは書いてありませんでした。他のJR各社や在来線特急の場合がどうかは調べていません。
 私は年に何回か東海道新幹線を利用するのですが、指定席を予約する場合は自分でJR東日本のみどりの窓口やびゅうプラザ(旅行業営業所)に出向きます(窓口の手続きに時間がかかりすぎる等、これはこれで問題があると思うのですが、ここでは省きます)。その際必ず「車イススペース(車イスを固定できる座席の横。座席への移乗も可)と多目的室、どちらがいいですか?」と聞かれます。私の場合ほとんどが一人で乗るので、万一室内で落車でもすると大変ですし、あんな殺風景な密室に何時間もいるのは却って苦痛なので、いつも「車イススペース」を利用しています。冒頭の経験後は、なおさら多目的室の利用は避けるようになりました。スペースは一般の座席一席分と狭く、私の簡易電動車イスでは若干通路にはみだしてしまいますが、さほど周囲の乗客や車内販売のお姉ちゃんの邪魔にはなっていないと思います。
 しかし大型の電動車イスの方などは、あのスペースでは収まりきらず、やむを得ず多目的室を利用される場合も多いでしょう。体調管理などの面から長時間の座位が難しく、多目的室の長椅子を簡易ベッド状にして休まれる方もいると思います。しかしそれでも、「授乳や急病の方が現れるかもしれないから……」「途中でどけと言われても困るし……」と多目的室の利用を躊躇(ちゅうちょ)したり、悩まれる方もいらっしゃるようです。JRが「お体の不自由な方優先」と明記するのはそういった方へ、「遠慮なく使って下さい」という配慮かもしれません。
 それでも、急病人搬送の現場を目の当たりにしてしまった私としては「う〜ん」となってしまいます。ついでに言えば以前、地方で捕まった警視庁の指名手配犯が、東京に護送される際に多目的室を使ったことがありましたね。マスコミや野次馬による混乱から犯人と一般客の両方を守るためで、まさに「多目的」な利用法ですが、逆にそうなると「多目的室」の言葉の意味、本当の利用法って何なのかと思ってしまいます。中には、「授乳しようと思ったら車イスの人が使っているからダメと言われた。頭にきた!」なんてブログで言うお母さんもいます。言い方は論外でしょうが、「多目的」室なのだから(順番はともかく)私にも利用する権利があるはずなのに……という意味では理解できます。
 結局、どこで折り合いをつけるかということになると思うのですが、個人的な意見としてあくまで思いつきなのですが、

 (1)車イススペースをもっと広く(1台あたり2席分に)。できれば数も増やす。
 (2)授乳の人用に、小さな部屋や間仕切りを別途設ける(普通は多目的室ほどのスペースは不要のはず)。
 (3)急病人の際は乗務員室も使えるようにし、最低限の医療設備を常備しておく(AED含め多少の設備は既にあるらしい)。
 (4)その上で、「多目的室」は「車イス室」(いい言葉が浮かばない。笑)などと改める。利用がない場合には、乗務員の判断で体調不良者も利用可能。

 こういった対策を施せば、車イスユーザーも気兼ねなくその部屋を使えますし、他の利用客(授乳や体調不良者など)の誤解や不満もだいぶ解けるんじゃないでしょうかねえ。
 このような話は本来、Facebookやブログにでも書き込めば、いろいろな方の意見を聞けたり、私の認識や事実が間違っていればすぐに指摘いただけたりするので、本誌のような基本的に一方通行の投稿の場で書くのもいかがなものかと思ったのですが、原稿依頼をいただいた時点で鮮明な経験だったので掲載させていただきました。ご了承ください。
 

埼玉県:K.E.



 箱根人気ホテルは超快適 

受傷歴11年

 6月に僕のところに週3日来てくれている理学療法士の先生が、まだ新婚のときに行った箱根・宮ノ下温泉に素晴らしいホテルがあると言っていました。芸能人たちがお忍びで行くような(客室)全20室・全室露天風呂付の、非常に予約の取りにくいホテルがあると言っていたのでとても興味がわいていました。
 そのホテルの名は、「箱根吟遊」というホテルです。ネットで調べたら確かに素晴らしいホテルです。お値段も高めですが妻孝行の一環として行こうと思い、ネットで調べたところほぼ満室でなかなか予約が取れませんでした。そこで何度か電話をして、平日の空いている時間をお願いしてやっと取ることができました。以前より山梨から箱根は割と近いので、ちょくちょく泊まりで遊びに行っていました。
 さすがに素晴らしいホテルです。ホテルの中は、バリ島をモチーフして設計士さんが造ったということで、本当にバリ島を思い出させるような造りです。僕が初めて妻を海外旅行に連れて行ったのがバリ島でした。フロントが5階です。僕らが泊まった部屋は3階ですが、部屋の前はまばゆいばかりの新緑ばかりです。それはそれは落ち着けます。エレベーターを降りてから部屋まではすべて足元にポツン、ポツンと、間接照明が付いていますからとても静かで薄暗いです。部屋は食事をいただく部屋、その奥が寝室とけっこう広いです。その隣に、ヒノキの露天風呂がありまして全面ガラス張りです。手前には、広めの洗面とトイレが付いています。
 僕たちがチェックインからチェックアウトまで、一人のお客様ともお会いしませんでした。お忍びにはぴったりのホテルですね。何となくうなずけます。今まで海外も含めいろんなホテルに泊まってきた中で、一番癒されるホテルでしたね。妻も大変喜んでくれましたが、「次は2泊ぐらいしたいね」にはドキッとしました。



 帰りに玄関で若女将に会いましたので、妻が電動ベッドのお話をしたところ、快く「入れてもいいですよ」ということでした。今回もベッドの高さが違ったので朝、車イスに乗り移るとき、フロントにお願いして手伝っていただきました。それから、若女将がヘルパーさんを呼んでお風呂に入ることができますよということなので、次はヘルパーさん2人にお願いしてゆっくりと露天風呂に入ろうと思います。箱根は日本でも1、2番に人気のある観光地ですから、素晴らしいホテルはたくさんありますね。また機会がありましたらお邪魔しようと思います。

山梨県:H.N.

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