はがき通信ホームページへもどる No.147 2014.6.25.
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も く じ
ballごあいさつ ホームページ版原稿編集担当:藤田 砂織
ball2014年「はがき通信」懇親会in福島のご案内
ball骨折 神奈川県:M.I.
ballボトックス療法(ボツリヌス菌注射)について 東京都:H.K.
ballM氏と箱根の旅 東京都:M.K.
ball携帯スロープ、便利だけど…… 広報担当:麸澤 孝
ball……何もない不幸と何もない幸福…… K県:S.S.
ballどたばた、パパ!(その7)『成長したなぁ』 パパさん
ball全員参加企画『いいモノ見つけた!』〜11〜 香川県:M.S.
ball人生最後の東北の旅/紅葉と被災地巡り(3) 福岡県:匿名希望
ball改造尿器 佐賀県:K.N.


ごあいさつ

 みなさま、こんにちは。
 「はがき通信」のお手伝いをさせていただくようになって あっという間に3年が経ちました。
 「3人目の編集担当募集」を見て、パソコンの技術は低いのですが、何かに参加したくてできる作業があったらと連絡しました。
 その時から変わらず、今も「3人目の編集担当者」は見つかっていません。編集担当のお二人はいつも大変そうで、精神的にも体力的にもいっぱいいっぱいではないか……と感じています。興味がある方がいましたらご連絡をお願いします。
 ここからは私事になりますが、半年ほど前に車椅子をやっと新しくしました。
 15年以上使っていた車椅子にガタがきたので面倒くさいのですが業者に電話をして判定を受けて、乗っていた車椅子と同じサイズで同じようなモノを作ってもらいました。
 ですが、乗り心地が悪くて困っています。体になじむまでは多少の我慢がいることは想像していたのですが、これほどとは……。
 体勢が悪いと身体の方にばかり気がいってしまうので、その時行っていることを半分も楽しめないのです。映画を観ていても、人と話しをしていても、「あー、どこかで体勢を直したい!」「あーー疲れた……。早く帰りたい」「もう少しお尻の位置を右にやったらいいかも……」「前かがみになっちゃう。上半身を伸ばしたいーー」などなど、とにかくその場に集中できず、心の叫びばかりが頭を支配してしまうのです。
 せっかく新車に乗っているのに外出しても自宅でも、その時間に気持ちを集中させられないのはツラいです。頸椎損傷になって20年経つので、少しずつ体のゆがみや関節の硬さが増してきているのかもしれません。
 それでも、調子よく綺麗に座れて楽に過ごせる日もあるので、その微妙なポジションを早くわかりたいです。
 とりあえず、引きつづき試行錯誤してみるしかないですよね。。。頑張ってみます。


ホームページ版原稿編集担当:藤田 砂織



 2014年「はがき通信」懇親会 in 福島のご案内 


 暑さが日ごとに増してまいりましたが、いかがお過ごしですか。
 今年も予定通り、10月に懇親会を開催したいと存じます。
 今年の懇親会は趣向を変え、毎年秋に行っている、東京頸髄損傷者連絡会・神奈川頸髄損傷者連絡会・栃木頸髄損傷者連絡会・福島頸損ネットワークの合同交流会に「はがき通信」懇親会とコラボする形にし、福島でより多くの皆さんと交流できればと思い企画いたしました。
 被災地の復興は、まだまだ長い道のりです。移動に制約を持つ私たちが、防災・減災、日頃の準備を再確認することはもちろん、地方で暮らす頸髄損傷者と交流する機会でもあり、東北を観光する絶好のチャンスです。
 今年の懇親会も良い出会いに恵まれることを願い、たくさんの方のご参加をお待ち申し上げております。
 「はがき通信」は「会」ではなく購読者のグループですので、どなたでもご参加いただけます。

 《略称「4都県 頸損・はがき通信 福島合同交流会」》

 【日程】 2014年10月4日(土)〜5日(日)
 【会場】 交流会『福島市保健福祉センター』 
      http://www.city.fukushima.fukushima.jp/site/shisetsu/shisetu-yakusho24.html
      〒960-8002 福島市森合町10−1
JR福島駅より徒歩15分〜20分(車いす対応のワゴン車で駅からの移送を検討中)
夕食交流会 レストラン『 ki-ichigo 』(定員60名)
http://www.ki-ichigo.jp/
〒960-8053 福島市三河南町1−20 コラッセふくしま・12階 
            (宿泊するリッチモンドホテル福島駅前より徒歩2分)
・料理:お任せコースメニュー6品ほどで2時間飲み放題
      ・時間:18:30〜21:00(飲み物ラストオーダー 20:30)
      ・料金:1名5,000円(税込)

 【宿泊】 『リッチモンドホテル福島駅前』
       http://www.richmondhotel.jp/fukushima/
      〒960-8053 福島市三河南町1−15(JR福島駅西口)TEL: 024-526-1255 
料金:1泊朝食付 19,900円(1部屋2名利用の料金です)
      ユニバーサルデザインルーム(1部屋を含む)ツイン部屋(20部屋=最大40名宿泊可能)予約
     ※前泊・後泊については別途ご連絡ください。
     ※チェックイン・チェックアウトは各自でお願いいたします。


 【スケジュール】(予定)
 ●4日(土)
 会場:交流会『福島市保健福祉センター』(お茶菓子程度準備します)
 ・14:00〜 受付開始
 ・15:00〜17:00 スピーチ・情報交換等
 会場:夕食交流会 レストラン『 ki-ichigo 』
 ・18:30〜21:00 夕食交流会
 終了後、ホテルへ
 ●5日(日) 1日観光・被災地訪問
 現在大型リフトバス・タクシー等で相馬方面への被災地訪問を検討中。
 料金、時間等は調整中。その他、観光する方は自由。

 【キャンセル料金】 宿泊については、宿泊の14日前までは無料。
 【参加費】 未定

 【交通】 東北新幹線・JR福島駅下車 JR東京駅〜JR福島駅「やまびこ」利用:約100分

 【今後の情報について】 
 現在、皆さんにお知らせできる「はがき通信懇親会」の情報はここまでです。
 参加予定の方、興味のある方は下記のホームページにアクセスください。
 随時、情報が決定しだい掲載していきます。
 また、「はがき通信」8月号(8/25頃発行予定)でも改めてお知らせいたします。
 URL=http://hagakifukushima2014.web.fc2.com/

 【お問い合わせ・お申し込み】
 「はがき通信」広報担当 麸澤 孝(ふざわ たかし)
   E-mail: fzw@nifty.com

 【締め切り】
 9月5日(金)を予定しています。お早めにご計画をお立てください。

 ----------- キリトリ線 -----------

 ※お申し込みの場合のお届け事項は、次の9点です。参加申し込み者は、メール・FAXでお申し込みください。お申し込み内容は、捨てずに保存しておいてください。

 1.参加者氏名(ふりがなも)
 2.住所(郵便番号も)          
   ・TEL&FAX
・E−mail
・携帯番号
・携帯E−mail
 3.同行者人数・氏名(ふりがなも)
 4.参加日:4日(宿泊・日帰り)・5日(日帰り)
 5.4日交流会(15:00〜)の参加人数 
 6.4日夕食交流会(18:30〜)の参加人数
 7.5日の行動予定(被災地訪問・個人的に観光等)
 8.交通手段(新幹線・車・その他)
 9.就寝、起床時のトランスファー介助(要・不要)

 【その他】
 ※今回、申し込みを開始いたしますが未確定・調整中の部分もあり、こちらから確認の問い合わせをする可能性があります。ご協力のほどよろしくお願いいたします。

 【福島市内のリフト付きタクシー会社】
 ※5日の被災地訪問に大型バスを借りる方向で調整中です。バス乗車にも定員があり、ご希望に添えない可能性もあります。下記のタクシー会社も合わせてご参考にお願いいたします。

◇介護タクシー わたり(ハイエース・リフト)
  http://kaigo-taxi-watari.jimdo.com/
◇介護タクシー おひさま(ハイエース・リフト)
  http://ohisama-kaigo.com/care-taxi/
◇福祉タクシー なごみ(ボクシー・スロープ)
  http://fukushitaxi-nagomi.com/
◇福祉介護移送 フレンズふくしま
  TEL: 024-597-7911
◇介護タクシー (株)ウインスリーひかり 
  TEL: 024-531-0540 住所: 福島市北五老内町3−8
◇介護タクシー ケア&ネットマスダ
  TEL: 0120-940488 住所: 福島市宮代字下川原12−4
◇介護タクシー さくらんぼ(ノア・スロープ)
  TEL: 024-542-9298 住所: 福島市飯坂町字月崎14−24
  http://www.geocities.jp/sakurannbokaigo/index.html
◇介護タクシー わんわん
  TEL: 024-529-5553 住所: 福島市蓬莱町6−18−14
◇介護タクシー さわやか
  TEL: 024-557-7708 住所: 福島市南沢又字松北町2−4−9
◇介護タクシー ひかり
  TEL: 024-562-2470 住所: 福島市飯野町明治字西鍜治合内38
◇介護タクシー アイエル
  TEL: 024-567-5553 住所: 福島市松川町字後原82−8
◇介護タクシー すみれ(軽自動車スロープ車)
  TEL: 024-573-6402 住所: 福島市松川町字埋崎12−3
  http://kaigo2011.on.omisenomikata.jp/
◇トヨタレンタリース福島(リフト付きハイエース1台あり)
  http://www.trl-fukushima.co.jp/

★車種については、ホームページの写真を参考に掲載したものです。予約の際、各自でご確認ください。




 骨折 


 「骨折しているね。」エー骨折ですか! (奥さんの)マリちゃんに「やっぱりネー」と言われて落ち込んだ。
 Kリハビリテーション病院の整形外科でレントゲン検査の結果、左大腿骨(だいたいこつ)転子部の骨折が分かった。まさか骨折とは思わず、1週間普通の生活をしていた。汗をかいていたのだが腫れもなく内出血もなかったので、オシッコからの汗と思っていた。しかし、マリちゃんは「ずっとおかしいし、普通じゃないから早く病院へ行った方がいい」と言っていた。オシッコの出がいいのに汗が止まらないので、Kリハへ検査に行ってみることにした。それが骨折とは……ガックリ。
 骨折の原因は、ショートステイで電動車イスからベッドに移動するときに起きたのだと思う。天井走行のリフターで2本ベルトをセッティングしてもらい、体を持ち上げたときに電動車イスのシートベルトを外すのを忘れ、電動車イスごと持ち上げてしまった。そのシートベルトがそけい部にずれていたのだ。上下から引っ張られ、電動車イスの重量130sに大腿骨が耐えられなかったようだ。その直後から、汗をかき始めたように思う。ちょうど、初めてのスタッフに教えていたときの出来事で、私の確認ミスである。
 検査後、骨折と分かり即入院。翌日、腰椎麻酔で手術となった。手術後、骨の中にチタンの棒を入れ、上下で固定しているレントゲンの写真を見せてもらった。手術は成功。
 67日間の入院中、いろいろなことが分かって助かったことがあった。食後の血糖値が高くて糖尿病が見つかった。尿路感染も分かり、ふん石も見つかったりして驚くことばかりであった。ふん石は、ストーマの手術前にバリウム検査をしたときのバリウムが、直腸の上部に残っていたのがCTで発見された。そのふん石が肛門までおりてきて、なかなか出てこず2日間汗をビッショリかいたのだ。結局、摘便で出してもらったが、ふん石の大きさが5cmもあってビックリした。摘便のうまい看護師さんのお陰で、その後は汗はピタリと止まった。
 また、OTやPTで全身の関節を動かしてもらい関節の可動域を広げてもらったり、リハ工では電動車イスの微調整もできて操作性と乗り心地がよくなった。眼科にもかかり、眼底検査もできた。
 入院中、先生や看護師さん達によくしていただいた。看護師さん達は、明るく元気で優しく、スキルが高いので安心して過ごすことができた。手術後、リフターが使えないときに男性看護師さんが5名いたので、ベッドから電動車イスのトランスファーは抱えてもらえたので安心感につながった。しかし、女性看護師さんだけでのトランスファーでは、もっと安定していたのにはビックリ! さすがリハビリの看護師さん!
 また、4人部屋に入院していたので同室の3人の方も明るく面白いので、楽しい入院生活になった。怪我して入院というアクシデントで、最悪と思った出来事も全てがプラスになっていたということだ。新しい仲間もできたし、新しく発見したこともあり大きな収穫のある入院生活だった。そして、マリちゃんの骨休みにもなったようだ。
 入院中、面会に来てくれた家族や友人達に感謝。そして、先生方や看護師さん、スタッフの皆さんにも感謝。
 皆様も怪我にはくれぐれもご用心! ご用心!
  

神奈川県:M.I.



 ボトックス療法(ボツリヌス菌注射)について 


 皆さん、こんにちは。東京のK(C4、5)です。
 40歳を過ぎた頃から徐々に激しくなっている痙縮(けいしゅく)・痙性治療の一つとして、ボトックス療法(ボツリヌス菌注射)について書かせていただきます。
 毎年寒い時期になると通常よりさらに痙縮が激しくなり、腹部・腰から大腿部(だいたいぶ)に連ねて筋肉が絞られるような強い突っ張った状態が続きます。
 身体が苦しいために、ベッド上では頻繁に介助者に膝・股関節を曲げて腹筋を緩めてもらいますが、その突っ張る力が強い時には、力自慢の男性介助者も大汗をかくほど格闘します。現在、9人の介助者のうち1名だけ女性で、あえて体力のある男性優先で勤務をお願いしています。
 痙縮・痙性に対して、現在では髄腔内バクロフェン療法が最も効果的とされているのですが、オペと半月ほどの入院を嫌って何とか別療法でやり過ごせる手立てはないものかと他の治療法を探していました。
 ある時、毎週訪問してもらっているマッサージ師の方から、ボトックス注射で筋肉の拘縮・痙縮が酷い患者さんの手足が緩み、良い効果が出て喜んでいるとの話をしてくれました。
 決して完治するわけではなく個人差もまちまちではありますが、3ヶ月程度の期間なら効果は持続し、その後は定期的に注射を続けるらしいとのこと。オペも必要なく通院で可能だということ、処置後の大きな後遺症も上がっていないことなど、自らでもボトックス療法にまつわる多くの情報を得ようとインターネットなどで調べてみました。結果としておおむね危険性の低い処置だということが分かり、すでに臨床数の多い近距離の病院へ問い合わせ、診察の予約を入れました。
 担当のドクターからも改めて説明を受け、注射自体高額であること、結果の個人差もそれぞれにある、行うか否かは最終的には本人次第で決断してほしいと話されました。それで身体へのリスクも低いと考えて、少しでも良い効果があればラッキーだというぐらいの気持ちでやってみることにしました。
 私の場合、最も強く痙縮の現れる部位、右内側大腿部と腰椎付近に集中して注射を行いました。処置後数日すると効果が現れ、それから2、3ヶ月は効果が持続されるとの説明でしたが、なかなかそうした効果がいっこうに現れず経過し、小さな期待も虚しくすでに4ヶ月が過ぎました。
 担当したドクターともその後の話合いを交わし、さらにこのまま経過をみて、再度ボツリヌス菌投与を考えるならまた連絡をするということで現在に至っています。
 ここ数年の痙性・痙縮の状態は、冬時期から春にかけて腰から大腿にかけて強いツッパリが出続けてベッド上では仰向き状態では保持できず、シャワーチェア上では腰が伸びてずり落ちる状態なので、自作の足乗せ台やクッション、ベルトなどを装着し、工夫してしのいで過ごしています。
 春以降、暖かな時期になると全体的に身体への痙縮の強さは多少緩和しますが、根本的に治まることはありません。
 微かな期待を実は望んでいましたが、現在の私にとっては今回のボトックス療法は、喜ばしい結果は何も現れませんでした。この報告が、何かのお役に立つようであれば幸いに思います。


東京都:H.K.

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