●新着情報20021024

新「アジア太平洋障害者の十年」推進を決定!
− 権利実現を見据え、大阪フォーラムを締めくくる−

 10月21日から開催されていた「アジア太平洋障害者の十年」最終年記念大阪フォーラムは、23日に最終日を迎え、権利条約制定のための協力・連携、新しい「アジア太平洋障害者の十年」の推進、RNNを引き継ぐ形で新たに発足することとなる「アジア太平洋障害フォーラム(APDF)」への参加と支援の要請、バンコクに2004年完成予定の「アジア太平洋障害開発センター(APCD)」への協力と支援の要請などを謳いあげた「障害者の権利実現へのパートナーシップに関する大阪宣言」を全会一致で採択しました。

 札幌でのDPI世界会議を受けておこなわれた大阪フォーラムでは、アジア太平洋地域の障害当事者やNGO関係者らが多数参加し、ポスト・アジア太平洋障害者の十年の取り組み方や権利条約制定にむけた各分野でのアプローチなどについて、大会初日から真剣な議論が交わされてきました。

 
▲最終日の会場となったビッグ・アイ

 好天に恵まれた第2日目(10月22日)には、府内3会場に分かれての分科会やユニバーサル・スタジオ・ジャパンの見学などが実施されました。また、最終日の第3日目(10月23日)には、堺市の国際障害者交流センター・ビッグアイ(右写真)にすべての参加者が集結し、全体会において「アジア太平洋障害者の十年」の成果と課題、RNNに替わる新たな組織「アジア太平洋障害フォーラム(APDF)」の結成やその取組み方などについて幅広く話し合われました。(左写真)

 
▲最終日全体会での討議のようす

 閉会式では、八代英太最終年記念フォーラム組織委員長があいさつし、「次の新しい十年では、第一に権利条約をすべての国連加盟国が批准するよう積極的な働きかけが必要であり、第二に心のバリアも含めてアジア太平洋地域のバリアフリー化を果たすことを、とくにお願いしたい」と訴え、ビーナス・イラガンDPI世界会議新議長が朗読した大阪宣言が採択されました。

 
▲参加者全員による三三七拍子を行
う閉会式

 そして、フィナーレでは八代英太組織委員長が音頭をとり、参加者全員による三三七拍子で締め、活況のなか閉幕しました。(右下写真)

 なお、今回採択された大阪宣言は、10月25日から滋賀県大津市で開幕する国連エスキャップ主催・「アジア太平洋障害者の十年」最終年ハイレベル政府間会合でも報告されることが決定しています。

 また、主催者から大阪フォーラムへの最終の参加状況がアナウンスされ、参加国・地域は55、参加者数は2400名、ボランティアは500名となりました。



* 障害者の権利実現へのパートナーシップに関する大阪宣言


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