●新着情報20011211
▲雨の降り続くハノイ市街 |
▲開会式会場の様子 |
「アジア太平洋障害者の十年」推進NGO会議(RNNキャンペーン会議)2001ハノイ会議が、12月11日(火)、ベトナムの首都ハノイ市で開幕しました。
ハノイ市内は前日からの雨が続くあいにくの天候となりましたが(右写真)、メイン会場となるジアンボ国際展示場(左写真)では、アジア太平洋地域から1300人近い障害者が参加し(ベトナム国内参加者779名、国外参加者515名)、開会式が盛大に執りおこなわれました(右下写真)。
開会式にはベトナムのチャン・トゥク・ロン大統領、ギェン・ティ・ハン労働・戦傷・社会大臣が臨席し、歓迎のあいさつを述べたあと、八代英太・「アジア太平洋障害者の十年」最終年記念フォーラム組織委員長がスピーチを行いました(左下写真)。
このスピーチのなかで八代組織委員長は「ハノイ会議の準備にあたられたベトナム政府ならびに国民の皆さまに心から敬意を表します。アジア太平洋障害者の十年も来年が最終年ですが、改善されなければならない課題が残っています。『ポスト十年』の展望をひらくため、アジア太平洋障害者の十年の継続を強く提案し、次の十年は障害者の人権を守る十年と位置づけたいと思います」と訴えました。
また、日本から届けられた小泉純一郎総理大臣のメッセージが在ベトナム山崎大使から紹介され、「2002年はRNNキャンペーン会議をはじめ、DPI世界会議、RIアジア太平洋地域会議、ESCAP政府間ハイレベル会議などの国際会議が開催されます。ぜひ日本へお越しください」という、小泉総理大臣の熱い思いが披露され、活気に満ちた開会式に華を添えました。
13日まで行われるこのキャンペーン会議では、障害者の社会統合や「アジア太平洋障害者の十年」終結にむけた課題を検討する全体会、文化・芸術、バリアフリーなどテーマ別の分科会が実施され、来年の日本会議、そして「ポスト十年」につなぐ真剣な討論が繰り広げられます。