音声点字エディタ・ブラウザ ALTAIR for Windows Version 9.10 2002-2009 リファレンス・ガイド

開発:日本障害者リハビリテーション協会、石川准


目次

第1編 導入ガイド

【第1章 エディタの概要】

1-1 エディタとは

1-2 ALTAIRの特徴

1-3 論理行と物理行

【第2章 動作環境】

2-1 対応パソコン

2-2 音声環境

2-3 対応OS

2-4 必要なメモリ

2-5 対応点字ディスプレイ

【第3章 インストール】

3-1 CD-ROMを入手した場合

3-2 Webページからパッケージをダウンロードした場合

3-3 インストール作業

3-4 アンインストール

3-5 ALTAIR for Windows 7.*からアップデートする場合

3-6 ALTAIR for Windows 5.*からアップデートする場合

3-7 ALTAIR for Windows 4.*以前のバージョンからアップデートする場合

3-8 日本語版Windowsに英語版のALTAIRをインストールするには

【第4章 環境設定】

4-1 環境設定機能

第2編 基本操作ガイド

【第1章 起動と終了】

1-1 プログラムファイル

1-2 起動

1-3 終了

【第2章 ファイルを開く・挿入・新規作成する】

2-1 ファイルを開く

2-2 履歴からファイルを選択する

2-3 簡易ファイラでファイルを選択する

2-4 ファイル名の検索

2-5 挿入

2-6 新規ファイル

2-7 ワード、エクセル、一太郎、パワーポイント、PDF、RTFファイルの読み込み

【第3章 ファイルへの保存】

3-1 保存

3-2 名前を付けて保存

3-3 部分保存

3-4 全ファイル保存

3-5 追加保存

3-6 バックアップファイル

【第4章 ファンクションキー・メニュー】

4-1 ファンクションキー・メニューの基本

4-2 トグル式による選択

4-3 上下カーソルによる選択

4-4 左右カーソルによる選択

4-5 キャンセル

【第5章 文字入力とカーソル移動】

5-1 文字入力

5-2 IMEの使用

5-3 カーソル移動

【第6章 文字削除】

6-1 カーソルの一文字手前の文字削除

6-2 現在位置の文字削除

6-3 削除の取り消し

6-4 現在位置から行末までの削除

【第7章 行削除と全文削除】

7-1 行削除

7-2 全文削除

【第8章 検索】

8-1 検索

8-2 逆向きの検索

8-3 あいまい検索

8-4 続けて検索する

【第9章 置換】

9-1 現在位置以降の置換

9-2 部分置換

9-3 あいまい置換

9-4 バッファ先頭からの全置換

9-5 置換後のカーソル位置

【第10章 読み上げ】

10-1 現在行の読み上げ

10-2 現在位置からの連続読み上げ

10-3 文字読みと行読みの切り替え

10-4 前行と次行の読み上げ

10-5 折り返し表示

10-6 バッファの情報

10-7 現在位置の一文字の読み上げ

10-8 一文字のコード読み

10-9 一文字の詳細読み

10-10 詳細読みモードの変更

10-11 改行スキップ

10-12 記号スキップ読み上げ機能

10-13 改行、空行エコー

【第11章 ブロック編集】

11-1 ブロック指定

11-2 ブロック削除

11-3 ブロック・コピー

11-4 ブロック移動

11-5 連続ブロック・コピー

11-6 ブロック復活

11-7 ブロック保存

11-8 ブロック追加

【第12章 マーク付けとコピー・アンド・ペイスト】

12-1 マークを設定する

12-2 マークへの移動

12-3 バッファ中のすべてのマークをクリア

12-4 コピー

12-5 カット

12-6 ペイストバッファへの自動保存

12-7 ペイスト

12-8 検索・置換とペイスト

12-9 ファイル名のヒストリバッファ

12-10 クイックコピー

12-11 マークの保存

12-12 クリップコピー

12-13 クリップにカット

12-14 クリップペイスト

12-15 すべて選択

【第13章 カーソルの移動】

13-1 左右カーソル

13-2 上下カーソル

13-3 指定した行へのカーソル移動

13-4 読み上げながらカーソルを進める

13-5 文節ジャンプ

13-6 '{'と'}'のピンポンジャンプ

【第14章 入力モード】

14-1 挿入と上書きの切り替え

14-2 確定時のエコー

14-3 入力データの指定

14-4 コントロールコードの入力

14-5 拡張アスキー削除

14-6 ファンクションキーのスワップ

14-7 IMEの制御

【第15章 点字ファイル】

15-1 点字ファイルの読み込みモード

15-2 点字テキスト変換

【第16章 マルチ・ファイル編集】

16-1 編集できるファイルの数

16-2 ファイル1とファイル2の切り替え

16-3 バッファの選択

16-4 バッファ間のブロック編集

【第17章 音声エンジンの設定】

17-1 sapi.cfg

17-2 音声エンジンの指定

17-3 音声エンジンの速度指定

17-4 音声エンジンのピッチ指定

17-5 日本語句読点読み上げ

17-6 英語句読点読み上げ

17-7 記号読み上げ

17-8 スクリーンリーダーのスリープ機能

17-9 かるがるボイス

17-10 ビープ音

17-11 EXTRAモードとTTSモード

17-12 mysapi.cfg

【第18章 ウィンドウ操作】

18-1 最大化

【第19章 メニュー】

19-1 メニュー一覧

19-2 メニューのフォントの大きさの変更

【第20章 ヘルプ機能】

20-1 ヘルプ・モード

20-2 リファレンス・ガイドの参照

20-3 ユーザーズ・ガイドの参照

20-4 コマンドキー一覧の参照

20-5 ALTAIRディレクトリの確認

20-6 メールディレクトリの確認

20-7 カレントディレクトリの確認

20-8 ALTAIRのホームページの参照

20-9 バグを報告する

20-10 バージョン情報の表示

第3編 応用操作ガイド

【第1章 点字表示機能】

1-1 点字表示

1-2 メッセージ・モード

1-3 点字ディスプレイ側の操作

1-4 点字カーソルのオン/オフ

1-5 行番号表示

1-6 タブ値の設定

【第2章 電話発信】

2-1 電話発信

2-2 電話発信のためのal.cfgの設定

【第3章 印刷】

3-1 墨字印刷

3-2 点字印刷

【第4章 フォールド】

4-1 フォールド

4-2 ワードラップ

【第5章 ホット・ファイルとバッチ処理】

5-1 ホット・ファイル

5-2 バッチ処理

【第6章 電子辞書検索】

6-1 対応している主なCD-ROMおよび電子ブック

6-2 CD-ROMを使うためのal.cfgの設定

6-3 CD-ROMの選択

6-4 CD-ROMの検索

6-5 検索結果を読み込むファイルの指定

【第7章 インターネット・アクセス】

7-1 インターネット・アクセス方法

7-2 基本操作

7-3 リンクジャンプ

7-4 閲覧履歴

7-5 検索エンジンの利用

7-6 リストの管理

7-7 ローカル・ファイルの読み込み

7-8 リンク先の保存

7-9 バッチ処理

7-10 ログの保存

7-11 ソースの取得とテキスト変換

7-12 フォーム入力

7-13 文字コードの指定

7-14 MAPとFRAME

7-15 FTPとの連携

7-16 メールとの連携

7-17 プロクシーサーバーの利用

7-18 ブラウザ・モード

7-19 FTPによるWebページ管理

7-20 cookieとauthentication

7-21 SSL

7-22 RAS

7-23 DAISYの再生

7-24 構造表示機能

【第8章 英語音声エンジンによる英語読み上げ】

8-1 英語モード

【第9章 メール機能】

9-1 メーラー・モード

9-2 終了

9-3 使用前の各種設定

9-4 基本操作

9-5 ファイルの添付

9-6 添付ファイルの取り出し

9-7 メールの削除と移動

9-8 フォルダ移動

9-9 迷惑メール振り分け

9-10 メールの検索

9-11 アドレス帳

9-12 スレッド・モード

9-13 その他の機能

9-14 エディット機能

9-15 ショートカットキー

9-16 マルチアカウント

【第10章 シェル】

10-1 シェル

10-2 シェルの終了

10-3 コマンドの入力

10-4 編集機能

10-5 改行無しコマンド入力

10-6 コマンド履歴

10-7 音声再生

10-8 ファイル名補完

10-9 シェル設定オプション

10-10 タグジャンプ

第4編 テクニカル・ガイド

【第1章 ホットキー】

1-1 ホットキー

【第2章 al.cfgによる設定】

2-1 設定ファイル

2-2 電話用通信ポートの指定

2-3 電話番号ヘッダー

2-4 電話用シリアルポートの通信パラメータ設定

2-5 点字ディスプレイ用通信ポートの指定

2-6 点字ディスプレイの種類

2-7 点字ディスプレイ用シリアルポートの通信パラメータ設定

2-8 点字ディスプレイの桁数

2-9 点字ディスプレイの表示文字数

2-10 ワードラップ

2-11 点字表示と点訳モード

2-12 行番号表示

2-13 CD-ROMドライブの指定

2-14 CD-ROMの本番号の指定

2-15 CD-ROM名表示

2-16 電子辞書検索プログラムの選択

2-17 電子辞書検索の結果を読み込むファイルの指定

2-18 外字テーブル名指定

2-19 電子辞書検索文字列入力時のIME制御

2-20 検索ツール固有オプション設定

2-21 条件検索

2-22 確定エコー

2-23 行読みモードを初期値とする

2-24 ファイルバックアップを行う

2-25 ファイラのファイル名表示を詳細モードにする

2-26 データ形式

2-27 音声表示と点字表示の設定

2-28 ホームページ設定

2-29 検索エンジンの設定

2-30 ホット・ファイルのラベル登録

2-31 ホット・ファイル名登録

2-32 マークの保存

2-33 ユーザIDの設定

2-34 アクセスしたWebページの自動ログ保存

2-35 ウェブページの構造表示モードを使用しない

2-36 ホームを開くと自動的にブラウザモードにする

2-37 プロクシーサーバーの設定

2-38 置換後にカーソルを移動しない

2-39 折り返し表示(墨字用)

2-40 折り返し表示(点字用)

2-41 フォールド

2-42 点字ファイルの読み込み形式

2-43 フォールド時のワードラップ

2-44 ペイスト機能の限定

2-45 カレントディレクトリ指定

2-46 改行スキップ

2-47 IMEの制御 -X

2-48 ブラウザモードを使わない

2-49 ウィンドウ幅に合わせた折り返し表示

2-50 al.cfgのサンプル

【第3章 display.cfgによる画面設定】

3-1 フォント

3-2 フォントサイズ

3-3 フォントの太さ

3-4 文字色

3-5 背景色

3-6 現在位置の表示

3-7 画面描画モード

3-8 カーソルの形状

3-9 display.cfgのサンプル

第1編 導入ガイド

 ここでは、本ソフトウエアをインストールして使える状態にするまでの条件や手順を解説します。

【第1章 エディタの概要】

1-1 エディタとは

 「エディタ」は、コンピュータで文書を読み書きするための、最も効率的かつ強力な道具です。ここでいう文書には、メモ書き、メール、事務書類、HTMLのソース、論文、プログラムのソースコードなど、あらゆる種類のテキストが含まれます。ですからエディタは、情報処理の最も基本的なソフトウエアであるということができます。

1-2 ALTAIRの特徴

(1)速くて簡単

 ALTAIRは音声や点字表示に基づいて効率よく入力・編集等の操作ができる視覚障害者用エディタです。動作速度と操作性に優れており、初心者でも楽に使いこなすことができます。

(2)弱視者向け機能

 ALTAIRには視覚障害者の方だけでなく弱視の方向けの機能も用意されています。文字のフォント、大きさ、色、背景色などを自由に変更する機能を備えています。

(3)多機能かつ高機能

 中・上級者のためには、マルチ・ファイル編集、電子辞書検索、Webアクセス、電子メール、シェル機能、ブロック単位での編集、マーク付け機能、コピー・アンド・ペイスト、改行コードまで含んだ検索・置換など、使い方次第で色々と活用できる機能を数多く用意しています。

(4)リアルタイム点訳

 ALTAIRは、EXTRA for Windowsの点訳エンジンを使用してリアルタイムに変換精度の高い点字表示を行うことができます。音声だけでは難しい細かい作業も、編集中の文書を点字ディスプレイに表示しながら快適に行うことができます。点字ファイルも、点字ディスプレイで快適に読むことができます。

(5)ファイルサイズほぼ無制限

 大きな文書も編集できるというのもALTAIRの大きな特徴です。一行の長さ、総行数、ブロックの大きさにはほとんど制限がありません。メモリやディスクの容量が許す限り、編集を行うことができます。1メガ、2メガといった大きなテキスト・ファイルの編集も簡単に行うことができます。

(6)電子辞書検索

 ALTAIRには便利な電子辞書検索機能があります。文章を書きながらCD-ROMの国語辞典や英語辞典などを引くことができ、検索結果を文章にペイストすることも簡単です。

(7)インターネット・ブラウザ機能

 ALTAIRはインターネット・ブラウザ機能を装備しています。普通のWebページのブラウズはもちろん、フォーム入力、検索エンジンの利用、FTP等にも対応しています。

(8)ワード、エクセル、一太郎、パワーポイント、PDF、RTFからのテキスト抽出機能

 ALTAIRは、ワード、エクセル、一太郎、パワーポイント、PDF、RTFの各ファイルを読み込むことができます。

(9)メール機能

 ALTAIRは、メニュー選択式の簡単なユーザインタフェースを備えたメール機能を装備しています。添付ファイル、メールの振り分け、スレッドなどにも対応しています。

(10)シェル機能

 ALTAIRはWindowsのコマンドプロンプトと同様のシェル実行機能を提供しています。シェルモードでは、任意のコマンドを実行することができます。ファイル名補完やコマンド履歴、タグ・ジャンプ機能も使えます。

1-3 論理行と物理行

 ところで一般のスクリーン・エディタは、ディスプレイ表示を見ながら編集することを前提に設計されています。そのためカーソル移動は画面と連動させる仕様になっています。たとえば、上カーソルを押すと、画面上でカーソルが一行上に上がります。また画面の右端で右カーソルを押すと、次行の先頭にカーソルが移動します。これは当り前のようですがそうではありません。物理行と論理行の違いを説明します。物理行とは、画面の折り返しの都合でできる見かけ上の行のことです。スクリーンという物理的制約によって生じる行だから物理行です。一方、ALTAIRが扱うのは論理行です。論理行とは改行コードを終端とする行のことです。論理的な区切りによってできる行だから論理行です。

 ALTAIRはディスプレイを出力装置とするスクリーン・エディタではなく、サウンドカードと点字ディスプレイを主要な出力装置とする視覚障害者向けエディタであるため、画面の物理的制約を考慮することはしません。物理行ではなく論理行にカーソル移動を連動させるのは、ALTAIRの大きな特徴の一つです。こういう言い方が分かり難ければ、物理的制約のない巨大スクリーンを頭の中でイメージしてください。ALTAIRのカーソルは、この巨大スクリーンに対応していると考えることができます。

【第2章 動作環境】

 ご利用のシステムが下記の動作環境に合致するかどうかを確認してください。

2-1 対応パソコン

 IBM PC互換機

2-2 音声環境

 ALTAIRのパッケージに同梱されているクリエートシステム開発社のドキュメントトーカ、もしくは日本アイ・ビー・エム社のProTALKERが必要です。

2-3 対応OS

 Microsoft Windows XP/2000/Me/98/95

 現在のALTAIRはWindows Vistaには正式対応していないので、ご注意ください。Windows VistaでのALTAIR利用については次のような制約があります。

・同梱のSAPI4音声合成エンジンはVistaでは安定動作しないため、別途SAPI5音声合成エンジンを入手して使用する必要があります。

・1台のパソコンを複数ユーザで利用する使い方には対応していません。

・その他未確認の制限や不具合がある可能性があります。

2-4 必要なメモリ

 Windows XPの場合は128MB、それ以外では64MB以上を推奨します。

2-5 対応点字ディスプレイ

 以下の点字ディスプレイに対応しています。

・パワーブレイル

・ナビゲータ

・KGS ブレイルノート20A/40A

・KGS ブレイルノート46C/D

・KGS ブレイルメモ16/24/46、ブレイルノート46X

・ALVA ABT 320/340/380

・ALVA サテライト544/570

・ALVA Delphi MultiMediaシリーズ

・ブレイルライト18/2000/40/ME20/ME40

・PAC MATE

・ブレイルセンス

・シンクブレイル

・スーパーバリオ

・フォーカスブレイル

 ALTAIRは、KGS社のKBDCと、ALVA社のALVAドライバもサポートしています。

 KBDC(KGS点字デバイス・コントローラ)は、Windows上の複数のアプリケーションで協調して点字ディスプレイを使用することを目的としています。スクリーンリーダーとALTAIR等の双方がKBDCを使用することで、アプリケーション間での点字ディスプレイの使用をシームレスに切り替えられます。

 ALVAドライバは、ALVA社の提供していた点字ディスプレイドライバです。従来は、ALTAIR側でALVA社の各点字ディスプレイ用に個別のドライバが必要でしたが、ALVAドライバを使用することにより、ALTAIR側の変更なしで、ALVA社の各点字ディスプレイが使用できるようになりました。ALVAドライバでは点字ディスプレイの機種や通信ポートの自動認識ができるので、ALTAIRの設定が楽です。ALVA社が倒産したため、ALVAドライバは現在、ALVA社でサポートされていません。

【第3章 インストール】

3-1 CD-ROMを入手した場合

 CD-ROM版を入手した場合は、Windowsが動作した状態でCD-ROMを挿入すると自動的にインストーラが起動します。

3-2 Webページからパッケージをダウンロードした場合

 Webページからダウンロードした場合は、setup.exeを実行してください。(注:ALTAIR 8.0以降はsetup.exeにインストーラのファイル名が変更になりました。)

3-3 インストール作業

 インストーラには音声点字表示機能はありません。視覚障害者が独力でインストールするには、スクリーンリーダーが別途必要になります。

 インストーラが起動すると、[ALTAIR for Windows 9.10のインストール]ダイアログが表示されます。

 ここではプログラムをインストールするディレクトリを指定します。

 ALTAIRの標準インストールディレクトリであるC:\winal\でよければ、[次へ>]を選択して続行してください。

(以降、本ガイド内で「winal\」と記述している箇所は、ALTAIRのインストール先を意味しています。)

 次に、スタートメニューに登録する名前が聞かれます。変更する必要が無ければ、このまま[次へ>]ボタンを押してください。

 ファイルのコピーが開始されます。

 ファイルのコピーが完了すると、[インストールが完了しました。「完了」を押すと終了します]というダイアログが出ます。[完了]ボタンを押してください。

 以上でALTAIRのインストールが完了しました。

3-4 アンインストール

 Windowsの[コントロールパネル]から[アプリケーションの追加と削除]を選び、[ALTAIR for Windows 9.10]をアンインストールしてください。

 ALTAIR 5.07以降のアンインストーラは、インストール先に作られた設定ファイルやメールフォルダは削除しませんが、安全のためにバックアップを取ることをおすすめします。

3-5 ALTAIR for Windows 7.*からアップデートする場合

 Windowsの[コントロールパネル]から[アプリケーションの追加と削除]を選び、[ALTAIR for Windows 7.0]をアンインストールします。次にALTAIR for Windows 9.10をインストールしてください。この方法でインストールを行なうとALTAIR 7.0で使っていた設定ファイルが維持されます。つまり、アンインストーラでは*.cfgの設定ファイルは消されず、ALTAIR for Windows --ALTAIR-VERSION-STRING--のインストーラによっても*.cfgの設定ファイルは上書きされません。

 ALTAIR 7.0とALTAIR 9.0では一部の設定項目に互換性がありません。音声合成エンジンの速度指定数値と、ピッチ指定の数値の範囲がそれぞれ0~9から1~20に変更されています。今説明している方法でアップデートを行なうと、ALTAIR 7.0の音声合成の設定ファイル(sapi.cfg)が9.0以降の動作環境にそのまま残ってしまいます。7.0の音声合成エンジンの設定値のままでは、ゆっくりとした速度で低い音で音声合成されてしまいます。環境設定機能の音声設定より音声合成エンジンの設定値を適切な値に設定し直すか、音声合成の設定ファイルsapi.cfgに記述されている音声エンジンの速度指定の数値と、音声エンジンのピッチ指定の数値を倍+1の数値に書き換えてください。

3-6 ALTAIR for Windows 5.*からアップデートする場合

 以前のALTAIRのバージョンが5.07より前の場合、設定ファイルとメールフォルダをバックアップしてください。

 5.07以降の場合でも、安全のためにバックアップを取ることをおすすめします。

 Windowsの[コントロールパネル]から[アプリケーションの追加と削除]を選び、[ALTAIR for Windows 5.*]をアンインストールします。次にALTAIR for Windows 9.10をインストールしてください。

 以前のバージョンが5.07より前だった場合、必要に応じてバックアップした設定ファイルとメールフォルダをALTAIRディレクトリに上書きしてください。

3-7 ALTAIR for Windows 4.*以前のバージョンからアップデートする場合

 ALTAIR for Windows 4.*以前のバージョンがインストールされている場合、必ず以下の方法でアンインストールした後、ALTAIR for Windows 9.10をインストールしてください。

 [コントロールパネル]の[アプリケーションの追加と削除]を使って次の4つのプログラムを削除してください。

  ・ALTAIR

  ・ドキュメントトーカ

  ・DMC

  ・EXTRA自動点訳エンジン(+Exsd)

3-8 日本語版Windowsに英語版のALTAIRをインストールするには

日本語版のWindowsに英語版のALTAIRをインストールする場合は、パッケージからinstallj.infを削除してinstall.exeを実行してください。

これで、英語版ALTAIRがインストールされます。

【第4章 環境設定】

 ALTAIRのエディタとしての基本的な動作は、特別の設定なしに機能します。機能をカスタマイズするにはALTAIRに用意されている設定ファイルの設定値を変更します。ALTAIRのインストール先ディレクトリには、4つの設定ファイルが置かれており、それぞれ次のような役割を担っています。

al.cfg : ALTAIR全般の設定項目

sapi.cfg : 音声読み上げ関連の設定項目

display.cfg : 画面表示関連の設定項目

mail.cfg : 電子メール関連の設定項目

 これらの設定ファイルは、テキスト形式なのでALTAIRで編集して設定値を変更できます。設定ファイルの各行には1オプションずつ設定用コマンドを記述します。設定コマンドはすべて'-'で始まります。それ以外はコメントとみなされます。設定の記述方法については、設定ファイル内に記載されているコメントや、本ガイドの記載を参考にしてください。また、各設定ファイルの項目をより簡単に設定するために、次の環境設定機能も用意されています。

4-1 環境設定機能

 環境設定を簡単に行うために、ALTAIRには環境設定機能が用意されています。CTRL+F1 (コントロールキーを押しながらファンクション1キー) を入力する度に以下の9つの機能が次々と表示されます。

音声設定 (ALT O S)

点字設定 (ALT O B)

画面設定 (ALT O D)

ALTAIR設定 (ALT O A)

インターネット設定 (ALT O I)

シェル設定 (ALT O H)

CD-ROM設定 (ALT O C)

墨字印刷設定 (ALT O P)

点字印刷設定 (ALT O E)

 機能名が表示された後に、エンターキーを入力すると、その環境設定機能が呼び出せます。機能の呼び出しはESCキーでキャンセルできます。再度CTRL+F1を入力すると次の機能が表示されます。

 また、上記の一覧で括弧内に書かれているのは、メニューのショートカットキーです。例えば、ALT O Sという操作でも音声設定コマンドを実行することができます。メニューのショートカットキーでの選択の場合は、エンターキーでの決定は不要です。

 環境設定バッファでは1行に1つの設定項目が表示されます。各行の:(コロン)で区切られた左側が設定項目名、右側に設定値が表示されます。カーソルを変更したい行に移動し、エンターキーを入力すると設定値を変更できるようになります。複数の候補から選択する設

定項目については、上下の矢印キーを入力し候補を変更します。数字や文字列の設定項目は設定値を編集して変更します。変更後、エンターキーで確定します。

 「音声設定」と「画面設定」では、範囲の決まっている数値の設定は、カーソルを変更したい行に移動して、シフトキーを押しながら上もしくは下矢印キーを入力すると、設定値を増減しながら即座に適用されます。

 環境設定バッファでF1を押すと、入力した内容を保存せずに戻ります。また、F2を押すと、入力した内容を保存して戻ります。環境設定バッファでF3を押すと、設定値をデフォルトに戻します。音声設定や画面設定で設定内容を間違えると、最悪の場合には読み上げ内容が聞き取れなくなったり、画面が読めなくなったりします。このような場合にはF3で設定内容をデフォルトに戻すことができます。

 「音声設定」「画面設定」「墨字印刷設定」「点字印刷設定」の環境設定画面では、設定項目の変更が即座にALTAIRの動作に反映します。しかし残りの「点字設定」「ALTAIR設定」「インターネット設定」「シェル設定」「CD-ROM設定」の各環境設定画面は各設定ファイルの内容を変更するだけなので、設定を反映するにはALTAIRを再起動する必要があるので注意してください。

 環境設定画面の各設定項目の内容については、「音声設定」は第2編「基本操作ガイド」第17章 音声エンジンの設定、「画面設定」は第4編「テクニカル・ガイド」第3章 display.cfgによる画面設定、「点字設定」「ALTAIR設定」「インターネット設定」「シェル設定」「CD-ROM設定」は第4編「テクニカル・ガイド」第2章 al.cfgによる設定、「墨字印刷設定」は3-1 墨字印刷、「点字印刷設定」は3-2 点字印刷をそれぞれ参照してください。

第2編 基本操作ガイド

 ここでは、ALTAIRの基本的な操作について解説します。本編をマスターすることにより、ALTAIRでテキスト・ファイルを読み書きすることができるようになります。

 なお、本編においては、ファンクションキーの1~10をF1~F10等と表現し、SHIFT+ファンクションキーの1~10をSHIFT+F1~SHIFT+F10等と表現します。

【第1章 起動と終了】

1-1 プログラムファイル

 ALTAIRのプログラム名はwinal.exeです。インストール時に指定されたALTAIRディレクトリにあります。ALTAIRディレクトリはALT H Dで確認することができます。

1-2 起動

 ALTAIRを起動するには、[スタート]メニューを開き、[ALTAIR for Windows 9.10]グループのALTAIRを選択します。

 ALTAIRが起動したらスクリーンリーダーはオフにしてください。

 また、すでにALTAIRが起動している状態で、winalコマンドにファイル名を与えて実行すると、動作中のALTAIRの空いているバッファでファイルを開くことができます。すでにALTAIRが起動している状態で、winalコマンドを引き数なしで実行すると、動作中のALTAIRの空いているバッファを選択します。

1-3 終了

F2・2回 → 保存して終了

F2・3回 → 終了

SHIFT+CTRL+K → 終了

ALT+F4 → 終了 (確認なし)

ALT F X → 保存して終了

ALT F Q → 終了

(1) 編集した内容を保存して終了する。

 編集した内容を保存してALTAIRを終了するにはF2を2回連続して押します。「保存して終了」というメッセージが表示されますので、エンターキーを押します。ファイル名を尋ねますので、保存したいファイルの名前を入力します。正常に保存できると、ALTAIRは終了します。

(2) ただちに終了する。

 保存せずに単に終了したいときは、F2を3回続けて押します。「終了」というメッセージが表示されますので、エンターキーを押します。「終了しますか」と尋ねますので、よければYもしくはエンターキーを入力します。取り消したいときはNまたはESCを入力します。

 ALT+F4やWindowsのシステムメニューでも終了することができます。この場合には、「終了しますか」の確認はしません。

【第2章 ファイルを開く・挿入・新規作成する】

F1 → 開く

ALT F → 開く

2-1 ファイルを開く

F1・1回 → 開く

ALT F O → 開く

 既存のファイルを編集するには、[開く]を選びます。

 F1を入力すると、「開く」というメッセージが表示されます。ここでエンターキーを押すと「ファイル名」というプロンプトが表示されますので、開きたいファイル名を入力してエンターキーを押してください。

目的のファイルのある場所がカレントディレクトリではない場合は、以下で解説するファイラを使用して選択するか、絶対パスや相対パスで指定してください。

ファイル名の入力時には、左右のカーソルキーとDELキーが使用できます。なお、ファイル名が正確にはわからない場合には、ワイルド・カードを使って検索することもできます(2-4 ファイル名の検索 参照)。

ファイルを選択すると、「ピリオド」というメッセージで、ファイルが読み込まれたことが示されます。

 また、すでにALTAIRが起動している状態で、winalコマンドにファイル名を与えて実行すると、動作中のALTAIRの空いているバッファでファイルを開くことができます。

 UTF-8のエンコーディングで保存されているUNICODEテキストファイルはファイルを開く際に自動判別されShift_JISに変換して読み込まれます。なお、UNICODEテキストファイルは読み込みのみサポートでUTF-8のエンコーディングによる保存はできません。

2-2 履歴からファイルを選択する

「ファイル名」のプロンプトでスペースキー → 履歴

上カーソル → 前の候補

下カーソル → 次の候補

エンターキー → 候補を選択

ESC → 「ファイル名」のプロンプトに戻る

 「ファイル名」のプロンプトに対してスペースキーを入力すると、これまでに編集したファイルの履歴最大10件から、カーソルキーとエンターキーで選択することができます。

 ESCで「ファイル名」のプロンプトに戻ることができます。

 履歴からファイルを選択して開くと、前回編集を終えた位置にカーソルをセットします。

2-3 簡易ファイラでファイルを選択する

「ファイル名」のプロンプトでエンターキー → 簡易ファイラ

上カーソル → 前の候補

下カーソル → 次の候補

エンターキー → 候補を選択

BACKSPACE → 親ディレクトリを選択

ESC → 「ファイル名」のプロンプトに戻る

 簡易ファイラ機能でファイルを選択できます。

 「ファイル名」のプロンプトに対してエンターキーだけを押すと、ファイラがカレントディレクトリを参照します。「12ファイルあります。」というようにファイル数が読み上げられ、カレントディレクトリの最初のファイルやディレクトリを選択した状態になります。カレントディレクトリのすべてのファイルやディレクトリが列挙されているので、ここでカーソルキー・HOMEキー・ENDキーを使って選択し、エンターキーを押します。ファイルを選択すればそのファイルを開き、ディレクトリやディレクトリへのショートカットを選択した場合は、ファイラがそのディレクトリを開きます。また、BACKSPACEキーで親ディレクトリを開くことができます。ファイル名の頭一文字を入力することによって、その文字で始まるファイルを探すこともできます。その文字で始まるファイルが複数ある場合には、さらに同じ文字を入力することで次の該当するファイルを表示します。

 ファイラでは、各ドライブのルートディレクトリに「マイ コンピュータ」があります。マイ コンピュータには、「デスクトップ」と全ドライブのエントリがあります。デスクトップでは、「マイ コンピュータ」、「マイ ドキュメント」、「マイ ネットワーク」、そしてWindowsのデスクトップのファイルやディレクトリにアクセスできます。マイ ネットワークでは、ドメインまたはネットワークにアクセスできます。

 ファイラの選択中には、標準と詳細のどちらかの方法でファイル名が表示されます。標準ではファイル名のみ、詳細のときにはファイル名に加え、ファイルのサイズと更新日付時刻が表示されます。ファイルサイズはファイルサイズを示す数字の後ろにb、k、mの単位付きで表示します。それぞれ、バイト、キロバイト、メガバイトを意味します。ファイル名の表示方法は、ALTAIR設定のファイル名表示の設定項目で変更できます。ファイル名の表示方法が標準の時にも、SHIFT+HOMEキーを入力するとファイルサイズと更新日付を読み上げます。

 「保存」や「名前を付けて保存」の実行時に、ファイル名の代わりにワイルドカード(例: C:\WORK\*.txt)のファイル名を入力すると、ファイラを呼び出しワイルドカードにマッチした中からファイルを選択できます。また、ファイル名が表示されている状態で左右カーソルでカーソル位置を移動してファイル名文字列を変更した後、修正したファイル名で保存できます。

2-4 ファイル名の検索

 開く(F1・1回)や挿入(F1・2回)では、ファイル名の検索機能が使えます。

 「ファイル名」のプロンプトにワイルド・カードやディレクトリ名を入力すると、該当するファイルの数を示し、それらのファイル群の先頭のファイル名を表示します。

 「ワイルド・カード」は、ファイル名の正確にはわからない部分を*(半角)で指定します。例えば*.txtとすると、拡張子がtxtであるすべてのファイルを指します。

 検索されたら上下カーソル・キーやアルファベット・キーで目的のファイルを探します。ファイル名のリストが表示されている状態でアルファベット・キーを一文字入力して、その文字で始まるファイルにフォーカスすることもできます。目的のファイルが現れたらエンターキーを押します。これでファイルを開く、または挿入します。もし目的のファイルが見つからなければESCキーを押します。「ファイル名」のプロンプトに戻るので、再度検索してください。

2-5 挿入

F1・2回 → 挿入

 編集中のバッファに既存のファイルの内容を挿入したい場合には、F1を2回押して「挿入」を選びます。エンターキーを押すとファイル名を尋ねますので、挿入したいファイルの名を入力してエンターキーを押します。ファイラで選択することもできます。

 また、ファイル名を入力する代わりにスペースを押すと、最大10件まで過去に編集したファイル・リストを表示します。上下カーソルで選択しエンターキーを押すと、該当のファイルを挿入します。

2-6 新規ファイル

F1・3回 → 新規

ALT F N → 新規

 編集中のバッファを消さずに、他のバッファで名前を付けて新しくファイルを開くには、F1を3回押して「新規」を選びます。エンターキーを押すと、ファイル名を尋ねますので、作りたいファイルの名前を入力してエンターキーを押します。指定した名前のファイルが存在する場合は、そのファイルを開きます。

F1・5回 → クリアして開く

 編集中のバッファの内容を消去して、名前を付けて新しいファイルを開きます。指定した名前のファイルが存在する場合は、そのファイルの内容を開きます。

2-7 ワード、エクセル、一太郎、パワーポイント、PDF、RTFファイルの読み込み

 「開く」や「挿入」で以下のファイルを指定すると、テキスト情報を抽出してバッファに読み込めます。

・Microsoft Word V6/V7(95)

・Microsoft Word 97/98/2000/2001/XP(2002)/2003/2007

・Microsoft Excel 97/98 for Macintosh/2000/2001/XP(2002)/2003/2007

・Microsoft PowerPoint 97/2000/2001/XP/2003/2007

・Adobe PDF 1.2/1.3/1.4/1.5/1.6/1.7(Acrobat 3/4/5/6/7/8)

・一太郎 Lite/7/8/9/10/11/12/13/2004/2005/2007

・RTF (リッチテキストファイル)

 Word 2007, Excel 2007, PowerPoint 2007のファイル形式として新たにdocx, xlsx, pptxの拡張子が追加になりました。9.10ではこれらのファイル形式の読み込みにも対応しています。

【第3章 ファイルへの保存】

F2 → 保存

3-1 保存

F2・1回 → 保存

F2・2回 → 保存して終了

ALT F S → 保存

ALT F X → 保存して終了

 編集したバッファをファイルとして保存したいときには、F2で「保存」もしくは「保存して終了」を選び、ファイル名を入力してエンターキーを押します。

 「保存して終了」の場合には、保存が成功するとそのままALTAIRは終了します。

 「保存」や「保存して終了」を選択すると、バッファに関連づけられているファイル名が表示されます。そのファイル名で良ければ、エンターキーで決定してください。違うファイル名で保存したい場合は、BACKSPACEキーで一文字ずつ削除するか、上カーソルですべてを削除して、ファイル名を編集してください。

 バッファに関連づけられているファイル名は、直前に開いたり保存したファイルの名前です。「挿入」されたファイルの名前は、そのバッファのファイル名にはなりません。

3-2 名前を付けて保存

F2・4回 → 名前を付けて保存

 編集中のバッファを別のファイルとして保存するには、F2を4回押し、「名前を付けて保存」の機能を呼び出します。保存したいファイル名を入力してエンターキーを押すと、編集中のバッファの内容が指定したファイル名で保存できます。「名前を付けて保存」を行うとALTAIRのバッファとファイル名の対応付け情報が更新されます。次に「保存」コマンドを実行すると、名前を付けて保存で指定したファイル名でバッファの内容が保存されます。

3-3 部分保存

F2・5回 → ブロック保存

 編集中のバッファの一部をファイルに保存したいときには、F2を5回押して「ブロック保存」を選びます。ファイル名を入力してエンターキーを押すと、あらかじめ指定されているブロックの内容だけを保存します。ブロック指定の方法は第2編「基本操作ガイド」第11章 ブロック編集を参照してください。

3-4 全ファイル保存

F2・1回、右カーソル → すべて保存

F2・2回、右カーソル → すべて保存して終了

ALT F L → すべて保存

 編集したすべてのバッファをファイルに保存したい場合には、F2を1回押し、さらに右カーソル1回押して「全て保存」もしくはF2を2回と右カーソルを押して「全て保存して終了」を選択します。ファイル名を順に尋ねますので、それぞれのファイル名を入力します。「全て保存して終了」では、すべての保存が成功するとそのままALTAIRは終了します。複数のファイルの取り扱いに関しては、第2編「基本操作ガイド」第16章 マルチ・ファイル編集で解説します。

3-5 追加保存

F2・5回、右カーソル → 追加

 編集中のバッファの内容をファイルに追加保存します。F2を5回、さらに右カーソルを押すと「追加」というメッセージが表示されます。ここでエンターキーを押してファイル名を入力すると、編集中のバッファの内容がそのファイルに追加されます。

3-6 バックアップファイル

 編集ファイルのバックアップは設定ファイルal.cfgで-Kオプションを指定することで有効となります。

 -Kオプションを付けると更新前の内容が拡張子.BAKで編集ファイルと同じディレクトリに保存されます。

 また、-Kに続けて保存ディレクトリを指定すると、更新前の内容を、編集ファイルと同じファイル名で、指定したディレクトリに保存します。

【第4章 ファンクションキー・メニュー】

4-1 ファンクションキー・メニューの基本

 ALTAIRでは、ファンクションキーとSHIFT+ファンクションキーにコマンドの大部分を割り合てています。それらの多くは、キーを押すとコマンドがすぐに実行されるのではなく、まずキーに割り合てられた機能を表示し、エンターキーによる選択を待ちます。

 ここでエンターキーを押すと実行、ESCキーを押すとキャンセルできます。

4-2 トグル式による選択

 いくつかのファンクションキーでは、トグル式に複数のコマンドを選択するようになっています。たとえば、F1を1回押すと「開く」、2回押すと「挿入」、3回押すと「新規」、4回押すと「クリア」、5回押すと「クリアして開く」、6回押すと「バッチ」と表示され、7回押すとまた「開く」にもどります。このような場合には、実行したいコマンドが現れるまで繰り返し同じキーを押し、希望のコマンドが現れたらエンターキーを押してください。

4-3 上下カーソルによる選択

 ファンクションキーを押してメニューを開いた状態では、同じファンクションキーを続けて押す他、上下カーソルキーでもコマンドを選択することができます。

4-4 左右カーソルによる選択

 F2「保存」・F3「検索」・F4「置換」は機能が多いため、ファンクションキー・メニューを二列に分けています。

他の列から選択したいときは、ファンクションキーを押してから左右カーソルキーを使います。

4-5 キャンセル

ESC → キャンセル

 選択したファンクション・メニューの取り消しや読み上げの終了など、大半の操作は、ESCキーによりキャンセルすることができます。

【第5章 文字入力とカーソル移動】

5-1 文字入力

 文字入力は、文字キーの入力によって行います。一文字入力するごとにカーソルが右に移動し、次に文字が入力される位置を示します。現在位置より右に文字が書かれている場合は、文字を入力すると現在位置に文字が挿入され、カーソル以降の文字列は一文字分ずつ右に押されていきます。この状態を「挿入モード」と呼びます。

 ALTAIRでは、挿入モードが初期設定となっています。CTRL+-キーで、すでに書かれている文字を消しながら書いていく「上書きモード」に切り替えることもできます。

5-2 IMEの使用

 ALTAIRはMSIMEとATOK15をサポートしています。IMEがオンの場合、キー入力はただちには編集バッファに入力されず、IMEで「確定」してはじめて、文字がバッファに入力されます。

5-3 カーソル移動

上カーソル → 一行上へ

下カーソル → 一行下へ

左カーソル → 一文字左へ

右カーソル → 一文字右へ

 カーソルは、バッファ内で文字の編集・読み上げ等の操作をしたい位置を示します。ALTAIRの画面上では下線か箱型で表示されます。(カーソルの形状の設定は3-8 カーソルの形状を参照してください。)

 カーソルの移動は、カーソル移動キーで行います。

 行頭にカーソルがある時に左カーソル・キーを押すと、カーソルは前の行の行末に移動します。

 行末にカーソルがある時に右カーソル・キーを押すと、カーソルは次の行の行頭に移動します。

 上や下の行に移動した時に、移動先の行が目標の桁よりも短い場合には、カーソルはその行の行末に移動します。

 また、編集作業を効率よく行うために、下記のカーソル・ジャンプ機能を持っています。

SHIFT+上カーソル → バッファの最初へ

SHIFT+下カーソル → バッファの最後へ

SHIFT+左カーソル → 行頭へ

SHIFT+右カーソル → 行末へ

 次の空行スキップは、何もない行があった場合に、それらの行を飛ばして前方もしくは後方に移動する機能です。

CTRL+, → 空行スキップ後方移動

SHIFT+CTRL+, → 空行スキップ前方移動

 また、SHIFT+CTRL+Sでは、上下カーソルキーでの移動時に空行をスキップする指定をすることができます。

SHIFT+CTRL+S → 空行スキップオン・オフの切り替え

 このほかにも、より高度なカーソル・ジャンプ機能がありますが、それらに関しては、第2編「基本操作ガイド」第13章 カーソルの移動で解説します。

【第6章 文字削除】

6-1 カーソルの一文字手前の文字削除

 入力していて間違いに気付いた場合には、BACKSPACEキーでカーソルの左の一文字を削除することができます。この時、BACKSPACEキーで削除した一文字が読み上げられます。

6-2 現在位置の文字削除

 数文字あるいは数行前に間違いを発見した場合には、その位置にカーソルを移動してDELキーを押すことにより、一文字削除することができます。この場合、右側の文字列全体が一文字分、左にずれます。

 DELキーで削除した一文字が読み上げられます。

 挿入モードの場合には、一文字削除したそのままの位置で正しい一文字を入力すれば、修正できます。

6-3 削除の取り消し

CTRL+N → 削除の取り消し

 DELキーで削除した文字を全角10文字(半角なら20文字)までさかのぼって戻すことができます。

6-4 現在位置から行末までの削除

SHIFT+CTRL+J → 現在位置から行末まで削除

 改行コードを残し、現在位置から行末までの文字をすべて削除します。

【第7章 行削除と全文削除】

7-1 行削除

F5 → 一行削除

ALT E O → 一行削除

 現在カーソルがある行を一行削除します。F5を押すと「削除」と表示されますので、ここでエンターキーを押すと、現在カーソルが位置している行が削除されます。

7-2 全文削除

F1・4回 → 編集中のバッファのクリア

 F1を4回押して「クリア」を選びエンターキーを押すと、編集中のバッファの内容をクリアします。

【第8章 検索】

F3 → 検索

8-1 検索

F3・1回 → 検索

ALT S F → 検索

 現在位置から順方向の検索は、この機能を使います。「検索文字列」のプロンプトに対して検索文字列を入力してエンターキーを押してください。該当する文字列があれば、「.」というメッセージで検索がヒットしたことを伝え、該当位置にカーソルが移動します。該当の文字列がないときには、「?」というメッセージで、検索がヒットしなかったことを知らせます。

 カーソルがバッファの最後にある場合には、一回のF3で「逆向き検索」になります。

8-2 逆向きの検索

F3・2回 → 逆向き検索

ALT S B → 逆向き検索

 現在位置から逆方向への検索の場合には、F3を2回押します。「逆向き検索」というメッセージが表示されますので、エンターキーを押します。検索文字列を入力するように促されますので、検索文字列を入力してエンターキーを押します。該当する文字列があれば、「.」というメッセージで検索がヒットしたことを伝え、該当位置にカーソルが移動します。該当の文字列がないときには、「?」というメッセージで、検索がヒットしなかったことを知らせます。

8-3 あいまい検索

F3・1回と右カーソル → あいまい検索

F3・2回と右カーソル → あいまい逆向き検索

 英字の全角・半角、大文字・小文字および数字の全角・半角の判別を行わない「あいまい検索」を行いたい場合には、F3を入力して、右カーソルを押してからエンターキーを押します。その後の手順は、8-1 検索あるいは8-2 逆向きの検索と同じです。

8-4 続けて検索する

SHIFT+CTRL+下カーソル → 検索続行

SHIFT+CTRL+上カーソル → 逆向き検索続行

 一度ある文字列を検索したのち、同じ文字列を引き続き検索したいときのためのホットキーです。

【第9章 置換】

F4 → 置換

 一連の置換コマンド群は、F4のファンクションキーメニューにあります。

9-1 現在位置以降の置換

F4・1回 → 置換

ALT S R → 置換

 「置換」コマンドは、現在位置からバッファの最後までの範囲で置換を行います。

 F4を押すと、「置換」というメッセージが表示されるので、エンターキーを押してください。「検索文字列」のプロンプトに、置き換える元の文字列を入力してエンターキーを押します。次に、どのように置き換えたいかを聞かれますので、それを入力してエンターキーを押します。置き換えがすべて終了すると置換した回数を知らせます。該当する文字列がないときには、「?」というメッセージで、失敗を伝えます。置換は下向きであることに注意してください。全置換を行いたいときには、カーソルをバッファの先頭に移動してから置換を行ってください。

9-2 部分置換

F4・2回 → 部分置換

ALT S N → 部分置換

 部分置換は、次のマークまでの範囲で文字列を置換します。

 F4を2回入力すると、「部分置換」というメッセージが表示されるので、エンターキーで選択してください。「検索文字列」のプロンプトに対し、置き換えたい文字列を入力してエンターキーを押します。次に、「置き換え文字列」のプロンプトに対し、どのように置き換えたいかを入力してエンターキーを押します。置き換えがすべて終了すると、置換した回数を知らせます。該当する文字列がないときには、「?」というメッセージで、失敗を伝えます。マークがない場合も「?」というメッセージで、失敗を伝えます。

マークの設定方法は、第2編「基本操作ガイド」第12章 マーク付けとコピー・アンド・ペイストを参照してください。

9-3 あいまい置換

F4・1回と右カーソル → あいまい置換

F4・2回と右カーソル → あいまい部分置換

 英数字の全角・半角、大文字・小文字を区別しない「あいまい置換」は、F4を入力したのち、エンターキーを押す前に、右カーソルを押して「あいまい置換」に変更します。その後の手順は、9-1 現在位置以降の置換あるいは9-2 部分置換に従ってください。

9-4 バッファ先頭からの全置換

F4・3回 → 全置換

ALT S A → 全置換

 現在位置にかかわらず、バッファの先頭から全置換します。F4を3回入力すると、「全置換」というメッセージが表示されます。よければ、エンターキーを押します。置換される文字列の入力が促されますので、置き換えられる文字列を入力してエンターキーを押します。次に、置換文字列の入力を求めますので、置き換えたい文字列を入力してエンターキーを押します。置き換えがすべて終了すると、置換した回数を知らせます。該当する文字列がないときには、「?」というメッセージで、失敗を伝えます。

9-5 置換後のカーソル位置

 置換後は、最後に置換した文字列の先頭にカーソルが移動します。

 ただし、設定ファイルal.cfgに-`オプションを設定すると、カーソルは移動しません。

【第10章 読み上げ】

10-1 現在行の読み上げ

HOME → 現在行の読み上げ

ALT R L → 現在行の読み上げ

 HOMEキーを押すと、現在カーソルがある行全体を読み上げます。途中で打ち切るにはESCキーを押します。上の行を読みたい時には上カーソル・キー、下の行を読みたい時には下カーソル・キーを押します。すると、現在行の読みを中断して、ただちに次の行の読みに入ります。

10-2 現在位置からの連続読み上げ

SHIFT+HOME → 現在位置から連続読み上げしてカーソルを文節単位で進める

CTRL+K → 現在位置から連続読み上げしてカーソルを文節単位で進める

ALT R R → 現在位置から連続読み上げしてカーソルを文節単位で進める

 SHIFTキーを押しながらHOMEキーを入力すると、現在位置から読み上げながら、カーソルを右に進めます。ESCキーを押すと中断し、カーソルは中断した文節の前に停止します。また読み上げ中に上カーソル、下カーソル、HOMEキーを押すと、読み上げ行を上下したり、同じ行を先頭から読み直したりすることができます。

10-3 文字読みと行読みの切り替え

END → 文字読みと行読みの切り替え

 ENDキーを押すごとに、「文字」あるいは「行」というメッセージが出て、上下カーソル・キーが押された時の読み上げ機能を切り替えることができます。文字読みモードでは、上下カーソルに連動して、一つ上もしくは一つ下の文字を読み上げます。行読みモードでは、上行全体もしくは下行全体を読み上げます。

 行読みモードの場合、途中で読み上げを打ち切るにはESCキーを使ってください。また、読み上げの途中で上あるいは下の行を読みたいときには、上もしくは下カーソル・キーを押します。現在行の読み上げを中止して上あるいは下の行を読み始めます。

 またCTRL+Sにより、行読みの先頭を、カーソル位置からに変更することができます。再びCTRL+Sを押すと行頭からの行読みにもどります。

 さらにSHIFT+CTRL+Sにより、上下カーソルを押したときに空行をスキップすることもできます。もとにもどすにはSHIFT+CTRL+Sを再度押してください。

10-4 前行と次行の読み上げ

(1) 行読み(一行上)

上カーソル → 一行上を読む

 行読みモードにおいて上カーソルを押すと、前行へ移動しその行を読み上げます。

(2) 行読み(一行下)

下カーソル → 一行下を読む

 行読みモードにおいて下カーソルを押すと、次行へ移動しその行を読み上げます。

10-5 折り返し表示

ALT O W → 折り返し表示オン/オフ

 「折り返し表示」を「する」に指定すると、al.cfgの-.オプションで指定した桁で折り返し表示をします。ただし、点字の表示は-,オプションで指定した桁で折り返します。

 上下カーソル・HOMEキーによる一行読み上げが、折り返し幅に合わせたものになります。またSHIFT+左カーソル、SHIFT+右カーソルによる行頭、行末も折り返し幅に対応するようになります。

CTRL+F4 → 折り返し表示にウィンドウの横幅を合わせる

 -.オプションで指定した桁に、ALTAIRのウィンドウ幅を合わせます。

10-6 バッファの情報

(1) 現在位置の表示

PAGEUP → 現在位置を読み上げる

CTRL+0 → 現在位置を読み上げる

ALT R P → 現在位置を読み上げる

 現在の位置を「行番号、桁」の順で読み上げます。

(2) ブロック範囲の表示

PAGEUP → ブロック範囲の表示

CTRL+0 → ブロック範囲の表示

ALT R P → ブロック範囲の表示

 ブロックが指定されている時に[現在位置の表示]コマンドを実行すると、現在位置に加えてブロックの指定範囲を表示します。

 ブロック編集に関しては、第11章 ブロック編集を参照してください。

(3) バッファのサイズ

SHIFT+PAGEUP → 編集中のバッファのサイズ

ALT R S → 編集中のバッファのサイズ

 SHIFTキーを押しながらPAGEUPキーを押すと、現在編集中のバッファのバイト単位でのサイズと全角半角区別無しの文字数を読み上げます。

(4) ファイル名の表示

SHIFT+DEL → 現在のバッファのファイル名

ALT R F → 現在のバッファのファイル名

 現在編集中のバッファのファイル名を表示し読み上げます。

10-7 現在位置の一文字の読み上げ

ALT R C → 一文字読み上げる

 現在カーソルがある位置の一文字を読み上げます。

10-8 一文字のコード読み

SHIFT+CTRL+D → コード読み

CTRL+END → コード読み

ALT R O → コード読み

 SHIFTキーとCTRLキーを押しながらDキー、またはCTRLキーを押しながらENDキーを入力すると、現在カーソルがある文字の文字コードを読み上げます。

10-9 一文字の詳細読み

CTRL+PAGEDOWN → 現在文字の詳細読み

ALT R D → 1文字詳細読み

 CTRLキーを押しながらPAGEDOWNキーを入力すると、現在カーソルがある文字の詳細読みを音声と点字で行います。

10-10 詳細読みモードの変更

CTRL+7 → 詳細読みモードの変更

1文字読みを詳細読みにすると、以後の1文字読みは音声のみ詳細読みになります。

1文字読みを点字詳細読みにすると、以後の1文字読みは音声と点字ともに詳細読みになります。

1文字読みを詳細読みオフにすると、以後の1文字読みは音声と点字ともに詳細読みオフになります。

10-11 改行スキップ

SHIFT+END → 改行スキップのオン、オフ

 SHIFT+ENDで、連続読みにおいて改行をスキップするかどうかを切り替えることができます。

 デフォルトはスキップしません。al.cfgで-{オプションを指定するとデフォルトがスキップするに変わります。

10-12 記号スキップ読み上げ機能

SHIFT+CTRL+H → 記号スキップ読み上げ機能のオンとオフ

 記号のたくさん使われているテキストを音声で読み上げると煩わしいことがあります。そのような場合は、SHIFT+CTRL+Hで記号スキップ読み上げ機能をオンにすることで、行読みなどのなめらか読みの際に、ユーザがあらかじめ指定した記号を読み飛ばすことができます。

yomanai.datの例 (スキップしたい記号を指定するファイル)

--------- ファイルここから

()<>【】『』「」[]{}()

--------- ファイルここまで

10-13 改行、空行エコー

 -@オプションを指定すると、カーソルを移動して改行コードの位置に来たとき、コントロールコード入力で改行コードを入力したときに「改行」と発声します。

 また-@2オプションを付けると、上記に加えて行読みにおいて空行の場合に「空行」と発声します。

【第11章 ブロック編集】

11-1 ブロック指定

F9 → ブロックトップの指定

F10 → ブロックエンドの指定

SHIFT+CTRL+END → ブロックトップの指定

SHIFT+CTRL+PAGEDOWN → ブロックエンドの指定

ALT E B → ブロックトップの指定

ALT E E → ブロックエンドの指定

 ブロックとは連続する行の集合のことで、F9で先頭行を指定しF10で末尾行を指定します。カーソルは行の途中にあってもかまいません。指定されたブロックに対して、ブロック削除、ブロック・コピー、ブロック移動、連続ブロック・コピー、ブロック保存などを行うことができます。

11-2 ブロック削除

F6・1回 → ブロック削除

ALT E D → ブロック削除

 指定されているブロックを削除します。カーソルの位置に関係なく、定義されているブロックを削除します。

11-3 ブロック・コピー

F7・1回 → ブロック・コピー

ALT E Y → ブロック・コピー

 定義されているブロックを複写します。定義されているブロックをカーソルがある行の直前に複写します。

11-4 ブロック移動

F8 → ブロック移動

ALT E M → ブロック移動

 定義されているブロックを移動します。定義されているブロックをカーソルのある行の直前に移動します。

11-5 連続ブロック・コピー

F7・2回 → 連続ブロック・コピー

 F7を2回押すと「回数は?」と聞かれるので回数を指定します。定義されているブロックがカーソルのある行の直前に、指定した回数だけ複写されます。

11-6 ブロック復活

F6・2回 → ブロック復活

ALT E R → ブロック復活

 F6のブロック削除やF5の行削除で削除したブロックや行を復活します。

 F6を2回続けて押します。ALTAIRを起動してから削除したすべてのブロックと行を復活します。復活したブロックは削除した順に現在のバッファに書き込まれます。通常は後述のマルチ・ファイル編集機能を使って、新たにファイルを開き、そこで復活作業を行います。

11-7 ブロック保存

F2・5回 → ブロック保存

 ブロック指定した範囲だけをファイルに保存します。F2を5回押すと「ブロック保存」というメッセージが表示されます。ここでエンターキーを押してファイル名を入力すると、ブロックの範囲の内容がファイルに保存されます。その名前のファイルが既にあった場合は上書きされます。

11-8 ブロック追加

F2・6回、下カーソル2回 → ブロック追加

 ブロック指定した範囲をファイルに追加保存します。F2を6回押すと「ブロック追加」というメッセージが表示されます。ここでエンターキーを押してファイル名を入力すると、ブロックの範囲の内容がそのファイルに追加されます。

【第12章 マーク付けとコピー・アンド・ペイスト】

12-1 マークを設定する

CTRL+D → マークを設定する

SHIFT+CTRL+P → マークを設定する

SHIFT+F10 → マークを設定する

SHIFT+CTRL+HOME → マークを設定する

 ALTAIRでは、バッファ中の任意の位置に複数のマークを設定することができます。

 マークは、以降で解説する編集コマンドの開始・終了位置として使われたり、後で忘れずに修正したい箇所にマークを設定しておいて、CTRL+上下カーソルキー等で参照するといった使い方ができます。

 マークはバッファ中で特別な文字として扱われます。ウィンドウ上では`(半角のバッククオート)として表示されます。不要になったマークは、普通の文字と同様にDELキー等で削除することができます。また、マークをすべて削除したい場合は、F5を4回の「マーククリア」で削除できます。

デフォルトでは、マークはファイルには保存されません。マークを保存したい場合は、12-11 マークの保存を参照してください。

12-2 マークへの移動

CTRL+上カーソル → 前のマークへ移動

CTRL+下カーソル → 次のマークへ移動

 前のマークの位置に戻るにはCTRL+上カーソル、次のマークにジャンプするにはCTRL+下カーソルを使います。

12-3 バッファ中のすべてのマークをクリア

F5・4回 → マーククリア

 バッファ中のすべてのマークをクリアしたい場合は、F5を4回入力します。

12-4 コピー

F8・2回 → 文字列のコピー

SHIFT+CTRL+左カーソル → 文字列のコピー

ALT E C → 文字列のコピー

 マークを利用して文字列のコピー・アンド・ペイストが行えます。まず、コピーしたい文字列を二つのマークで囲みます。次にSHIFT+CTRL+左カーソル(あるいはF8を2回とエンターキー)を押します。これでマークで囲んで指定した文字列がペイストバッファにセットされます。コピーの際はカーソルはマークで囲んだ文字列もしくは後ろのマーク上になければなりません。

12-5 カット

F5・2回 → 文字列のカット

SHIFT+CTRL+PAGEUP → 文字列のカット

ALT E T → 文字列のカット

 マークを利用して文字列のカット・アンド・ペイストが行えます。まず、カットしたい文字列を二つのマークで囲みます。次にSHIFT+CTRL+PAGEUP、もしくはF5を2回とエンターキー、を押します。これでマークで囲んで指定した文字列は削除され、その内容がペイストバッファにコピーされます。カットの際はカーソルはマークで囲んだ文字列もしくは後ろのマーク上になければなりません。

12-6 ペイストバッファへの自動保存

 コピーとカット以外にも、検索文字列、置換文字列、ファイル名など、ユーザが様々な局面で入力した文字列はすべてペイストバッファに保存されます。

 ALTAIRは、ユーザがコピーとカットで文字列をペイストバッファに保存する以外に、文字列の検索、置換ならびに電子辞書検索の際に入力された文字列を自動的にペイストバッファに保存します。

12-7 ペイスト

F8・3回 → 文字列のペイスト

SHIFT+CTRL+右カーソル → 文字列のペイスト

ALT E P → 文字列のペイスト

 コピー/カットや検索/置換の操作でペイストバッファにコピーした文字列を、現在位置にペイストします。SHIFT+CTRL+右カーソル、もしくはF8キーを3回とエンターキー、を押すと、最近ペイストバッファに保存された文字列が現れます。

 下カーソルを押し続けるとさらに以前に保存された内容が現れます。欲しい文字列が見つかったところでエンターキーを押します。

 また、クリップボードに文字列が入っている場合は、クリップボードの内容が選択候補の一番前に表示されます。ただし、クリップボードの中に長い文字列が入っていた場合は、すべての文字列が処理出来ない可能性があります。

 なおal.cfgで-]オプションを設定すると、ペイストは最新のものだけが対象となり、選択せずにペイストします。

12-8 検索・置換とペイスト

 検索、置換、電子辞書検索など、文字列の入力を求められる場面で下カーソルを押すと、ペイスト・バッファの内容を入力文字列に付け加えることができます。下カーソルを押し続けると次々に以前の内容が表示されます。選択はエンターキーで行います。

12-9 ファイル名のヒストリバッファ

 ファイル名を入力する場面で下カーソルを押すと、過去に入力されたファイル名を記録したヒストリバッファの内容を入力文字列にペイストすることができます。下カーソルを押し続けると次々に以前の内容が表示されます。選択はエンターキーで行います。

 なおal.cfgで-]オプションを設定すると、ヒストリバッファからのペイストは最新のものだけが対象となり、選択せずにすぐにペイストします。

12-10 クイックコピー

SHIFT+CTRL+L → クイックコピー

 現在位置の文字がスペース以外の半角文字の場合はスペース以外の半角文字が続く範囲を、全角文字の場合は全角文字が続く範囲をコピーして、ペイストバッファに保存します。

12-11 マークの保存

SHIFT+CTRL+Z → マーク保存のオン/オフ

 ALTAIRは、デフォルトではユーザが設定したマークをファイルには保存しません。マークをファイルに保存したいときは、SHIFT+CTRL+Zで指定することができます。

 また、al.cfgの-|オプションでも指定することができます。

12-12 クリップコピー

CTRL+C → クリップコピー

F5・3回 → クリップコピー

ALT E I → クリップコピー

 マークで囲まれた範囲をクリップボードにコピーします。

12-13 クリップにカット

CTRL+X → クリップにカット

 マークで囲まれた範囲を切り取ってクリップボードにコピーします。

12-14 クリップペイスト

CTRL+V → クリップペイスト

F6・3回 → クリップペイスト

ALT E L → クリップペイスト

 クリップボードの内容をペイストします。

 12-7 ペイストのペイストでも、クリップボードにテキストがある場合は、選択候補にクリップボードの内容をセットします。ただし、この場合は文字列の長さに制限があります。

12-15 すべて選択

CTRL+A → すべて選択

ALT E A → すべて選択

 編集中のバッファの内容すべてをマークで囲って選択します。続いてのCTRL+C・CTRL+X等でクリップボードを使ったコピー・カット等の操作を行うことができます。

 ただし、バッファ内にすでにマークがあった場合には、それらを削除する必要があるので、「既にあるマークをクリアしますか?」と確認します。

 すべて選択された状態でもう一度CTRL+Aを入力すると、選択を解除します。

【第13章 カーソルの移動】

 カーソルの移動については第2編「基本操作ガイド」第5章 文字入力とカーソル移動でも触れていますが、ここでは、そこで取り上げた基本的なものも含めて、ALTAIRでサポートするすべてのカーソル移動コマンドを取り上げます。

13-1 左右カーソル

左カーソル → 一文字左へ

SHIFT+左カーソル → 行の先頭へ

CTRL+左カーソル → 英語一単語もしくは日本語一文節前へ

右カーソル → 一文字右へ

SHIFT+右カーソル → 行の最後へ

CTRL+右カーソル → 英語一単語もしくは日本語一文節後へ

13-2 上下カーソル

上カーソル → 一行上へ

下カーソル → 一行下へ

SHIFT+上カーソル → バッファの先頭へ

SHIFT+下カーソル → バッファの最後へ

CTRL+上カーソル → 前のマークへ

CTRL+下カーソル → 次のマークへ

13-3 指定した行へのカーソル移動

SHIFT+F8 → カーソル・ジャンプ

 SHIFT+F8で、任意の行および桁位置にカーソルをジャンプさせることができます。

 ジャンプ先は行数と桁数をコンマで区切って指定します。桁数を省略するときはコンマは付ける必要はありません。桁数を省略すると指定した行の行頭にジャンプします。現在の行の中で左あるいは右にジャンプしたいときには、コンマの前の行数指定を省略してください。

 なお、編集ファイルが点字でBASE形式の場合には、SHIFT+F8はページ単位でのカーソル移動となります。

13-4 読み上げながらカーソルを進める

SHIFT+HOME → バッファ内を読み上ながらカーソルを進める

 SHIFTキーを押しながらHOMEキーを入力すると、バッファ内をカーソルの位置から読み進めます。ESCキーが押されると読み上げを中断し、カーソルは、中断した位置に停止します。また、読み上げ中に上カーソル、下カーソル、HOMEキーを押すと、読み上げている行を一行戻ったり進めたり、行の先頭に戻ったりすることができます。

13-5 文節ジャンプ

CTRL+左カーソル → 英語一単語/日本語一文節前へ

CTRL+右カーソル → 英語一単語/日本語一文節後へ

 前後の文節または単語へ移動します。移動すると移動先の文節を読み上げます。

13-6 '{'と'}'のピンポンジャンプ

CTRL+F → '{' '}' のピンポンジャンプ

 カーソルが'{'や'}'上にあるときに、それぞれに対応する'}' '{'にジャンプします。CやC++のソースコード向けの機能です。

【第14章 入力モード】

14-1 挿入と上書きの切り替え

CTRL+- → 挿入モードと上書きモードの切り替え

 CTRLキーを押しながら'-'キーを入力することで「挿入」と「上書き」を切り替えることができます。上書きモードでは、文字を入力すると、そこにあった文字を上書きします。上書きモードで行末で入力すると、改行コードも一般の文字と同様に上書きされ、次の行とつながります。

 初期値は挿入モードです。

14-2 確定時のエコー

 ALTAIRは、デフォルトではIMEで入力した文字が確定された時に、音声によるエコーはしません。確定前に読み上げているので、困ることはないだろうという考えで、こうしています。確定時にもエコーを行うと、煩わしく感じることも多いでしょう。

 しかし、より慎重に入力を行いたい場合は、al.cfgに-Vオプションを書くことで、確定時にも音声でエコーすることができます。

14-3 入力データの指定

SHIFT+F3 → 入力データの指定

 ALTAIRは、読み込むファイルの拡張子を調べて、自動的に入力データの種類を判別することができます(BRL,BSE,BLE,NAB,BET,JTY,BES,BSファイルは「日本語点字」となります)が、手動で切り替える機能も用意しています。SHIFTキーを押しながらF3を入力することにより、入力データ形式がトグル式に切り替わります。入力データ形式としては、テキスト(漢字)、日本語点字、英語点字のいずれかを選択します。

 初期値はテキストです。初期値の変更は設定ファイルal.cfgで行います。

-O0 テキスト、-O1 日本語点字、-O2 英語点字

14-4 コントロールコードの入力

CTRL+L → コントロールコードの入力

 編集中のバッファにコントロールコードを入力したいときは、CTRL+Lに続いて入力します。そこでCTRL+Lなどとすると改ページコードを入力することができます。

 また、検索や置換で改行コードを含めたいことがあります。それを行うにはCTRL+Jを押します。また改ページコードを入力するにはCTRL+Lを押します。

14-5 拡張アスキー削除

CTRL+\ → 拡張アスキー削除

 0x80以上のコードをすべて削除します。

 拡張アスキーコードを含む英語Webページで文字化けしないようにするための機能です。

 データ形式がテキストの場合に動作します。

14-6 ファンクションキーのスワップ

 ATOKがオンのときの問題として、F10がATOKのモード変更に使われてしまうということがあります。

 設定ファイルal.cfgで-#オプションを指定すると、F9~F10をF11~F12にスワップします。

 また-#2オプションを指定すると、F10だけをF11にスワップします。PC-TALKERのAOKメニューとのバッティングを避けたい人はこちらを利用してください。

14-7 IMEの制御

 ALTAIRではIMEのオン/オフ制御の仕方を選択することができます。

 設定ファイルal.cfgで、-X1を指定すると、操作の各局面で必要に応じてIMEのオン/オフを自動的に変更します。-X2ではさらにそれに加えて、起動時にIMEをオンにします。初期値は-X1です。

【第15章 点字ファイル】

15-1 点字ファイルの読み込みモード

SHIFT+CTRL+N → 点字ファイルの読み込みモード切り替え

 ALTAIRで点字ファイルを読み込む際のモードを変更します。SHIFT+CTRL+NのトグルでBASE形式とBRL形式が切り替わります。

 初期値はBASE形式です。al.cfgで-'オプションを指定するとBRL形式が初期値になります。

 指定の異なる点字ファイルは、BASEまたはBRL形式の作業ファイルに変換して読み込みます。また入力ファイル名は、拡張子を.BSEまたは.BRLに自動的に変更して表示します。これが保存する際の初期値の出力ファイル名となります。

 点字ファイルを読み込むと、ALTAIRの行読みと連続行読みは、点字をテキストに変換して読み上げます。英語2級点字も英語テキストに変換して読み上げることができます。

15-2 点字テキスト変換

CTRL+\ → 点字テキスト変換

 読み込んだ点字ファイルをテキスト(平仮名と英数字)に変換します。

 この機能はデータ形式が日本語点字および英語点字において動作します。

【第16章 マルチ・ファイル編集】

16-1 編集できるファイルの数

 ALTAIRは10個のファイルを同時に開いて編集することができます。

16-2 ファイル1とファイル2の切り替え

PAGEDOWN → ファイル1とファイル2の切り替え

 PAGEDOWNキーを押すと、ファイル1とファイル2を交互に切り替えることができます。

16-3 バッファの選択

SHIFT+PAGEDOWN → バッファの選択

 SHIFTキーを押しながらPAGEDOWNキーを押すと、「どこへ」というメッセージが表示されます。このメッセージは「どのバッファへ」という意味です。F1~F10 がそれぞれファイル1~ファイル10に割り当てられていますので、編集したいバッファ番号に対応したファンクションキーを押してください。直ちに、編集対象のバッファが切り替わります。

 また、数字キーや上下カーソルでバッファを選択することも出来ます。それぞれのバッファですでにファイルが開かれている場合は、そのバッファのファイル名を読み上げます。ファイルと関連づけられていない時は、バッファ名だけを読み上げます。エンターキーでバッファを選択します。

16-4 バッファ間のブロック編集

 指定したブロックを別のバッファにコピー、移動、連続ブロック・コピーすることができます。最初に対象としたいブロックを指定してください。カーソルを移動して、F9でブロックトップの指定、またカーソルを移動してF10でブロックエンドの指定を行います。

 次にPAGEDOWNキーやSHIFT+PAGEDOWNキーでバッファを切り替え、ブロックをコピーや移動して来たい行にカーソルを移動してください。

 ここで、F7でブロック・コピー、F8でブロック移動、F7・2回で連続ブロック・コピーを実行することができます。

【第17章 音声エンジンの設定】

17-1 sapi.cfg

ALTAIRディレクトリにあるsapi.cfgを変更することで音声エンジンの各種設定ができます。

17-2 音声エンジンの指定

-eオプション

-e1太郎 (DTalker for OSW)

-e2花子 (DTalker for OSW)

;-e1読み秀君 (ProTALKER)

;-e2読み子ちゃん (ProTALKER)

 SAPIエンジンを使う場合は-e1,-e2オプションは必須です。

 第3編「応用操作ガイド」第8章 英語音声エンジンによる英語読み上げで解説する英語音声エンジンを使う場合は以下の設定も必要になります。

-e3Sam

-e4Mike

;-e3ATT 1.4 DTNV crystal16

;-e3ATT 1.4 DTNV mike16

;-e3Sam

;-e3Mike

;-e3English-American: Reed (Adult Male)

-e4ATT 1.4 DTNV mike16

;-e4ATT 1.4 DTNV crystal16

;-e4Mary

;-e4English-American: Shelley (Adult Female)

17-3 音声エンジンの速度指定

-sオプション

 1から20までの20段階で設定します。

 sオプションにエンジン番号を付け速度値を設定します。

-s19

-s29

-s36

-s46

17-4 音声エンジンのピッチ指定

 1から20までの20段階で設定します。

 hは高音のピッチ mは中音のピッチ lは低音のピッチ

 pのあとの1-4はエンジン番号

h,m,lのあとの数字はピッチ

 エンジン3とエンジン4は中音しか使わないので、h m lは指定しません。

; 高音

-p1h9

-p2h9

; 中音

-p1m6

-p2m6

; 低音

-p1l2

-p2l2

; e3とe4は中音のみの設定

-p35

-p45

17-5 日本語句読点読み上げ

日本語の句読点を読み上げるかどうかについて、次の設定項目で設定できます。

 日本語句読点を読み上げない

-7

項目が設定されていなければ日本語句読点を読み上げます。

また、日本語句読点読み上げはCTRL+5のキー入力でオン・オフを切り替えられます。

17-6 英語句読点読み上げ

英語の句読点を読み上げるかどうかについて、次の設定項目で設定できます。

 句読点を読み上げない

-9

項目が設定されていなければ英語句読点を読み上げます。

17-7 記号読み上げ

記号を読み上げるかどうかについて、次の設定項目で設定できます。

 記号を読み上げない

-8

項目が設定されていなければ記号を読み上げます。

17-8 スクリーンリーダーのスリープ機能

CTRL+PAGEUP → スクリーンリーダーのアクティブ/スリープを切り替える

 ALTAIRは、起動すると95Reader/98Reader/2000Reader/XP ReaderおよびPC-Talker Ver.4/Ver.5/2000/XPを自動的にスリープさせます。

 CTRL+PAGEUPは手動でスクリーンリーダーのスリープ/アクティブの状態を切り替えます。

 タスクを切り替えて他のアプリケーションを使いたいときは、CTRL+PAGEUPでスクリーンリーダーをアクティブにしてください。

17-9 かるがるボイス

 シリアル版かるがるボイスを使う

 -kオプションにシリアルポート番号を指定する

-k1

 パラレル版かるがるボイスを使う

 -kpオプションにパラレルポート番号を指定する

-kp1

17-10 ビープ音

 ALTAIRでのビープ音として、waveファイルを使用するか、Windowsの一般の警告音を使用するか指定することができます。

 sapi.cfgで-bwオプションを指定すると、Windowsの一般の警告音が使用されます。

 -bvを指定すると、ALTAIRディレクトリにおかれたalbeep1.wav、albeep2.wav、albeep3.wavが使用されます。

 それぞれ、line beepがalbeep1.wav、good beepがalbeep2.wav、bad beepがalbeep3.wavです。

 これらのwaveファイルは、ALTAIRに同梱されているものがALTAIRディレクトリにインストールされますが、ユーザが用意したwavファイルをそれぞれのファイル名で置くことで、好きなビープ音を使用することができます。

17-11 EXTRAモードとTTSモード

 SHIFT+CTRL+]でEXTRAモードとTTSモードが切り替わります。

 TTSモードでは、日本語の読み方をTTSエンジンに委ねます。これにより、アクセントや句点の後の間などの制御をTTSエンジンに行わせることが可能となり、EXTRAモードより多少聞きやすくなります。ただし、日本語の読みは若干不正確になる場合があります。なおTTSモードでも英字列の読みと半角記号の読みは日本語TTSエンジンには任せず、あくまでALTAIR側で行います。

 TTSモードをデフォルトにするにはal.cfgで-}オプションを設定します。

17-12 mysapi.cfg

 mysapi.cfgの記述内容はsapi.cfgと同じです。ALTAIRディレクトリにmysapi.cfgファイルを置くと、sapi.cfgの設定よりも優先されます。「音声設定」の機能により変更した内容はsapi.cfgに反映されます。mysapi.cfgが存在すると、こちらの設定値がsapi.cfgの設定よりも優先されるため「音声設定」の機能による変更ができないので注意してください。

 ALTAIR 8.0では、読み上げ速度とピッチの数値が倍の大きさに拡張されました。ALTAIR 7.0で使用していたmysapi.cfgをALTAIR 8.0以降で使用する場合には、速度とピッチの数値を倍の数値に変更して利用してください。

【第18章 ウィンドウ操作】

18-1 最大化

 ALTAIRには弱視者向けの機能として最大化コマンドが用意されています。

CTRL+F2 → 最大化

CTRL+F3 → 元のサイズに戻す

ALT SPACE X → 最大化

ALT SPACE R → 元のサイズに戻す

 CTRL+F2のキーを入力した後、エンターキーを入力すると、ALTAIRのウィンドウが最大化され、画面一杯を使って編集を行うことができます。CTRL+F3を入力した後、エンターキーを入力すると、ALTAIRのウィンドウが元のサイズに戻ります。

 また、Windowsのショートカットキー、ALT SPACE Xで最大化、ALT SPACE Rで元のサイズに戻すこともできます。

 文字のフォント、大きさ、色などは「画面設定」で変更することができます。変更方法については第1編「導入ガイド」4-1 環境設定機能を参照してください。

【第19章 メニュー】

 ALTAIR for Windows 6.0にて、他のWindowsアプリケーションと同様のメニューバーが追加されました。マウスやALTキー、カーソルキー等でALTAIRのコマンドを選択することができます。また、ALT F Oで[開く]等のショートカットキーも使用できます。

 メニューの項目は、スクリーンリーダーなしでALTAIR自身が読み上げ、点字表示することができます。状況によって選択できないコマンド(例:ヘルプ・モードで編集-カット)は、コマンド名に続いて「選択不可」と読み上げ・点字表示されます。

 [音声設定]画面の[ショートカット読み上げ]にて、メニュー項目を読み上げる際に、アクセラレーターキーもしくはショートカットキーを末尾に読むかどうかを指定できます。

19-1 メニュー一覧

 メニューバーに用意されているコマンドは以下の通りです。

 括弧内のアルファベットは、各コマンドのショートカットキーです。ALTキーに続いて入力することで、コマンドを選択することができます。例えば[ファイル(F)]-[開く(O)]の場合は、ALT F Oと操作します。

[ファイル(F)]

[ファイル(F)]-[新規(N)]

[ファイル(F)]-[開く(O)]

[ファイル(F)]-[保存(S)]

[ファイル(F)]-[名前をつけて保存(A)]

[ファイル(F)]-[すべて保存(L)]

[ファイル(F)]-[挿入(I)]

[ファイル(F)]-[クリア(C)]

[ファイル(F)]-[ブロック保存(B)]

[ファイル(F)]-[ブロック追加(T)]

----

[ファイル(F)]-[点字印刷(E)]

[ファイル(F)]-[墨字印刷(P)]

----

[ファイル(F)]-[保存して終了(X)]

[ファイル(F)]-[保存しないで終了(Q)]

[編集(E)]

[編集(E)]-[カット(T)]

[編集(E)]-[コピー(C)]

[編集(E)]-[クリップコピー(I)]

[編集(E)]-[ペースト(P)]

[編集(E)]-[クリップペースト(L)]

[編集(E)]-[すべて選択(A)]

----

[編集(E)]-[一行削除(O)]

[編集(E)]-[カーソル移動(J)]

[編集(E)]-[マーク(K)]

[編集(E)]-[マーククリア(X)]

[編集(E)]-[下に20行ジャンプ(D)]

[編集(E)]-[上に20行ジャンプ(U)]

----

[編集(E)]-[ブロックトップ(B)]

[編集(E)]-[ブロックエンド(E)]

[編集(E)]-[ブロック削除(D)]

[編集(E)]-[ブロックコピー(Y)]

[編集(E)]-[ブロック移動(M)]

[編集(E)]-[ブロック復活(R)]

[編集(E)]-[連続ブロックコピー(Z)]

[検索(S)]

[検索(S)]-[検索(F)]

[検索(S)]-[逆向き検索(B)]

----

[検索(S)]-[置換(R)]

[検索(S)]-[部分置換(N)]

[検索(S)]-[全置換(A)]

----

[検索(S)]-[検索続行(C)]

[検索(S)]-[逆向き検索続行(D)]

[モード(D)]

[モード(D)]-[エディタモード(E)]

[モード(D)]-[ブラウザモード(B)]

----

[モード(D)]-[メール(M)]

[モード(D)]-[シェル(S)]

[バッファ(B)]

[バッファ(B)]-[1: ファイル1]

[バッファ(B)]-[2: ファイル2]

[バッファ(B)]-[3: ファイル3]

[バッファ(B)]-[4: ファイル4]

[バッファ(B)]-[5: ファイル5]

[バッファ(B)]-[6: ファイル6]

[バッファ(B)]-[7: ファイル7]

[バッファ(B)]-[8: ファイル8]

[バッファ(B)]-[9: ファイル9]

[バッファ(B)]-[0: ファイル10]

[インターネット(I)]

[インターネット(I)]-[開く(O)]

[インターネット(I)]-[更新(R)]

[インターネット(I)]-[リンクを保存(L)]

----

[インターネット(I)]-[戻る(B)]

[インターネット(I)]-[進む(F)]

[インターネット(I)]-[ホーム(H)]

----

[インターネット(I)]-[ページのソース(S)]

[インターネット(I)]-[テキスト(T)]

----

[インターネット(I)]-[お気に入り呼び出し(M)]

[インターネット(I)]-[お気に入りに追加(A)]

[インターネット(I)]-[検索(E)]

[インターネット(I)]-[検索エンジン呼び出し(C)]

----

[インターネット(I)]-[バッチ処理(Z)]

[インターネット(I)]-[バッチリスト追加(P)]

[インターネット(I)]-[バッチリスト削除(N)]

[インターネット(I)]-[ダイアルアップ接続(D)]

[インターネット(I)]-[ダイアルアップ切断(X)]

[メール(M)]

[メール(M)]-[メーラーを開く(M)]

----

[メール(M)]-[受信(V)]

[メール(M)]-[送信(E)]

----

[メール(M)]-[新規メール(C)]

[メール(M)]-[返信(R)]

[メール(M)]-[転送(F)]

----

[メール(M)]-[検索(S)]

[メール(M)]-[クイック検索(Q)]

----

[メール(M)]-[添付ファイルを取り出す(X)]

[メール(M)]-[添付ファイル実行(G)]

----

[メール(M)]-[削除(D)]

[メール(M)]-[移動(I)]

[メール(M)]-[一括移動(K)]

[メール(M)]-[振り分け(W)]

[メール(M)]-[フォルダー移動(J)]

[メール(M)]-[スレッドオン(T)]

[メール(M)]-[スレッドオフ(Y)]

[メール(M)]-[メールフォルダー作成(Z)]

[メール(M)]-[アドレス帳追加(N)]

[メール(M)]-[アドレス帳編集(B)]

[メール(M)]-[迷惑メール振り分け(M)]

----

[メール(M)]-[アカウント選択(A)]

[メール(M)]-[アカウント設定(O) ...]

----

[メール(M)]-[1: inbox]

[メール(M)]-[2: outbox]

[メール(M)]-[3: sendbox]

[メール(M)]-[4: mailbod]

[メール(M)]-[5: draftbox]

[メール(M)]-[6: dustbox]

[読み上げ(R)]

[読み上げ(R)]-[一文字(C)]

[読み上げ(R)]-[一文字詳細(D)]

[読み上げ(R)]-[文字コード(O)]

[読み上げ(R)]-[一行(L)]

----

[読み上げ(R)]-[現在位置(P)]

----

[読み上げ(R)]-[連続読み(R)]

----

[読み上げ(R)]-[編集ファイル名(F)]

[読み上げ(R)]-[文書サイズ(S)]

----

[読み上げ(R)]-[日本語句読点読み上げオン(K)]

[読み上げ(R)]-[日本語句読点読み上げオフ(M)]

----

[読み上げ(R)]-[英語句読点読み上げオン(K)]

[読み上げ(R)]-[英語句読点読み上げオフ(M)]

----

[読み上げ(R)]-[記号読み上げオン(K)]

[読み上げ(R)]-[記号読み上げオフ(M)]

[点字(T)]

[点字(T)]-[点字表示オン(N)]

[点字(T)]-[点字表示オフ(F)]

----

[点字(T)]-[点字(B)]

[点字(T)]-[ボイス(V)]

[点字(T)]-[ボイスと点字(H)]

----

[点字(T)]-[日本語点字(J)]

[点字(T)]-[英語点字(E)]

[点字(T)]-[テキスト(T)]

[詳細(A)]

[詳細(A)]-[CD-ROM検索(C)]

[詳細(A)]-[電話発信(P)]

----

[詳細(A)]-[英語オン(N)]

[詳細(A)]-[英語オフ(F)]

[設定(O)]

[設定(O)]-[音声設定(S) ...]

[設定(O)]-[点字設定(B) ...]

[設定(O)]-[画面設定(D) ...]

[設定(O)]-[ALTAIR設定(A) ...]

[設定(O)]-[インターネット設定(I) ...]

[設定(O)]-[シェル設定(H) ...]

[設定(O)]-[CD-ROM設定(C) ...]

[設定(O)]-[墨字印刷設定(P) ...]

[設定(O)]-[点字印刷設定(E) ...]

----

[設定(O)]-[大フォント(L)]

[設定(O)]-[中フォント(M)]

[設定(O)]-[小フォント(T)]

[設定(O)]-[設定フォント(U)]

----

[設定(O)]-[文字背景色1(黒白)]

[設定(O)]-[文字背景色2(白黒)]

[設定(O)]-[文字背景色3(青白)]

[設定(O)]-[文字背景色4(白青)]

[設定(O)]-[文字背景色5(黄黒)]

[設定(O)]-[文字背景色6(緑灰)]

[設定(O)]-[文字背景設定色]

----

[設定(O)]-[折り返し表示(W)]

----

[設定(O)]-[ファイル名詳細表示オン(F)]

[設定(O)]-[ファイル名詳細表示オフ(N)]

[ヘルプ(H)]

[ヘルプ(H)]-[リファレンス・ガイド(R)]

[ヘルプ(H)]-[コマンドキー一覧(K)]

[ヘルプ(H)]-[ユーザーズ・ガイド(U)]

----

[ヘルプ(H)]-[ALTAIRディレクトリを表示(D)]

[ヘルプ(H)]-[メールディレクトリを表示(L)]

[ヘルプ(H)]-[カレントディレクトリを表示(C)]

----

[ヘルプ(H)]-[ALTAIRのホームページ(H)]

[ヘルプ(H)]-[バグを報告する(B)]

----

[ヘルプ(H)]-[バージョン情報(A)]

19-2 メニューのフォントの大きさの変更

 メニューのフォントの大きさは、Windowsのコントロールパネルの[画面のプロパティ]で変更することができますが、コントロールパネルの操作が困難な方のために、ALTAIRの設定で、ALTAIRのフォントの大きさに合わせることができます。ただし、この機能には後述のような実装上の大きな制限があります。ご理解の上、ご利用ください。

 ALTAIRの画面設定の[メニューのフォント]を[ALTAIR]に変更すると、メニューのフォントの大きさをALTAIRのフォントと同じ大きさにできます。[システム]に指定すると、システム標準のサイズになります。

 このオプションは、display.cfgの-Mとして保存されます。

 この機能の主な制限は、以下の通りです。

・他のWin32アプリケーションのメニューのフォントも一緒に変更されます。これは、コントロールパネルで設定しても同じです。

・[ALTAIR]から[システム]に変更しても、すぐには反映されません。反映するには、Windowsをログオフまたは再起動するか、コントロールパネルで変更します。

・フォントの種類はALTAIRからは指定できません。

・フォントを小さくしても、メニューバーの高さが元に戻らないことがあります。コントロールパネルでの変更で、元に戻ります。

・設定を変更した時、アクティブなウィンドウが他のアプリケーション(Mozilla Firefox等)に移ってしまうことがあります。コントロールパネルで設定しても同じです。

【第20章 ヘルプ機能】

20-1 ヘルプ・モード

 以下で解説しているガイドやコマンド一覧のヘルプファイルを開くコマンドでは、ヘルプファイルを参照する専用のバッファとモードを使用します。ヘルプ・モードでは、内容が変更できない等、エディタモードとくらべて機能が制限されています。

 ヘルプ・モードで使用できるコマンドとキーバインドを解説します。

F2・1回 → ヘルプを閉じる

 ヘルプファイルの参照を終了して、元のバッファに戻ります。

F2・2回 → 保存

F2・3回 → ブロック保存

F2・4回 → ブロック追加

F9 → ブロックトップの指定

F10 → ブロックエンドの指定

 ヘルプファイルの内容や、ブロックで選択された範囲をファイルに保存・追加保存します。詳しくは、3-1 保存第11章 ブロック編集を参照してください。

F3 → 検索

ALT S F → 検索

ALT S B → 逆向き検索

 F3の検索・逆向き検索・あいまい検索・あいまい逆向き検索は、エディタモードと同様です。詳しくは、第8章 検索を参照してください。

20-2 リファレンス・ガイドの参照

ALT H R → リファレンス・ガイドをヘルプ・モードで開く

 このリファレンス・ガイドをヘルプ・モードで開きます。

リファレンス・ガイドのファイルはALTAIRディレクトリのaltair_jp.htmlです。

20-3 ユーザーズ・ガイドの参照

ALT H U → ユーザーズ・ガイドをヘルプ・モードで開く

 ユーザーズ・ガイドをヘルプ・モードで開きます。ユーザーズ・ガイドには初心者向けのALTAIRに関する概略が記載されています。

ユーザーズ・ガイドのファイルはALTAIRディレクトリのusersguide_jp.htmlです。

20-4 コマンドキー一覧の参照

ALT H K → コマンドキー一覧をヘルプ・モードで開く

 現在のモードに関するコマンドキー一覧をヘルプ・モードで開きます。それぞれのモードのリファレンスファイルは、ALTAIRディレクトリに以下の名前で置かれています。

エディタモード refedit_jp.html

ブラウザモード refbrows_jp.html

メーラーモード refmail_jp.html

シェルモード refshell_jp.html

20-5 ALTAIRディレクトリの確認

ALT H D → ALTAIRディレクトリを表示する

 ALTAIRのインストールされているディレクトリを表示します。標準ではC:\winal\です。

20-6 メールディレクトリの確認

ALT H L → ALTAIRのメールディレクトリを表示する

 ALTAIRのメールディレクトリを表示します。標準ではC:\winal\mailbox\です。

20-7 カレントディレクトリの確認

ALT H C → ALTAIRのカレントディレクトリを表示する

 al.cfgの-Eオプションで設定されたディレクトリを表示します。設定されていない場合は何も表示しません。標準では設定されていません。

20-8 ALTAIRのホームページの参照

ALT H H → ALTAIRのホームページを参照する

 このコマンドを選択するとALTAIRのホームページへのリンクが表示されるので、リンクをたどってください。ALTAIRのホームページにアクセスして最新情報を確認したり、最新版のALTAIRをダウンロードすることができます。

20-9 バグを報告する

ALT H B → ALTAIRのバグをメールで報告する

 ALTAIRのバグに遭遇した場合は、この機能を使ってメールで報告することができます。バグレポートの雛型の入ったメール編集バッファが開くので、バグの内容・再現方法・ご利用のALTAIRのバージョン・Windowsのバージョン等を、わかる範囲でできるだけ詳しく書いてください。

 この機能を使用するには、メールアカウントの設定をしておく必要があります。設定と送信方法は、第9章 メール機能9-3 使用前の各種設定を参照してください。

20-10 バージョン情報の表示

ALT H A → ALTAIRのバージョン情報を表示する

 「ALTAIR for Windows Version 9.0 2002-2008 developed by JSRPD and Jun Ishikawa」の書式でALTAIRのバージョン情報を表示します。

第3編 応用操作ガイド

【第1章 点字表示機能】

 ALTAIRで点字ディスプレイを使用するための初期設定については、第3編「応用操作ガイド」の第1章および第4編「テクニカル・ガイド」第2章 al.cfgによる設定を御覧ください。

1-1 点字表示

SHIFT+F5 → 点字表示

 SHIFTキーを押しながらF5を入力することで、点字表示機能をオン/オフします。初期値はオフです。ALTAIR起動時から点字表示をオンにするには、設定ファイルal.cfgで-Iオプションを指定してください。

 点字の表現方法には、日本語英語2級、日本語英語1級、情報処理・日本語、日本語・情報処理、北米コンピュータ・日本語、日本語・北米コンピュータ、無変換8点、無変換6点の8モードがあります。

これらのモードは、-Qオプションで2つを選び、点字ディスプレイ側のスイッチでトグル式に切り替えることができます。

 一行の長さが点字ディスプレイの幅に収まらないときは、点字ディスプレイの左右キーでスクロールすることができます。

1-2 メッセージ・モード

SHIFT+F4 → メッセージ・モード

 SHIFTキーを押しながらF4を押すと、コマンドのメッセージ表示を切り替えることができます。メッセージ・モードには、「ボイス」、「ボイスと点字」、「点字」の3種類があり、それぞれ、コマンド・メッセージを「音声のみで表示」、「音声と点字で表示」、「点字のみで表示」に対応しています。なお、この機能はSHIFT+F5の「点字表示オン」のときにのみ有効です。

1-3 点字ディスプレイ側の操作

(1) パワーブレイル

左右のSHIFTキーの同時押し下げ 点訳モード変更

ロッカースイッチUP 前行

ロッカースイッチDOWN 次行

左SHIFT 左スクロール

右SHIFT 右スクロール

凸キー 行頭

凹キー 行末

(2) ナビゲータ

LEFTとRIGHTの同時押し下げ 点訳モード変更

UP 前行

DOWN 次行

LEFT 左スクロール

RIGHT 右スクロール

左実行 行頭

右実行 行末

(3) KGS ブレイルノート40A

BKキーとLFキーの同時押し下げ 点訳モード変更

SLキー 前行

SRキー 次行

BKキー 左スクロール

LFキー 右スクロール

SLキーとJPキー 行頭

SRキーとJPキー 行末

(4) KGS ブレイルノート20A

SLキーとSRキーの同時押し下げ 点訳モード変更

BKキー 前行

LFキー 次行

SLキー 左スクロール

SRキー 右スクロール

SLキーとLFキー 行頭

SRキーとLFキー 行末

(5) ALVA ABT20/40/80

PROG → 点訳モード変更

UP → 前行

DOWN → 次行

LEFT → 左スクロール

RIGHT → 右スクロール

HOME → 行頭

CURSOR → 行末

(6) ブレイルライト18、ブレイルライト2000、ブレイルライト40、ブレイルライトME20、ブレイルライトME40

 ブレイルライトを点字ディスプレイとして使うためには、 スペース+345,スペース+1234でスピーチ・ボックス・モード(PCマスター用)に入ります。ME20とME40の場合はブレイルディスプレイモードスイッチをオンにします。

操作キー:

1 → 左スクロール

4 → 右スクロール

2 → 前行

5 → 次行

3 → 行頭

6 → 行末

スペース → 点訳モード変更

ME40の場合

左バーの左 → 前行

左バーの右 → 次行

右バーの左 → 左スクロール

右バーの右 → 右スクロール

(7) KGS ブレイルノート46C/46D

F1キー → 点訳モード変更

BKキー → 前行

LFキー → 次行

SLキー → 左スクロール

SRキー → 右スクロール

F2キー → 行頭

F3キー → 行末

(8) KGS ブレイルメモ16/24/46、ブレイルノート46X

LEFTキー+RIGHTキー/LEFTシフトキー+RIGHTシフトキー → 点訳モード変更

UPキー → 前行

DOWNキー → 次行

LEFTキー/LEFTシフトキー → 左スクロール

RIGHTキー/RIGHTシフトキー → 右スクロール

LEFTキー+UPキー → 行頭

RIGHTキー+UPキー → 行末

(9) ALVA サテライト544/570

(注: サテライトをStatus Cells=noneに設定してください。)

HOME/CURSOR → 点訳モード変更

UP → 前行

DOWN → 次行

LEFT → 左スクロール

RIGHT → 右スクロール

バックタブ/バックイヤー → 行頭

フォワードタブ/フォワードイヤー → 行末

(10) PAC MATE

左ホイールアップ→前行

左ホイールダウン→次行

右ホイールアップ→左スクロール

右ホイールダウン→右スクロール

左ホイールクリック→点訳モード変更

右ホイールクリック→点訳モード変更

タッチカーソル→カラム位置へのジャンプ

(11) ブレイルセンス

F3→前行

F4→次行

左スクロールボタン→左スクロール

右スクロールボタン→右スクロール

F2→点訳モード変更

タッチカーソル→カラム位置へのジャンプ

(12) シンクブレイル

右上キー → 前行

右下キー → 次行

左上キー → 左スクロール

左下キー → 右スクロール

(13) スーパーバリオ

右上キー → 前行

右中キー → 点訳モード変更

右下キー → 次行

左下キー → 右スクロール

左中キー → 行頭

左上キー → 左スクロール

(14) フォーカスブレイル

左右ホイールUP →前行

左右ホイールDOWN →次行

左右ホイール押し下げ →点訳モード変更

スペースキー左脇のキー →前行

スペースキー右脇のキー →次行

前面左丸キー →行頭

前面右丸キー →行末

前面左長キー →左スクロール

前面右長キー →右スクロール

1-4 点字カーソルのオン/オフ

CTRL+] → 点字カーソルのオン/オフ切り替え

 点字カーソルのオンとオフを切り替えます。デフォルトはオンです。

1-5 行番号表示

 al.cfgの-Uオプションを設定すると点字ディスプレイに現在行の行番号を表示します。

 ただしこの機能はal.cfgの-Dオプションの値が-Zオプションの値より4以上少ないときに有効になります。また、その場合現在位置を表示する機能は使えなくなります。

1-6 タブ値の設定

 al.cfgで-;オプションを設定するとタブを何個のスペースに変換するかを設定することができます。デフォルトは2です。

 -;1から-;10まで設定可能です。

【第2章 電話発信】

2-1 電話発信

SHIFT+F7・1回 → 電話発信

SHIFT+F7を押しエンターキーで「電話」を選ぶと、現在位置以後の数字を電話番号とみなし、電話をかけます。

 カーソルを電話番号の先頭の位置に移動し、SHIFT+F7を押しさらにエンターキーを入力してください。電話番号は半角で書かれている必要があります。モデムが電話をかける音がしたのち、相手を呼びだす音が聞こえたら、電話の受話器をあげ、キーボードからエンターキーを押してください。これでモデムから電話に通信が切り替わります。

2-2 電話発信のためのal.cfgの設定

 設定ファイルal.cfgに内線発信、NTT以外の各電話会社の識別番号、トーン/パルスダイヤル用ATコマンドなどを指定できます。

(1) 電話番号の前にモデムに送るデータの設定

-H → ヘッダー

<例>

-HT トーンダイヤル(ピポパ)

-HP パルスダイヤル(ツーツー)

-HT0 内線発信の指定

-HT0077 電話会社の指定

-HP0 内線発信の指定

-HP0077 電話会社の指定

(2) モデムを接続するシリアルポート

com1 → -T1

com2 → -T2

com3 → -T3

com4 → -T4

(3) モデム用シリアルポートの通信パラメータ設定

-R「ボーレイト」「パリティ」「ビット長」「ストップビット」

<例> -R9600N81

【第3章 印刷】

3-1 墨字印刷

F2・3回と右カーソル → 墨字印刷

ALT F P → 墨字印刷

 現在編集中の文章を墨字印刷します。

 ALTAIRディレクトリのveprt.cfgで各種の設定をあらかじめ行う必要があります。またmyveprt.cfgファイルに設定を記述することもできます。myveprt.cfgがあればそちらが優先されます。

 CTRL+F1による環境設定でも設定することができます。

 オプションは1行に一つだけ書くことができます。

 コメント行は先頭に';'を付けます。

(1) 1行の文字数

-PC80

(2) 1ページの行数

-PL60

(3) タブコードの長さ (1~8)

-TL1

(4) 左マージン (1/10mm単位)

-LM200

(5) 右マージン (1/10mm単位)

-RM200

(6) 上マージン (1/10mm単位)

-UM200

(7) 下マージン (1/10mm単位)

-BM200

(8) 印刷部数

-CP1

(9) 印刷開始ページ番号

-SP1

(10) 印刷終了ページ番号

-EP999

(11) ページ番号初期値

-PN1

3-2 点字印刷

F2・4回と右カーソル → 点字印刷

ALT F E → 点字印刷

 現在編集中の文章を点字印刷します。ALTAIRディレクトリのextra.cfgという設定ファイルで印刷方法を設定しておく必要があります。

 CTRL+F1による環境設定でも設定することができます。

 オプションは1行に一つだけ書くことができます。

 なお、コメントを書くことはできません。

 この点字印刷機能はEXTRA 2001かEXTRA for Windows Version 3以降がコンピュータにインストールされていないと動作しません。

 extra.cfgにおける設定項目

(1) プリンタ・ドライバ名

-pnameExtra Braille Printer Driver

 EXTRAで用いているプリンタ・ドライバの名前を書いてください。

(2) プリンタの種類

-b1

 NABCC(generic)

-b2

 ET(IP)

-b3

 ET(IL)

-b4

 エベレスト(IP)

-b5

 エベレスト(IL)

-b6

 バーサポイント(U)

-b7

 バーサポイント(J)

-b8

 ESA721

-b9

 オーツキBT5000

-ba

 オーツキBT3000

-bb

 TP32

-bc

 ブレイロコメット

-bd

 ティールベータX3

-be

 BT2000

-bf

 BT2000仮名付き

-bg

 BMP320

-bh

 BMP320墨字付き

-bi

 BMP320仮名付き

(3) 1行文字列

-fc<数字>

(4) 1ページ行数

-fl<数字>

(5) 点訳形式

-ek1

 日本語、英語1級

 日本文を主言語、英文を補助言語として扱い点訳します。英文はつねに外国語引用符で囲みます。英文の点訳は英語1級点字となります。

-ek2

 日本語、英語2級

 日本文を主言語、英文を補助言語として扱い点訳します。英文はつねに外国語引用符で囲みます。英文の点訳は英語2級点字となります。

-eg1

 英語1級、日本語

 英文を主言語、日本文を補助言語として扱い点訳します。日本文と英文が混在している段落(改行コードで区切られる論理行)は、英文を外国語引用符で囲みますが、1段落に日本の文字が1つも含まれていない場合には、外国語引用符を省略します。英文の点訳は英語1級点字となります。

-eg2

 英語2級、日本語

 英文を主言語、日本文を補助言語として扱い点訳します。日本文と英文が混在している段落(改行コードで区切られる論理行)は、英文を外国語引用符で囲みますが、1段落に日本の文字が1つも含まれていない場合には、外国語引用符を省略します。英文の点訳は英語2級点字となります。

-ej1

 日本語、日本語情報処理

 日本文とプログラム言語からなる文書を点訳します。デフォルトは日本文です。プログラム言語は情報処理点字表記で点訳します。

-ej2

 日本語情報処理、日本語

 日本文とプログラム言語からなる文書を点訳します。デフォルトはプログラム言語です。プログラム言語は情報処理点字表記で点訳します。

-en1

 日本語、北米情報処理点字

 日本文とプログラム言語からなる文書を点訳します。デフォルトは日本文です。プログラム言語は北米情報処理点字表記で点訳します。

-en2

 北米情報処理点字、日本語

 日本文とプログラム言語からなる文書を点訳します。デフォルトはプログラム言語です。プログラム言語は北米情報処理点字表記で点訳します。

(6) 印刷部数

-ps<数値>

(7) 印刷トップページ

-pt<数値>

(8) 印刷終了ページ

-pe<数値>

(9) ページ番号初期値

-fp<数値>

(10) 印刷方法

-pb1

 片面印刷

-pb2

 両面印刷

-pb3

 表面印刷

-pb4

 裏面印刷

-pb5

 両面同時印刷

【第4章 フォールド】

4-1 フォールド

CTRL+B → フォールド

 現在の行以降の内容を、-"オプションで指定した桁で改行します。ただし編集文書が点字の場合は-?オプションで指定します。禁則処理はありません。

また、改行を入れる桁がちょうど全角文字の第二バイトの場合には指定した桁+1で改行します。

4-2 ワードラップ

SHIFT+CTRL+B → ワードラップ

 フォールドの際に半角文字列をワードラップするかどうかを指定します。

 ただし、フォールドする文書が点字の場合は、この指定にかかわらず、常にワードラップします。

 al.cfgで-[オプションを指定するとデフォルトでワードラップ機能をオンにします。

【第5章 ホット・ファイルとバッチ処理】

5-1 ホット・ファイル

SHIFT+F2 → ホット・ファイルを開く

SHIFT+CTRL+W → ホット・ファイルを開く

SHIFTキーを押しながらF2を入力すると、ホット・ファイル・リストに登録したファイルを開くことができます。上下カーソルキーで選択してエンターキーで開きます。

 あらかじめ、よく使うファイルを10個までal.cfgに登録しておくことができます。この機能を使えば、頻繁に使うファイルを簡単に開くことができます。

(1) ファイルのラベル登録

->1label

->2label

...

->9label

->0label

 覚えやすい名前をal.cfg中で->nオプションに続けて指定します。

(2) ファイル名登録

-+1name

-+2name

...

-+9name

-+0name

 ファイル名をal.cfg中で-+nオプションに続けて指定します。

5-2 バッチ処理

F1・6回 → バッチファイルの実行

 ALTAIRのディレクトリの下にbatchというディレクトリを作成し、そこにユーザが任意のバッチファイルを置いておくと、それを実行することができます。

 F1・6回とエンターキーを押すと「起動バッチ名」を尋ねます。バッチファイル名を覚えていれば、ここで入力してください。正確に憶えていない場合は、単にエンターキーを押すとバッチファイルのリストを表示します。上下カーソルで選択しエンターキーを押します。

 バッチファイル名を決定したら、「バッチパラメータ」のプロンプトに対して必要に応じて引き数を入力します。

 ここではペイスト機能が使えます。

【第6章 電子辞書検索】

6-1 対応している主なCD-ROMおよび電子ブック

 ALTAIRはEPWING規格に準拠した12センチCD-ROMと、SONY電子ブック規格に準拠した8センチCD-ROM、さらには平凡社世界大百科事典(旧版)に対応した検索環境を提供します。ただしこの条件に該当するすべてのCD-ROMが読めるわけではありません。動作確認できているCD-ROMを以下に示します。名前が類似していても、EPWINGやSONY電子ブックに準拠していないものはアクセスできません。

 また、出版社独自規格の電子辞書である大辞泉とランダムハウス英語辞典の検索も行うことができます。

<EPWING>

広辞苑第3版、4版、5版

大辞林

リーダーズ・プラス英和辞典1版、2版

リーダーズ英和辞典

ワードハンター

新英和・和英中辞典

ジーニアス英和・和英辞典

新グローバル英和辞典・ニューセンチュリー和英辞典

新編英和活用大辞典

現代用語の基礎知識

医学大事典

模範六法

和英大辞典

<電子ブック>

日本大百科事典各版

マイペディア

広辞苑第3版、4版、5版

大辞林

新英和・和英中辞典

ジーニアス英和・和英辞典

リーダーズ・プラス英和辞典1版、2版

リーダーズ英和辞典

Oxford Concise Dictionary

The American Heritage

NTCスラング辞典

現代用語の基礎知識

知恵蔵

本の探偵

Compton百科事典

医学大事典

模範六法

CDデータブック

CDクラシックブック

CDポピュラーブック

ピルブック薬の事典

<独自規格の電子辞書>

平凡社世界大百科事典第1版

大辞泉

ランダムハウス英語辞典

6-2 CD-ROMを使うためのal.cfgの設定

 設定ファイルal.cfgに必要な設定を行います。設定項目は、タイトル表示、CD-ROMドライブ、本番号、検索プログラムの種類、複合検索指定、海外版指定、直接ファイル・アクセス指定、外字置換テーブル指定、IME制御、ツール固有オプション設定、条件検索指定です。

(1) タイトル

-M1title -M2title ... -M9title -M0title → CD-ROMのタイトルを設定

-MAtitle -MBtitle ... -MStitle -MTtitle → CD-ROMのタイトルを設定

 この設定は必須です。ユーザがCD-ROMを選択するときのラベルとなります。

<例> CD2に研究社のリーダーズ英和辞典というタイトルを登録する。

-M2リーダーズ

(2) ドライブ番号

-C1x: -C2x: ... -C9x: -C0x: → CD-ROMドライブ番号を設定

-CAx: -CBx: ... -CSx: -CTx: → CD-ROMドライブ番号を設定

 この設定は必須です。CD-ROMがどのドライブ(さらにはどのディレクトリ)にあるのかをALTAIRに伝える働きをします。

<例> CD1をGドライブとする

-C1G:

 ALTAIRの電子辞書検索には、R.田中二郎氏のCDROM2.EXE、太田純氏のDAIJISEN.EXE, CSRD.EXE、EBLIBプロジェクトのEBLOOK.EXE、志村拓氏のEB.EXEをマイナーチェンジしたVEEB.EXEを使わせていただいています。

 なお、これらの検索ツールでは

-C1x:\dir\ -C2x:\dir\ ... -C9x:\dir\ -C0x:\dir\ → CD-ROMドライブ番号を設定

-CAx:\dir\ -CBx:\dir\ ... -CSx:\dir\ -CTx:\dir\ → CD-ROMドライブ番号を設定

のようにディレクトリを指定することができます。これは、ハードディスクに複数のCD-ROMをコピーするときに有効です。

 たとえば、Cドライブのルートディレクトリの下に、CDROM1というディレクトリを作り、そこに1枚目のCD-ROMをまるごとコピーし、さらにCDROM2というディレクトリの下に2枚目のCD-ROMをまるごとコピーしていく、というようにすることができるからです。

(3) 本番号

-F1n -F2n ... -F9n -F0n → CD-ROMの本番号を設定

-FAn -FBn ... -FSn -FTn → CD-ROMの本番号を設定

 この設定はCD-ROMがマルチボリューム、つまり複数のタイトルを含む場合で、検索しようとするタイトルが2番目以降のときに必須です。

<例> CD3の本番号を2とする

-F32

(たとえば研究社の英和・和英中辞典で和英辞典を引きたいときは2を指定します。)

 各CD-ROMに含まれる本のリスト情報は、SHIFT+F1でCD-ROMを選び、検索文字列を入力するところで、VEEB.EXEなら-bc、VECDROM2.EXEおよびVEEBLOOK.EXEなら-Cとだけ入力することで知ることができます。

(4) 検索プログラムの選択

-W1n -W2n ... -W9n -W0n

-WAn -WBn ... -WSn -WTn (nは2を除く1から6)

N=1 VEEB.EXE, N=3 VECDROM2.EXE, N=4 DAIJISEN.EXE, N=5 CSRD.EXE, N=6 VEEBLOOK.EXE

 デフォルトは1ですが、それぞれの検索プログラムには他にない機能があり、場合によっては他の検索プログラムを用いなければならないことがあります。世界大百科事典第1版なら3のVECDROM.EXE、大辞泉なら4のDAIJISEN.EXE、ランダムハウス英語辞典なら5のCSRD.EXEを指定しなければなりません。また広辞苑Ver5を使いたいなら6を指定する必要があります。

 -Wオプションで、各CDごとに、VEEB.EXE、VECDROM2.EXE、DAIJISEN.EXE、CSRD.EXE、VEEBLOOK.EXEのうちのどれを使うかを指定します。1=VEEB.EXE, 3=VECDROM2.EXE, 4=DAIJISEN.EXE, 5=CSRD.EXE, 6=VEEBLOOK.EXE 初期値は1です。

<例> CD5にVECDROM2.EXEを使ってアクセスする。

-W53

(5) 複合検索指定

-P1numlist -P2numlist ... -P9numlist -P0numlist

-PAnumlist -PBnumlist ... -PSnumlist -PTnumlist (numlistは複合検索インデックス1の項目番号リスト、最大で5項目まで記述できます)

 複合検索を行うという指定です。-Wが1と3のときにのみ機能します。

 模範六法、英和活用大辞典を検索するときには複合検索を設定する必要があります。リーダーズ・プラスで熟語検索を行うときや、本の探偵で著者から書名を検索するときにも複合検索を使う必要があります。

 複合検索インデックスの項目リストを知るには、VEEB.EXEであれば検索文字列を入れるところで-pc、VECDROM2.EXEであれば-Vと入れてエンターキーを押せば調べることができます。

 複合検索インデックは通常4ないし5種類の項目のセットで構成されています。また複合検索インデックスは通常は1種類ですが、ときには複数あることもあります。ただしALTAIRではインデックス1にのみ対応しています。

 「本の探偵」の複合検索の例を示します。 「本の探偵」には以下の複合検索項目があります。

<複合検索インデックス1>

項目名 項目番号

書名 → 1

著者名 → 2

出版社名 → 3

出版分野 → 4

 また「リーダーズ・プラス」の複合検索は以下のとおりです。

<複合検索インデックス1>

項目名 項目番号

単語1(成句) → 1

単語2(成句) → 2

単語3(成句) → 3

単語4(成句) → 4

です。

<例> CD7を複合検索インデックス1の項目2,3,4で検索するためのal.cfgの設定

-M7英和活用

-C7D:\COLLOC

-P7234

-$71

-W71

 al.cfgにこの指定があればSHIFT+F1に続けてCD-ROM7を選び、検索文字列を入力すれば複合検索を行うことができます。検索文字列はスペースで区切ることで、最初の文字列がインデックス1の項目2、次が項目3、その次が項目4として処理されます。

たとえば

put up with

という検索文字列を入れれば

VEEB -dD:\COLLOC -pk 2 put -pk 3 up -pk 4 with

の意味になります。

 もし

subject to

と入力すれば

VEEB -dD:\COLLOC -pk 2 subject -pk 3 to

として処理されます。

 また

regarding

と入力すれば

VEEB -dD:\COLLOC -pk 2 regarding

として処理されます。

(6) 海外版指定

-Y1 -Y2 ... -Y9 -Y0

-YA -YB ... -YS -YT

 Oxford Concise Dictionaryなどの、EBG仕様の海外版電子ブックを検索するときには必須となる設定項目です。-Wが2のときは無効です。

<例> CD4を海外版電子ブックとして検索する

-Y4

(7) 外字テーブル指定

0file

Tfile

 外字を通常の文字コードに置換する外字テーブル名を指定します。

 veeb.exeとvecdrom2.exeの外字置換機能を使うための設定です。

-!1C:\winal\plus.egn

-!4C:\winal\HDHGAIJI.DMP

 外字置換テーブルはXXXXXXXX.egnとXXXXXXXX.dmpという名前でパッケージに同梱してあります。

 前者はveeb.exe用、後者はvecdrom2.exe用です。

 いうまでもありませんが、外字コードは各CD-ROM、電子ブックにより意味が異なります。したがって外字置換テーブルは各CD-ROM、電子ブックごとに作成しなければなりませんが、ALTAIRのパッケージで提供する外字置換テーブルは一部のCD-ROM、電子ブック用にかぎられます。

 なおVECCDROM2.EXEには外字コードを無視する機能はありません。置換テーブルがない場合は、外字コードを出力します。この場合はblank.dmpのような置換テーブルで回避します。

(8) IME制御

-$1n -$2n ... -$9n -$0n

-$An -$Bn ... -$Sn -$Tn

 必須ではありませんが、設定しておくと便利です。

 電子辞書検索文字列入力時のIME制御の仕方を選択します。 0=IME制御しない、1=IME OFF、2=IME ON。

-$11

-$21

-$31

-$42

-$52

-$62

-$71

-$82

-$91

-$02

(9) ツール固有オプション設定

-<1n -<2n ... -<9n -<0n

-<An -<Bn ... -<Sn -<Tn

 上記のオプション以外に検索コマンドに含めたい各検索ツール固有のオプションなどを設定します。特殊な上級者向けの設定項目です。

<例> VECDROM2.EXEを使ってCompton百科事典を検索する

-MHCOMPTON

-CHB:\CONCISE

-WH3

-YH

-$H1

-!HC:\winal\BLANK.DMP

-<H-S64

<例> CSRD.EXEを使ってランダムハウス英語辞典を検索する

-M2ランダムハウス

-C2d:\rhd

-$21

-W25

-<2-b -fC:\winal\csrd.fmt -gc:\winal\quiet.gai

(10) 条件検索指定

-01 -02 ... -09 -00

-0A -0B ... -0S -0T

 広辞苑、大辞林など、条件検索インデックス(キーワード検索)を装備したCD-ROMに対して行うことができます。

 各CD-ROMにどのようなインデックスがあるかは、SHIFT+F1でCD-ROMを選び、検索文字列を入力するところで、VEEB.EXEなら-rc、VECDROM2.EXEなら-Vとだけ入力してエンターキーを押してください。インデックスのリストが表示されます。

 なお、条件検索は-Wが1または3のときのみ有効です。

<例> CD5を条件検索インデックス2で検索するためのal.cfgの設定

-05

al.cfgにこの指定があればSHIFT+F1に続けてCD-ROMの5を選び、検索文字列を入力すれば条件検索を行うことができます。

6-3 CD-ROMの選択

SHIFT+F1 → 電子辞書検索

 SHIFTキーを押しながらF1を入力すると、検索対象のCD-ROMの番号を読み上げます。前述の設定ファイルal.cfgの-Mオプションの設定により番号のかわりにCD-ROMのタイトルを読み上げます。

 ALTAIRは最大で30枚のCD-ROMを検索することができます。CD-ROMの選択は上下カーソル、左右カーソルもしくはファンクションキー、SHIFT+ファンクションキーとエンターキーで行います。

6-4 CD-ROMの検索

 ALTAIRは設定ファイルal.cfgであらかじめ設定されている検索方法に基づいて検索を行います。「検索文字列」のプロンプトに検索したい文字列を入力してエンターキーを押してください。検索がヒットしたら、検索結果をバッファにただちに取り込み、音声でその内容を読み上げます。より細かい検索を行いたいときや、設定ファイルal.cfgの設定と異なる検索を行いたいときは、検索文字列を入力する際に、最初に適切なオプションを入力し、半角スペースを空けて検索文字列を入力してください。

 なお、インデックスは、漢字表記をサポートしているものと、そうでないものがあります。電子ブックは漢字表記をサポートしていません。一方、CD-ROMは通常漢字表記をサポートしています。ただしこの場合も、条件検索インデックスは、漢字表記をサポートしていないのが普通です。

 ここで検索方式の種類を解説します。

(1) 完全一致検索

 入力した検索文字列とインデックスが完全に一致したときだけ検索がヒットする検索です。初期値。

(2) 前方一致検索

 入力した検索文字列とインデックスの先頭部分が一致したときにヒットする検索です。文字列の最後に*を付加すると前方一致検索になります。

(3) 後方一致検索

 入力した検索文字列とインデックスの末尾部分が一致したときにヒットする検索です。文字列の先頭に*を前置すると後方一致検索になります。

(4) 複合検索

 複合検索インデックスを用いた検索です。複合検索インデックスは、4項目程度に下位分類された部分集合に対して検索を行うために使います。複合検索インデックスを複数指定すればAND検索ができます。

(5) 条件検索

 条件検索インデックスを用いたキーワード検索です。検索文字列を複数指定すれば、AND条件での検索となります。

<例> 以下の解説は、日本で販売されている辞書の例です)

:『CD-ROM版大辞林』の完全一致検索

実存主義

:『本の探偵』の前方一致検索

はぶのずのう*

:『CD-ROM版広辞苑』の後方一致検索

*山

6-5 検索結果を読み込むファイルの指定

 al.cfgで--オプションを設定すると、検索結果を読み込む編集ファイルを固定できます。

 たとえば--10とすると、どのファイルを編集しているときでも検索結果はファイル10に読み込まれます。

【第7章 インターネット・アクセス】

7-1 インターネット・アクセス方法

 ALTAIRを使ってインターネットにアクセスすることができます。

SHIFT+F6 → インターネット

 SHIFTキーを押しながらF6を入力すると、インターネットを利用するための各種コマンドが実行できます。以下のコマンドを入力する前にまずSHIFT+F6を押して「インターネット」を呼び出してください。

 あるいは、ブラウザモードを使用すると、SHIFT+F6を押さずにインターネット関連コマンドを使用することができます。モードの切り替えはCTRL+DELです。詳しくは7-18 ブラウザ・モードを参照してください。

7-2 基本操作

インターネット利用の基本であるネットサーフィンのためのコマンドをまず解説します。なお、コマンド選択はエンターキーにより確定します。

SHIFT+F4(U) UPコマンド:(LAN接続では不要) ダイアルアップ接続を開始します。

SHIFT+F5(D) DOWNコマンド:(LAN接続では不要) ダイアルアップ接続を切断します。

F1(G) → URLを開く (GET)

ALT I O → URLを開く

Webページを表示します。エンターキーだけでも動作します。カーソルがURLの先頭または後述のリンクマークの上に置かれている必要があります。ALTAIRは、Webページを取得すると各リンクにリンクマークと数字を付加してメモリに読み込みます。リンクマークの上で、Gコマンドを実行すると、リンク先にジャンプします。HTTPの受信は、SHIFT+ESCで中断することができます。

直接URL入力: キーボードからURLを入力してエンターキーを押すと、指定したWebページを取得します。

拡張子が.asx, .mp3, .avi, .wmv, .wav, .mpg, .wmaのURLにリンクジャンプするとメディアプレイヤーが呼び出され再生されます。

なお、HTTPプロトコルでファイルのダウンロードを行う際には、20%ごとに経過が音声で読み上げられます。

コンテンツのダウンロードが正常に終了すると、「200 OK」というメッセージが表示されます。また、HTTPSのプロトコルでダウンロードが正常に終了すると「SSL 200 OK」というメッセージが表示されます。

一般に、HTTPSのプロトコルはネットショッピングなどのサイトで個人情報などの機密性高い情報をやりとりする際に使われます。HTTPSは通信内容を暗号化するので、途中の経路で通信内容が盗聴されたり通信内容の漏洩するのを防ぎます。URLの先頭がhttp:で始まる場合にはHTTPのプロトコル、https:で始まる場合にはHTTPSのプロトコルで通信が使われます。

F3(B) → 戻る (BACK)

ALT I B → 戻る

前に見ていたページに戻ります。最大10ページ前まで戻ることができます。

F4(R) → 更新 (RELOAD)

ALT I R → 更新

現在のページを再表示します。ALTAIR起動後Webページにアクセスする前に実行すると、前回アクセスしたWebページからネットサーフィンを再開することができます。

F5(N) → 進む (NEXT)

ALT I F → 進む

ヒストリ中の次のページに移動します。Bコマンドと反対方向に移動します。

F6(H) → ホーム (HOME)

ALT I H → ホーム

あらかじめ設定してあるホームページに移動します。ホームページはal.cfgに-*オプションで記述します。

 たとえば以下のように指定します。

-*http://www.u-shizuoka-ken.ac.jp/~ishikawa/index.htm

 なお、本章のSHIFT+F4(U)のようなキー表記は、次の3種類の操作が行えることを示します(7-18 ブラウザ・モード 参照)。

1. ブラウザ・モードでSHIFT+F4を入力

2. エディタ・モードでSHIFT+F6の入力後、SHIFT+F4を入力

3. エディタ・モードでSHIFT+F6の入力後、Uを入力

7-3 リンクジャンプ

CTRL+上下カーソル リンクジャンプ

 Webページには、他のページへのリンクがあります。そのリンクをたどって次々とWebページを渡り歩くことをネットサーフィンと呼びます。

 ALTAIRではリンクに番号を割り当てています。ページ末にはReferencesとしてリンクのURLを列挙しています。ALTAIRがリンク先へ飛ぶときもこの末尾のReferencesを参照します。

 ところでCTRL+上下カーソルは、通常はマークジャンプのための機能です。Webページを取得したときだけ、リンクジャンプコマンドになることに注意してください。

CTRL+6 JUMP MODEコマンド

でCTRL+上下カーソルの機能をリンクジャンプとマークジャンプで切り替えることも可能です。

7-4 閲覧履歴

[インターネット]メニューの下部に10個までの閲覧履歴が表示されます。このメニュー選択し履歴のページに素早くジャンプできます。

7-5 検索エンジンの利用

F9(F) FINDコマンド: あらかじめ登録しておいた検索エンジンを使ってWWW検索を行います。al.cfgに-_オプションで指定します。

 たとえば以下はYahoo!JAPANの例です。

-_http://search.yahoo.co.jp/bin/search{charset=euc-jp}{method=get}?p=&{submit}=検索

 F9に続けてエンターキーを押すと

1:テキスト

2:送信ボタン「検索」

送信して終了

 というメッセージが表示されますので、「1:テキスト」の下の空白行に検索文字列を入力して、「送信して終了」の行でエンターキーを押してください。

 なお、検索エンジンにもよりますが、通常は複数のキーワードを半角スペースでくぎって入力すると絞り込み検索ができます。

F10(E) ENGINELISTコマンド:検索エンジンのリスト(search.html)を開きます。開いたリストから、いずれかのエンジンを選んでGコマンドを入力します。使いたい検索エンジンのURLの先頭にカーソルを置いてエンターキーを押してください。入力を促されたら、検索用のキーワードを入力してください。

 エンジンによっては複数箇所の入力が必要な場合があります。詳しくは後述の7-12 フォーム入力「フォーム入力」の解説を読んでください。

7-6 リストの管理

F7(L) → ブックマークリストを表示する (LIST)

ALT I M → ブックマークリストを表示する

ブックマークリスト・ファイル(url.html)を開きます。カーソルを目的のURLの先頭に合わせてGコマンドを入力してください。

F8(A) → お気に入りに追加 (APPEND)

ALT I A → お気に入りに追加

現在見ているページをお気に入りに追加します。名前を登録するように促されますので適当な名前を指定してください。デフォルトではウェブページのタイトルになるので、そのままでよい場合にはエンターキーのみを入力してください。

7-7 ローカル・ファイルの読み込み

 たとえばURLを次のように指定すると、ハードディスクやフロッピーディスク上のHTMLファイルを読むことができます。ネットワーク上のHTMLファイルの場合と同じようにリンク先へのジャンプにも対応しています。

file://c:\homepage\index.htm

 なお、ALTAIRを起動してからまだネットワークにアクセスしていない場合はfile://は省略できます。

 ALTAIRでは取得したHTMLファイルの先頭にコメント化した形でそのHTMLファイルのもともとの所在場所のURLを記録しています。これによってローカルに保存したHTMLファイルを読みこむだけで、そのもともとの所在をALTAIRは理解し、そのサイトへ飛んで行くことができます。URLには相対指定というのがあり、そのようなURLには、現在位置からの相対的な位置関係を示す情報しか含まれていません。そのため、ローカル・ファイルを読み込んでも、ローカルファイルから相対URL指定された、もともとのサーバーにアクセスできません。ALTAIRは取得したHTMLファイル自体に所在場所の情報を記録することでこの問題に対処しています。

SHIFT+F10(J) : ローカル・リモート切り替え

リンク先をローカルファイルにするか、リモートにするかを切り替えます。

 自動巡回ソフトなどで取り込んだHTMLファイルを読み込んだ場合に、リンク先が相対指定になっていないと、リンクにジャンプした時にサーバにアクセスしてしまいます。このような場合には、このコマンドを使ってローカルに設定しておくと、サーバにアクセスせず、ローカルに置かれたファイルにアクセスできます。

7-8 リンク先の保存

F1を2回: リンク先の保存が行えます。拡張子にかかわらずファイル名を入力して保存します。

なお、エディタモードでこの機能を使用する場合には、F6に続けてF1を2回入力します。

7-9 バッチ処理

SHIFT+F7(M) MULTIPLEGETコマンド: ALTAIRディレクトリ中のbatch.lstファイルで指定された複数のURLに連続的にアクセスし取得した全体を一つのテキストとして読み込みます。

SHIFT+F8(I) INSERTBATCHコマンド: 現在カーソルが当たっているURL(リンク先へのジャンプを示すリンクマークも含む)をALTAIRディレクトリ中のbatch.lstファイルに追加します。

SHIFT+F9(W) WIPEBATCHコマンド: batch.lstの内容をクリアします。

7-10 ログの保存

SHIFT+F2(X) SAVELOGコマンド: ALTAIRは、インターネット・アクセスして取得したページをすべてファイル10に追加記録します。SAVELOGコマンドは、それをwinal\logディレクトリにYYMMDD.LOG(980824)のような形式のファイル名に追加保存した後、ファイル10の内容を空にします。

SHIFT+F3(C) CLEARLOGコマンド: ファイル10に記録されているログを消去します。

7-11 ソースの取得とテキスト変換

F2(S) → ページのソースを表示する (SOURCE)

ALT I S → ページのソースを表示する

GETコマンドやURL直接入力により取得したWebページのHTMLソースを表示します。

SHIFT+F1(T) → TEXTコマンド

ソースファイル(HTMLファイル)をリンク付きのテキストに変換します。GETコマンドやURL直接入力で取得したのと同じ状態になります。

7-12 フォーム入力

 フォーム入力にはgetとpostという二つの方式があります。get型のフォーム入力は検索エンジンなどで使われている入力方式です。一方postは書籍の検索注文、伝言板などで使われています。

 ALTAIRはどちらの方式のフォームにも対応しています。ただし入力できるデータ量にはそれぞれ1000バイト、10000バイト以内という制限があります。

 試しに

http://www.yahoo.co.jp

にアクセスしてみましょう。

form get

input name=p

@`11 submit 検索

@ 12 検索オプション

/form

という表示がみつかったら、エディタ・モードで、通常のリンクと同じようにリンクマーク(「@`11 submit 検索」の@マーク)の上でSHIFT+F6、エンターキーを押します。

1:テキスト

2:送信ボタン「検索」

送信して終了

のホームページに戻ります。

 ところでフォーム入力には様々な入力の方式が定められています。

1.文字列入力

<input type="text">

<input type="password">

<textarea>

2.チェックマーク

<input type="checkbox">

3.単一必須選択ボタン

<input type="radio">

4.単一選択オプション

<select>

5.複数選択オプション

<select multiple>

6.検索実行ボタン

<input type="submit">

<input type="button">

などです。

フォーム入力画面の操作は以下の通りです。

<input type="text">->「1:テキスト」の下の空白行にテキストを入力します。

<input type="password">->「2:パスワード」の下の空白行にパスワードを入力します。

<textarea>->「3:テキストエリア」の下にテキストを入力します。複数行を入力したい場合は、実際に複数行を入力するのではなく、前行にあたるテキストと次行にあたるテキストの間に「\n」(改行文字)をいれます。

「\n」を文字列として扱いたいときは、「\\n」と入力します。

<input type="checkbox">->「4:チェックボックス」の下の行に、「チェック」もしくは「ノーチェック」と表示されますので、スペース・キーを押して、どちらかを選択します。

<input type="radio">->「5:ラジオボタン」の下の空白行でエンターキーを押すと、選択したラジオボタンの値が表示されます。上下カーソルで別のボタンに選択を替え、エンターキーで選択を確定できます。(確定すると、「5:ラジオボタン」の下の空白行に、選択結果が反映されます。)

<select>->「6:セレクト」の下の行に初期値が表示されますので、エンターキーを押すと、一番上のメッセージ行に、初期値が表示されます。上下カーソルで別の値に選択を替え、エンターキーで選択を確定できます。

(確定すると、「6:セレクト」の下の行に、選択結果が反映されます。)

<select multiple>->「7:マルチプル」は、複数の値を選択することができます。「7:マルチプル」の下の行に初期値が表示されますので、エンターキーを押すと、一番上のメッセージ行に、初期値に続いて、「(選択)」という文字が表示されます。スペース・キーを押すことによって、選択したり、選択をはずしたりすることができます。

「(選択)」という文字が表示された状態で、エンターキーを押すと、「7:マルチプル」の下の行に、確定した値が、反映されます。この一連の操作を複数回繰り返すと、複数確定した値が、カンマ区切りで、「7:マルチプル」の下の行に、反映されます。

「送信して終了」の行にカーソルを移動し、エンターキーを押すと、フォームの1~7までに入力した値が、送信先のページに反映されます。

 また、ユーザはALTAIRが自動的に作成したフォーム入力用のURLを加工することもできます。それをsearch.htmlやurl.htmlに追加してカスタマイズしていけばフォーム入力がとても簡単に行えるようになります。

(search.htmlについては、手動で絶対URIにしてから追加する必要があります。またurl.htmlについては自動的に処理してくれるので手動作業は必要ありません。)

 この際、フォーム入力用のURL表記にはいくつかALTAIR固有の書式があります。

1. {method=post}によるpost型送信の指定

http://example.com/cgi-bin/postform.cgi{method=post}?name=aaa&email=bbb&comment=ccc

のように表記することでpost型のフォームであることをALTAIRに知らせることができます。

2. {method=get}によるget型送信の指定

http://example.com/cgi-bin/getform.cgi{method=get}?nsearch=aaa

のように表記することでget型のフォームであることをALTAIRに知らせることができます。

3.フォーム入力用URL

http://example.com/cgi-bin/postform.cgi{method=post}?name{text}=aaa&passwd{password}=bbb&mark{check}[ccc]=on&sex{radio}{R1,R1}{R2,R2}&age{select}{10,10}20,20{30,30}&comment{textarea}=&xx{submit}=OK

テキスト

書式: 変数名{text,最大入力文字数}[タイトル]=デフォルト文字列

最大入力文字数、[タイトル]は省略可能

タイトルはINPUTタグの直前の文字列で、フォーム入力時に「」内に表示される

パスワード

書式: 変数名{password,最大入力文字数}[タイトル]=デフォルト文字列

最大入力文字数、[タイトル]は省略可能

タイトルはINPUTタグの直前の文字列で、フォーム入力時に「」内に表示される

チェックボックス

書式: 変数名{check}[タイトル]={チェック時の値}

[タイトル]は省略可能

タイトルはINPUTタグの直後の文字列で、フォーム入力時に「」内に表示される

ラジオボタン

書式: 変数名{radio}={値1,表示文字列1}値2,表示文字列2{値3,表示文字列3}・・

選択時には表示文字列が表示されて、cgiには対応する値が送信される。

=の右の{}でくくられていない値がデフォルトで選択済みとなる。

セレクト

書式: 変数名{select}={値1,表示文字列1}値2,表示文字列2{値3,表示文字列3}・・

選択時には表示文字列が表示されて、cgiには対応する値が送信される。

=の右の{}でくくられていない値がデフォルトで選択済みとなる。

セレクト(複数選択可)

書式: 変数名{multiple}={値1,表示文字列1}値2,表示文字列2{値3,表示文字列3}・・

選択時には表示文字列が表示されて、cgiには対応する値が送信される。

=の右の{}でくくられていない値がデフォルトで選択済みとなる。

テキストエリア

書式: 変数名{textarea}[タイトル]=デフォルト文字列

[タイトル]は省略可能

タイトルはINPUTタグの直前の文字列で、フォーム入力時に「」内に表示される。

入力文字列内の\nは0x0d,0x0aに変換される。もし\nの文字列を送りたい場合は

\\nを入力する。

不可視変数

書式: 変数名{hidden}=値

送信ボタン

書式: 変数名{submit}=値

変数名は省略可(この場合は、{submit}= となる。)

イメージ

書式: 変数名.x=0,変数名{image}.y=0

送信ボタンと同様の機能を有する。

4. フォーム入力内の特殊文字と改行文字

手入力でURLを編集してフォーム入力を行う場合は、特殊文字と改行の入力は以下のルールに従ってください。

& → \&

= → \=

{ → \{

} → \}

改行 → \n

 しかし、'&' '=' '+' '{' '}'は極力入力文字に含めないでください。誤動作の原因になる可能性があります。どうしてもこれらの記号を使いたい場合は全角文字とすることをお勧めします。

7-13 文字コードの指定

SHIFT+CTRL+6 CHANGECHARACTERコマンド: フォームの送信に、SHIFT JIS, EUC, JIS, UTF-8, AUTOのうちのどの文字コードを使用するかを選択します。デフォルトは自動判別です。自動判別で文字化けするときには、手動で文字コードを指定してください。

 一般には、フォーム入力したデータを送信する場合、ALTAIRはフォームが記述されているページの文字コードを調べて同じ文字コードで送ります。ただし、search.htmlのようなローカルファイルから直接フォーム送信する場合には、ウェブページの文字コードを知ることができないため、search.htmlではあらかじめ各検索エンジンに合わせて、URLに{charset=xxx}といった拡張表記を加えています。ご自身でsearch.htmlを編集する場合は、同様に{charset=xxx}という記述をするか、その都度SHIFT+CTRL+6で指定する必要があります。

7-14 MAPとFRAME

 ALTAIRはMAPやFRAMESETといったタグの内部に記述されたURLを通常のリンクと同じように処理することでイメージ・マップ(クライアントサイド)やフレームにも対応しています。操作方法は通常のリンクと同じです。

7-15 FTPとの連携

 ALTAIRはFTPでファイルのダウンロードを行うこともできます。

 FTPを使うためには、自分のメールアドレスを設定する必要があります。anonymous ftpでは、サーバーからパスワードの入力が求められますが、そこでは自分のメールアドレスを伝える慣習になっています。メールアドレスはal.cfgの-=オプションで設定します。

 ftp://で始まるURLを直接指定するかリンクから選ぶとダウンロードがはじまります。ローカル・ファイル名を尋ねますので、適当な名前を入力します。FTPの受信は、SHIFT+ESCで中断できます。操作はこれだけです。

 ダウンロードしたファイルはデフォルトではC:\winal\ftpに保存されます。これはHTTPでダウンロードした場合も同じです。

ftp://ftp.jsrpd.jp/pub/altair/win/

あるいは

ftp://ftp.jsrpd.jp/pub/altair/win/*

のようなURLをたどると、ディレクトリ (ファイル・リスト) を表示します。

 取得したファイル・リストはHTML形式に加工して表示しますので、リンクを選ぶとファイルのダウンロードを行うことが出来ます。

 ALTAIRは認証FTPからのダウンロードにも対応しています。

ftp://userid:password@host/path

のようにURLを記述すると、認証FTPでダウンロードできます。

7-16 メールとの連携

 まず、メール環境を整えてください。詳しくは9-3 使用前の各種設定メーラーの設定を参照してください。

 メーラーの設定が整っていれば、mailto:で始まるURLを直接指定するか、mailto:リンクの上でGコマンド(もしくはF1)を実行することによりメール送信に入ります。サブジェクトを入力してください、と尋ねますので、サブジェクトを入れてエンターキーを押します。するとALTAIRが送信フォームを自動的に開きます。from, to, subjectはすでに設定済みになっています。

 本文を入力してF2の「保存して終了」を選択するとoutboxに未送信メールができます。

 つぎにF1を2回を押し「送信」を実行するとメールを送信することができます。

7-17 プロクシーサーバーの利用

 プロクシーサーバーを利用してWebページにアクセスしたいときは、al.cfgにプロクシーサーバーのホスト名とポート番号を-:HOST.DOMAIN:PORTの書式で指定します。

例:

-:proxy.example.com:8000

7-18 ブラウザ・モード

CTRL+DEL → エディタ・モード、ブラウザ・モード、メーラー・モードの切り替え

ALT D B → ブラウザ・モード

 連続してインターネットを利用する場合、いちいちSHIFT+F6を入力してからインターネット関連のコマンドを実行するのは煩わしいかもしれません。そのようなときは、CTRL+DELでブラウザ・モードを固定することができます。こうしておけばSHIFT+F6を入力せずにファンクションキーを押すだけでインターネット関連コマンドを実行することができます。同じキーでメーラー・モード、エディタ・モードに切り替わります。

 ブラウザ・モードではアルファベット・キーによるコマンド選択はできません。そのかわり、文字入力やカーソル移動、ホットキーはエディタ・モードと変わりなく使用できます。

なお、ブラウザ・モードを使用するには環境設定機能のALTAIR設定より、「ブラウザ・モード」を「あり」に設定してください。

ALTAIRはヘルプの閲覧中はヘルプ・モードで動作します。ヘルプに記載されている外部へのリンクにジャンプするとヘルプ・モードを抜けて、外部リンク先のWEBページの内容が表示されます。その際にエディタ・モードとブラウザ・モードのどちらのモードを使用するかについては、ALTAIR設定の「ヘルプ外部リンク」の項目で指定します。なお、「ブラウザ・モード」が「なし」に設定されている場合には、「ヘルプ外部リンク」項目を「ブラウザ・モード」と指定しても「エディタ・モード」の動作となります。

7-19 FTPによるWebページ管理

SHIFT+F6(O) OUTPUTHOMEPAGEコマンド: FTPを使って自分のWebページのあるサーバーとの間でファイルの送受信を行います。

 ALTAIRディレクトリ中のveftp.scrにユーザがスクリプトを記述しておくことで、自分のWebページのあるサーバーにファイルを送信したり、そこからファイルを受信したりすることができるようになります。

例1

------VEFTP.SCR

action=basic

host=fuji

home=public_html

user=ishikawa

password=PASSWORD

例2

------VEFTP.SCR

action=custom

host=rt3205

user=ishikawa

password=PASSWORD

cd public_html

mput c:\homepage\*.htm

bye

 スクリプトの記述方法は以下のルールに基づいて行います。

1. 送信(受信)は複数のホストに対して複数のユーザとして行うことができる。一つのセッションはaction=でかならず開始する。

2. action=basic/custom

 basicでは現在読み込んでいるHTMLソースをputする。ユーザはリモートでのファイル名を入力するように求められる。デフォルトは読み込んでいるHTMLファイルと同じ名前。

 customではログイン後のコマンドをすべてユーザが記述する。

3. host= user= password=はかならず設定しなければならない。home=はaction=basicで必ず設定しなければならない。

4. action=customのセッションはかならずbyeで終わらなければならない。

 またaction=basicでは、putしたファイルのコピーがwinal\homepageに保存される。

7-20 cookieとauthentication

SHIFT+CTRL+\ → クッキーの受け付けのオンとオフ

 ALTAIRは、cookieやauthentication(basic)といったユーザ認証に対応しています。

 cookieとは、Webサーバーが発行する「クッキー」と呼ばれる小さなデータを使ったユーザ情報管理の仕組みです。ALTAIRは受け取ったクッキーを、ALTAIRディレクトリのcookie.datに保存し、次のアクセスからそれを使ってアクセスを行います。

 cookieはユーザ情報のやりとりや買い物かご方式のショッピングでよく用いられています。前者のユーザ情報のやりとりでは、ブラウザから入力したユーザ情報に対して、サーバーがクッキーを発行します。それをブラウザが保存しておいてアクセスする度にそれを送り返します。

 また買い物かご方式のショッピングでは、たとえば買い物を買い物かごに入れる度に新しいクッキーが発行され、それをためておいて会計の際に全部のクッキーを送るような使い方をすることがあります。クッキーの保存はサーバー側の指示に依存します。買い物かごに商品を入れるために使ったクッキーは、一般にショッピングが終われば廃棄されます。ALTAIRではALTAIR終了時にそうした処理を行います。

 SHIFT+CTRL+\でクッキー・オフに設定すると、ALTAIRはWebページにアクセスする際に、保管してあるクッキーを送信しません。登録してあるユーザ情報を変更したいときなどにはオフにする必要があります。デフォルトはクッキー・オンです。

 一方、authenticationでは、初回だけIDとパスワードの入力を求められます。一度入力したIDとパスワードはALTAIRディレクトリのauthen.datに記録されます。二回目からは認証処理は自動化されます。

7-21 SSL

 ALTAIRはSSL(Secure Socket Layer)という暗号通信に対応しています。SSLはオンライン・ショッピングなどでクレジットカードの番号等を送信する際の機密保持の方法として標準的なものです。これにより、HTTPSプロトコルのWebページにもアクセスできます。

 ALTAIRはSSLv3, TLSv1, SSLv2に対応しています。ただし、SSLv2でのアクセスにしか対応していないサーバーにアクセスすると、1分程アクセスに時間がかかります。ssl2.lstファイルにそのサーバーのURLを記述することでアクセスが速くなります。

7-22 RAS

 ダイアルアップネットワークが正しく設定されており、なおかつIE4以上がインストールされていれば、ダイアルアップは自動的に行われますのでSHIFT+F4の「ダイアルアップ接続」を実行する必要はありません。

 切断の場合は、SHIFT+F5の「ダイアルアップ切断」を実行するほうが電話料金の節約になります。

7-23 DAISYの再生

 ALTAIRはDAISYのSMILファイルを読み込んでDAISYデータを再生することができます。

 WAV ADPCM MP3の各コーデックに対応しています。

 SMILファイルのgetは一般のWebページのgetと同じです。

 ネットワーク上にあるなら

http://example.com/sample.smil

 ローカルに存在するなら

file://c:\path\sample.smi

をgetすればただちに再生します。

再生中に以下の操作ができます。

N : 次のaudioエレメントへ

B : 前のaudioエレメントへ

R : 現在のaudioエレメントの先頭部分へ

P : ポーズ及びリスタート

F : 最初のaudioエレメントへ

H : スピードを速くする (0.2刻みで2倍速まで)

L : スピードを遅くする (0.2刻みで1倍まで)

T : text srcで指定されたファイルを出力 (デフォルト)

U : text srcで指定されたファイルを出力しない

X : プログラムの終了

Q : プログラムの終了(UXに等しい)

7-24 構造表示機能

SHIFT+CTRL+'-' 構造表示機能のオン・オフ

 ALTAIR Version 3.0からWebページの表示方法として、構造表示機能を導入しました。

 構造表示モードでは、見出し、テーブル、リストなどの論理的な構造を提示します。さらにページ内リンクを識別する記号を付加します。デフォルトでは構造表示はオフです。

 SHIFT+CTRL+'-'により、構造表示機能のオンとオフを切り替えることができます。この指定は次回のレンダリングから反映されるので、現在読んでいるWebページの表示方法を変えたい場合にはリロードしてください。

 また、al.cfgでは-/オプションで構造表示をオフ(従来のレンダリング)にしています。デフォルトで構造表示機能をオンにしたい場合には、-/をコメントアウトしてください。

【第8章 英語音声エンジンによる英語読み上げ】

8-1 英語モード

SHIFT+F9 → 英語モードのオンとオフ

 英語音声エンジンを用いた本格的な英語読みができます。英語モードをオンにすると、文字入力、上下カーソル、Insキーで英語音声エンジンによる英語読みを行います。

 「読まない」をオンにすると、記号処理を英語音声エンジンに委ねます。オフではすべての記号を読み上げます。

【第9章 メール機能】

9-1 メーラー・モード

CTRL+DEL → エディタ・モード、ブラウザ・モード、メーラー・モードの切り替え

ALT D M → メール

CTRL+DELキーは、トグル式にコマンドを選択するようになっていて、CTRL+DELキーを1回押すと、ブラウザ・モード、2回押すと、メーラー・モードに切り替わります。3回押すと、エディタ・モードにもどります。

9-2 終了

ALTAIRを終了する方法は以下の通りです。

・エディタ・モードに戻って、F2を3回押すと、「終了」というメッセージが表示されますので、エンターキーを押します。「終了しますか?」と尋ねますので、エンターキーを入力して終了します。

・SHIFT+CTRL+Kを入力すると、「終了しますか?(Enter/Esc)」と確認しますので、エンターキーで終了します。

・ALT+F4を押すと、確認なしでただちに終了します。

9-3 使用前の各種設定

CTRL+F6 → 環境設定1

ALTAIRが起動したら、CTRL+DELキーを2回押してメーラー・モードに切り替え、CTRL+F6を押して、環境設定を行います。

アカウント名

 好きなアカウント名を指定します。

 なおアカウント名は、メールをサーバーに残す設定をした時に、メールをどこまで取得したかを保存しておくデータファイルの名前にもなります。

 なお、そのデータファイルの拡張子は自動的に*.idになりますので、ALTAIRディレクトリに*.idの拡張子で他のファイルを作らないでください。

 複数のアカウントで同じ受信フォルダを共有した場合に、違うファイル名を指定することによって

 サーバーにメールを残したままアカウントごとに未読の管理が出来ます。

メールアドレス(ADDRESS)

 プロバイダやネットワーク管理者から割り当てられているメールアドレス(アカウント)を入力します。メールが送信されるときにFrom:フィールド(差出人)に使用するアドレスです。

YAMADA Taro <yamada@example.org>

のように名前を付けて入力することもできます。

送信用メールサーバ(SMTP)

 送信用メールサーバ名を入力します。

受信用メールサーバ(POP)

 受信用メールサーバ名を入力します。

POP認証ユーザー名

受信用メールサーバ(POP)のユーザ名を入力します。

パスワード

 プロバイダやネットワーク管理者から割り当てられている、メールサーバアクセス用のパスワードを入力します。

 このパスワードは、他のユーザに知られてしまうのを防ぐためにALTAIRのウィンドウには表示されず、代わりに*が表示されます。

送受信用ファイルパス

 メールの送受信を行うディレクトリのパス名を入力します。

 ドライブ名も含め、絶対パスで指定してください。

(例) C:\winal\mailbox

返信引用符

 メール返信時の引用部分を示す符号を指定します。

 一般的には"> "や"| "がよく用いられています。

受信したメールをサーバに残す(Y/N)

 メールを自分のパソコンに取り込んだ後、メールサーバ上に蓄積されているメールをそのままにするかどうかを指定します。

 通常は'N'を指定します。

署名ファイル

 メールの末尾に追加する署名ファイルをここで指定します。

 署名ファイルが保管されている場所とファイル名を絶対パスで指定します。

(例) C:\winal\sign.txt

折り返し桁数

 送信するメールを折り返す桁数を設定します。一般的には70くらいが良いでしょう。

POP before SMTPを使う(Y/N)

 メールを送信する際にPOP認証を行うかどうかを指定します。お使いのプロバイダ等でPOP before SMTPが必要な場合には'Y'を入力してください。

 通常は'N'を指定します。

SMTP AUTHを使う(Y/N)

 メールを送信する際にSMTP認証を行うかどうかを指定します。お使いのプロバイダ等でSMTP認証が必要な場合には'Y'を入力してください。

 通常は'N'を指定します。

SMTP AUTH認証ユーザー名

 SMTP認証に必要なユーザー名を設定します。

 指定しなかった場合は、POP認証と同じユーザー名が使用されます。

SMTP AUTHパスワード

 SMTP認証に使用するパスワードを設定します。

 SMTP AUTH認証ユーザー名を指定しなかった場合は、POP認証と同じパスワードが使用されます。

 このパスワードは、他のユーザに知られてしまうのを防ぐためにALTAIRのウィンドウには表示されず、代わりに*が表示されます。

SMTP ポート番号

 SMTPサーバと接続する際に使用するポート番号を指定します。通常は25番を指定してください。プロキシやポート転送などの特殊な接続を行う場合にのみ別の番号を指定してください。

POP ポート番号

 POPサーバと接続する際に使用するポート番号を指定します。通常は110番を指定してください。プロキシやポート転送などの特殊な接続を行う場合にのみ別の番号を指定してください。

SSLを使う(Y/N)

 メールの送受信にSSLを使う場合には'Y', SSLを使用しない場合には'N'を指定してください。SSLを使う場合には前述のSMTPポート番号、POPポート番号について接続するメールサーバの指定に合わせて設定してください。SSL使用時のSMTPポート番号は465、POPポート番号は995が一般的です。

迷惑メールしきい値(0-10)

 迷惑メールとみなす判定値を0から10の範囲で指定します。数字が少ないほど迷惑メールと判定されやすくなります。4がデフォルトの値です。0を指定すると全てのメールが迷惑メールと判定されますので注意してください。

 各項目入力を終了し、F1(保存しないで終了)、もしくはF2(保存して終了)を押して、保存を指示すると、利用可能状態になります。

 また、設定された項目はmail.cfgというファイルに書き込まれていますので、必要に応じてエディタなどで修正することが可能です。ただし、パスワードは暗号化して記録する必要があるので、ALTAIRで設定してください。

---------- mail.cfg例 ----------

-H

-D

-U

-uyamada"POP認証ユーザ名"

-P********"暗号化されたパスワード"

-smail.example.org"送信サーバ名"

-pmail.example.org"受信サーバ名"

-fYAMADA Taro <yamada@example.org>"メールアドレス"

-mC:\winal\mailbox"送受信ファイルパス"

-r>["返信引用符"

-kn

-nC:\winal\sign.txt"署名ファイル"

-c70"折り返し桁数"

-An

-zn

-Syamada

-a********

-itaro.id

-T25

-R110

-t4

-ln

------------------------------

9-4 基本操作

F1 → メール受信/送信

F1・1回 → 受信

ALT M V → 受信

F1を1回押すと、「受信」というメッセージが表示されます。エンターキーを押すと、ネットワーク上のメールサーバーにあるユーザ宛の未読メールを取り込み、INBOXフォルダの受信済みメール一覧が表示されます。受信はSHIFT+ESCで中断することができます。受信中にはメールの数を読み上げますが、PAGEUPキーで読み上げを止めることができます。

受信が終わったら、上下カーソルで読みたいメールを選択し、エンターキーを押すと、メールの内容が表示されます。

メールの内容を閉じて、受信済みメール一覧に戻りたい時は、F2を1回押すと、「リストに戻る」が表示されますので、エンターキーを押します。

また、閲覧中のメールをテキスト保存することができます。F2・2回で「保存」、3回で「ブロック保存」、4回で「ブロック保存」の各機能が使えます。

それ以外にもエディタ・モードの機能のうち閲覧のために必要な機能はエディタ・モードと同様に使えます。

F1・2回 → 送信

ALT M E → 送信

F1を2回押すと、「送信」というメッセージが表示されます。エンターキーを押すと、OUTBOXフォルダにある送信待ちのメールを全て送信します。

送信後、「送信完了」のメッセージが表示されます。

送信はSHIFT+ESCで中断することができます。

F2 → 新規メール/返信/転送

F2・1回 → 新規メール

ALT M C → 新規メール

F2を1回押すと、「送信メール作成」というメッセージが表示されます。エンターキーを押すと、「送信先:」というメッセージが表示されますので、メールアドレスか、アドレス帳(alias.rcファイル)に登録されている相手の名前を入力します。送付先は、複数指定可能です。,(カンマ)で区切って入力します。入力後、エンターキーを押すと、「Subject:」が表示されるので、サブジェクトを入力します。

ここまでは、Escキーでキャンセルすることができます。

サブジェクトを入力後、エンターキーを押すと、送信用ファイルが開き、メールの内容が表示されます。ここでキャンセルをしたい時は、F2を3回押すと「保存しないで終了」というメッセージが表示されますので、エンターキーを押します。フォルダのメール一覧に戻ります。

メールの内容は、一番上の行からFrom:、To:、Cc:、Bcc:、Subject:、X-Attach:の順に表示され、点線の下の用件を書く位置にカーソルが置かれます。

用件を書き、必要であれば、Cc、Bccを入力後、F2を1回押すと、「保存して終了」が表示されます。エンターキーを押すと、OUTBOXフォルダの送信待ちメール一覧が表示され、今保存したメールが一覧に追加されていることが確認できます。

F2を2回押した場合、「草稿として保存」が表示されます。エンターキーを押すと、DRAFTBOXフォルダのメール一覧が表示され、今保存したメールが一覧に追加されたことが確認できます。

メールに既存のファイルの内容を挿入したい場合は、F1を押します。「挿入」というメッセージが表示されますので、エンターキーを押します。「ファイル名」というプロンプトが表示されますので、「開く」の操作と同様にファイル名を指定すると、ファイルの内容が、メールに挿入されます。

F2・2回 → 返信

ALT M R → 返信

INBOXフォルダの受信済みメール一覧から上下カーソルで、返信したいメールを選択し、

F2を2回押すと、「返信メール作成」というメッセージが表示されます。エンターキーを押すと、返信メールの内容が表示されます。From:には自分のメールアドレス、To:にはメールをくれた人のメールアドレス、メッセージの部分には、"In reply to ..."が表示され、カーソルはメッセージ入力位置示します。返信内容を記入した後、F2を1回押すと、「保存して終了」が表示されますので、エンターキーを押して保存します。F1を2回押して、送信完了です。

F2・3回 → 転送

ALT M F → 転送

INBOXフォルダの受信済みメール一覧から上下カーソルで、転送したいメールを選択し、F2を3回押すと、「転送メール作成」というメッセージが表示されますので、エンターキーを押します。「送信先:」というメッセージが表示されたら、転送先アドレスを入力し、エンターキーを押します。「FW:」に続いて、メールのサブジェクトが表示されますので、書き換えないならそのままエンターキーを押してください。すると、"Forwarding"という文字列に続いて、メールの内容が表示されます。F2を1回押すと、「保存して終了」というメッセージが表示されますので、エンターキーを押して保存し、F1を2回押して、送信します。

9-5 ファイルの添付

 メールにはファイルを添付できます。

 メール作成時には、以下のようなヘッダがエディタに読み込まれています。

------------------------------

From: abcd@example.com

To: staff@example.com

Cc:

BCC:

Subject:

X-Attachment:

----------------------------

 "X-Attachment:"の後に添付したいファイル名を絶対パスで指定します。ファイル名をコンマで区切ることで複数ファイルを添付できます。メールの送信時には、添付ファイルはMIME形式でエンコードされ、本文の後に付加されて送信されます。

9-6 添付ファイルの取り出し

F4 → 添付ファイルの取り出し

ALT M X → 添付ファイルの取り出し

メール一覧で、上下カーソルで移動して、添付ファイルを取り出したいメールを選択し(ファイルが添付されているメールには、メール一覧の左側に*印がついています)、F4を押すと、「添付ファイル取り出し」というメッセージが表示されます。エンターキーを押すと、attachディレクトリに添付ファイルが保存されます。

添付ファイルを取り出す際に、添付ファイルの保存もしくは添付ファイルの実行が選択できます。添付ファイルの保存は、全ての添付ファイルを一度に保存します。添付ファイルの実行には、表示される添付ファイル選択メニューから実行するファイルを一つ選んでください。添付ファイル実行時にはMicrosoft Wordなどの文書ファイルはテキスト情報が抽出されロードされます。拡張子が.asx, .mp3, .avi, .wmv, .wav, .mpg, .wmaのファイルについてはメディアプレーヤが呼び出されて再生されます。

9-7 メールの削除と移動

受信したメールの不要なものは削除し、必要なメールは複数のフォルダに分類して保存すると便利です。ここでは、メールの削除と移動の操作について説明します。

メールボックスにはいくつかの既定のフォルダが用意されています。受信したメールはINBOXというフォルダに入ります。未送信のメールはOUTBOXフォルダに入り、送信済みメールはSENDBOXというフォルダに入ります。書きかけのメールはDRAFTBOXというフォルダに入ります。MAILBOXフォルダは保管用メールを入れる場所として用意されています。また、ごみ箱用としてDUSTBOXというフォルダが用意されています。

F5 → メール削除

ALT M D → メール削除

メール一覧を上下カーソルで移動して、削除したいメールを選択し、F5を押すと、「メール削除」というメッセージが表示されます。エンターキーを押すと、「メールを削除しますか?(Y/N)」と尋ねますので'Y'を押すと、メールが削除されます。削除されたメールはDUSTBOXのフォルダに移動します。

F9・2回 → ダストボックスクリア

F9を2回押すと、「ダストボックスクリア」というメッセージが表示されますので、エンターキーを押します。「ダストボックスを削除しますか?(Y/N)」と尋ねますので、'Y'を押します。すると、DUSTBOXフォルダの中のメールが全て削除されます。

F9・4回 → 新たなメールフォルダを作成

新たなメールフォルダを作成します。F9・4回押すと、「フォルダ名を入力してください」というメッセージが表示されます。新たなメールフォルダ名を入力してエンターキーを押すと、新規にメールフォルダが作成されます。以降、このメールフォルダにメールの移動が行なえるようになります。

F6 → 移動/一括移動

F6・1回 → 移動

メール一覧を上下カーソルで移動して、移動したいメールを選択し、F6を押すと、「移動」というメッセージが表示されます。エンターキーを押すと、「フォルダ名を入力してください」というメッセージが表示されますので、移動先のフォルダ名を入力してエンターキーを押します。フォルダはmailboxフォルダ内にあるものを、絶対パスでなくフォルダ名を直接入力します。すると、移動先フォルダにメールが移動されます。フォルダ名を指定する代わりにエンターキーを押すとmailboxフォルダ内のフォルダリストが出ますので、上下カーソルでフォルダを選択してエンターキーを押すとメールが移動します。

また、指定したフォルダ名がmailboxフォルダ内にない場合には「フォルダを作成しますか?」と表示されます。Yを入力すれば新しいフォルダが作成されメールはそのフォルダに移動します。Nを入力すれば移動の操作はキャンセルされます。

F6・2回 → 一括移動

F6を2回押すと、「一括移動」というメッセージが表示されます。エンターキーを押すと、「フォルダ名を入力してください」というメッセージが表示されますので、移動先のフォルダ名を入力してエンターキーを押します。すると、フォルダ内の全てのメールが移動先フォルダに移動されます。

フォルダ名を指定する代わりにエンターキーを押すとmailboxフォルダ内のフォルダリストが出ますので、上下カーソルでフォルダを選択してエンターキーを押すとメールが移動します。また、指定したフォルダ名がmailboxフォルダ内にない場合には「フォルダを作成しますか?」と表示されます。Yを入力すれば新しいフォルダが作成されメールはそのフォルダに移動します。Nを入力すれば移動の操作はキャンセルされます。

F7 → 振り分け

F7を押すと、「振り分け」というメッセージが表示されますので、エンターキーを押します。「メールの整理をしますか?(Y/N)」と尋ねますので'Y'を押すと、指定されたフォルダ内のすべてのメールを、ALTAIRのプログラムディレクトリにあるrefile.rcファイルでの指定に従って別のフォルダに振り分けます。

スクリプトは下のように記述します。

<フィールド名>=<フィールドボディー>:<移動先フォルダ>

1. フィールド名

ヘッダフィールド名を指定する。From:やTo:だけでなく、Sender:やX-ML-Name:なども指定できる。

2. フィールドボディー

フィールド名に対応する文字列。正規表現を使用することはできません。

3. 移動先フォルダ

この条件に該当するメッセージを保存するフォルダを指定します。

例:

-----

From=MAILER-DAEMON:dustbox

To=alw:alw

Cc=alw:alw

...

-----

9-8 フォルダ移動

F8 → フォルダ移動

F8を押すと、「フォルダ移動」というメッセージが表示されます。エンターキーを押すと、「フォルダ名を入力してください」というメッセージが表示されますので、移動したいフォルダ名を入力し、エンターキーを押します。すると、移動先フォルダのメール一覧が表示され、移動先フォルダに移動したことが確認できます。

SHIFT+F1 → INBOX

SHIFTキーを押しながら、F1を押すと、「INBOX」というメッセージが表示されますので、エンターキーを押します。

INBOXフォルダに移動します。

SHIFT+F2 → OUTBOX

SHIFTキーを押しながら、F2を押すと、「OUTBOX」というメッセージが表示されますので、エンターキーを押します。

OUTBOXフォルダに移動します。

SHIFT+F3 → DRAFTBOX

SHIFTキーを押しながら、F3を押すと、「DRAFTBOX」というメッセージが表示されますので、エンターキーを押します。

DRAFTBOXフォルダに移動します。

SHIFT+F6 → MAILBOX

SHIFTキーを押しながら、F6を押すと、「MAILBOX」というメッセージが表示されますので、エンターキーを押します。

MAILBOXフォルダに移動します。

SHIFT+F7 → SENDBOX

SHIFTキーを押しながら、F7を押すと、「SENDBOX」というメッセージが表示されますので、エンターキーを押します。

SENDBOXフォルダに移動します。

SHIFT+F10 → DUSTBOX

SHIFTキーを押しながら、F10を押すと、「DUSTBOX」というメッセージが表示されますので、エンターキーを押します。

DUSTBOXフォルダに移動します。

9-9 迷惑メール振り分け

メールサーバで迷惑メール(SPAM)防止用のフィルタを利用している場合には、迷惑メールと判定されたメールのヘッダーに「X-Spam-Flag: Yes」という行、もしくは「X-Spam-Level: 」で始まる行が追加されます。「X-Spam-Level:」の後ろには迷惑メールの可能性を示す+の文字が複数個記述されます。ALTAIRでは、指定した個数以上+の文字が並んだ場合に迷惑メールとして扱います。

F7・2回 → 迷惑メール振り分け

迷惑メール振り分け機能は、現在表示中のフォルダ一覧中のメールが迷惑メールと判定されているかを全て調べて、迷惑メールをSPAMというフォルダに移動するものです。一般的に迷惑メールの判定機能は完全ではないので、時々SPAMフォルダに移動されたメールを調べて、必要なメールが移動されていないかをチェックすることをお勧めします。

9-10 メールの検索

F3 → メールの検索

F3・1回 → クイックメール検索

ALT M Q → クイックメール検索

F3を押すと、「クイックメール検索」というメッセージが表示されます。

エンターキーを押していくと、「Subject:」、「発信者(From):」、「送付者(To):」、「日付(Date):」と表示されますので、検索したい条件を入力します。最後に「検索開始」が表示されますので、エンターキーを押すと、メール一覧から条件に合致したメールのINDEXが表示されます。

クイックメール検索ではlist32.datというデータベースに取得した情報からの検索を行います。データベースに記録された情報は、たとえば「送付者(To):」のすべてを網羅しているとは限りません。より厳密に検索したいときは、次に解説する「メール検索」を実行します。

F3・2回 → 検索

ALT M S → 検索

F3を2回押すと、「メール検索」というメッセージが表示されます。

エンターキーを押して行くと、「Subject:」、「発信者(From):」、「送付者(To):」、「日付(Date):」、「メッセージ本文(Body):」と表示されますので、検索したい条件を入力して行きます。

「日付(Date):」の検索文字列は、"Fri, 5 Dec 2003"のようにメール本文のDate:の欄に実際に記載されている日付形式で指定します。(曜日、年は省略可能)

最後に「検索開始」が表示されますので、エンターキーを押すと、メール一覧の中から、条件に合致したメールのINDEXが表示されます。

条件に合致したメールの一覧から検索を実行すると、検索結果をさらにしぼり込むことができます。

F3・3回 → 前の検索結果に戻る

F3を3回押すと、「前の検索結果に戻る」というメッセージが表示されますので、エンターキーを押します。前の検索結果に戻ります。

F3・4回 → リスト検索

F3を4回押すと、「リスト検索」というメッセージが表示されます。エンターキーを押すと、「検索文字列:」と表示されますので、

検索したい文字列を入力してください。すると、メールの一覧上で、合致する検索文字列の上にカーソルが移動します。

F3・5回 → リスト逆向き検索

F3を5回押すと、「リスト逆向き検索」というメッセージが表示されます。エンターキーを押すと、「検索文字列:」と表示されますので、

検索したい文字列を入力してください。メールの一覧を、下から上に向かって、合致する文字列を検索します。

F3・6回 → リストあいまい検索

F3を6回押すと、「リストあいまい検索」というメッセージが表示されます。エンターキーを押すと、「検索文字列:」と表示されますので、

検索したい文字列を入力してください。リストあいまい検索では検索時に英字の全角・半角、大文字・小文字および数字の全角・半角の判別を行いません。

F3・7回 → リストあいまい逆向き検索

F3を7回押すと、「リストあいまい逆向き検索」というメッセージが表示されます。エンターキーを押すと、「検索文字列:」と表示されますので、検索したい文字列を入力してください。メールの一覧を、下から上に向かって、合致する文字列を検索します。リストあいまい逆向き検索では英字の全角・半角、大文字・小文字および数字の全角・半角の判別を行いません。

9-11 アドレス帳

 ALTAIRにはメールアドレスを簡単に入力するために、アドレス帳という機能が設けられています。頻繁に使用するメールの宛先(アドレス)に簡単に呼び出せる短いエイリアス名を設定しておくと、メールの送付先指定でメールの宛先を記述する代わりに、エイリアス名で指定できます。

F9・1回 → アドレス帳追加

メール一覧を上下カーソルで移動して、メールアドレスを登録したいメールを選択し、F9を1回押すと、「アドレス帳登録」というメッセージが表示されますので、エンターキーを押します。「アドレスに名前を付けてください」というメッセージが表示されますので、アドレスに付ける名前(エイリアス名)を入力し、エンターキーを押します。登録が完了し、「登録しました」というメッセージが表示されます。

アドレス帳の情報を記録しているalias.rcファイルを開くと、今、登録した名前が、'*alias'の右隣に記録されていて、その下に、発信者(From)のメールアドレスが記録されていることを確認できます。

F9・5回 → アドレス帳編集

アドレス帳の内容を編集するには、F9を5回押します。アドレス帳に記録されているエイリアス名が頭から順番に表示されるので、上下の矢印キーを押して、編集したいエイリアス名の箇所に移動します。次に、リターンキーを押すとメールアドレスの一覧がバッファに表示されるので、適宜メールアドレスの内容を編集します。編集が終了したらF2を押して、編集内容を保存します。編集を破棄する場合には、F1を押します。

 メール送信時の宛先はコンマで区切ることで複数の指定ができますが、数が多い時や決まったグループに対して送信する場合、毎回宛先を入力するのは大変な手間です。このような場合には、複数のメールアドレスから構成されるエイリアス名を作成して、使用すると便利です。

 AAAというエイリアス名で次の複数アドレスがアドレス帳に登録されているとします。

A001@bbb.example.com

A002@ccc.example.com

A003@eee.example.com

 また、CCCエイリアス名で次の複数アドレスがアドレス帳に登録されているとします。

C001@aaa.example.com

C002@bbb.example.com

C003@ccc.example.com

C004@ddd.example.com

 送付先指定に"AAA"と記入すれば、送信時には自動的に

A001@bbb.example.com

A002@ccc.example.com

A003@eee.example.com

 の3名にメールが配信されます。

 また、送付先指定に"AAA,CCC"と記入すると

A001@bbb.example.com

A002@ccc.example.com

A003@eee.example.com

C001@aaa.example.com

C002@bbb.example.com

C003@ccc.example.com

C004@ddd.example.com

 の7名にメールが配信されます。

9-12 スレッド・モード

F10 → スレッド・モードのオン・オフ

F10を1回を押すと、「スレッドオン」、2回押すと、「スレッドオフ」が表示され、スレッド・モードのオン・オフが切替わります。またスレッド・モードは/キーによってもオン・オフが切替わります。スレッド・モードに入っても見かけ上の変化はありません。しかし、上下左右カーソルキーによる動作が、スレッドに基づいた、それぞれU N . ,のキーに割り当てられている移動コマンドに変わります。スレッド・モード抜けると、上下左右カーソルキーによる動作は元の機能に戻ります。

9-13 その他の機能

F9・3回 → データベースの再構築

メール一覧はデータベースで構築されています。メールが破損したり、メール一覧のINDEXが壊れた等の不具合が起きた時にこのコマンドを使用して、データベースを再構築します。

F9を3回押すと、「データベースの再構築」というメッセージが表示されますので、エンターキーを押します。「データベースを再構築しますか?(Y/N)」と尋ねますので、'Y'を押します。メール一覧のデータベースを再構築します。メールの数が多い場合には、データベースを再構築にしばらく時間を要します。

SHIFT+F4 → 点字音声切り替え

SHIFTキーを押しながら、F4を1回押すと、「点字」、F4を2回押すと、「ボイスと点字」、F4を3回押すと、「ボイス」が表示され、それぞれ、「点字のみで表示」、「音声と点字で表示」、「音声のみで表示」に対応しています。なお、この機能は、「SHIFT+F5の点字表示オン」のときにのみ有効です。

SHIFT+F5 → 点字表示機ON/OFF

SHIFTキーを押しながら、F5を1回押すと、「点字表示オン」、2回押すと、「点字表示オフ」が表示されます。「点字表示オン」で、点字表示機に点字が表示されます。

SHIFT+F8 → カーソルジャンプ

SHIFTキーを押しながら、F8を押すと、「カーソル移動どこへ」が表示されますので、メールにふってある番号を入力し、エンターキーを押します。入力した番号のメールへカーソルがジャンプします。

SHIFT+F9 → SAPI言語切り替え

SHIFTキーを押しながら、F9を押します。英語用のSAPIがインストールされている場合、英語音声に切替えます。

9-14 エディット機能

メール作成中に、メールの内容に対する検索や置換、読み上げ、ブロック編集、ブロック保存・追加、カーソル移動など、エディタ・モードで使えるほとんどのエディタ機能を使うことができます。また、SHIFT+F10でマーク挿入、バックスペースまたはDELキーでマークのみの削除が行えます。

9-15 ショートカットキー

メーラーモードで利用できるショートカットキーについては、メーラーモードのコマンドキー一覧を参照してください。

9-16 マルチアカウント

CTRL+F6 → 環境設定1

CTRL+F7 → 環境設定2

CTRL+F8 → 環境設定3

CTRL+F9 → 環境設定4

CTRL+F10 → 環境設定5

ALT M O → 環境設定

 ALTAIRは5つまで、メールアカウントを扱うことができます。

 最後に設定したメールアカウントが、以後通常使用のアカウントになります。

 アカウントの設定では、以下の点に注意してください。

・受信したメールをサーバに残すかどうかの設定は、すべてのアカウント共通にしてください。

 なおそれぞれのアカウント設定はmail1.cfg, mail2.cfg, mail3.cfg, mail4.cfg, mail5.cfgに保存されます。

・送受信用ファイルパスは、アカウントごとに別にすることも、同じパスにすることもできます。同じパスにすると、メールボックスを共有することになります。

CTRL+F1 → アカウント1を選択

CTRL+F2 → アカウント2を選択

CTRL+F3 → アカウント3を選択

CTRL+F4 → アカウント4を選択

CTRL+F5 → アカウント5を選択

ALT M A → アカウントの選択

 上記の操作によりアカウントを変更することができます。

【第10章 シェル】

10-1 シェル

CTRL+HOME → シェルを起動する

ALT D S → シェルを起動する

 WindowsのコマンドプロンプトをALTAIRの中で操作することができます。コマンドプロンプトの出力を読み上げたり、ALTAIRの他のバッファに内容をコピーすることができます。Windowsのcmd.exeやcommand.comの他、Cygwin等のシェル等も使うことができます。

 コマンドプロンプトとは、Windowsに附属している"コマンドプロンプト"のことです。コマンドプロンプトでは、直接キーボードからコマンドと呼ぶ命令を入力して操作します。例えば、dirというコマンドを入力すると、ディレクトリーの一覧が表示されます。コマンドを覚える必要がありますが、慣れれば直接的に操作出来る便利な環境になります。

10-2 シェルの終了

 シェルはALTAIRの終了時に同時に終了します。しかし、Windows 95/98/Meではシェルが終了できない場合があるため、なるべくexitコマンドでシェルを明示的に終了させてからALTAIRを終了するようにしてください。

 また、一度exitコマンドでシェルを終了させた場合も、CTRL+HOMEで再度シェルを起動することができます。

10-3 コマンドの入力

 CTRL+HOMEでシェルを起動した後は、コマンドプロンプトと同じように入力することができます。

10-4 編集機能

 シェル・モードでは、ALTAIRの持つ編集機能のほとんどが利用できます。

10-5 改行無しコマンド入力

 SHIFT+エンターキー で、コマンドに改行無しで文字列を送ることができます。

 例えば、copyコマンドなどで、"xxを上書きしますか? (Yes/No/All)?"という問い合わせの場合は、コマンドプロンプトでは、1文字を入力する必要があります。しかしALTAIRのシェル・モードでは、エンターキーを押すまで文字はコマンドに渡らず、エンターキーを押すと改行文字を含めてコマンドを送ります。

 改行文字を含めずに文字列をコマンドとして送りたい場合には、SHIFT+改行を使います。たとえばy SHIFT+エンターキーと入力することで、yという文字のみを送れます。

10-6 コマンド履歴

 CTRL+/とSHIFT+CTRL+/で過去に入力したコマンドを呼び出すことができます。

10-7 音声再生

 CTRL+@ 自動音声再生のトグル

 ESC 自動音声再生の中止

 その他、CTRL+HOMEを使ってシェル・モードから一旦抜け、音声再生を止められます。

10-8 ファイル名補完

 CTRL+.とSHIFT+CTRL+.でファイル名の補完ができます。

ファイル名の補完機能は、ファイル名の一部を入力し、CTRL+.を押すと、ファイルにマッチするファイル名を表示します。

 続けてCTRL+.を押すと、次の候補が表示されます。また、SHIFT+CTRL+.で前の候補が表示されます。

 ファイル名の補完モードで、ディレクトリが見付かった場合は、ディレクトリ名の後ろに\を表示します。このフォルダに入って補完を行うには、*を入力後CTRL+.で補完モードに入ることでフォルダ内で補完を継続できます。

 以上の機能を使うと、ファイル名を全て手入力する必要が無く、素早くファイル名が入力できます。

10-9 シェル設定オプション

通常はシェル・モードが使うコマンドインタープリタには、cmd.exe又はcommand.comが自動的に設定されます。

ユーザが明示的に別のコマンドインタープリタを利用したい場合には、環境ファイル(al.cfg)で指定できます。

 -)Pcommand.com → コマンドインタープリタ

 -)I/q → コマンドインタープリタ起動時のパラメータ

 -)Rcrlf → コマンドインタープリタに送る改行コード crlf,lfが指定できます (指定しない場合はcrlf)

例 Cygwinのbashを使うには次のように指定します。

-)PC:\cygwin\bin\bash.exe

-)I--login -i

-)Rlf

10-10 タグジャンプ

F1 → タグジャンプ

 プログラマ向けの機能です。この機能は、シェル上で実行したコンパイラ等のエラー表示内のファイル名と行番号をALTAIRが読み、該当箇所にジャンプします。

 Visual C++、Borland C++のコンパイルエラー表示の所でタグジャンプキーを押すと、ファイル1にエラーの発生したファイルが開き、エラーの行へカーソルを移動します。

例えば、プログラムをコンパイルして次のようなエラーメッセージが表示されたとします。

c:\src\main.cpp(12) : error C2143: 構文エラー : ';' が 'else' の前に必要です。

この行でF1エンターと入力すると、ファイル1にmain.cppを開き、カーソルが12行目に移動します。

第4編 テクニカル・ガイド

【第1章 ホットキー】

1-1 ホットキー

 CTRL+文字キーによってもファンクションキー、SHIFT+ファンクションキー、その他のソフトキーによるコマンドを実行することができます。

 ALTAIRでは、ファンクションキーやSHIFT+ファンクションキー、その他のキーに割り当てられたコマンドを、CTRLキーを押しながら文字キーを押すことによって呼び出せるようにしています。このALTAIRオリジナルのコントロール・コマンドを「ホットキー」と呼びます。

 ファンクション・コマンドに対しては、文字キーのQからPをF1からF10の代用としています。

 ノート・パソコンのようにファンクションキーをはじめとするソフトキーの位置が分かりづらい場合はこちらの操作のほうが便利です。ホットキーについての詳細は、エディタモードのコマンドキー一覧を参照してください。

【第2章 al.cfgによる設定】

ALTAIRではほとんどの設定を環境設定機能より行えます。環境設定機能についての詳細は、4-1 環境設定機能を参照してください。環境設定機能から設定できない特殊な設定については本章の内容を参考に、al.cfgファイルを編集して設定を行ってください。

2-1 設定ファイル

 設定ファイルal.cfgはALTAIRと同じディレクトリに置きます。

 al.cfgには1行に1オプションずつ書いてください。

 -で始まる行をコマンドとして解釈します。

2-2 電話用通信ポートの指定

COM1 → -T1

COM2 → -T2

COM3 → -T3

COM4 → -T4

2-3 電話番号ヘッダー

電話番号の前に付けるヘッダーの指定

-HT、-HP、-HT0、-HT0011 など

2-4 電話用シリアルポートの通信パラメータ設定

-R9600N81

2-5 点字ディスプレイ用通信ポートの指定

COM1 → -A1

COM2 → -A2

COM3 → -A3

COM4 → -A4

ALVAドライバ, ブレイルセンスドライバによる接続ポートの自動検出 → -A0

ALVAドライバの使用時に、-A0以外のオプションが指定されると、指定されたシリアルポートでALVAの点字ディスプレイに接続されます。-A0のオプションが指定されると、次の順番で通信ポートにALVAの点字ディスプレイが接続されているかを調べ、見つかった通信ポートで点字ディスプレイとの通信が行われます。

USBポート

シリアルポート(COM1からCOM99にかけて)

プリンタポート(LPT1からLPT4にかけて)

シンクブレイルの点字ディスプレイでUSB接続を行う場合には、通信ポートのオプションには-A0を指定してください。

2-6 点字ディスプレイの種類

-B1 → パワーブレイル、ナビゲータ

-B2 → KGS ブレイルノート20A/40A

-B3 → ALVA ABT20/40/80 (アルバ・ブレイルターミナル)

-B4 → ブレイルライト

-B5 → KGS ブレイルノート46C/46D

-B6 → KGS ブレイルメモ16/24/46、ブレイルノート46X

-B7 → ALVA サテライト

-B8 → KBDC (KGS社の各機種を自動認識)

-B9 → ALVAドライバ (ALVA社の各機種を自動認識)

-B10 → PAC MATE

-B11 → ブレイルセンス

-B12 → シンクブレイル

-B13 → スーパーバリオ

-B14 → フォーカスブレイル

KBDCを使用する場合は、通信設定は、ポート番号と通信速度だけが使用されます。

ALVAドライバを使用する場合は、通信ポート・通信パラメータ設定は無視され、接続ポートはUSB・パラレルを含む全ポートから検索され、自動認識します。

2-7 点字ディスプレイ用シリアルポートの通信パラメータ設定

-S「通信速度(ボーレイト)」「パリティ」「ビット長」「ストップビット」「RTS-CTS制御オフ」

-S9600N81 (初期値)

-S9600N81C (例:VARIOをパワーブレイルエミュレーション(PB1)で使う。CオプションでRTS-CTS制御をオフにする。)

2-8 点字ディスプレイの桁数

-Z16

-Z18

-Z20

-Z24

-Z40

-Z44

-Z46

-Z80

2-9 点字ディスプレイの表示文字数

 点字ディスプレイの桁数以下の二桁の値を指定します。

 <点字ディスプレイの桁数-4>以下の値を指定すると、現在位置の桁を表示します。

-Dnn (ディスプレイ桁数以下の2桁の数)

2-10 ワードラップ

-L → 点字ディスプレイへの表示でワードラップを行う

2-11 点字表示と点訳モード

-I → ALTAIR起動時から点字ディスプレイへの表示をONにする

-Q1 → 日本語・英語2級

-Q2 → 日本語・英語1級

-Q3 → 情報処理・日本語

-Q4 → 日本語・情報処理

-Q5 → 北米コンピュータ・日本語

-Q6 → 日本語・北米コンピュータ・日本語

-Q7 → 無変換8点

-Q8 → 無変換6点

-Qij (1 ≦ i ≦ 8, 1 ≦ j ≦ 8) 例 -q17 二つの点訳モードのトグルになる

2-12 行番号表示

 al.cfgの-Uオプションを設定すると点字ディスプレイに現在行の行番号を表示します。

 ただしこの機能はal.cfgの-Dオプションの値が-Zオプションの値より4以上少ないときに有効になります。また、その場合現在位置を表示する機能は使えなくなります。

2-13 CD-ROMドライブの指定

-C1I:

-C2K:

-C3L:

2-14 CD-ROMの本番号の指定

-F11

-F21

-F31

2-15 CD-ROM名表示

-M1リーダーズ

-M2エイワ

-M3COD

2-16 電子辞書検索プログラムの選択

-W43

2-17 電子辞書検索の結果を読み込むファイルの指定

 電子辞書検索の結果を読み込むファイル指定 → --n

2-18 外字テーブル名指定

-!6C:\winal\PLUSS.EGN

2-19 電子辞書検索文字列入力時のIME制御

-$52

2-20 検索ツール固有オプション設定

-<7-s64

2-21 条件検索

 al.cfgで-01 -02 ... -0i -0jで指定する。電子辞書検索において条件検索を行うという設定。

2-22 確定エコー

確定エコー → -V

2-23 行読みモードを初期値とする

行読みモードを初期値とする → -G

2-24 ファイルバックアップを行う

ファイルバックアップを行う → -K

2-25 ファイラのファイル名表示を詳細モードにする

ファイラのファイル名表示を詳細モードにする → -4

標準モードに設定するときにはオプションを設定しません。

2-26 データ形式

-O0 → テキスト

-O1 → 日本語点字

-O2 → 英語点字

2-27 音声表示と点字表示の設定

-J1 → 音声メッセージ

-J2 → 点字メッセージ

-J3 → 音声と点字メッセージ

2-28 ホームページ設定

ホームページの設定 → -*

2-29 検索エンジンの設定

検索エンジンの設定 → -_

2-30 ホット・ファイルのラベル登録

->1label ->2label ... ->9label ->0label → ラベル登録

2-31 ホット・ファイル名登録

-+1name -+2name ... -+9name -+0name → ファイル名登録

2-32 マークの保存

マークをファイルに保存する → -|

2-33 ユーザIDの設定

メールアドレスの設定 → -=

2-34 アクセスしたWebページの自動ログ保存

al.cfgで-1で指定する。

2-35 ウェブページの構造表示モードを使用しない

ウェブページの構造表示モードを使用しない → -/

2-36 ホームを開くと自動的にブラウザモードにする

ホームを開くと自動的にブラウザモードにする → -5

ALTAIR 7.0以前と同様の動作にするときには、このオプションを設定しないようにしてください。

2-37 プロクシーサーバーの設定

プロクシーサーバーの設定 → -:HOST.DOMAIN:PORT

al.cfgに記述する。

2-38 置換後にカーソルを移動しない

置換後にカーソルを移動しない → -`

2-39 折り返し表示(墨字用)

折り返し表示(墨字用) → -.

2-40 折り返し表示(点字用)

折り返し表示(点字用) → -,

2-41 フォールド

フォールド(墨字) → -"

フォールド(点字) → -?

2-42 点字ファイルの読み込み形式

点字ファイルの読み込み形式、初期値はBASE形式、オプション設定でBRL形式 → -'

2-43 フォールド時のワードラップ

フォールド時のワードラップ → -[

2-44 ペイスト機能の限定

ペイスト対象文字列を最新のものに限定する → -]

2-45 カレントディレクトリ指定

al.cfgの-Eオプションを設定するとカレントディレクトリを指定することができます。

デフォルトは、ALTAIRをインストールしたディレクトリです。

例:

-EC:\cygwin\home\user

2-46 改行スキップ

SHIFT+END → 改行スキップのオン、オフ

 SHIFT+ENDで連続読みで改行をスキップするかどうかの切り替えができます。

 デフォルトではスキップしません。al.cfgで-{オプションを指定すると、SHIFT+ENDで切り替える前からスキップオンになります。

2-47 IMEの制御 -X

-X1 → 終了時にオフにする

-X2 → 起動時にオンにして終了時にオフにする

2-48 ブラウザモードを使わない

 ブラウザモードを使用しない場合は、この機能を抑制することができます。

-2 → ブラウザモードを使わない

2-49 ウィンドウ幅に合わせた折り返し表示

 見かけ上の折り返しをALTAIRのウィンドウ幅に合わせることができます。

-3 → ウィンドウ幅に合わせた折り返し表示

2-50 al.cfgのサンプル

 以下は設定ファイルの例です。

; ALTAIR for Windows Version 9.10 設定ファイル

; 2006/11/29 JSRPD & JUN ISHIKAWA

; al.cfgはwinal.exeと同じディレクトリに置いてください。

; オプションは一行に一つだけ書くことができます。

; コメント行は先頭に';'を付けます。

;<ALTAIRの動作の設定>

; カレントディレクトリの設定 -E

;-EC:\winal

; TTSモードをデフォルトにする -}

;-}

; データ形式 -O0 テキスト -O1 日本語点字 -O2 英語点字

-O0

;行読みモードをデフォルトとする -G

-G

;ファイルバックアップを行う-K 同じディレクトリに.BAKの拡張子でバックアップする -KPATH PATHで指定したディレクトリに同じファイル名でバックアップする

;-KC:\winal\backup

;確定エコー -V

;IMEのオン/オフ制御 -X1 終了時にオフにする -X2 起動時にオンにして終了時にオフにする デフォルトは-X1

-X1

; ファンクションキーF9, F10をF11, F12と入れ換える -#

;-#

; SHIFT+ENDでの連続読みで改行をスキップする -{

;-{

; マークをファイルに保存する -|

;-|

; 置換後にカーソルを移動しない -`

;-`

; 折り返し表示 -. デフォルトは-.80

-.80

; 折り返し表示 点字用 -, デフォルトは-,32

-,32

; ウィンドウ幅に合わせた折り返し表示(デフォルトはオフ) -3

;-3

; FOLD -" デフォルトは 72

-"72

; 点字ファイルのFOLD -? デフォルトは 32

-?32

; 点字ファイルの読み込み形式 デフォルトはBASE -' BRL

; フォールド時のワードラップ デフォルトはオフ -[

-[

; ペイスト対象文字列を最新のものに限定する -]

; ファイル名リストを表示する時に詳細モードにする -4

;-4

; ホット・ファイル・リストのラベル名登録 ->

->1EMAIL

->2refile

->3

->4

->5

->6

->7

->8

->9

->0

; ホット・ファイル・リストのファイル名登録 -+

-+1C:\winal\alias.rc

-+2C:\winal\refile.rc

-+3

-+4

-+5

-+6

-+7

-+8

-+9

-+0

; 改行、空行エコー -@ -@2

; タブをいくつのスペースに変換するかの設定 -;

-;2

;<点字ディスプレイ関係>

; 点字ディスプレイ用シリアルポート

; -A1 COM1 -A2 COM2 -A3 COM3 -A4 COM4 -A0 ALVAドライバ, ブレイルセンスドライバによる接続ポートの自動検出

-A1

; 点字ディスプレイの種類 -B1 パワーブレイル・ナビゲータ -B2 ブレイルノート20A/40A -B3 ABT320/340/380 -B4 ブレイルライト2000/40 -B5 ブレイルノート46C/46D -B6 ブレイルメモ16/24/46・ブレイルノート46X -B7 SATELLITE544/570 -B8 KBDC (KGS社各機種) -B9 ALVAドライバ (ALVA社各機種) -B10 PAC MATE -B11 ブレイルセンス

-B7

; 点字ディスプレイの表示文字数 -D<二ケタの数>

-D44

;ディスプレイのサイズ -Z<二けたの数> -Dオプションがディスプレイサイズより小さいときに指定

-Z44

;ワードラップ-L

-L

; 点字ディスプレイへの行番号表示 -U デフォルトは表示しない

;-U

;点字表示をデフォルトにする -I

;-I

;点訳モード -q1 日本語・英語2級 -q2 日本語・英語1級 -q3 情報処理・日本語 -q4 日本語・情報処理 -q5 北米コンピュータ・日本語 -q6 日本語・北米コンピュータ -q7 無変換8点 -q8 無変換6点

; -qij (1 <= i <= 8, 1 <= j <= 8) 例 -q17 二つの点訳モードのトグルになる

;点字表示と音声表示のデフォルト設定 -J1 ボイス -J2 点字 -J3 ボイスと点字

;点字ディスプレイ用シリアルポートの通信パラメータ設定 デフォルトは -S9600N81 ボーレイト 9600 19200 38400, パリティ N E O, ビット長 8 7, ストップビット 1 2 0, RTS-CTS制御オフ C

;例 -S38400N81 -S9600N81C

-S9600N81

;<電話関係>

; 電話用シリアルポート

; -T1 -T2 -T3 -T4

-T1

;電話番号の前に付けるヘッダーの指定

; -HT トーンダイヤル

; -HP パルスダイヤル

; -HT0W 内線発信

; -HP0W 内線発信

; -HT0011 KDDI国際電話

; -HP0011 KDDI国際電話

; -HT0W0011 KDDI国際電話

; -HP0W0011 KDDI国際電話

-HT

;電話用シリアルポートの通信パラメータ設定 デフォルトは -R9600N81

-R9600N81

;<インターネット関連の設定>

; USER ID -=

;-=

; ホームページ設定 -*

-*http://www.yahoo.co.jp

; 検索エンジンの設定 -_

-_http://www.google.com/search{method=get}?q{text,256}=&ie{hidden}=Shift_JIS&hl{hidden}=ja&lr{radio}={,ウェブ全体から検索}{lang_ja,日本語のページを検索}&btnG{submit}=Google 検索

; アクセスしたWebページの自動ログ保存 -1

;-1

; ウェブページの構造表示モードを使用しない -/

-/

; ホームディレクトリを開くと自動的にブラウザモードにする -5

;-5

; CD-ROMの検索結果を読み込むファイル番号の指定 --N 1 <= N <= 10

--9

;<CD-ROM関係>

;CD-ROM名表示 -M

;CD-ROMドライブの指定(-Wオプションが1(デフォルト)のときはサブディレクトリを指定することもできる) -C

;CD-ROMの本番号の指定 -F

;CD-ROMの検索方式の選択。VEEB.EXE, VECDROM2.EXE, CSRD.EXE, DAIJISEN.EXE, VEEBLOOK.EXEのいずれの検索プログラムを使うかを選ぶ。 1=VEEB.EXE, 3=VECDROM2, 4=CSRD, 5=DAIJISEN, 6=VEEBLOOK デフォルトは1。 -W

;複合検索を行う -P 1=インデックス1 2=インデックス2 3=インデックス3 4=インデックス4 (-Wオプションが2のときは無効)

;海外版電子ブックの指定 -Y (-Wオプションが2のときは無効)

;CD-ROMのファイル名指定 STARTファイルやHONMONファイルを直接指定して検索するときに用いる。

;外字テーブルの指定 -Wが3のとき有効 -!

;電子辞書検索文字列入力時のFEP制御 0=FEP制御しない 1=FEP OFF 2=FEP ON -$

; 直接オプション指定 -<

; 条件検索 -0

-M1リーダーズ

-C1c:\edic\PLUS\

-$11

-M2ランダムハウス

-C2c:\edic\RHD

-$21

-W25

-<2-BX -Fc:\winal\CSRD.FMT -Gc:\winal\QUIET.GAI

-M3英和

-C3c:\edic\EIWA\

-$31

-M4広辞苑

-C4c:\edic\KOUJIEN

-$42

-M5大辞林

-C5c:\edic\DGX01\

-$52

-M6本の探偵

-C6c:\edic\THI01\

-p62

-$62

-M7世界大百科

-C7c:\edic\SEKAI\

-W73

-!7c:\winal\HDHGAIJI.DMP

-$72

-M8ニッポニカ

-C8c:\edic\ssn2001

-w86

-$82

-M9 現代用語

-C9c:\edic\GN2002

-$92

-M0知恵蔵

-C0c:\edic\AGE01\

-$02

-MACOD

-CAc:\edic\OXFORD\

-YA

-$A1

-MBSLANG

-CBc:\edic\slang\

-YB

-$B1

-FB1

-MCジーニアス

-CCc:\edic\GENIUS\

-$C1

-MD和英

-CDc:\edic\EIWA\

-FD2

-$D2

-ME中英和

-CEc:\edic\CHUJITEN\

-$E1

-MFGLOBAL

-CFc:\edic\GLOBAL

-$F1

-MGセンチュリー

-CGc:\edic\WORDHUNT\

-FG2

-$G1

-MHCOMPTON

-CHc:\edic\CONCISE

-WH3

-YH

-!Hc:\winal\BLANK.DMP

-$H1

-<H-S64

-MI広辞苑5

-CIc:\edic\koujien5\

-WI6

-$I2

-MJ模範六法

-CJc:\edic\ROPPO02\

-PJ1

-$J2

-MK南山堂医学事典

-CKc:\edic\nanmed

-$K2

-ML HERITAGE

-CLc:\edic\DICT\

-FL2

-YL

-$L1

-MM英和活用

-CMc:\edic\colloc

-PM234

-$M1

-MN医学事典

-CNc:\edic\IGAKU

-$N2

;-MO通信辞典

;-COc:\edic\WDIC

;-$O2

-MO日本大百科

-COc:\edic\nippon\

-wO6

-$O2

-wO6

;-MPWEBSTER

;-CPc:\edic\WEB

;-$P1

-MPCOBUILD

-CPc:\edic\COBUILD

-$P1

-WP1

-MQ英辞郎

-CQc:\edic\eijiro

-$Q1

-Mrピルブック1

-Crc:\edic\pill\

-Fr2

-$r2

-MS類語

-CSc:\edic\WORDHUNT

-FS5

-$S2

-MT和英大辞典

-CTc:\edic\WADAI

-$T2

; SHELL (cygwin の bash を使う例)

;-)PC:\cygwin\bin\bash.exe

;-)I--login -i

;-)Rlf

【第3章 display.cfgによる画面設定】

 display.cfgは視覚表示に関する設定ファイルです。ファイルはALTAIRディレクトリに置きます。

 display.cfgには以下の項目が指定できます。設定内容は、1行に1つづつ記述してください。-で始まる行をオプションとして解釈し、その他の文字で始まる行はコメントとして扱われます。

3-1 フォント

 次のようにALTAIRのウィンドウで使用する文字のフォントを指定します。

-Fフォント名

3-2 フォントサイズ

 次のようにALTAIRのウィンドウで使用する文字の大きさをポイント数で指定します。

-Sポイント数

3-3 フォントの太さ

 フォントの太さを次のように指定します。

-b0 → 通常

-b1 → 強調

3-4 文字色

 文字の色を次のように指定します。

-C色相値,色濃さ値,明るさ値

 色相値とは0から359までの数値により基本となる色を決めるものです。0が赤、120が緑、240が青でその間の数値はそれぞれの色が混ざります。色の濃さ値は99で純色になり、0に近づくほど白が混ざります。明るさは99で最高輝度、0で真っ暗になります。

 たとえば色相値0、濃さ値99、明るさ値99でRGB指定に換算するとR=255,G=0,B=0の明るい純赤になります。色相値0、濃さ値0、明るさ値99ではR=255,G=255,B=255の明るい白になります。濃さ値0、明るさ値99の場合は色相に何を指定しても真っ白になります。また、濃さ値0、明るさ値0では同じく真っ黒になります。RGBの数値を直接指定する方法では、欲しい色を欲しい明るさで得るのが難しいためこのHSV式の指定方法により指定します。

3-5 背景色

 ウィンドウの背景を次のように指定します。

-C色相値,色濃さ値,明るさ値

 色相値,色濃さ値,明るさ値の数値の意味は、文字色の指定方法と同じです。

3-6 現在位置の表示

 ウィンドウの右上に「何行何桁」の表示を行うかどうかを次のように指定します。

-s0 → 表示しない

-s1 → 表示する

3-7 画面描画モード

 ウィンドウの描画方法を次のように指定します。

-d0 → 高速

-d1 → ちらつき防止

 デフォルトは-d0の高速描画です。高速描画はウィンドウの中を下地色で塗りつぶした後に文字の描画を行います。ちらつき防止描画は、ウィンドウの描画内容をメモリ内の絵として作成し、次にメモリ内の絵を直接ウィンドウに描画します。ウィンドウには下地色で塗りつぶしが行われないため、描画時のちらつきが発生しません。

 -d0では描画が高速になりますが、書き直しの際にちらつきが増えます。ちらつきが気になる場合には、-d1をお試しください。ただし、-d1のちらつき防止にすると、JAWSとの相性が悪いことが確認されていますのでご注意ください。

3-8 カーソルの形状

 視覚表示するカーソルの形状を、次のように指定します。

-c0 → 下線

-c1 → 箱型

3-9 display.cfgのサンプル

 以下はdisplay.cfgの例です。

-FMS ゴシック

-S16

-b0

-C0,0,0

-B0,0,99

-s1

-f1

-d0

-c0

ALTAIR for Windows