あなたは世界にたった一人の大切な人です。
自分の気持ちを大切にしながら、
いきいきと育ってほしいと、
まちの人たちみんながねがっています。
目黒区では おとなが力をあわせて、
みらいをつくる子どもたちをおうえんしていくために、
平成17年12月に「目黒区子ども条例」という区の決まりをつくりました。
子ども条例では、
子どもたちが元気にすごすことのできるまちをめざして、
つぎの4つの約束をしました。
子育てをささえるまち
子どもが安心できるまち
子どもが参加できるまち
子ども一人ひとりのことを大切にするまち
子ども条例を自分で読んだり、 大人に読んでもらったりして、 絵本の世界からも理解してもらえるようにとの願いをこめて、 目黒区子ども条例の絵本「すごいよ ねずみくん」の絵本を作りました。
この物語のネズミくんのように
自信がなくて失敗ばかりしていても、
必ずいいところがあるものだし、
サルくんやきつねさんのように
強そうに見えても必ず弱いところもあるものです。
そして、
子どもはみんな絵本の主人公。
大切なのは、
たとえ小さくても
その声を周りがちゃんと聞いてあげることです。
ボクはそんな子どもたち一人ひとりを温かく見守ってあげたい、
そんな気持ちでこのお話を書きました。
東京都生まれ。
多摩美術大学卒業。
造形教育の指導、
テレビ幼児番組のアイディアブレーンなどを経て、
絵本・童話作家に。
「あらしのよるに」(講談社)で講談社出版文化賞絵本賞、
産経児童出版文化賞、 JR賞受賞。
同舞台脚本で斎田喬戯曲賞受賞。
同作品は映画化もされ、
脚本を担当。
2005年12月より公開された東宝アニメーション映画「あらしのよるに」は、
2007年「日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞」を受賞。
「オオカミのおうさま」(偕成社、
絵・田島征三)で第15回日本絵本賞受賞。
絵本・童話創作に加え、
戯曲やコミックの原作・小説など広く活躍中。
著書は500冊を超え、
数々のロングセラーは国内外の子どもたちに読み継がれている。
作品に「あかちゃんのあそびえほんシリーズ1-12」(偕成社)、
「あらしのよるに」、
「風切る翼」、
「よーするに医学絵本」シリーズ(講談社)、
「オオカミのおうさま」(偕成社)、
「オオカミグーのはずかしいひみつ」(童心社)、
「どうするどうするあなのなか」(福音館書店)、
育児エッセイ「たいせつなものは、
みんな子どもたちが教えてくれた」(主婦の友社)などがある。
純心女子大学客員教授。
2012年4月よりテレビ東京系列6局にて、
TVアニメ「あらしのよるに ひみつのともだち」が放映。
同アニメを再編集した映画「あらしのよるにシアターセレクション 出会い編」が、
2012年11月公開。
2013年2月には「きずな編」が公開予定。
美術系専門学校を卒業後、
創作を始める。
おもしろおかしいものをつくるのがモットー。
イラストに加え、
おはなしの創作などでも、
幼児系出版物を中心に幅広く活動中。
ゆうゆう絵本講座4期生。
東京都在住。