時は過(す)ぎ2009年(ねん)、不思議(ふしぎ)と長崎(ながさき)の原爆(げんばく)を語(かた)り継(つ)いでいるグループに逢(あ)うことが多(おお)くなりました。そして2011年(ねん)3月(がつ)11日(にち)14時(じ)46分(ぷん)、東日本(ひがしにほん)大震災(だいしんさい)が発生(はっせい)しました。千年(せんねん)に一度(いちど)と言(い)われる地震(じしん)と大(おお)津波(つなみ)により破壊(はかい)された多(おお)くの町(まち)がテレビに映(うつ)しだされました。東京(とうきょう)電力(でんりょく)の福島(ふくしま)第(だい)一(いち)原子力(げんしりょく)発電(はつでん)所(しょ)が破壊(はかい)され、放射能(ほうしゃのう)がもれました。まさに“晴天(せいてん)の霹靂(へきれき)”です。想定(そうてい)外(がい)と言(い)われましたが、自然(しぜん)を侮(あなど)ってはいけないと思(おも)い知(し)らされました。この時(とき)「長崎(ながさき)の原爆(げんばく)」の布(ぬの)絵本(えほん)をつくろうと決意(けつい)しました。北部(ほくぶ)ゆりの会(かい)代表(だいひょう) 坂井(さかい) 淑子(よしこ)