「どこだい?」子ぶたは聞きました。
「それはね、スミスさんちの畑なんだ。 明日の朝起きていてくれたら、ぼくが子ぶたさんを呼びに来るから、一緒に行って、食事をしようよ。」
「いいねぇ。じゃあ待ってるよ。 何時に会うことにしようか?」
「六時にしようか。」
次の日、子ぶたは五時に起きて、おおかみが来る前にカブを取ってきてしまいました。 おおかみは六時にやってきて、子ぶたを呼びました。 「子ぶたさん、準備はできたかい?」
子ぶたはこう答えました。 「もういいよ! ぼくはもうカブを取って来ちゃったんだ。 朝ご飯においしいポトフができたよ。」
おおかみはこれを聞いて、怒ってしまいました。 でも、なんとかして子ぶたをまいらせてしまおうと考えて、こう言いました。 「子ぶたさん、いいリンゴの木があるところをぼくは知ってるんだ。」