二匹目の子ぶたはシダの束を持った男に出会いました。 そこで子ぶたは言いました。 「ねぇおじさん、家を建てたいんでシダをちょうだいな。」 男は子ぶたにシダをあげました。 子ぶたはシダで家を造り、そこに住むことにしました。
すると、おおかみがやってきてドアをノックしました。 「子ぶたさん、子ぶたさん、中に入れてくださいな。」
「ダメダメ、ぼくのちっちゃなおひげにかけてダメだよ。」
「だったらこの家を、ひと吹きでプーと吹き飛ばしてやるぞ。」 そしておおかみは息を吸い、吹きました。 また吸って、吹きました。 やがておおかみは、シダの家を吹き飛ばして、子ぶたを食べてしまいました。