JANNET障害分野NGO連絡会 「JANNET30周年記念特集」第3弾:初校 メールマガジン 第245号 3月号 2024年3月29日発行 ―目 次―  トピックス 〜JANNET30周年記念講演 登壇報告〜 1. アジア太平洋地域の国際協力について:これまでとこれから(後編) 立命館アジア太平洋大学 教授 山形 辰史 〜JANNET30周年記念講演 登壇報告〜 2. シンポジウム 新たな10年のJANNETの役割とは 公益財団法人アジア保健研修所(AHI) 事務局長/ラーニング事業部門主任 清水 香子 〜第20回「リハ協カフェ」登壇報告〜 3. 第20回「リハ協カフェ」地域共生社会について考えるワーク「レッツ協力」報告 公益財団法人 日本障害者リハビリテーション協会 国際協力推進専門職  宮前 ユミ インフォメーション 1. 国連障害者の権利条約(UNCRPD)締約国情報 イベント情報 1. 第21回「リハ協カフェ」  2024年4月26日(金) トピックス 〜JANNET30周年記念講演 登壇報告〜 1. アジア太平洋地域の国際協力について:これまでとこれから(後編) 立命館アジア太平洋大学 教授 山形 辰史   (前号、中編から続く) 第二の批判論「日本人のコンセンサスをまとめるには、自分の意見だけを主張していてはいけないのではないか」について、私は「自分の意見だけを主張していていい」、むしろ「自分の意見以外に、自分が主張できることはない」と思います。しかし、自分の意見ではなく、「日本人全体の平均的意見がどの辺りにあると、あなたは思っているか」ということを、婉曲に問う巧みな質問があり、広く用いられているので、その質問を問題にしたいと思います。 その質問とは、「(あなたご自身の意見を踏まえたうえで)日本はどうすべきだと考えますか?」という問いです。この問いは多くの場合、論者が自分の意見を述べ終わった後に投げかけられます。その真意は「あなたが独自の意見を持っていることは分かりました。あなたの意見はさておき、日本はどうすべきだとあなたは考えますか?」と問うています。つまり、自分を平均的な日本人に置き換えたとするならば、その平均的な日本人であるあなたは、どう判断するだろうか」という仮説的な問いです。この問いは言外に、日本人の全ての人々の考えを、あなたの意見で変えるのは非現実的だから、現状の日本人の意見の分布を念頭に置きつつ、実現可能で漸進的な解決策を示せ、という要求であると私は解釈しています。しかし「日本はどうすべきだとあなたは考えますか?」という問いは、とても一般的な質問に聞こえ、押しつけがましさが感じられないところにこそ、この質問の罠と言うか、大きな問題性があると私は思っています。 日本の国際協力について、この質問を当てはめてみたとしましょう(下図を参照)。そして日本人には3つの異なる意見を持つグループの人々がいるとします。一つには国際協力や政府開発援助に全く関心のない層の人々です。彼らをODA無関心層と呼びましょう。一方、残り2つのグループは日本政府による国際協力を支持している(ODA支持層)のですが、理由が異なっています。一つのグループは、ODAの効果が回りまわって日本のためになるから(利益動機)支持しており、最後のグループは、国際協力は人としてなすべきものだから(人道動機)支持しているとします。現実には、一人の人が複数の動機でODAを支持していることもあって全くおかしくないのですが、ここでは議論をはっきりさせるために、利益動機で支持するグループと人道動機で支持するグループが明確に二分されていると仮定しましょう。 ここで、3つのグループの人口比が、ODA無関心層(52%)、利益動機でODAを支持する層(24%)、人道動機でODAを支持する層(24%)だったとしましょう。その際、人道動機でODAを支持すると意見を表明した人に対して、討論の司会者が「で、日本はどうすべきだとあなたは考えますか?」と質問したとすると、その人道動機派の人は、自分の意見ではODA無関心層にアピールできないことを司会者が言外に匂わせていることを意識し、「せめて、日本の利益になるODAぐらいは増やすべきだ」といったような、自分の意見とは異なる見解を発して、ODA無関心層のうちの一部(上記の数値例では2%以上)を取り込もうと試みてしまうことがあるように思います。つまり「日本はどうすべきだと思いますか?」という質問は、悪意があるにせよ無いにせよ、自分の意見ではなく、日本人の平均的な意見を、あたかも自分の意見の様に言わせられてしまう誘導尋問なのです。 本来、人道動機派の人が、ODA無関心層のうちの何人か(例えば2%)を人道的な主張でもって説得し、ODA支持に意見を変えさせることも可能なはずです。しかし上記の「日本はどうしたらよいか」という質問は、多数決における決定のカギを握る中位投票者(median voter)の意見が何か、に目を向けさせることによって、自身の意見から自分を遠ざけてしまう効果を持っているのです。 このように開発協力大綱の国益指向は、文明の使命論否定の呪縛と、過度な日本人のコンセンサス形成要請という2つの傾向によって、本来それを支持していない人々も、支持している、または支持していなくとも致し方ないと受け容れている、というふうに取られがちです。これは大変良くないことだと私は思っています。その理由は第一に、人道主義的な意見を持っている人々、特に、現役の国際開発専門家の中で世界を良くするという素朴な動機で国際協力に従事している人々の存在を過小評価してしまうことです。そしてそれは第二の問題を生んでしまいます。第二の問題とは、国際開発を志す若い方々が、「国際協力は主として各国の国益のために行われるべきものだ」と現在国際協力に関わっている人々の多くが思っていると勘違いした結果、国際協力への高い志を失うことです。第二の問題を避けるためにも、世界のために国際協力に取り組んでいる専門家の方々は、是非ご自身の思いを周囲の人々に伝えていただきたいと思います。私もそうし続けたいと思います。 本日はお招きくださり、誠にありがとうございました。 (完)    〜JANNET30周年記念講演 登壇報告〜 2. シンポジウム 新たな10年のJANNETの役割とは 公益財団法人アジア保健研修所(AHI) 事務局長/ラーニング事業部門主任 清水 香子   シンポジウムでは、基調講演およびシンポジストからの発題をベースに、変わる時代の中で何が求められているのか、という視点から「新たな10年のJANNETの役割」を見定めることをねらいました。そして、キーワードを下記のようにあげました。 山形辰史さんによる基調講演と質疑応答からは、2点です。ひとつは「理念の発信」−JANNETが考える「開発」をぶれずに表明していくこと。もうひとつは、その理念を「国際協力を担う次世代へとつなぐ」ことです。 山形さんは、2023年の開発協力大綱が国益により傾いていることに触れ、開発に関わる人びとが人道主義に立ち提言していくこと、それを通し理念を抱く若い世代を支え育成していく必要性を提起されました。この提起を受けた質疑応答では、日本政府の政策が、経済利益のみならず軍事色を強めている点について懸念が示されました。また、今、開発の現場では、紛争、感染症や災害が多発し、それらがグローバルに、かつ未曾有のものとして人びとの命や生活を脅かし、脆弱な状況にある人々がさらに弱くされていくといった現象が起きていることへの言及がありました。このような危機的な時代に必要なとりくみは、市民(社会)としての理念、人道・人権中心であることを確認した時間であったと思います。 シンポジストの長田こずえさんと磯野博さんのお話からは、「障害を開発にくみこむ(メインストリーミング)」、「マルチパートナーシップ」そして「取り残されている人びとの存在に目を向ける」の3点をあげました。 長田さんは、上述したような紛争や災害の多発により障害のある人びとは増大し、開発活動において障害の視点は今後より一層求められること、ゆえに障害分野のNGOがSDGsなどの開発政策の決定に関わる場で、より積極的に提言をしていくことが必要となると述べられました。同時にそのとりくみには、当事者エンパワメントと地域・分野を超えた連携が不可欠であり、そこに、JANNETが培った国内外のネットワークと協働経験が活かされるという提言をいただきました。 磯野さんは、統計に表れない交差差別を受けている人びとの存在について触れ、日本の障害政策におけるデータの不整備を指摘されました。こうした存在への視点とそれに基づく提言は、現場を持ち当事者とともに活動するNGOのネットワークであるJANNETだからこそ持ち得るものとも言えます。 指定発言者のお二人(日本理学療法士協会の伊藤智典さん、難民を助ける会の田丸敬一朗さん)からも、マルチパートナーシップの重要性と「ビジビリティ(存在感を高めること)とネットワーク」というキーワードが示されました。田丸さんは障害当事者として政策提言をしてきた立場から、その声をより顕在化してくために、関わる人びととの連携とバックアップが求められると、述べてくださいました。 また、参加されていた大学生のお二人からもコメントをいただきました。次世代に理念をつないでいくためには、若者も大切なJANNETのパートナーと位置づけ、「若者と一緒に考える場」を持つ必要性に気づかせていただきました。 時間の関係上、残念ながら、これらのキーワードを参加された方々と十分に議論することはできませんでしたが、今後、深めていく場を持っていければと思います。また、今回の記事を読んで、皆さんが思う「新たな10年のJANNETの役割」を、お寄せいただければ幸いです。      〜第20回「リハ協カフェ」登壇報告〜 3. 第20回「リハ協カフェ」地域共生社会について考えるワーク「レッツ協力」報告 公益財団法人 日本障害者リハビリテーション協会 国際協力推進専門職 宮前 ユミ ※去る2024年2月20日に開催した、(公財)日本障害者リハビリテーション協会主催『第20回「リハ協カフェ」』にてご登壇いただいた内容を、まとめていただきました。   2024年2月20日(火)に開催された第20回リハ協カフェにおいて、当協会が開発・運営を行っている人材育成研修「地域共生社会について考えるワーク『レッツ協力』」についてご報告いたしました。 《「レッツ協力」について》 「レッツ協力」は、様々な問題が複雑に絡み合う日本社会において「地域共生」について考え、それをアクションにつなげていくことを目指す人材育成研修です。共生社会づくりに携わる支援者の方々のほか、地域づくりに関わっている住民の方や、共生社会づくりに関心のある学生、企業の方などにもご受講いただいています。 《研修の構成》 研修は前半と後半に分かれており、前半約1時間は共生社会を目指し「連携」を擬似体験するカードゲーム、 後半1時間半は振り返りとしています。 具体的な進め方については紙幅の関係で省略させていただきますが、このゲームでは、支援の達成度を競うのではなく、支援の組み合わせを検討する過程からインクルーシブな社会のあり方や、どう連携するか?を学びます。公式ホームページ(https://www.jsrpd.jp/overview/cbid/training/)で詳細をご紹介しておりますのでご覧いただけますと幸いです。 《CBRとCBID》 Let’s協力のカードゲームは、「CBR(Community Based Rehabilitation):地域に根ざしたリハビリテーション」及び「CBID(Community Based Inclusive Development):地域に根ざしたインクルーシブ開発」の考え方を基に設計されています。 ※CBR、CBIDの詳細についてはこちらをご参照ください。 URL: https://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/glossary/CBR.html 前半のカードゲームで使用するカードは、CBRの実施において重要な構成要素とされる「保健・教育・生計・社会・エンパワメント」に基づく形で作られています。また、CBIDを実現するにあたって重要な考え方であるツイントラック(複線)アプローチの考え方もゲームの過程で学ぶことができるようになっています。誰もが安心して暮らせる社会を目指す考え方としてCBRやCBIDがあり、このCBIDの実現に向け、関係者同士がつながって連携しあうこと。それを楽しみながら体感的に学ぼう、というのが本研修の目指すところです。 《これまでの活動と参加者のコメント》 昨年度(令和5年)はオンライン・対面含め10箇所での研修と、ファシリテーター研修を2回開催しました。ファシリテーター研修は、研修の受講者の中から、自分の団体や地域でも自主的にやってみたいという方を対象に実施しています。昨年度は合計15名のファシリテーターが誕生しました。 また、これまで研修に参加してくださった方からは次のようなコメントを頂いています(一部抜粋)。 ・支援の資源が有限であることが、カードを通して視覚化できた。 ・地域のリソースを知ることの重要性に気づかされた。 ・連携するとはこういうことか、と体感することができた。 ・参加者の方の意見で、新しい見方があることがわかった。 公式ブログ(https://blog.canpan.info/nipponasiaprogram/)でもたくさんのコメントを紹介させていただいておりますのでぜひご覧ください。 今後もより多くの方々にご参加いただけるよう普及活動を継続しつつ、共生社会づくりに取り組む様々な団体と協働を進めていけたらと思っています。ご関心のある方はぜひ事務局(kokusai@dinf.ne.jp)までご連絡ください。 ******************************************************************************** インフォメーション 1.国連障害者の権利条約(UNCRPD)締約国情報 (関連サイト:http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/rights/right.html) 署名国・地域数164/ 締約国・地域数 191 (2024年3月末現在) https://treaties.un.org/Pages/ViewDetails.aspx?src=IND&mtdsg_no=IV-15&chapter=4&lang=en イベント情報 1.第21回「リハ協カフェ」 2024年4月26日(金) 日本障害者リハビリテーション協会の国際委員会では、コロナ禍においても国際交流の火は消してはいけないとの思いから、関係者への情報提供を行うべく、リモートによる報告会「リハ協カフェ」を立ち上げ、2020年8月より隔月で開催してまいりました。今回は第21回目の開催です。 第21回は、1999年から日本障害者リハビリテーション協会が委託を受けて行っている「ダスキン・アジア太平洋 障害者リーダー育成事業」で、過去に日本で研修を行った研修生である、ゾーさん(インドネシア)、ジャスミンさん(フィリピン)、アンジャナさん(ネパール)に、現在の自国の障害者施策や 帰国後のご自身の活動報告等をいただきます。 関係者以外にも広くご参加を募ります。皆様のご参加をお待ちしております。   ◆日時:2024年4月26日(金)13:30〜15:30 ◆会場:リモート開催(Zoom) ※要約筆記あり、逐次通訳が入ります。 ◆主催:公益財団法人 日本障害者リハビリテーション協会 ◆共催:障害分野NGO連絡会(JANNET) ◆参加費:無料 ◆定員:100名 プログラム(敬称略) 13:30-13:35 開会挨拶 君島淳二(公益財団法人 日本障害者リハビリテーション協会 常務理事)       13:35-14:05 報告1 "Disability Policy in Indonesia: Disability Card and Its Implementation" 「インドネシアにおける障害者政策―障害者カードとその運用について―」 発表者:マウディタ ゾブリタニア氏 (インドネシア) (ダスキン・アジア太平洋障害者リーダー育成事業 第22期生)                 14:05-14:35 報告2 "Philippine PWD ID" 「フィリピンの障害者IDカードについて」 発表者: ジャスミン センテアノ アンビオン氏 (フィリピン) (ダスキン・アジア太平洋障害者リーダー育成事業 第22期生)      14:35-15:05 報告3 "10 years of activities" 「活動の10年間」 発表者: アンジャナ ケーシー氏 (ネパール) (ダスキン・アジア太平洋障害者リーダー育成事業 第14期生)          15:05-15:30質疑応答 15:30    閉会 *プログラムの内容に変更がある場合がございます。ご了承ください。 【発表者プロフィール】 ・Maudita Zobritania(マウディタ・ゾブリタニア) 氏(ダスキン・アジア太平洋障害者リーダー育成事業第22期生:インドネシア) ニックネーム:ゾーさん 障害:肢体障害(二分脊椎) 《プロフィール紹介》 2022年末、私は障害とバリアフリー社会に関する多くの知識を得て、ダスキン・アジア太平洋障害者リーダー育成事業研修を修了しました。現在は、国立重度知的障害者総合施設のぞみの園で研究員として働いています。 また、仕事のかたわら、インドネシアにおけるレクリエーション活動のアクセシビリティ情報に焦点を当てて取り組んでいます。 私たちが将来、温かい友情と協力的な行動を築けることを願っています。 ・ Jasmin Centeno Ambiong (ジャスミン・センテアノ・アンビオン) 氏(ダスキン・アジア太平洋障害者リーダー育成事業第22期生:フィリピン) ニックネーム:ジャスミンさん 障害:視覚障害(全盲) 障害者支援活動家、講演会講師。全盲。経営学(経営情報システム)の学位を持つ。 現在、米国を拠点とする世界的な障害者支援団体「ビリオン・ストロング」のチーフ・パートナーシップ・オフィサーを務める。 フィリピンで、誰にでもアクセスしやすく、安全かつインクルーシブな学習空間を推進する視覚障害者のコミュニティであるヒラヤ・コレクティブの呼びかけ人の一人でもある。 ブロガーとしても活躍中で、障害者の生活体験について執筆している。 専門はインクルーシブ雇用、教育、アクセシビリティ。 ・ Anjana K.C. (アンジャナ・ケーシー) 氏(ダスキン・アジア太平洋障害者リーダー育成事業第14期生:ネパール(ポカラ)) ニックネーム:アンジャナさん 障害:肢体障害(骨形成不全症) ポカラ自立生活センター(Independent Living Centre-Pokhara)事務局長。ポカラ自立生活センターは、障害者に力を与え、彼らの社会参加とインクルージョンの促進を目的とする団体で、ポカラとその周辺地域の障害者の権利とニーズを擁護するために精力的に活動している。現在はアンジャナ氏のリーダーシップの下、スキル・トレーニング、アドボカシー支援、ピアサポート、アクセシビリティ・イニシアチブ等のさまざまなサービスとサポートを障害者に提供している。 また、障害者の権利に関する認識を高め、よりインクルーシブな社会を促進するため、地域社会への働きかけや教育にも取り組んでいる。アンジャナ氏の社会正義と平等へのコミットメントは、これら全ての活動に反映されており、彼女の献身的な活動は、ポカラ及び周辺地域の障害者の生活改善に大きく貢献している。 《学歴》トリブバン大学教育学部卒、 現在はトリブバン大学教育計画・管理学科修士課程在籍中 《研修》 ・ダスキン・アジア太平洋障害者リーダー育成研修第14期生 ・モビリティ・インターナショナルUSA(MIUSA)女性リーダー育成研修 (Women Institute for Leadership Development (WILD)) 《職歴》 ・ポカラ自立生活センター 事務局長 (2015年1月〜) ・カスキ郡女性障害者エンパワーメントセンター理事長 ・ネパール全国障害者連合会ガンダキ県支部副会長 ・包括的な性とリププロダクティブ・ヘルスに関する権利に関するガンダキ県 フォーカルパーソン ・2013年11月29日〜2014年12月31日:平和のための集団キャンペーン(COCAP) 地域プログラムオフィサー 【申込方法】 以下のサイト、またはFAXにてお申し込みください。 https://www.jsrpd.jp/cafe21/ 申込受付:2024年4月25日(木)15:00まで ※情報保障が必要な方は、4月18日(木)までにお申し込みください。 満員になり次第、締め切りとなりますので、ご了承ください。 お名前、ご所属、ご住所を明記の上、手話通訳、要約筆記、点字資料など必要があれば申し込み時にお知らせください。 参加登録された方へZoomのURLをお送りいたします。    【お申し込み、お問い合わせ先】 《公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会 国際課》 担当:村上・仁尾(にお) 〒162-0052東京都新宿区戸山1丁目22番1号 TEL: 03-5273-0601   FAX: 03-5273-1523    Eメール:kokusai@dinf.ne.jp 編集後記 昨年12月に開かれたJANNET30周年記念講演の報告を、本号まで3回にわたって掲載してきました。私自身も講演会の運営に携わりましたが、記事として改めて読むと、当日に聞いたのとはまた違う観点から課題を眺めることができるように思います。日ごろ自分が取り組んでいる活動の狙いを、どのように実際の政策やサービスなどに反映させていけるのか、改めて考えさせられる講演会でした。執筆いただいた講師の皆様に感謝します。 世界では紛争が絶えず、また国内では能登半島地震の被災者支援もしっかり継続していく必要があります。国連障害者権利委員会では、障害者権利条約第11条(危険な状況及び人道上の緊急事態)に関する議論を継続しているようです。日ごろの活動の経験を、少しでも世界に発信していけるよう、取り組んでいきたいものです。 (原田 潔/JANNET広報・啓発委員) JANNET事務局では、会員の皆様よりメールマガジンに掲載する国際活動に関する情報を募集しております。団体会員様のイベント情報などありましたら事務局までご連絡ください。 JANNET障害分野NGO連絡会  〒162-0052 東京都新宿区戸山1-22-1 公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会内 【JANNET事務局直通】 TEL:03-5292-7628 FAX:03-5292-7630 新URL: https://jannet-hp.normanet.ne.jp/←ホームページのアドレスが変わりました!ご注意ください。 以上